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2022年1月 3日 (月)

テレビ朝日『相棒元旦スペシャル』は、脚本が一部歪められていた!!

 昨日のエントリーでテレビ朝日『相棒元旦スペシャル』について、ラストシーンにおける杉下右京のセリフに込められた社会的視点と同時に「ドラマとしては物足りなさもある」と書いたんだが、そうした違和感の原因がわかった。

 ちょっとネタばれになっちゃうんだけど、ドラマの中で非正規従業員が企業に現状改善を訴えて押しかけるシーンがあったんだね。そこでは、デモのリーダーが、持論を喚き散らすヒステリックな女性として描かれていた。そのカリカチュアライズされた演出にちょいと鼻白む思いがしていたのだ。

 そうした思いを抱いたひとはけっこういたようで、ツイッターではそんな指摘をする人もいた。そんな中、なんと脚本家自身がブログで「局による書き換え」があったとその経緯を説明していたんだね。

「右京さんと亘さんが、鉄道会社の子会社であるデイリーハピネス本社で、プラカードを掲げた人々に取り囲まれるというシーンは脚本では存在しませんでした。」
「訴訟を起こした当事者である非正規の店舗のおばさんたちが、あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした。」

 やっぱりな、と思う。ラストにおける右京のセリフについて「これこそが制作現場の矜持だったに違いない」と書いたんだが、う~ん、こんな書き換えがあったことが発覚すると、前言撤回したくもなってくる。

 脚本家の太田愛氏にとってもいたたまれないからこそ、ブログでその経緯を詳らかにしたのだろう。その思いを汲んだ上で、まだ未見の方はこのドラマを見て欲しい。

・脚本家/小説家・太田愛のブログ
相棒20元日SPについて(視聴を終えた方々へ)

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コメント

正月三が日、酒浸りのご仁も有ったろうが、
哲学者・アナカルシス曰く。酒は、
一杯は健康のため、二杯は快楽のため、
三杯は放縦のため、四杯は狂気のため、と。
また、兼好法師は、友にするに悪しき者7つあり、
として「酒を好む人」を上げている。
最も蜀山人は「世の中は色と酒とが敵なり、
どうぞ敵に早く巡り合いたい」とも。

4日は仕事始め、今年も頑張るぞと酒杯を
上げるのもいいが、よろずの病は酒より起こる、
という言葉もありほどほどに・・。

さて、
お決まりの今日のコロナ陽性者。ギャア~。
沖縄130人、東京103人、大阪79人など、
空港陽性者無しで、計668人。
昨日も479人に空港陽性者75人を加えて554人。
3日は空港陽性者加えて700人超?
基地を抱える沖縄は「コロナ」と「オミクロン」
がごちゃまぜになっているらしい。
沖縄を「捨て石」にしてはならない。

投稿: 岡目五目 | 2022年1月 3日 (月) 21時43分

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