「こども家庭庁」法案を衆院内閣委で可決・・・なぜ「こども庁」ではダメなのか。「家庭」という言葉に潜む家父長制度復活の思想!!
「こども家庭庁」設置関連法案が衆議院内閣委員会で可決され、週明けにも衆議院を通過。ヘタレ政権は参議院選の目玉として今国会で成立させる方針だそうだ。
・脱縦割り、財源確保…多難「子ども家庭庁」 関連法案、今国会成立の見通し
そもそも、「こども家庭庁」ってのは「こども庁」と呼ばれていたんだね。それに対して、戦前回帰のような超保守的な家族観に固執する一派が茶々を入れて、「こども家庭庁」になったという経緯がある。
つまり、「こどもの権利」よりも、いかにして「こどもをコントロール」するかという思想が「家庭」という言葉の中に潜んでいるとくろねこは睨んでいる。自民党の改憲草案には、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」と規定されているのとも符合する。
そうした一派の思想的背景には、トンデモ学者の存在が指摘されていて、これが悪名高い「親学」にも密接に結びついているのだとか。
自民党内のどういう勢力が「こども庁」に反対して「こども家庭庁」になったのか。その真意を知るのに有用な資料です。https://t.co/niFc8OmSnZ
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) May 12, 2022
どんなに意義深い法案も、最終的には換骨奪胎して自分たちの意のままに運用するのがいつもの自民党の手口なんだから、「こども家庭庁」もその二の舞になる可能性は大いにある。へたすると、戦前の家父長制度がそうであったように、「こども」があたかも「親」の所有物であるかのように扱われる時代がまたぞろやってこないとも限らない。
「家庭にいずらいこども」だって多く存在する時代に、「家庭」の役割を重視するような法案って、なんか違うんじゃないの・・・なんてことを我が家のドラ猫に呟いてみる雨模様の土曜の朝である。
【まだまだあるぞ気になるニュース】
・ロシア兵、ウクライナで非武装の民間人殺害 防犯カメラ映像をBBCが確認
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コメント
プーチン、ここが考え所。コロナ、同前。で、
「お決まりの今日のコロナ陽性者」フン、フン。
東京3799人、大阪3440人、北海道2771人など、
昨日よりほんの僅かに減って39416人。
死者は、関東ばかりが上位で、東京10人、
埼玉4人、群馬・茨城各3人など12都道県30人。
大阪が死者0であることが取り得。
ところで、ウクライナVSロシア。
昔、我が大日本帝国は、一戦勝ちを治めた上で、
講和を結ぶ、と思案している間に原爆を落とされ、
無残な敗戦になった経験がある。
2000年代、プーチンに仕えた元首相曰く。
「プーチンは、この戦争に負けている事に
気付き始めている」と。
プーチンの今の心境や如何に?
「バカな考え休むに似たり」よ、プーチン。
おまけ。
昨日の「月給100万円」の細田博之の続き。
昔の政治家は、政治家を辞めた時には
「井戸・塀」になっていた、と言われたもんだ。
その典型的な政治家は、足尾鉱山の鉱毒問題に
生涯取り組んだ田中正造だ。
彼は死んだ時、屋敷は勿論田畑も人手に渡し、
聖書と書付の入った信玄袋一つだった。
月に100万円も懐に入れながら「しか」とは何だ。
少しは、田中を見習えってんだ。
投稿: 岡目五目 | 2022年5月14日 (土) 21時40分