ははは、宝塚記念、勝っちまった。ブエナビスタとアーネストリーの叩き合いを、大外から一気にナカヤマフェスタが差し切った時には鳥肌が立ちました。こんなにも上手くはまるとは思ってもみなかった。土曜に降った雨で馬場が渋りかげんなのも味方したことは間違いないが、ドロドロ馬場のダービーで4着に突っ込んできた走りを追いかけ続けたかいがあったというもの。久々の美酒でありました。
それにしても、ビエナビスタにとっては悔しいレースだろうな。終始好位をキープしてイメージ通りの競馬だっただけに、馬体が合っていたらなあ、というのが正直なところか。でも、さすが女傑。秋はどんな路線でいくのか楽しみになってきた。
ワールドカッブは決勝トーナメントがスタート。イングランド対ドイツ戦では、観客席にミック・ジャガーの顔が・・・。でも、4-1の負けではガッカリかもね。
大相撲はどうしようもないことになっているけど、こりゃもう構造的なもので賭博に関与した力士や親方を処分したって何の問題の解決にもならないの明白。昨日は調査委員会の記者会見があったけど、ちょっと気になったのが力士は暴力団の関与について知らなかったという発表だ。んなわきゃないだろう。五百歩くらい譲って、仮に知らなかったとしたら相当とぼけた人たちなんだね、お相撲さんて。心技体なんていうけど、そんなとぼけた人たちじゃ、何年修業したって「心」はできやしないよ。
結局のところ暴力団が絡んでいるという認識は力士にはなかったという大甘の決着にもっていこうとしているわけね。前にも書いたけど、賭博が問題なのではなくて、暴力団との関係こそが問題のはず。なのに最も重要なポイントをウヤムヤにしちゃったら、なんのための調査委員会なんだろう。大嶽親親方の解雇を含む懲戒処分をはじめとする処分勧告は一見厳しいようだけど、事の本質からどんど遠ざかっていっているだけじゃなかろうか。
で、この賭博問題が発覚した時に、個人情報だから力士名は明かせませんって能天気なこと言ってた相撲協会だけど、個人情報云々っていえばこんなことがあった。先週末のことなのだが、近くのクリーニング屋が改装するので預けてある服を取りに来てくださいという電話があった。その前の週にクリーニング屋から言われていたことをすっかり忘れていたので、慌てて取りに行ったのであった。
子供の時から知っている町内のクリーニング屋だから、電話が来ても何の不思議もない。で、店に行くと、改装前で雑然とした店内にまだいくつかのクリーニングした服がかけられていた。おばさん曰く、「ご近所さんは電話知ってるからいいんだけど、町内以外の人って個人情報とかで電話番号聞けないのよね」。おお、そんなことがあるんだ、といまさらながら思ったのだが、そういえば学校の名簿にも電話番号は載せないようになっているらしい。しかしなあ、個人情報ってのもやりすぎるとギスギスしていかん。
何日か前のニュースで、社会保険庁の職員に義務づけられたネームプレートに関して、女性職員からは付きまといが起こらないか心配なんて声が出ていると報じていた。そうした心配があるのはわからないでもないが、公的な機関でそれを言っちゃおしまいのような気もする。個人情報だからって名刺も渡さない会社を想像してごらんなさい、そんなもの誰にも信用されないんだからさ。
その昔、テレビ東京に電話をしてちょっともめた時に、こちらの名前をしっかり名乗ったうえで、電話に出た報道部の女性に「そこまで言うなら名を名乗れ」といったら、「ストーカー被害があると困るので申し上げられません」とのたまわれて唖然、呆然としたことがある。これって個人情報という大義名分の影に隠れて、責任問題になるのを回避しているわけで、ようは薄汚い手口なのだ。そもそも視聴者を「ストーカー呼ばわれするとは、プンプンなのだ。
話がちょいとそれてしまったが、町のクリーング屋さんを困らせる個人情報保護法って、誰のためのものなんだと訝るくろねこなのであった。
最後に、福耳マン枝野君、みんなの党と連立模索してるようだけど、みっともないことはおやめなさい。
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