スポーツ

2023年9月 2日 (土)

農水大臣の「汚染水」発言を束になって非難する政治家やメディアの“言葉狩り”・・・正直者が馬鹿を見る!!

 中国の禁輸政策を「想定外」とのたまって呆れられた農水大臣、野村君が、さらに「処理水」発言で非難囂々の憂き目にあっている。海洋放出された汚染水を「処理水」と言い換えてきたヘタレ総理にすれば、身内から出たとんでも発言に地団太踏む思いだったに違いない。

 そんな空気を察知したか、想定外の野村君は早速、「言い間違えたことを全面的に謝罪したい。福島県をはじめ関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった」って頭下げちゃいました。

野村農相 “汚染水”発言 謝罪し撤回 野党側は追及の構え

 いやいや、アンタは正直に言ったまでのことなんだから、謝る必要なんてありませんて。謝るなら、「汚染水」を「処理水」と言い換えて平然としているヘタレ総理の方だろう。

 それにしても、この「汚染水」発言に、野党もメディアも一緒になって責め立てているけど、これって「言葉狩り」なんじゃないのか。「処理水」って言うことで、海洋放出を正当化しようとする思惑がそこにはある。

 NHKは「中国が使う『汚染水』」って表現をしたそうだが、デブリに触れた冷却水は「汚染水」以外の何物でもない。それなのに、敢えて「中国が使う」という枕詞を付けるNHKの政権へのすり寄り具合は、公共放送局としてなんとも不気味なものがある。

 「処理水」と呼ぼうが「汚染水」と呼ぼうが、その実態に変わりがないわけで、BS-TBS『報道1930』では原発推進派の中からもこんな発言が出ているくらいで、海洋放出の危険性に右も左もないってことなのだ。

「アルプスというのは導入された当初からずっと『トリチウム以外の60種以上の放射線物質を全部取り除くんだ』と言ってきたにも関わらず、残念ながら処理された水の7割で基準値を上回ってますのでアルプスの性能が問われている。2次処理で本当にどの程度取れるのか?ということを専門家が入った第三者機関がきちんと検証して国際社会に発信して、それで海洋放出ということにすれば、アルプス処理水の海洋放出がここまで他国から、あ~だ、こ~だと言われるような問題にならない」(笹川平和財団・小林祐喜)

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2016年6月 5日 (日)

「時代と殴り合った最初のアスリート」でもあった偉大なチャンピオンに、惜別のテンカウントを・・・。

 ヘビー級ポクシングを「マッチョな男の殴り合い」から「華麗なスポーツ」へと変貌させたムハメド・アリが亡くなった。

・モハメド・アリ氏死去、74歳 「蝶のように舞い、蜂のように刺す」世紀のプロボクサー

・モハメド・アリ、魂の名言集「不可能など、何もない」

 マッチョの典型だったソニー・リストンを破って世界チャンピオンに耀いた黒人の青年、カシアス・クレイの登場は1964年。くろねこが“厚顔”の美少年だった中学生の時だ。「ホラ吹きクレイ」とメディアが呼ぶほどの大言壮語。

 でも、それがただのパフォーマンスではなく、自らの存在を賭けた時代との壮絶な戦いなのだということを知ったのは、ボクサーとして絶頂を迎えた時期の突然の徴兵拒否だった。ベトナム戦争が泥沼化していく中で、それがどけだけのリスクを伴っていたことか・・・。

 徴兵拒否による資格剥奪からキンシャシャの奇跡と呼ばれた復活。そして、引退後にパーキンソン病と戦いながら、アトランタ・オリンピックで聖火台に姿を見せた時の静かな感動。アリの想像を絶する勇気と強固な意志こそが「レジェンド」という名にふさわしい。

 「時代と殴り合った最初のアスリート」のひとりでもあった偉大なチャンピオンに、惜別のテンカウントを・・・。

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【くろねこの競馬予想】

 G1を4連勝中のマイルの王者、モーリスが絶対人気の安田記念。果して、死角はあるか。東京コースだと手前を変えないという弱点があると言われるけれど、そんなウィークポイントも問題にならないほど力は抜けている。迷わず本命。相手は、イスラボニータ、ロゴタイプ、コンテントメント、ディサイファ、フィエロ。
◎モーリス、○イスラボニータ、▲ロゴタイプ、△コンテントメント、ディサイファ、フィエロ

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2011年9月23日 (金)

将来世代にツケを残さないためには、「増税」より「脱原発」が先だろう。

 ドラゴンズの落合監督がお役御免で、次期監督が高木守道ってんだが、もうこの世代の方々にはご遠慮いただいた方がいいんじゃないの。立浪につなぐまでって話もあるけど、だったら来期から立浪に監督まかせりゃいいわけで、こんなことしてたら若い指導者は育たないだろうね。ベイスターズが牛島を解任して、後任に大矢をもってきて失敗したことがあったけど、あれでベイスターズって球団のやる気のなさってのがわかったからね。案の定、身売り話でドタバタして、みっともない姿をさらけだしているわけだけど、ドラゴンズの今回の監督人事ってのは、将来的なビジョンがこのチヘームにはないんだってことの証なんでしょう。ま、いち球団の人事なんだが、実はプロ野球全体が「昔の名前」だよりで、世代交代にずっと失敗してきたことの終着点みたいなものなのかもしれない。

 ところで、24日の深夜にアメリカの人工衛星が落下するってんで、世界中がスッタモンダしている。どこに落ちるか皆目見当はついていないっていうからそら恐ろしいのだが、もしフクイチに落ちたら・・・。ていうか、世界中の原発のどこかに落ちたとしたら、そりゃあ、パニックになるだろうね。つまり、原発っていうのは存在しているだけで、内包する危険性ってのは想像を超えているってことなんですね。

 そんなことを知ってか知らずか、ノダメ君は国連で原発維持を明確にし、ついでにアメリカに尻尾振って、普天間移設どうにかしますと約束したようだ。ま、そろそろ馬脚を現したってことなんでしょうけど、ノダメ君を好意的に迎えたスッカラ菅君の盟友だった高野君なんか、自身のブログで恨みつらみを語り始めている。「脱原発」どころか「原発維持」に明らかに突き進みつつあるんだから、やっぱりスッカラ菅降ろしってのは原子力村が巻き返すために仕掛けた土俵際のウッチャリだったってことです。

 ノダメ君は事あるごとに、将来世代にツケを残さないために増税が必要だってぬかすんだが、ならば将来世代にツケを残さないためにも「脱原発」を進めるべきなんじゃないのか。フクイチの事故も目途がたたないってのに、「世界最高水準の原発安全」なんて出来もしないことを国連でくっちゃべる無神経さに、おそらく世界は笑ってるんだろうな・・・ああ、情けない。

 今日は恒例のお墓参り。一日も早い「脱原発」をご先祖様にお願いしてこよう。

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2010年7月 4日 (日)

ああ、アルゼンチン、お前もか!!

 ああ、アルゼンチンもか・・・。まさか、4-0とは。2点目とられてガクっときて、3点目で緊張の糸がブチっと切れて、終わってみれば完敗。メッシにボールを集めても3人にマークされたら、さすがに無理。パラグアイもスペインに負けて、南米勢で残るはウルグアイだけ。オランダとの準決勝はさすがにきついだろうけど、頑張ってほしい。

 オグリキャップの突然の訃報にビックリ。放牧中にぬかるみに脚をとられて転倒。安楽死となったとか。スタミナとスピードを兼ね備えた名馬も、ケガには勝ってなかったか。1990年の引退レースとなった有馬記念は、オグリキャップとホワイトストーンの馬連1点を握り締めて観戦。2着にメジロライアンが入って、ホワイトストーンが3着。馬券はとれなかったけど、オグリキャップ復活勝利のドラマチックな引退レースに感動したものだ。またひとつ、稀代の名馬が星になった・・・合掌。

 1日のブログに書いた、金色の斑点に飾られたさなぎだけど、正体がわかりました。ツマグロヒョウモンという蝶で、スミレが大好き。どうりでパンジーについていたはずだ。園芸スミレにとっては害虫扱いみたいだけど、さなぎになった姿はなかなか健気。さなぎになって一週間くらいで羽化するそうだから、今週末には蝶になっているかも。

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昆虫エクスプローラーより)

 参議院選が公示になって、政党や立候補者について具体的に応援したり批判したりするのは避けたほうがいいのはわかるのだが、自民党のCMに小泉の小倅が出演しているバージョンがあるのには笑える。政党のCMは、党首または副党首などの出演が望ましいというのが総務省の見解で、それに準じて政党のCMは作られている。人気のある議員や芸能人などが見境もなく出演して、まるで人気取りCMになっても困るというのがその理由だ。

 では、小泉の小倅はどうなのかというと、キー局では見解がわかれているものの、ちょっとまずいよね、というのが大方の意見。ところが、東京ローカルのMXテレビは、「党首に準じる立場」という見解で、堂々と放映している。ま、このTV局はレイシスト石原君の影響が強い局だから、なんとなくわかるような気もする。それにしても、小泉の小倅が「党首に準じる立ち場」とは、自民党の他の党員は恥ずかしくないのかね。卑しくも昨年の夏までは政権与党だった自民党の顔がこれだもんな。もう復活はないな・・・きっと。

『くろねこの競馬予想』

かつては断念ダービーと呼ばれていた福島のラジオNIKKEI杯。今年はダービー7着のトゥザビクトリーが出走。相手はアロマカフェ。この1点で勝負。

函館では電撃の6ハロン、函館スプリントS。別定はいえ59kgのビービーガルダンから51kgのラブミーチャンまで、斤量差はハンデ戦なみ。オグリが亡くなったのも何かのシグナルかもということで、地方の星ラブミーチャンの激走に期待。ビービーガルダン、アポロフェニックスにワイドで。

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2010年6月28日 (月)

相撲協会のとぼけた面々。

 ははは、宝塚記念、勝っちまった。ブエナビスタとアーネストリーの叩き合いを、大外から一気にナカヤマフェスタが差し切った時には鳥肌が立ちました。こんなにも上手くはまるとは思ってもみなかった。土曜に降った雨で馬場が渋りかげんなのも味方したことは間違いないが、ドロドロ馬場のダービーで4着に突っ込んできた走りを追いかけ続けたかいがあったというもの。久々の美酒でありました。

 それにしても、ビエナビスタにとっては悔しいレースだろうな。終始好位をキープしてイメージ通りの競馬だっただけに、馬体が合っていたらなあ、というのが正直なところか。でも、さすが女傑。秋はどんな路線でいくのか楽しみになってきた。

 ワールドカッブは決勝トーナメントがスタート。イングランド対ドイツ戦では、観客席にミック・ジャガーの顔が・・・。でも、4-1の負けではガッカリかもね。

 大相撲はどうしようもないことになっているけど、こりゃもう構造的なもので賭博に関与した力士や親方を処分したって何の問題の解決にもならないの明白。昨日は調査委員会の記者会見があったけど、ちょっと気になったのが力士は暴力団の関与について知らなかったという発表だ。んなわきゃないだろう。五百歩くらい譲って、仮に知らなかったとしたら相当とぼけた人たちなんだね、お相撲さんて。心技体なんていうけど、そんなとぼけた人たちじゃ、何年修業したって「心」はできやしないよ。

 結局のところ暴力団が絡んでいるという認識は力士にはなかったという大甘の決着にもっていこうとしているわけね。前にも書いたけど、賭博が問題なのではなくて、暴力団との関係こそが問題のはず。なのに最も重要なポイントをウヤムヤにしちゃったら、なんのための調査委員会なんだろう。大嶽親親方の解雇を含む懲戒処分をはじめとする処分勧告は一見厳しいようだけど、事の本質からどんど遠ざかっていっているだけじゃなかろうか。

 で、この賭博問題が発覚した時に、個人情報だから力士名は明かせませんって能天気なこと言ってた相撲協会だけど、個人情報云々っていえばこんなことがあった。先週末のことなのだが、近くのクリーニング屋が改装するので預けてある服を取りに来てくださいという電話があった。その前の週にクリーニング屋から言われていたことをすっかり忘れていたので、慌てて取りに行ったのであった。

 子供の時から知っている町内のクリーニング屋だから、電話が来ても何の不思議もない。で、店に行くと、改装前で雑然とした店内にまだいくつかのクリーニングした服がかけられていた。おばさん曰く、「ご近所さんは電話知ってるからいいんだけど、町内以外の人って個人情報とかで電話番号聞けないのよね」。おお、そんなことがあるんだ、といまさらながら思ったのだが、そういえば学校の名簿にも電話番号は載せないようになっているらしい。しかしなあ、個人情報ってのもやりすぎるとギスギスしていかん。

 何日か前のニュースで、社会保険庁の職員に義務づけられたネームプレートに関して、女性職員からは付きまといが起こらないか心配なんて声が出ていると報じていた。そうした心配があるのはわからないでもないが、公的な機関でそれを言っちゃおしまいのような気もする。個人情報だからって名刺も渡さない会社を想像してごらんなさい、そんなもの誰にも信用されないんだからさ。

 その昔、テレビ東京に電話をしてちょっともめた時に、こちらの名前をしっかり名乗ったうえで、電話に出た報道部の女性に「そこまで言うなら名を名乗れ」といったら、「ストーカー被害があると困るので申し上げられません」とのたまわれて唖然、呆然としたことがある。これって個人情報という大義名分の影に隠れて、責任問題になるのを回避しているわけで、ようは薄汚い手口なのだ。そもそも視聴者を「ストーカー呼ばわれするとは、プンプンなのだ。

 話がちょいとそれてしまったが、町のクリーング屋さんを困らせる個人情報保護法って、誰のためのものなんだと訝るくろねこなのであった。

 最後に、福耳マン枝野君、みんなの党と連立模索してるようだけど、みっともないことはおやめなさい。

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2010年6月20日 (日)

3000本安打が泣いてるよ。

 オランダ戦、日本は大健闘でしょう。前半を0対0で折り返し、後半10分も経たないうちに1点取られて、普通ならここからガクっといくはずなのに、集中力を切らさずよく戦い抜いたと思う。終わってみれば、シュートの数は日本の方が多かったわけで、守りに徹しながらも、要所ではしっかり攻撃もできていたというこではないでしょうか。にわかサッカーファンにも納得のゲームでありました。デンマークもカメルーンに逆転勝ちして勝ち点で並んだから、次のデンマーク戦が一次リーグ突破を賭けた正念場。キックオフが日本時間で夜中の3時というのがちょいと辛いけど。

 で、江川紹子さんと張本氏との一件の続きです。今朝の『サンデーモーニング』はこの一件に関して、どんなコメントをするか注目していたのだが、まったくスルー。張本氏は何事もなかったように、「喝」だの「アッパレ」だのいつにもましてお元気のご様子。だめだね、これでは。その他のコメンテーターの皆さんもシラっとしたもので、なんだか虚しくなってしまった。

 一部メディアもチラホラ報じてはいるが、その論調は概ね「そんな大げさな問題ではない、何騒いでるの」って感じで、このままウヤムヤにしたいらしい。こんな現状を江川さんは、「東スポ買ってきた、なう。唖然、茫然。張本さんは怒ってないし、TBSは私を降ろそうとしなかったし、私が勝手に騒いだだけ、という構図が作られつつある、ということなんですね 」とつぶやいていたけど、僕も昨日の東スポの記事を読んで「ああ、やっぱりね」と思ったものだ。

 なんともこずるいやり方だ。おそらく、TBSも張本氏もこんな大事になるとは思わず、タカをくくっていたのだと思う。でも、インターネットってものがあることを忘れてたね。情報はどんどん拡散していく。で、今度はスポーツ・マスコミなどの一部メディアを使って、どうにか誤魔化そうとしてるんだろうことは容易に想像がつく。ようするに世間を舐めてるってことだよね。野球人としてはいっちょ前かもしれないけど、もう少し社会人としてのお勉強しましょうね。

 そして、TBSは張本氏の要求をのんで江川さんに降板をお願いしたという事実を隠蔽しないこと。『サンデーモーニング』は報道局制作なんだから、理不尽な圧力には毅然とした態度で臨まないとね。結局、長いものにまかれろってことなんだろうけど、張本氏の圧力くらいで腰砕けになってるようじゃ、権力を監視するなんてことはとてもとても・・・。ま、TBSにはこれからも何の期待もしないけど、できればベイスターズからも早く手を引いてくれないかな・・・そこのところもよろしくね。

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2010年6月12日 (土)

政界再編の足音が聞こえる・・・!?

 サッカーのWカップもようやく開幕。開幕戦の南アフリカVSメキシコはついつい観てしまった。さすがにWカップになると緊張感溢れたゲーム展開で、サッカーの面白さを再認識。ちよいと寝不足な日が続きそうだ。

 それにひきかえ緊張感がまったく欠如してるのが大相撲。野球賭博してましたって名乗りをあげた力士がいたそうだけど、自己申告だし、将来もあるからって氏名を公表せず。公益法人として税金面でも優遇されているということをすっかり忘れて、なんとも戯けたことを。以前、有名スポーツ選手がマージャン賭博に関わった時にはさんざん叩かれて、表舞台からしばらく姿を消さざるを得なかったことを考えれば、なんとまあ大甘な。やっぱり相撲協会は事業仕分けしちゃったほうがいいんじゃないの。

 日本振興銀行に司直の手が。金融庁の立ち入り検査妨害ってのは、かなり悪質な手口で、先に辞任した会長の木村剛も事情聴取を受けているらしい。木村君っていえば小泉政権時の金融庁顧問で、小泉・竹中路線の信奉者だからね。竹中君もビクビクしてるんじゃないかな。「りそな」がらみで亀井君に刑事告発するぞって脅されたこともあるし、そろそろ証人喚問してほしいものだ。

 昨日のブログにも書いたように、超保守派を名乗る面々がどんどん右翼化してるけど、北海道では教育長が君が代不起立校の公表を検討しているらしい。教育の現場で国歌や国旗に対する締め付けはかなり厳しくなってきているようで、国旗・国歌法が制定された時に危惧された押し付けが堂々とまかり通っている。1999年にこの法律が成立した時、当時の首相だった平成おじさん小渕君は、「児童生徒の内心にまで立ち入って強制しようとする趣旨のものではない」と国会答弁し、官房長官だった食えないオヤジの野中君も「強制的に行われるんじゃなく、それが自然に哲学的にはぐくまれていく努力が必要」ときれいごとを答えている。

 でもね、こうした法律って時代とともにどんどん拡大解釈していって、ついには北海道のような事態になるのが常。漫画の表現を規制しようする「東京都青少年健全育成条例」の改正(悪)案も、だからこそ慎重にならなければいけない。こんなはずじゃなかった、って思った時にはもう遅いってことはいくらでもあるからね。

 さて、菅内閣だけど、新自由主義への逆行だなんだとさんざん批判されてるけど、いま一番気になるのは、普天間に関して一歩、二歩どころかほとんど全面撤退じゃないのと勘繰りたくなるような状況になっていることだ。昨日のフランケン岡田君の記者会見で、「沖縄の皆さんがこれでやむを得ないと思っていただける状況をつくり出すことが重要だということであります」なんてとぼけたコメントしてたけど、つまり沖縄の同意とかはどうでもよくって、諦めざるを得ない状況に追い込むってことなんじゃないか。このままいくと血を見るよ、絶対に。その時は、民主党政権はおしまい。

 自民党もこのままでは消滅の危機だから、おそらく政界編成になる。郵政見直し法案の結果次第では国民新党だって連立離脱するだろうから、この秋には政権交代どころではない大きな変化が起きるかもしれない。その時に、いくつの政党が生き残っているのだろう・・・。

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2010年5月 1日 (土)

一瞬の左フックに、長谷川散る!!

 アチャー、長谷川穂積がまさかのTKO負け。試合の流れはどちらかといえば長谷川が制していただけに、悔やまれる一戦かもしれない。でも、これがボクシング。一瞬で形勢が逆転するボクシングの神髄をまざまざと見せ付けられた思いがする。長谷川もモンティエルも緊張感あったし、スリリングな戦いであったことは間違いない。場外パフォーマンスばかりが話題になるどこかのボクサーと違って、本物のボクシングの迫力を長谷川は確かに教えてくれた。是非ともリベンジしてほしい。

 鳩山ポッポ君が、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。選考理由を呼んでみると大絶賛しているわけではなく、ちょっぴりシニカルな見方をされてはいるものの、「日本を事実上、1つの政党が支配する国から民主主義が機能する国に変えた」というコメントはとても興味深い。つまり、これまで日本に民主主義はなかったという見方をしているメディアも、アメリカにはあるってこと。政権交代が民主主義にとってどれほど意義のあることか・・・。揚げ足とったり、いちゃもんつけたりばかりではなく、日本の民主主義にとって、今回の政権交代がどんな意味を持つのか、しっかりと検証する必要があるはずだ。それは、メディアの義務であり、責任でもあると思う。

 ちょいと名のある経営者なんかにコラムを書かせて、露骨に民主党批判したりするよな姑息な手段はもうやめたほうがいいよ。今日の朝日の日曜版「be」にもそんなコラムが載っていたが、結局こうしたひとたちが自民党政権を支えてきたわけで、民主党批判する前にちょいと反省することがあるんじゃないのか。

 もっとも、民主党とて偉そうなこと言ってられないんだけどね。政権交代の意味がわかってないのがいっぱいいるから。ひょっとして官房機密費つかまされちゃってたのかな、なんて疑いたくもなってくる。野中君の官房機密費暴露って、御用評論家やジャーナリトはもちろん、身に覚えのある民主党の議員への脅しにもなってるのかも。そう考えると、野中君も食えない奴だこと。

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2010年3月25日 (木)

バタフライの原点には日本の名スイマーがいた!!

 鳩山ポッポッ君が、ようやく官邸での首相会見を開放することになった。遅きに失した感がなきにしもあらずだが、ここは素直に拍手してあげよう。普天間の基地問題でも、ウルトラCを発揮してくれたらいいのだけれど・・・。

 ところで、今朝の新聞の訃報欄を何気に読んでいたら、映画『ツィゴイネルワイゼン』の美術監督だった木村威夫氏の訃報とともに、長沢二郎という方の訃報が載っていた。で、肩書きを見ると「競泳バタフライのドルフィンキック考案者」とある。ということは、バタライって日本人が考案したのか、それは聞いてないぞ。というわけで、調べてみると、なんと正真正銘のドルフィンキックの考案者であり、1993年には国際水泳殿堂入りもしているという、水泳界における革命児だったのだ。これほどの日本人スイマーがかつて存在していたことを、いまのいままで知らなかったとは・・・。

 そもそも、バタフライは平泳ぎから発展したもので、1956年のメルボルンオリンピックから正式種目となった。そして、この時に長沢二郎氏がドルフィンキックを考案し、当時の世界新記録を樹立したのだとか。膝を痛めていたためいわゆるカエル泳ぎができなくなり、それがドルフィンキック考案に結びついたという説もあるようだが、真偽のほどは不明。いずれにしても、長沢二郎氏が考案者であることは間違いない。

 バタフライの華麗な泳ぎの原点に日本人スイマーの英知があったとは! 世界の水泳の歴史を変えた名スイマーに合掌。

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2010年2月27日 (土)

キム・ヨナは素晴らしい。でも、20点も差がつくだろうか?

 女子のフィギュアは予想通りの結果。素人判断ながらキム・ヨナの滑りは完璧。19歳の乙女とは思えない表現力と卓越したスピードは、金メダルにふさわしいものだと思う。ジャンプに入る時も、それまでの演技の余韻が途切れないしなやかさは実に素晴らしい。

 でもなのだ。20点以上も浅田真央との差がつくとは思えないのもまた事実なのだ。なによりも、3回転半ジャンプをショートで1回、フリーで2回成功させるという前人未到の快挙に対して、あまりにも評価が低くはないだろうか。なにやら、男子の4回転ジャンプにまつわるプルシェンコの思いと相通じるものがある。演技全般を見渡せば、確かに小さなミスはあった。スケートのエッジが氷にひっかかってバランスを崩したのも、足に疲れがでてきたからだろうと思う。

 しかしなのである、フィギュアスケートがスポーツである以上、前人未到の技を成功させたことへの称賛が点数に反映しないというのは、いまひとつ納得がいかない。もう一度言いたい、本当に20点も差が開いていいものなのだろうか。さらに、3位のロシェットとの差がわずか2.86というのもほんまかいなという思いだ。採点競技の難しさとはいえ、やはり納得いかないものは納得いかないのであった。

 ミキティは残念だったけど、クレオパトラ可愛かったな。鈴木も8位は立派。男女揃って全員入賞のフィギュアは、どんなにほめてもほめたりない。独裁者慎太郎君にはこの機微はわかんないだろうなあ。

 最後に滑ったアメリカの長洲未来は、カナダのロシェットより絶対に上だと思う。3位長洲、4位安藤、5位ロシェット、これが僕の独断的順位なのであった。

 それにしても1位から5位までにアジア系が4人というのは、かつてのヨーロッパ、アメリカ勢が席巻していた時代を知っているだけに隔世の感がある。東洋人、恐るべしなのだ。

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