森友問題の「認諾」もウィシュマさんへの「悪意なき拷問」も、まだ終わってはいない・・・「野党は批判ばかり」と責め立てる暇があったら、メディアは自らが先頭に立って戦ってみやがれ!!
昨日のTBS『報道特集』は検証第3弾として、「東京五輪の高額物品費」「これで幕引き?森友問題とウィシュマさん事件の行方」を取り上げ、なかなかに見応えがあった。こうした検証を続けていくことがジャーナリズムの基本中の基本であり、調査報道がどれほど重要かということを改めて教えてくれた。
オリンピックについては、既に喉元過ぎればでほとんど忘れかけられいるけど、たとえば2倍に膨れ上がった開催経費の説明責任はまだ果たされていない。それどころか、フリップ小池君なんか「レガシー」なんて言葉を吹聴しまくって反省のカケラもない。
ああ、それなのに、「東京オリンピック開催してよかった」という意見が50%を超えてるんだね。そんな忘れやすい国民だもの、そりゃあペテン師・シンゾーごときにコロッと騙されるわけだ。
森友問題では、やっぱり「認諾」に尽きますね。番組中で、法律の専門家が「訴訟上の信義に反する不意打ち」と指摘していたけど、まさにおっしゃる通り。非公開の協議中に国側の代理人から「認諾」の言葉が発せられた時には裁判官も虚を突かれたそうだ。それほどの裏技というか、盲点だったということだ。
さらに、赤木雅子さんの抗議に、国側の代理人はひとりとして目を合わせなかたっそうで、後ろめたいという自覚はあったってことなんだろうね。そそくさと立ち去る姿が目に浮かぶようだ。
#報道特集
— 但馬問屋 (@wanpakuten) December 25, 2021
金平茂紀氏
「赤木さんの認諾というのは、私が見てきた国の振る舞いの中で飛び切り卑劣で卑怯。支払われる賠償金は国民の税金で、真相隠しのために使われることに国民は納得できるのか。
まともな先進国なら政権が飛ぶ話。それほど隠したいということで、今後も取材を続けていく」 pic.twitter.com/aE9i63tLku
そして、ウィシュマさんの事件だ。「私、死ぬ」と訴えるウィシュマさんに、「死なないよ、大丈夫。あなたが死んだら困るもん」と職員が声をかけるシーンがあったってね。まさに、「悪意なき拷問}(立憲民主・階議員)があったってことなんだね。
衆院選が終わるまで出さなかった理不尽な動画の非開示。
— JIGPIX (@JIGPIX1) December 25, 2021
👉国会閉じて、参院選に近付かぬ今
「私死ぬ」ウィシュマさん。
「死なないよ、大丈夫。あなたが死んだらこまるもん」…職員。
長期自公政権の選挙の合間の溜まったガス抜き対策のタイミング😱🥴😱 https://t.co/EboRF7fdkO
オリンピックも森友問題もウィシュマさん事件も、まだ終わってはいない。同じ批判的立場で権力を追及し続けるのがジャーナリズムの使命なんだから、「野党は批判ばかり」と責め立てる暇があったら、メディアは自らが先頭に立って戦ってみやがれ。
【くろねこの競馬予想】
けっこうなメンバーが揃った今年の有馬記念。グランプリ4連覇がかかったクロノジェネシスは、調教の動きがいまひとつ。となれば、天皇賞を快勝したエフフォーリアが一番手か。菊花賞出走組が要注意の有馬記念ということで、相手は思い切ってアサマノイタズラ。菊花賞馬タイトルホルダーは大外枠が気になるので抑えまで。
有馬記念は夢を買うレースでもある。ならば、菊花賞組のボックスも面白い。
◎エフフォーリア、〇アサマノイタズラ、▲ステラヴェローチェ、△クロノジェネシス、タイトルホルダー、ディープボンド、アリストテレス、キセキ
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コメント
お決まりの今日のコロナ陽性者。減ったが、
空港陽性者38人に減って、計263人。
陽性者0人26県、1人4県。でもって、
東京43人、神奈川36人、大阪30人で横綱のお出まし。
以下、北海道22人、沖縄21人など。死者は無し。
一方「オミクロン」は、愛知、奈良でも確認。
いよいよ全国キャラバンにお出かけ。
ところで「スネキズ幽霊内閣」。
山口県の小松一彦副知事が、公選法違反の疑いで
書類送検。小松は罰金30万円を即日納付。
にも関わらず「デンデン」は、モリカケ、サクラから
「アホノマスク」まで公金を私的に使う一方、
嘘八百を並べ立て公文書の改竄、隠蔽、廃棄で、
国民に塗炭の苦しみを与えてのうのうとしている。
小物には厳しく、大物(?)には優しい政治を
逆転させるのが、政権に託された課題だ。
分かるか「昼間の幽霊」。
おまけ。
大阪府と読売の「包括連携協定」で、
25年前の筑紫哲也の言葉を思い出した。
坂本弁護士一家殺害事件に関連して
筑紫キャスターは、「NES23」の中で
「TBSは今日死んだに等しい」と発言した。
一方、「文通費」で点数を稼いだ維新は、
余剰は返納することが前提の政党交付金のうち、
15億円を政党の基金に積立ていた。
メデイアは、他人に厳しく接するとともに、
自身にも厳しくなければならないのだ。
果たして、読売はこうした維新の背信行為を
厳しく批判できるか・・・。
ついで、
「重賞に大穴なし」てな格言あったかなァ。
投稿: 岡目五目 | 2021年12月27日 (月) 00時07分