メディア

2023年9月 2日 (土)

農水大臣の「汚染水」発言を束になって非難する政治家やメディアの“言葉狩り”・・・正直者が馬鹿を見る!!

 中国の禁輸政策を「想定外」とのたまって呆れられた農水大臣、野村君が、さらに「処理水」発言で非難囂々の憂き目にあっている。海洋放出された汚染水を「処理水」と言い換えてきたヘタレ総理にすれば、身内から出たとんでも発言に地団太踏む思いだったに違いない。

 そんな空気を察知したか、想定外の野村君は早速、「言い間違えたことを全面的に謝罪したい。福島県をはじめ関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった」って頭下げちゃいました。

野村農相 “汚染水”発言 謝罪し撤回 野党側は追及の構え

 いやいや、アンタは正直に言ったまでのことなんだから、謝る必要なんてありませんて。謝るなら、「汚染水」を「処理水」と言い換えて平然としているヘタレ総理の方だろう。

 それにしても、この「汚染水」発言に、野党もメディアも一緒になって責め立てているけど、これって「言葉狩り」なんじゃないのか。「処理水」って言うことで、海洋放出を正当化しようとする思惑がそこにはある。

 NHKは「中国が使う『汚染水』」って表現をしたそうだが、デブリに触れた冷却水は「汚染水」以外の何物でもない。それなのに、敢えて「中国が使う」という枕詞を付けるNHKの政権へのすり寄り具合は、公共放送局としてなんとも不気味なものがある。

 「処理水」と呼ぼうが「汚染水」と呼ぼうが、その実態に変わりがないわけで、BS-TBS『報道1930』では原発推進派の中からもこんな発言が出ているくらいで、海洋放出の危険性に右も左もないってことなのだ。

「アルプスというのは導入された当初からずっと『トリチウム以外の60種以上の放射線物質を全部取り除くんだ』と言ってきたにも関わらず、残念ながら処理された水の7割で基準値を上回ってますのでアルプスの性能が問われている。2次処理で本当にどの程度取れるのか?ということを専門家が入った第三者機関がきちんと検証して国際社会に発信して、それで海洋放出ということにすれば、アルプス処理水の海洋放出がここまで他国から、あ~だ、こ~だと言われるような問題にならない」(笹川平和財団・小林祐喜)

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2023年3月15日 (水)

NHK、読売、日経、毎日の幹部+田崎史郎がヘタレ総理と会食・・・放送法の政治的公平性で紛糾している最中によくもまあ!!&「高齢者は集団自決」の御仁をMCに起用するテレビ朝日の凋落!!

 何と申しましょうか。これが日本のメディアの実態なんでしようね。放送法に時の政権が手を突っ込んで「言論弾圧」まがいの動きを見せたのではないかと国会が紛糾している真っ最中に、なんと「時事通信元特別解説委員の田崎史郎 、NHK元解説副委員長の島田敏男、読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員の小田尚、日本経済新聞論説フェローの芹川洋一、毎日新聞特別編集委員の山田孝男、日本テレビ取締役常務執行役員の粕谷賢之」のお歴々がヘタレ総理と会食しましたとさ。

 当事者意識がないというか、そもそも「権力の懐に飛び込むのが腕のいいジャーナリストジャーナリスト」という風潮がこの国にはあるんだね。読売のナベツネなんてその典型なんだろうが、「懐に飛び込む」つもりがいつのまにか「権力に取り込まれ」ちゃうのが世の常というものなのだ。

 こんなひとたちが、いまでも幹部として権勢をふるっているとしたら、もうこの国のジャーナリズムは死んでますね。それにしても、朝日新聞が参加してないのは何か理由があるのだろうか。

首相動静(3月14日)

 ところで、「高齢者は集団自決」のおでんメガネ・成田君をMCに起用した新番組が、テレビ朝日で始まるとか。何考えてるんだか。夕方のニュースがWBC一色ということを考えれば、もうこの局は終わってるってことなんでしようね。だめだコリャ。

【まだまだあるぞ気になるニュース】

高市早苗氏は“白旗”寸前…総務省文書「大臣レクあった」に抗弁も官邸から見放され孤立無援

「言った、言わない」でまたトラブルに…高市早苗の「行政文書問題」よりもギョッとした“国会答弁”

「賃金上がらず予想外」アベノミクス指南役・浜田宏一氏証言 トリクルダウン起こせず…「望ましくない方向」

「登院しないを公約に当選」と主張 ガーシー氏「除名」懲罰委で決定

袴田事件・再審開始を導いた裁判官の”現場主義”

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2022年1月 3日 (月)

テレビ朝日『相棒元旦スペシャル』は、脚本が一部歪められていた!!

 昨日のエントリーでテレビ朝日『相棒元旦スペシャル』について、ラストシーンにおける杉下右京のセリフに込められた社会的視点と同時に「ドラマとしては物足りなさもある」と書いたんだが、そうした違和感の原因がわかった。

 ちょっとネタばれになっちゃうんだけど、ドラマの中で非正規従業員が企業に現状改善を訴えて押しかけるシーンがあったんだね。そこでは、デモのリーダーが、持論を喚き散らすヒステリックな女性として描かれていた。そのカリカチュアライズされた演出にちょいと鼻白む思いがしていたのだ。

 そうした思いを抱いたひとはけっこういたようで、ツイッターではそんな指摘をする人もいた。そんな中、なんと脚本家自身がブログで「局による書き換え」があったとその経緯を説明していたんだね。

「右京さんと亘さんが、鉄道会社の子会社であるデイリーハピネス本社で、プラカードを掲げた人々に取り囲まれるというシーンは脚本では存在しませんでした。」
「訴訟を起こした当事者である非正規の店舗のおばさんたちが、あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした。」

 やっぱりな、と思う。ラストにおける右京のセリフについて「これこそが制作現場の矜持だったに違いない」と書いたんだが、う~ん、こんな書き換えがあったことが発覚すると、前言撤回したくもなってくる。

 脚本家の太田愛氏にとってもいたたまれないからこそ、ブログでその経緯を詳らかにしたのだろう。その思いを汲んだ上で、まだ未見の方はこのドラマを見て欲しい。

・脚本家/小説家・太田愛のブログ
相棒20元日SPについて(視聴を終えた方々へ)

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2020年5月27日 (水)

誹謗中傷をスピンオフで煽ったフジテレビと権力機構との賭けマージャンにうつつをぬかす新聞は、このままお咎めなしでいいのだろうか!?

 ご近所には給付金申請書が届いているのに、我が家にはいまだ不着という理不尽な朝である。

 フジテレビ『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラーの木村花さんがSNSにおける誹謗中傷で自ら命を絶った。ネットの匿名性がその背景にはあるんじゃないかというので、総務省が「発信者の情報開示手続きなどの制度改革に乗り出す」気配だってね。化粧崩れの総務大臣・高市君は「匿名発信者の特定を容易にするなど、制度改正を含めた対応をスピード感を持ってやっていきたい」って口にしている。

 突き詰めれば表現の自由も関わってくるデリケートな問題なんだから、十分時間をかけて検討すへぎなのに、どうしてこういう時に限ってスピーディーな対応になるんだろうね。ひとの死に乗じてというやり方はなんか危険な匂いがする。

ネット中傷「制度改正で対応」 高市総務相、「テラハ」木村さん死亡で

ネット上のひぼうや中傷 投稿者特定の仕組み見直しへ 総務相

 ネットの匿名性による誹謗中傷をどうにかしなくてはいけないのはもちろんだが、今回の木村花さんの悲劇は、フジテレビの対応にも問題があるんじゃなかろうか。なんでも、番組中で起きたトラブルが誹謗中傷のきっかけになったというだが、それを局が知らなかったわけがないんだね。それなのにそんな状況を煽るかのようにスピンオフの特番を流している。

 こういうテレビ局の姿勢って、受ければいい、話題になればいいという卑しい根性があるからこそなのだ。テレビ局ってのは許認可事業で、国民の財産である電波の使用許可をいただいているってことをまったく理解していない。それどころか、特権意識を持って、タレントはもちろん、一般ピープルに対してもやりたい放題してくるから手に負えない。

 ネットの匿名性を問題視するのもいいけど、まずはフジテレビの責任、ひいてはテレビそのもののあり方に改めて目を向けるべきなんじゃなかろうか。フジテレビは、その責任をきっちり記者会見で説明すべきだろう。

木村花さんへのヘイトを煽ったフジテレビは、「無罪放免」でいいのか

 同じことが、テンピン黒川君との賭けマージャンに関わった新聞にも言えるんだね。産経、朝日がたまたまやり玉にあがっただけで、司法記者クラブに加入するすべての記者が脛に傷持ってるんじゃないのかねえ。

 道理で、新聞・TVは、産経、朝日の姿勢を糺すことに消極的なわけだ。テンピン黒川君にだけスポット当てて、自分たちの犯罪行為は知らぬ存ぜぬで通そうとしても、お天道様はお見通しだい・・・てなことを我が家のドラ猫に囁いて鬱憤晴らす今日この頃なのだ。

・田中龍作ジャーナル
黒川検事長、軽すぎる処分の影に記者クラブあり

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2019年10月22日 (火)

報道の自由の危機に抗議して、オーストラリアの主要新聞が1面を黒塗り・・・鮨友だらけの日本ではこうはいくまい!!&補助金交付中止に文化庁事業の委員が相次いで辞任・・・静かなるレジスタンスに拍手!!

 初老の小学生・ペテン総理が各国要人とマラソン会談ってんだが、ようするに天皇即位の儀式に参列のための表敬訪問にすぎないんだね。こういうのを「天皇の政治利用」と言う。

 そんなことより、オーストラリアの新聞各紙が、調査報道を巡り公共放送が警察の家宅捜索を受けるなどしたため、「報道の自由の危機」として1面を黒く塗りつぶした紙面で抗議したってね。「政府があなたから真実を遠ざけるとき、何を隠しているのか?」という見出しが刺激的だ。

豪の主要新聞、そろって1面に黒塗り文書 報道規制に抗議

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 鮨友だらけの日本のメディアではこうはいくまい。そもそも、ペテン総理には、自民党幹事長代理の時に従軍慰安婦を取上げたNHKの番組に介入して、その内容を改竄させた前科がありますからね。さらに、朝日新聞を目の敵であることも公言しているのに、メディアはそんな姿勢と戦おうという素振りさえないんだから、何をかいわんやなのだ。

 そんなメディアに比べれば、「あいちトリエンナーレ2019」の補助金交付中止に抗議して、文化庁事業の委員が相次いで辞任しているという事実は、実に心強い。静かな抗議ではあるけれど、理不尽な権力に戦う姿勢を見せつけることが大事なんだね。

補助金不交付に抗議 文化庁事業の委員 辞任相次ぐ

 日本の新聞にも、黒く塗りつぶされたフロントページに「政府があなたから真実を遠ざけるとき、何を隠しているのか?」という見出しが躍る日が来るだろうか・・・!?

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2019年8月30日 (金)

武田邦彦に続いて東国原英夫が韓国に罵詈雑言!! ますます際立つ『ゴゴスマ』(TBS系列CBC制作)の醜悪さ!!

 「目に余る」という言葉がある。「程度がひどくて黙って見ていられない」といった意味だが、このところのテレビの嫌韓ムードの煽りまくりは、まさにその一言に尽きる。なかでも、TBS系列CBS制作のワイドショー『ゴゴスマ』の常軌を逸した韓国へ根拠のない罵詈雑言は目も当てられないほどだ。

 つい先日は、中部大学教授の武田那彦が日本の女性観光客に対する暴行事件を受けて、「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行せにゃいかんからね」と言い放ったばかりなのに、今度は少女淫行のそのまんま東国原が「韓国は正義だったら法律破ってもいいと思ってますからね」とほざいたあげくに、反論しようとした金慶珠氏に対して「黙ってろよ、オマエは!黙っとけ!この野郎、喋りすぎだよオマエ!」と恫喝しやがりましたとさ。

 テレビのことだから、こうしたバトルもやらせのひとつなのかもしれないが、根拠のない言葉の暴力を見せられるこちらはたまったものではない。武田シェンシェイの発言ついては、視聴者からの批判も多いってんだが、CBCもTBSも「公式サイトや番組上でコメントや見解を発表する予定がない」だとか。

 しかし、これはもはやコメンテーターの発言だからで済まされるもんだではないだろう。TV局としての姿勢が問われるのは当然で、今は亡き筑紫哲也の「TBSは今日、死にました」が改めて谺する今日この頃なのだ。

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2016年2月13日 (土)

甘利ワイロ事件とゲス不倫とどっちが重要な問題か・・・ちょっと考えればわかりそうもんなのに、新聞・TVはそこまで落ちぶれちまったのか。

 ゲス不倫の宮崎君が議員辞職。女子アナ崩れの丸川君はここにきて発言撤回。それにしても、どちらの会見も、「こいつ反省してないな」ってのがミエミエで、「お前ら何様のつもり」ってのが正直な感想ですね。

 公募で採用された男と元女子アナという人気稼業の女性議員。およそ政治家としての素養とは関係ないところで候補者選びするのが自民党の得意技ですからね。「SPEED」の今井君もこのラインの延長線上にあるわけで、ますますこの国の政治は劣化の坂道を転げ落ちていくことでしょう。

 でもって、化粧崩れの総務大臣・高市君の「言うこと聞かないと電波止めるぞ」発言が権力による言論弾圧に繋がるという声がかまびすしい最中に、なんと産経新聞の論説委員と政治部長がペテン総理と会食。こういう無神経さに、この国のメディアと権力とのズフズブの関係が垣間見えるってわけだ。化粧崩れの総務大臣の発言というのも、こうした背景を十分にわかった上でのアドバルーンで、こうやって世論の反応を探ってるんだね。

<電波停止>「政治的公平性」解釈で政府統一見解

 閣僚のスキャンダルが相次いで浮上するのは、第一次安倍政権の末期ととてもよく似ているんだが、あの時と今との大きな違いは、なんと言っても新聞・TVがお仲間に加わっているってことだ。だから、閣僚スキャンダルをテコにして政権を揺るがすことは、けっこう難しい。権力の監視という機能を新聞・TVが果たしていれば、ワイロ甘利だってパテイー高木だって、今頃は議員辞職に追い込まれていても不思議じゃないんだからね。それがいまだに白昼堂々と永田町を闊歩しているんだから、まさにこの国の政治は無法地帯ってことだ。

 そんなことをツラツラ考えていたら、せっかく治りかけていた風邪がぶりかえしそうな土曜の朝であった。

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2015年11月26日 (木)

岸井成格『NEWS23』降板決定? TBSは権力に跪くつもりか・・・!?

 ホリエモンに巨額な賠償命令の判決が出た日に、旧村上ファンドの物言う株主・村上君には株価操縦で強制捜査。にしても、株価操縦ってのはなんだかなあ。年金注ぎ込んで株高を演出しているアホノミクスとどこが違うんだろうね。

 そんな懐かしい名前が出てきたと思ったら、伝説の女優、原節子の訃報が。『東京物語』がイッチャン好きかな。もっとも、名画座で観た世代だけど・・・合掌。

 ところで、「放送法遵守を求める視聴者の会」とかいう怪しげな団体が、言論弾圧まがいの意見広告で毎日新聞のチョビ髭・岸井君にイチャモンつけてきたことは17日のエントリーで紹介した。その後、TBSがどんな動きをするか興味津々だったんたけど、ここにきて問題とされた発言をした番組『NEWS23』から岸井君を降板させるという噂が流れている。さらに、後任には朝日新聞を退職するほっかむり男・星浩をもってくるらしいなんてまことしやかな尾ひれもついている。

『NEWS23』でキャスター岸井成格の降板が決定の情報!「安保法制批判は放送法違反」の意見広告にTBSが屈服?

「NEWS23」岸井氏を名指し攻撃…異様な“意見広告”の真の狙い

 こうした具体的な人事まで流れてきているということは、おそらくそれに似た動きがTBS内部で起きているってことなんだろう。すぎやまこういち/代表(作曲家)、渡部昇一(上智大学名誉教授)、渡辺利夫(拓殖大学総長)、鍵山秀三郎(株式会社イエローハット創業者)、ケント・ギルバート(カリフォルニア州弁護士・タレント)、上念司(経済評論家)、小川榮太郞(文藝評論家)といった発起人の名前を一瞥しただけでも「放送法遵守を求める視聴者の会」とやらがいかなる思想・信条に基づいた団体かがわかろうというもので、当然、その裏にはペテン総理の息のかかった輩が蠢いているだろうことは容易に妄想できる。

 ならば、TBSはここは一歩も引いてはいけない。かつて、オウム真理教に情報を流したことで坂本弁護士一家殺害の遠因となったことについて、現在の『NEWS23』の初代のニュースキャスターだった筑紫哲也は「TBSは今日、死んだに等しいと思います」と番組の中で語った。もし、ここで岸井君を降板させるようなことがあったら、それこそ「TBSは死にました」ってことなんだね。権力の介入に屈したってことになるんだからさ。

 そもそも放送法で言うところの「公平・中立」というのは「権力におもねらない」っていう、戦前の大本営発表に与した反省からきているものだ。だから、政権に批判的な発言を放送・報道したからといって、けっして「偏向放送・報道」とはならない。ていうか、「政権批判」こそ「中立・公平」な放送・報道を担保する唯一の手段とも言える。「権力におもねらない」姿勢か放送への介入を権力に躊躇させる抑止力になる。

 チョビ髭・岸井君は、小沢狂想曲の際には急先鋒のジャーナリストの一人だった。あの時の狂乱報道が、今日のペテン総理によるメディアコントロールを容易にさせたという側面もあるに違いない。小鳩政権壊滅のためにジャーナリズムが捜査当局とその裏にいたであろう政治勢力と手を組んだんだからね。そのことに爪の先程でもいいから反省があるなら、ここは当事者であるチョビ髭・岸井君を筆頭に、日本のジャーナリズムが結集して、この怪しげな団体を動かしているであろう安倍ペテン政権に対して、「銃ではなく、紙や、ペン、音楽という武器」で宣戦布告して欲しい。

古賀茂明氏、ニューヨーク・タイムズに寄稿。「日本では報道の自由に脅威が」との題で、テレ朝問題など語る #テレ朝 #古賀茂明

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私達は、政治家に対し「放送法」の遵守を求めます!!(報道への介入をやめて下さい)

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2015年7月14日 (火)

「(沖縄は)もう国としてもある意味、見限ってもいいような気がするが、いかがでしょうか「もう、そんな連中は放っておいてもいいと思うが、いかがでしょうか」(時事通信記者)・・・こういう心根の腐ったのがジャーナリスト面していることに、安倍晋三を調子づかせる一因がある。

 安保法制=戦争法案は、何が何でも明日強行採決する腹のようですね。

「私も丁寧に説明してきて、理解は進んできたと思う。各議員の協力でさらに理解を得られるようにしていきたい」(安倍晋三)

「もう論点は出尽くしている。賛成と反対の視点が固まっていれば、同じ事の繰り返しになる」(谷垣禎一)

「審議時間が100時間を超えており、また、維新の党から対案を出されたこともあって、論点はだいぶ整理されて、議論がされてきているというふうに思ってます」(菅義偉)

 こういう言い草ってのは、国民を舐めきってる証拠だね。どこの世論調査だって「説明不足」という声が圧倒的だってのに、よくもまあヌケヌケと口にできるもんだ。ここまでレレレのシンゾー一派が国民を舐めきった発言してもドヤ顔してられるのは、ひとえに新聞・TVの偏向報道のおかげです。なんてったって幹部連中が夜毎の接待漬けで飼いならされちゃってますからね。

 で、上が腐れば下も腐るのが世の常で、現場の記者連中もロクなもんじゃありません。とうとう、時事通信の記者が昨日の官房長官の定例記者会見で、沖縄県議会が埋め立て用の土砂の規制条例を成立させたことについて、「沖縄が(第2滑走路の)工期短縮を難しくするような決断をしたことについて、もう国としてもある意味、見限ってもいいような気がするが、いかがでしょうか」「もう、そんな連中は放っておいてもいいと思うが、いかがでしょうか」ってぬかしたってね。

 時事通信は「不適切な表現で、極めて遺憾だと考えている。すでに本人に注意をした」ってんだが、この発言は売文家・百田尚樹の「沖縄の新聞はつぶせ」発言と根っこは同じです。沖縄に対する明らかな差別意識の発露で、注意だけでシャンシャンと済ませていいもんじゃない。それこそ、ジャーナリストとしての資質の問題が問われている。もっとも、レレレのシンゾーと酒食を共にすることが仕事の田崎史郎なんてのが解説委員務めてる通信社ですからね。ジャーナリズムとしての自覚なんてのを期待するほうが土台無理な話なんだね。

時事通信、記者を注意 沖縄巡る質問で「不適切な表現」

 こういう心根が腐った記者もどきは、匿名報道なんてのは生ぬるい。実名報道して、ちゃんと落とし前つけないと、日本のジャーナリズムそのものが腐り果てていると世界中から物笑いのタネにされますぜ・・・って、もうとっくにされてるか。なんてったって、沖縄慰霊の日に「なぜ、安倍首相に『帰れ!』と言っている人々を映さないんだ」って海外メディアにツイートされちゃっても、蛙の面になんとやらでダンマリ決め込んじゃうヘタレですからね。

 明日とも噂される強行採決に、この国のジャーナリズム(そんなのがあったらのことだけど)は、いったいどんな報道をするのか、興味は尽きない今日この頃である。

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2015年6月30日 (火)

韓国女子高生のコメント捏造で、切り張りミスったけど、「日本嫌い」って言ってたもん、って居直ってます&ローン返済の目途も立たないのにマンション買っちゃうようなレベルの事業計画なんか、とてもじゃないけど国家的プロジェクトと呼べる代物ではありません

 韓国の女子高生のコメント捏造について、フジTVがホームページにお詫びを掲載。ところが、これがなんともいけすかない文面で、発言内容を切り張りする時のミスで、「この女性は、インタビューの別の部分で、実際に『日本が嫌いです』と答えています」だとさ。世間では、こういうのをお詫びじゃなくて言い訳と言います。

 仮に、「日本が嫌いです」って言ってる映像があったにしても、捏造したコメントでは「嫌いですよ、だって韓国を苦しめたじゃないですか」ってなってるんだね。ということは、「だって韓国を苦しめたじゃないですか」って箇所はどうなるんだ。こうした発言もしているのかどうか。それだって大きな問題だ。「韓国を苦しめたじゃないですか」って発言があったのかなかったのか、それを確かめるためにもノーカットの映像をフジテレビは流す義務がありますね。

 どう言いつくろっても、ようするに自分たちたちのシナリオにそったおいしい発言を切り取って演出してたことは確かなわけで、その裏には嫌韓ムードを煽ってやろうという魂胆があったに違いない。

お詫び

 で、知ったかぶり池上君の対応はというと、朝日新聞の取材に「私の名前がついた番組のなかで起きたことであり、申し訳ないことだと責任を感じています。番組スタッフ全体でのチェックが不十分でした」てなことのたまってます。ジャーナリストを自認する池上君にしては、ずいぶんと意気地のないコメントだこと。チェックミスかどうか、「池上彰緊急検証スペシャル!」でもなんでも作って、ちゃんと番組上で検証すべきなんじゃないのかねえ。「番組スタッフ全体のチェックが不十分」なんて責任おっつけてないで、自分のケツは自分で拭きやがれ・・・なんてお下劣になっちまった火曜の朝である。

・フジテレビ、韓国人の発言訳誤る 池上さんの番組で

 ところで、新国立競技場の総工費2520億円、完成は2019年5月で決定。でも、お金はありませんだとさ。少なくとも1000億円は足りないそうで、競技場の命名権販売、民間からの寄付、totoの売上なんかが検討されてるそうだ。多額の寄付にはネームプレートを競技場に飾るなんてことまで言ってます。そんなにうまくいくわけないじゃない。ギリシャがデフォルト寸前で、そうなれば株価暴落で日本経済は大混乱。のん気に新国立競技場のために寄付なんかしている場合じゃありません。

 それに、命名権にしたって、オリンピックのオフィシャルスポンサー以外は、企業名を大手振ってさらすわけにはいきません。命名権取得したのはいいけど、オリンピック期間中に企業名隠されちゃったら、なんのためのに大枚はたいたんだかわかんなくなっちゃます。それどころか、へたすりゃ株主が黙っちゃいませんよ。

 それにしても、頭金どころかローン返済の目途も立たないのにマンション買っちゃうようなレベルの事業計画でもって、とてもじゃないけど国家的プロジェクトと呼べる代物ではありません。明治神宮の森への影響など、環境問題だってまったく議論されてる気配がないようだし、こうなったら東京オリンピック返上するのが一番の解決方法じゃないんでしょうか。

最後に、くろねこも参加する「健全な法治国家のために声を上げる市民の会」が、「自衛隊の海外活動拡大を図る安全保障関連法案」および「刑事訴訟法等の一部を改正する法律案」について、いずれも看過しがたい問題であると認識し、声明を発表しました。是非、ご一読を。

「自衛隊の海外活動拡大を図る安全保障関連法案」および「刑事訴訟法等の一部を改正する法律案」に関する声明

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