「ご指摘の点は確認できていない」（岸田文雄）、「事務局長しか知り得ない」（武田良太）・・・政倫審は知らぬ存ぜぬの茶番劇！！

　予想していたとは言え、昨日の政倫審はほとんど無意味なものだった。まず、ヘタレ総理なんだが、たとえば「裏金づくりがいつから始まったのか」って聞いても「確認できていない」の連発。自民党の調査がいかにお粗末なものだったか、と言うより調査なんてしてなかったんじゃないのかねえ。

　でもって、「裏金」のことは「還付金」と連呼して、これをまたテレビがテロップで流す。おいおい、いつから「還付金」なんて言葉にすり替わったんだ。テレビのコメンテーターはこれについてまったく意見を述べない。政治ってのは「言葉」じゃなかったのか。

　さらに、二階派幹部のＮＴＴ癒着疑惑・武田君は、

「私も、派閥会長の二階元幹事長も会計責任者から収支報告書の内容の説明を受けることなく、虚偽記載などが行われていたことは全く知らなかった。二階氏も私も全く関与していない」

　とすべてを会計責任者の責任して逃げを図る始末だ。挙句には、土建政治・二階君は「派閥の象徴」ときたもんだ。

　おそらく、今日の政倫審でも、安倍派の裏金議員どもが「会計責任者」や「秘書」に責任を擦り付ける発言をするんだろうが、その時には彼らの具体的な名前を聞いて、いつどこでこれまでの経緯を糺したのか追及すべきだ。

　そして、いまでも彼らが働いているなら、是非とも国会に引きずり出して欲しいものだ。

　それにしても、時間が足りない。自民党と公明党の質問なんかいらないんじゃないのか。質疑時間が自民党１５分で共産党が８分なんて、しまいにゃ怒るで。

・【詳しく】政倫審 岸田首相「説明責任 見極めながら処分判断」

・やはり証人喚問しかない？　政倫審で判明したのは「裏金の経緯を岸田文雄首相が把握していないこと」だけ

（頭出し可能）国会中継 衆議院 政治倫理審査会（2024/02/29）

ドン擁護＆「経理だけは任せてた」。

武田良太元総務相
「（二階氏は）一切、事務また経理等に関わることはなく、象徴として若手の指導等、政務に励んでこられた」
「私自身も非常に広範な事務総長としての職務を担っていたが、経理だけについては事務局長に全て任せていた」 https://t.co/ps1R49k6Sa

— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) February 29, 2024

二階派事務総長　武田氏
政倫審が終わったら笑っちゃってるよ。
何なの？　#政倫審 pic.twitter.com/nTOxrp3b1D

— ジョンレモン (@horiris) February 29, 2024

岸田首相は、何のために政倫審への出席を願い出たのか？
　あの弁明を聞く限り、政局パフォーマンスのためにでたように疑ってしまう。
　自民党総裁として為すべき事を何一つとしてやっていないことがわかった政倫審でのやり取りだった。
　疑惑は更に深まった。#証人喚問しかない と思う。 https://t.co/f0XzEEu0Py

— 原口　一博 (@kharaguchi) February 29, 2024

【まだまだあるぞ気になるニュース】

・予算案、１日にも衆院通過　職権で採決へ、野党抵抗の構え

・自民・世耕氏、収支報告書を訂正　派閥から836万円還流

・テレ東社長「補償進めば解除ではない」旧ジャニーズ４月改編も新規起用見送り

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