夫婦別姓

2024年5月 2日 (木)

「選択的夫婦別姓」に賛成62%(NHK)、76%(共同)!!&「同性婚」も70%超が賛成!!・・・統一教会、日本会議の顔色うかがう自民党はまるでやる気なし!!

 「選択的夫婦別姓」についてNHKが世論調査したところ、賛成が62%で、反対は27%だったそうだ。共同通信の世論調査でも賛成76%に上っている。ちなみに、「同性婚」についても賛成が70%を超え、世論は確実に「選択的夫婦別姓」と「同性婚」を認めているってことだ。

「選択的夫婦別姓」賛成が62% 反対は27%に NHK世論調査

 ああ、それなのに、ヘタレ政権はなぜ議論すべきことが山ほどもある「共同親権」を反対の声を押し切って可決したのか。そこには、統一教会や日本会議の「家族観」が大きく影響しているのは間違いない。

 ようするに、ヘタレ政権は、いまだにカルトが喜ぶ政策にご執心ってことで、政権を維持するためにもそれは続いていくのだろう。

 そんなんだもの、70%以上の国民が望んでいる「選択的夫婦別姓」と「同性婚」は棚ざらしにしたまま、「任期中の憲法改正」なんてことをヘタレ総理はほざいたりするんだね。でも、その改憲にしたって、「改憲の気運は高まっているか」という世論調査の質問に、「高まっていない」という回答は67%もある。

改憲論議急ぐ必要ない65% 共同通信憲法世論調査

 つまり、改憲より先にやることがあるだろう、ってのが一般大衆労働者諸君が一番強く思っていることなのだ。

 支持率16%の政権が改憲なんてのはおこがましい。そんなことより、国民が望む政策に汗水流しやがれ・・・なんてことを我が家のドラ猫に囁いてみる大型連休とは無縁の木曜の朝である。

【まだまだあるぞ気になるニュース】

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2024年3月16日 (土)

「同性婚は国民の家族観と密接にかかわる」(林官房長官)・・・何が「国民の家族観」だ。統一教会と日本会議の価値観の上に立った「自民党の家族観」だろう!!

 同性婚裁判で違憲判決が出たことに対して、官房長官のハニトラ林君が、

「同性婚制度の導入は国民生活の基本にかかわる問題で、国民一人一人の家族観とも密接にかかわるものだと認識している」

 って記者会見でのたまってくれた。「国民の家族観」って何だ。それを言うなら、統一教会や日本会議と一体となった価値観の上に立った「自民党の家族観」だろう。

林官房長官 同性婚制度に慎重 「国民の家族観と密接にかかわる」

 ヘタレ総理も「同性婚認めることは憲法上想定されず」なんて煮え切らない答弁しているが、そんなに統一教会や日本会議が怖いのか。

【速報】岸田総理「同性婚認めることは憲法上想定されず」同性婚認めないのは「違憲」の札幌高裁判決受け

 夫婦別姓についても、ヘタレ総理は「世論調査の精査と自民党内の意見をまとめないことには難しい」なんて答弁して、共産党のとっちゃん坊や・小池君に「総理だって自民党の夫婦別姓を早期に実現する議員連盟の呼びかけ人だったじゃないですか」って突っ込まれる始末だ。

 ああ、それなのに、統一教会や日本会議が推している共同親権は様々な異論が飛び交っているってのに、スンナリと閣議決定しちゃうんだね。何とも分かりやすい。

 でも、これでいいのか。「人質司法」がよく「中世の刑事司法」と揶揄されるが、政策決定の裏側でカルト集団が蠢く政治って、まさに「中世の政治」そのものだろう。

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2023年2月 2日 (木)

宮台教授襲撃犯死亡・・・自殺した段階でなぜ容疑者と断定できなかったのか?「殺人未遂容疑で書類送検する方針」なのになぜ匿名報道なのか?&「同性婚は家族観や価値観、社会が変わってしまう」(岸田文雄)・・・多様性を語る資格はない!!

 昨日の午前中に突如飛び込んできた「都立大学の宮台真司教授が襲われた事件 容疑者とみられる男死亡」のニュース。しかも、12月の公開捜査直後に自殺していたという事実に、ちょっと違和感が沸いたのであった。

 自殺ってことは検死もしたはずで、なぜその段階で宮台教授襲撃犯ってことがわからなかったのだろう。それに、この41歳の男性に捜査陣はどうやってたどり着いたのだろう。さらに、襲撃の動機や背後関係の有無などについてもニュースではまったく触れられていない。

 さらにさらに、「容疑者死亡のまま殺人未遂容疑で書類送検する方針」と伝えられるも、容疑者の名前は非公開っておかしくないか。そもそも、どうやって犯人と断定したのか? 遺書には事件について一切触れられていないというし、凶器と目される斧が発見されたというけど、血痕などの確たる証拠についてはさだかではない。

 真相は闇の中のまま幕引きしようってことなんだろうか。何から何まで不自然で、この事件はこれで終わらないような気がする木曜の朝である。

宮台さん「釈然としない」襲撃事件容疑者とみられる男死亡で


宮台真司氏襲撃犯死亡の報を受けて

 ところで、ヘタレ総理が同性婚について「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」って答弁したってね。「家族観」ってのがミソで、これこそ統一教会(現世界平和統一家庭連合)と意思一致した重要案件ですからね。

 「子ども手当て」に反対したのも、「子どもは家族で育てる」という「価値観」ゆえなんだから、選択的夫婦別姓も含めて、社会を変えていこうという発想はヘタレ総理にはカケラもないってことがわくわかる、ってなもんです。

首相、同性婚に否定的な考え 「社会が変わってしまう」

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2023年1月28日 (土)

同性婚や選択的夫婦別姓は「わが国の家族のあり方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要する」(岸田文雄)・・・「家族のあり方」に口を出すのは憲法違反(「個人の尊厳」)じゃないのか!!

 国会では、軍事費増税や子育て支援にスポットが当たっている中、多様性社会の核とも言える「選択的夫婦別姓」「同性婚」についてはほとんど話題になっていない。ところが、ヘタレ総理は国会でこんな発言してるんだね。たとえば、「同性婚」。

「わが国の家族のあり方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要する」

 「わが国の家族のあり方」って自民党は一貫して口にするんだが、それって自民党の描く「家族像」の押し付けだろう。どんな「家族」を理想とするかは、個人の自由だ。

 これは「選択的夫婦別姓」にも言えることで、反対派はよく「家族の一体感を損なう」って口にする。でも、夫婦同姓だから家族の一体感があるなんて科学的根拠はどこにもない。こういう考え方って母子家庭や父子家庭への偏見にもつながっていると思う。

 そもそも、「選択的夫婦別姓」にしろ「同性婚」にしろ、すべての国民に強制されるものではない。好きなひとはどうぞ、って言ってるだけで、誰に迷惑かけるものではないんだね。それをヒステリックに拒否するのって、それこそ人権侵害じゃないのかねえ。

 ペテン師・シンゾーもよく口にしていた「わが国の家族のあり方」ってのは、つきつめると戦前の「家父長制」ってことなのだ。それはとりもなおさず、統一教会(現世界平和統一家庭連合)の目指す「家族観」とも繋がっている。地方議会に提出されている「家庭教育支援法案」の世界そのものなんだね。

 自民党と統一教会の「家族観」は見事に通底していることを、けっして忘れてはいけない。

首相、同性婚制度に「極めて慎重な検討を要する」と否定的 選択的夫婦別姓にも慎重 代表質問で答弁

 最後に、一水会の鈴木邦男氏が亡くなった。くろねことは政治思想的には対極にいたひとだが、右翼の論客として共感するところも多々あった。その存在の大きさは、亡くなったますます感じていくことだろう。合掌。

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2021年6月24日 (木)

憲法判断から逃げまくる最高裁、またしても「夫婦別姓」認めず!!&「IOCは国家主権を超越する存在なんです」(猪瀬元都知事)!!

 最高裁が「憲法の番人」としての役割をまたしても放棄しちゃいました。なんとまあ、今度こそと期待していた「夫婦別姓」について、2015年の判決に続いて今回もまた「認めません」とさ。法制審議会が選択的夫婦別姓の導入を盛り込んだ民法改正案を答申しのが1996年のこと。あれから四半世紀も経つのに、夫婦別姓は司法の場では1ミリも動かないんだね。

 いまや選択的夫婦別姓導入に賛成は、内閣府の世論調査でも42.5%となり、反対の29.3%を大きく上回っている。ああ、それなのに、「社会の変化や国民の意識の変化を踏まえても、2015年の最高裁大法廷判決を変更すべきとは認められない」「制度の在り方は国会で論じられるべき事柄だ」と国会にボールを投げちまいました。

 国会では明治憲法の家族制度にこだわる自民党の反対でニッチもサチッチもいかないから、最高裁に判断してくれって訴えてるのにこれだもんね。憲法判断から逃げまくる最高裁なんて、無用の長物なんじゃないの。ていうか、職務放棄だろう。

 夫婦別姓を認めない国は世界でも日本だけってことを、恥ずかしいと思わないのかねえ。

夫婦別姓から逃げた?最高裁 「憲法の番人の役割果たさず」 国会任せの姿勢に批判の声

夫婦別姓訴訟「裁判官の半分が女性ならこの結論にはならない」弁護団長が指摘

夫婦同姓の強制は「不当な国家介入」。違憲判断の宮崎裕子、宇賀克也裁判官はどんな意見だったのか

 ところで、「アンダーコントロール」だの「コンパクト五輪」だの、口から出まかせ出放題でオリンピックを招致した主犯格のひとりである元都知事の獅子頭・猪瀬君が「IOCは国家主権を超越する存在」ってかましてくれたってね。なんかもう、哀れとしか言い様がないな。

 徳洲会グループから5000万円受け取っていた疑いをかけられた時に、都議会でカバンに5000万円を詰め込もうとしてなかなか入らなくて赤っ恥かいた姿をまざまざと想い出す。しょせんは、その程度の男ってことなんだね。一度だけインタビューしことがあって、一緒に飲んだりしたんだが、いま思えばチイセーひとだったなあ。

猪瀬直樹氏に直撃 五輪は開催可能と本気で思っていますか


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2021年2月28日 (日)

「選択的夫婦別姓」反対を声高に喚く男女共同参画担当兼五輪担当大臣の大いなる矛盾!!

 飲み会を断らない女・山田内閣広報官なんだが、私人の嫁・昭恵との会食もさすがに断ることがなかったってね。その女子会にはイタリアに栄転あらせされた昭恵側近の谷氏の顔もあって、なんか暗示的なんだよね。やっぱり、頃合いを見計らって、山田内閣広報官も海外赴任ということで国外逃亡させるのかもね。妄想だけど。

 そんなことより、カス総理のロン毛の息子による贈収賄疑惑の影に隠れちゃってるけど、橋本セクハニ聖子君の後釜として五輪担当相に返り咲いたルーピー丸川君だ。なんと、地方議会に選択的夫婦別姓の反対を求める文書に参加してたってね。

 この文書には、化粧崩れの高市君、杉田汚水脈、生活保護叩きの片山君、ネトウヨのマドンナ・山谷君等の筋金入りの夫婦別姓反対論者が名を連ねている。ルーピー丸川君は男女共同参画担当大臣でもあるんだから、「職務上氏名を名乗れないことに忸怩たる思いを持つ方が、同じ思いを持つ人たちの声をつぶすことは、『個人的な信条』とは矛盾しているのではないか」(選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局長)って批判されるのも当たり前なんだね。

丸川大臣「残念すぎる」選択的夫婦別姓、反対議員50人へ質問状 市民団体

夫婦別姓反対の文書に連名の丸川担当相「役所の忖度は無用」

 で、笑っちゃうのが、夫婦別姓反対しておきながら、自分は旧姓の「丸川」を使ってるんだから、何考えてんだか。もっとも、このネーチャンに政治的信念なんかないのはわかってることだけど・・・。

 丸川珠代の他にも、野田聖子、三原じゅん子が旧姓を使用しているんだね。そう言えば、飲み会を断らない女・山田広報官も旧姓使用組だ。てことは、「選択的夫婦別姓」を実現してるようなもんじゃないのか。

 それはともかく、“ジェンダー平等の旗振り役”である男女共同参画担当大臣が、「選択的夫婦別姓」に反対するってのは大いなる矛盾であって、そんな無節操な政治屋が「あらゆる差別と闘う」というオリンピズムを遵守すべき五輪担当大臣でもあるなんて、へそが茶を沸かしますよ、ったく。

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2019年7月 2日 (火)

「選択的夫婦別姓は経済成長とは関わりがない」(安倍晋三)。要検査だな。一度診てもらった方がいい!!&「選挙やってくれたら予算つけるのは当たり前」(二階自民党幹事長)。「税金の私物化」を公言するいかれぽんち!!

 米朝韓の3ショットの影に隠れて、G20における初老の小学生・ペテン総理の無様さが薄れちまったようだ。「米国が日本を助けるなら、日本も米国を助けなければならない。安倍首相はそのことを尻手いるし異存もないだろう」ってトランプ発言をペテン総理に突きつけて説明責任を求めるメディアもない。

 それどころか、世論調査で内閣支持率の高さをそれとなく読者に刷り込もうとする新聞もあるくらいで、参議院選挙を前にして忖度メディアによるいろんな仕掛けがこれからは盛んになってくるのだろう。

 そんな中にあって、党首討論がスタートとして、議論ができないペテン総理が早速、赤っ恥かいたようだ。なんでも、選択的夫婦別姓について「経済成長とは関わりがない」と発言して顰蹙買ったそうだ。こんな具合だったとか・・・。

(これより引用)

 立憲民主党の枝野幸男代表(55)は「女性の社会参画を妨害している大きな要因は、日本が結婚したら同じ氏を名乗ることを強制されていること」「選択的夫婦別姓は女性の社会参画のために不可欠」と主張。首相の見解を求めた。
 すると安倍首相は、選択的夫婦別姓の是非については答えず「いわば夫婦別姓の問題ではなくて、しっかりと経済を成長させ、みんなが活躍できる社会を作っていくことではないか」と述べた。
 質問に正面から答えようとしない安倍首相に対し、司会の夏野剛(54)は「今のご返答は『選択的夫婦別姓はいらない』というご返答でよろしいでしょうか」と再度見解を求める。
 すると安倍首相は「いわば経済成長とは関わりがないというふうに考えています」と、またも明言を避けた。

(引用終わり)

 質問に正面から答えないのはいつものことだけど、ここまでくると「もはや支離滅裂」と笑ってる場合じゃないかもね。一度診てもらった方がいいんじゃないか。誰か言ってやれ・・・ってなもんです。

安倍首相 夫婦別姓への見解に批判殺到「もはや支離滅裂」

 電撃会談に隠れちゃったとんでも発言がもうひとつ。なんと、土建政治の幹事長・二階君が土地改良事業関係者を前に露骨な利益誘導発言して、「税金の私物化だ」と炎上してます。

「我々の方針と一緒にやってくれないところは予算は休ませてもらう」
「選挙を一生懸命やってくれるところに予算をつけるのは当たり前。やりましたよと胸張って言えるようにすれば、要求に満額お応えする」

 いやはや、さすが土建政治屋だけのことはある。「投票しないと予算つけない」なんてのは脅迫に等しい発言なわけで、もう逮捕した方が本人のためだろう。

二階幹事長「選挙やってくれたら予算つけるのは当たり前」

 それにしても、こんな発言よりもいまだに吉本芸人のスキャンダルに賑わうメディア、特にTVってのはもはやオワコンってことがよくわかる今日この頃なのだ。


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2016年10月12日 (水)

「南スーダンは戦闘ではなく衝突」(稲田防衛大臣)って言うなら、銃撃戦で犠牲者が出ても「事故死」ってことか&いまどき「旧姓使用認めない」って、東京地裁はいつの時代のつもりだ。

 たった7時間の南スーダン視察で「駆け付け警護」のアリハイ工作をした網タイツの防衛大臣・稲田君が、国会で野党の集中砲火を浴びて連日の火達磨。昨日は南スーダンで7月に起きた大規模な戦闘について質問されて、「戦闘行為ではなく衝突だ」ってアホ抜かしてました。でもって、ペテン総理も「武器をつかって殺傷、あるいはモノを破壊する行為はあった。我々はいわば勢力と勢力がぶつかったという表現を使っている」って間抜けな答弁で火に油を注ぐ始末だ。

 国会審議している最中にも南スーダンの首都ジュバ近郊で市民21人が反政府勢力の襲撃を受けて死亡したというニュースが流れている。これこそ網タイツの防衛大臣が言うところの「戦闘行為とは、国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷しまたはモノを破壊する行為」なんじゃないのか。

・・安倍首相「戦闘ではなく衝突」 ジュバの大規模戦闘

自衛隊PKO活動の南スーダン 襲撃で市民21人死亡

 「戦闘ではなく衝突」という言葉のすり替えは、「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」ってのたまったワンフレーズ小泉君の詭弁と同じなんだね。こんな言葉遊びで「駆け付け警護」という新任務を自衛隊員に課すとはねえ。ひとの命を弄ぶって意味では、この国の政治は北朝鮮のそれと同じくらい野蛮ってことです。

 このままだと、万が一「駆け付け警護」で戦闘に巻き込まれて亡くなったとしても、「衝突」なんだから「事故死」ってことになるね。自衛隊員はもちろん、家族はやりきれませんよ、ったく。

 ところで、東京地裁が女性教諭の旧姓使用を認めないって判決を出した。いまどきすさまじい判決だ。夫婦同性を合憲とした最高裁だって「改正した側の不利益は女性が受ける場合が多いが、旧姓の通称使用が広まることで一定程度緩和できる」って言ってるんだよね。それなのに、東京地裁は「戸籍姓は婚姻前の姓より高い個人の識別機能がある」「旧姓使用は戸籍姓と同じように使うことが根付いているとまでは求められない」っってんだから話になりません。

旧姓使用 東京地裁、認めず 女性教諭の訴え棄却

 このズボラな判決を出した東京地裁の判事は全員男だったそうで、つまりはペテン総理一派がたくらむ戦前の「家族制度」を頭に浮かべての判決なんだろうね。妄想だけど。ハッキリ言って、こういう時代の流れに逆行する、社会常識の欠如した裁判官の存在ってのが、ペテン総理一派による司法の取り込みを許しているんだね。

 この判決を受けて、訴えられていた日大三中・高の理事は「主張が裁判所に理解されたと評価している」ってコメントしているようだけど、もう甲子園に出場しても応援してやらんからね。って、生徒に責任はないか。

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2016年3月10日 (木)

高浜原発運転差し止め。「規制委が被告ではないので、今後の審査に影響ない」(田中俊一原子力規制委員会委員長)とさ。こんな男が審査する原発が安全なわけがない&国連が女性差別で日本に矢継ぎ早の勧告。その意味するところは・・・。

 広島の中学生がやってもいない万引きで学校推薦がもらえずに自殺したって事件はなんとも言い様がないんだが、いくらなんでも廊下の立ち話で進路指導ってのはサイテーだ。この中学ではそれが普通だったのだろうか。それとも、この教師だけの問題なのか。廊下での進路指導っていう前代未聞の教師の手抜きを、新聞・TVはもっと突っ込む必要があるんじゃないのか。

 さて、なんといっても本日のトップニュースは、大津地裁の高浜原発3、4号機運転差し止めの仮処分だ。稼働中の原発に「NON」を突きつけたこの判決は画期的なもので、なかでもポイントは「国を越えた環境破壊」に言及したことだろう。実際に、福島第一原発事故で漏れ出した汚染水は、太平洋を流れ流れて北米大陸の西海岸を汚染しているわけで、それでも「アンダーコントロール」って喚いちまうペテン総理を糾弾したようなものなのだ。

 さらに、「関西電力の主張や説明の程度では、新規制基準と設置変更の許可がただちに公共の安心、安全の基礎となると考えることはためらわざるを得ない」とも裁判所は言っている。つまり、関電も原子規制委員会も顔を洗って出直してこいってことだ。それはまた、「世界最高水準の安全技術」とやらに、言外に異議を唱えたとも言えなくはない。なんてったって、「世界最高水準の安全技術」と喚いてはいるものの、具体的にどこがどう最高なのかなんてことはとんと説明されたことがありませんからね。

高浜原発に停止命令 大津地裁「新基準で安全といえず」 稼働中で初

高浜原発運転差し止め仮処分 大津地裁決定全文

ああそれなのに、原子力規制委員会委員長の田中俊一シェンシェイは、「規制委が被告ではないので、今後の審査に影響ない」と蛙の面になんとやらの発言してます。当事者意識がまるでないこんな男が原発の安全審査をしているかと思うと背筋が凍りつきますよ、ったく。

おそらく、関電は控訴するだろうから、上級審で差し止め処分が覆される可能性は大きいんだが、願わくばこの処分を決定した裁判長が左遷などされませんように・・・なんてことを危惧しなくちゃいけないこの国はいったい何なんでしょう。

 ところで、国連が慰安婦問題や女性差別に関して、日本に矢継ぎ早に勧告を出している。聞くところによると、皇室典範の男系男子の皇位継承についても女性差別として批判の声が上がったそうだ。女性活躍社会なんてペテン総理がどんなに喚きたてようと、そのお寒い実態は世界中がお見通しってわけです。そろそろ、ペテン総理もアメリカからお役御免を突きつけられ始めたってことなのかもしれない。だとしたら、めでたし、めでたし・・・というわけで、お後がよろしいようで。

日本の夫婦同姓・マタハラ…女性差別撤廃、国連委が勧告

男系男子の皇位継承を「女性差別」と批判 皇室典範の見直し、国連委が当初要求

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2015年12月17日 (木)

「いわゆる選択的夫婦別姓制度に合理性がないと断ずるものではない」(判決文より)なら、最高裁は違憲判決出すべきだったんじゃないのか。

 昨日の夜は、久しぶりの横浜中華街で忘年会。平日ということもあるんだろうけど、なんかネオンばかりが目にしみて、思ったほどの人通りではなかった。東日本大震災があっても、民主党政権の時の方がGDPの伸び率は断然良かったってことがバレちゃったように、案の定、アホノミクスの失敗で世間は不況なんだってことを実感したのであった。

衝撃 アベノミクス「GDP伸び率」あの民主党政権に完敗

 そんなことより、夫婦別姓認めない規定は合憲だって最高裁が結論出しちゃいました。「家族は社会の自然かつ基礎的な集団単位と捉えられ、その呼称をひとつにするのは合理的だ」ってんだが、そもそも家族のあり方を法で規定することが問題なんじゃないのかねえ。仮に夫婦同姓が合理的だとしても、夫婦別姓が不合理であるってことにはならないわけで、今度こそはと期待していただけにガッカリです。

夫婦別姓認めぬ規定「合憲」 最高裁初判断 「家族の姓一つに合理性」

 前にも書いたけど、くろねこは1970年代に夫婦別姓で事実婚の状態だったことがある。ちゃんと結婚式もあげたし、親にも了解を得たうえでのことだったが、別に何の不都合もなかったもんね。いまだって、ちょいと事情があって息子は姓が違う。だからといって、自民党の言うように「家族崩壊につながる」なんてことはない。どこかのソーリ大臣みたいに、同じ姓を名乗っていても仮面夫婦ってこともあるし、家族はバラバラなんてのもそこらじゅうにある。ようは姓の問題なんかじゃないんだね。もっと奥深い、心の問題です、家族ってのは。

 それにしても、合憲判決出したのが全員男性で、その年齢は全員60代ってのもなんかわかりやすいといえばわかりやすい。3人の女性裁判官は全員が違憲を表明したところに、この判決には古臭い男性社会の残滓みたいなものが垣間見えちゃうんだね。

 とは言え、今回の判決ではこうも言っている。「これらの判断は、いわゆる選択的夫婦別姓制度に合理性がないと断ずるものではない。この種の制度の在り方は、社会の受け止め方に依拠するところが少なくなく、国会で論じられ、判断されるべきだ」。つまり、国会でちゃんと議論しなさいってことなんたが、これまでも夫婦別姓の法律が国会に提出されそうになると、自民党のわからず屋どもが「家族崩壊につながる」「離婚促進法だ」って難癖つけて潰してきたんですね。だからこそ、最高裁にその判断を委ねたんだけど、結局、振り出しに戻っちゃったってことです。

 最高裁が言うように、「国会で論じられ、判断されるべき」ってのは正しいんだけど、その国会が機能しないことが、諸悪の根源でもある。この調子だと、戦争法の違憲裁判ってのも、最終的には「国会で議論し、判断されるべき」って最高裁は逃げちゃうかもしれないね。

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