野党共闘にイチャモンつけるわ、会長が「新しい資本主義実現会議」のメンバーになるわ、連合はもはや労働者の“敵”ってことだ！！

　かつて、総評というのがありまして、労働者の先頭に立って権力と対峙したものだ。時代の変遷とは恐ろしいもので、そんな総評もいつのまにか大企業のサラリーマンの互助会になっちゃって、あろうことか政権交代を目指す野党共闘にイチャモンつけるまでに落ちぶれてしまった。

　それだけでも噴飯ものなんだが、あろうことか連合会長がヘタレ総理の「新しい資本主義実現会議」のメンバーに抜擢されてるんだね。もう１週間も前の話なんだけど、メディアでは話題にもならないのは、それだけ連合が一般大衆労働者諸君とは乖離した存在だってことの証なのだろう。

・政府の新しい資本主義会議メンバー公表、ＡＩの松尾東大教授ら15人

　衆議院選では全トヨタ労連が臆面もなく自民党にすり寄っているように、もう連合ってのは一般大衆労働者諸君にとっては「敵」でしかないってことだ。前回総選挙のフリップ小池君の「排除します」になぞらえて、日刊スポーツ「政界地獄耳」が痛烈な右ストレートを炸裂させているので、是非ともご一読を。

・【政界地獄耳】連合・芳野会長にみる小池都知事の「排除」理論

　なんでこういう小気味いいコラムが一般紙には書けないのかねえ。それもまた問題だ。