鳩山政権

2010年6月 3日 (木)

辞めてよかったんだろうか・・・?

 鳩山ポッポ君辞任騒動から一夜明けて、メディア報道のなんと凄まじいこと。どなたかが「総産経新聞化」と嘆いていたが、朝日なんか昨日の社説では、鳩山続投を擁護してたくせに、今日になったら民主党のダメさかげんをここを先途と垂れ流しまくっている。坊主憎けりゃとはよく言ったものだ。

 でも、ポッポ君には辞めてほしくなかったといまでも思う。確かに、普天間問題のヘタレはあったけど、約束したことが達成できなかったからって、簡単に総理大臣が辞めていいものだろうか。また、すぐ辞任を求めるメディアというのもよくわからん。議員総会で演説するのではなく、国民に向かって普天間問題のヘタレを謝罪し、どのように国づくりをしていくのかを語るべきだったんじゃないのか。それでも辞めろコールがあったなら、解散総選挙が筋だったのでは。

 辞任の理由として、「政治とカネ」の問題もあげていたが、小沢君云々というのはどうも解せない。何よりも、小沢君は不起訴処分なのであって犯罪人ではない。秘書もただいま係争中だ。ポッポは、ひょっとして検察に屈したか。小林議員の名前まで飛び出したが、彼女はもはや議員辞職を表明しているんじゃないの。何をいまさら・・・。

 ようするに参議院選挙を視野に入れての辞任なのは容易に察しがつく。つまり、今夏の参議院の改選組に引きずり降ろされたってとこだろう。これこそ旧式な政治のやり方だね。自分達の選挙のことしか考えてないんだよな、こいつらは。

 ポッポ君はともかく、小沢君まで辞めたってのがメディアはうれしいらしい。朝日の星浩なんか、「古い政治」の象徴のように今朝の紙面で書いていたが、官房機密費に関して口を閉ざしたままの君の意見なんて聞く耳持たんからね。いずれにしても、これまでの既得権益に手を突っ込もうとした小沢君が辞めてくれたんだから、メディアにとっては望外の喜びでしょう。

 小沢君が仲間を引き連れて離党したら面白いけどね。そしたら自民党も割れる。一挙に政界再編だけど、それくらいのこと考えてるかもしれないな。

 ところで、コソ泥官房長官の河村君の官房機密費持ち逃げに対する告発が、ようやく受理されそうだ。東京地検特捜部が動きだすらしいから、どんな展開になるのか見ものだね。ひょっとこ麻生君も参考人で引っ張られたりしたら面白いのだが・・・。

  

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2010年6月 2日 (水)

鳩山降ろしをしている場合かね・・・。

 それにしても、新聞もTVも、日本のメディアって政局や政争がお好きだこと。昨日だって、TVの政治部の記者なんか、嬉々としてコメントしてるもんね。鳩山、小沢、輿石の3者会談を、まるで鳩山退陣で決着するかのような報道体制しいてたけど、どうやら退陣はなさそうだってなった時の記者の拍子抜けした顔。芸能リポーターのごとく政局ごっこを追っかけまわしてばかりいるから、官房機密費で取り込まれたりするんだよ。官房機密費に関する知ったかぶり池上君の挑発に、無視するだけで何の対応もしない朝日なんか、その象徴だ。

 しかし、民主党の議員たちって、鳩山退陣で騒いでいる場合か。まるで、昨年の麻生おろしを見ているようで、情けなくなってくる。しょせんは選挙に勝てれば何でもいいって思ってるんだろうけど、残念ながら鳩山ポッポ君が辞めても民主党は勝てないよ。総理の首をすげかえて政権を守ろうなんて姑息な手段は、自民党政権でウンザリしてるからね。おそらく、逆効果になると思う。鳩山ポッポ君退陣なら、解散総選挙。これっきゃないでしょ。

 参議院選を通じて、なぜ辺野古にせざるを得なかったかをとことん説明するしかない。そして、「国外、県外」に向けてどう努力していくのかを徹底的に説明すること。いまはその迷走ぶりを面白いように叩かれているけど、「国外、県外」というメッセージに対してまったく冷淡だったマスコミ、そして「基地見直し」すら俎上に上げることをしなかった自民党に鳩山ポッポ君を批判する権利なんてないんだからね。「寝た子を起こした」みたいなヨタを吐く御用記者田崎みたいのがいるけど、これってポッポ君がおとなしくしていれば沖縄県民を騙せたのにってことだよね。こんなのがジャーナリストだってんだから世も末だ。こんな発言をシレっと流して平然としているメディアも同罪。

 ニヤケ顔の前原君が、「普天間に象徴される首相のリーダーシップの問題、(首相と小沢氏の)2トップの政治とカネの問題で極めて大きく支持率が下がっているのは事実」なんてほざいるけど、まるで他人事だね。沖縄担当大臣でもあるっていう自分の立場を棚に上げちゃいかんでしょ。即刻退場。

 岡田、北沢、前原、平野、そしてメディアの面々は、琉球大学下地名誉教授がタイムズ紙に投稿した反論をどう読むのだろう。

(ここから琉球新報より引用)

 米軍普天間飛行場が辺野古移設となったことを「オバマ政権の勝利」と書いた米ニューヨーク・タイムズ紙に対し、下地良男琉球大名誉教授は「米国の民主主義の原則に反した勝利は自滅的だ」との反論を投書した。同紙の28日付読者欄に掲載された。
 下地氏は編集者あてに「確かに、2006年合意にこだわるオバマ政権の圧力に、鳩山政権は負けた。だがオバマ政権は、その勝利が自滅的であることに気付くべきだ。非民主主義の国々に対してワシントンが主張する民主主義の原則に、矛盾している」と指摘。「大多数の沖縄県民は沖縄に基地を置くことに反対している。よくもオバマ氏は、同胞である鳩山氏の意思を無視することができますね」と痛烈に批判した。下地氏は名護市辺野古の海を写真に収め、写真集を出版するなどして、県内移設に反対している。

(引用終わり)

 とここまで書いて、「鳩山退陣」のニュース。詳細はわからないけど、首のすげかえだったら呆れるね。さあ、これからどうする。

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2010年5月31日 (月)

首相退陣なら解散総選挙。これが憲政の常道。

 ダービーは希に見るハイレベルな一戦となるはずだったが、終わってみれば消化不良で煮え切らないレースとなってしまった。すべては超のつくほどのスローペースになったことに尽きる。4コーナー回って団子状態でヨーイドン。勝ったエイシンフラッシュの上がり3ハロンはなんと32秒台。これでは好位につけていたヴィクトワールピサも3着が精一杯。出遅れて大外を回らされたペルーサが見せ場すらつくれなかったのも当たり前。コスモファントム、アリゼオあたりが思い切ってハナにいくと思ってたのだが、この2頭はどんな競馬をイメージしてたんだろう。なんだかなあ、なのであります。

 勝ったエンシンフラッシュは皐月賞3着がフロックでなかったことを証明した。1番枠という利点を存分に活かした内田の好騎乗もお見事。2着に突っ込んだローズキングダムも、上がりの競馬になればしめたもの。今後はマイル路線で活路が開けそうだ。できれば鞍上は小牧のままでいってほしかったのだが・・・。

 僕のダービーは、スタートでペルーサが出遅れた時点で終わっていたのであった。函館競輪では1億5978万円のウるトル大穴が出た日にこれかい。なんてこったい。

 さあ、社民党が政権離脱。論議はあるだろうけど、この選択は正しいんだろうな。とはいえ、野党面がお似合いの又市君を筆頭に、政権離脱と同時にワンワンキャンキャン鳩山政権批判するのは見苦しい。「参議院選の争点は普天間移設問題だ」なんて又市君は力んでいたようだが、ちょっとそれは違うんじゃないか。普天間問題における鳩山ポッポ君の迷走ぶりは論点にはなるだろうけど、共産党を除けばその他の野党はみんな辺野古移設に賛成なんだからね。

 そもも辺野古で合意したのはひょっとこ麻生君なんだから、自民党が普天間移設を争点にできるわけがない。みんなの党もたちあがれも新党改革も同じ穴の狢。日本創新党だって別に沖縄の基地問題に代案があるわけではない。普天間にからめて民主党批判はできても、普天間移設が参議院の争点になるなんて、又市君、そりゃあきませんわ。

 社民党の政権離脱で、鳩山ポッポ君の立場はさらに風前の灯になってきた。退陣論が党内からも噴き出してきている。でも、それでいいのか。普天間問題に関する鳩山ポッポ君のヘタレ具合は御しがたいものがあるが、すべてを鳩山ポッポ君の責任にするだけでいいのか。TV朝日のコメンテーター、川村君は、土曜の『パックインジャーナル』で、「普天間問題の責任は、鳩山4、外務と防衛官僚6」と言っていたが一理ある。今朝のTVで福島君が同じように、官僚の責任に触れていたが、実はそこにこそ大きな闇があるのだと思う。

 政治主導といったのはいいけど、結局は官僚を使いなせなかった民主党に比べて、自民党は官僚を上手く使って普天間移設を決めた・・・なんていまさら言ってるタワケがいるけど、冗談は顔だけにしてほしい。ようは、すべて官僚に丸投げしてきただけなんだから。それはともかく、どうやら普天間問題に関しては官僚のサボタージュとその後の巻き返しがあったらしい。多くの評論化が民主党の政治主導の限界をそこにからめてくっちゃべてるけど、ちょっとお待ち。

 では、この国は誰が動かしているんだ。基本は国民が選挙で選んだ政府だろう。官僚は税金で雇われた政策集団にしかすぎない。であるなら、サボタージュなんてもっての他だ。行政の長たるは鳩山ポッポ君の責任は大いに追及すべきだが、その意にそって動こうとしないばかりか、意に反してリーク情報を流したりした官僚はそれ以上に糾弾されるべきなのだ。でも、そんなことしても国民には受けないから御用評論家やコメンテーターは鳩山叩きに精を出す。

 内閣支持率も20%を切って、なんか次期総理はなんて話まで出ている。でも、これもおかしい。それをやったら自民党の政権たらいまわしと同じじゃないか。辞任するなら解散総選挙が憲政の常道でしょう。だからこそ、軽々に退陣すべきではないのだ。およそメディアの調査による支持率ほど当てにならないものはないわけで、それでいちいち退陣してたら世論調査が政局を作ることになってしまう。

 普天間こけたらみなこけたというオール・オア・ナッシングの論調って、ちょっと危険だね。それでも鳩山退陣を要求するなら、民主党も解散総選挙の覚悟をもってほしい。総理を変えて、なんて甘いこと考えてるようじゃダメなんだよ。いっそのこと、衆参同時選挙しちゃったらどうだ。自民党だったら絶対できないんだから、そこをしっかりと訴えるってのもテだと思うけどね。ま、そんに根性はないだろうけど・・・。

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2010年5月30日 (日)

DPI利用にゴーサイン・・・って大丈夫か?

 昨日は季節が逆戻りしたような薄ら寒さに、我が家のドラ猫はクローゼットの上のハウスに非難。ほぼ半日あまり寝っこけて、夜になっても寝ぼけ眼のままで飼い主にお愛想のひとつも見せず、こちらもなんか拍子抜けしてやることもなく卓球の世界選手権なんぞにチャンネルを合わせてしまった。卓球は大の苦手で、温泉のピンポンすらほとんどやったことがないというのに。

 今回の世界選手権は団体戦で、どうやら男女ともにメダルは確定ということはニュースで知っていたが、たまたまチャンネルを合わせた時に女子の準決勝(対中国戦)をやっていた。福原、平野と負けて、土壇場の3回戦に17歳の石川佳純が出てきたところだった。おお、これが話題の高校生かなんて野次馬気分で見ていたのだが、いやー、オジサン感動しちまいました。世界3位の中国選手相手になんとまあ堂々としたラリーの応酬。あの華奢な身体が本当に大きく見えたのは、その物怖じしない心の強さがあればこそなのだろう。惜しくも負けはしたけど、卓球って凄いスポーツなのねと教えてくれた記念すべき一夜となったのでありました。

 サイト閲覧や検索といった個人の行動記録を読み取るDPI(ディープ・パケット・インスペクション)を、ブロバイダーが広告に利用することを総務省が容認した。利用者への説明や拒否する権限などの付帯事項はあるというものの、DPIって専門家も言うように盗聴器みたいなもんだから、運用次第では個人情報がそっくりブロバイダーなどの業者に渡ることになる。アマゾンなんかはいまだってクッキーを使って利用者の行動をチェックして広告に利用している。それだけでもうっとうしいのに、もっと大がりになるわけで、総務省も簡単に導入許可していいのかね。アメリカなどでは「通信の秘密」の侵害の危険もあることから実用化は先送りされてるみたいだけど、日本のブロバイダーなどの業者にそんな節操があるとは思えないけどね。キューピー原口君、放送法改正案もそうだけど、もう少し丁寧な説明をしなさい。特に放送法改正案は基地問題に隠れてあまり話題にならなかったけど、しっかり見てるんだから、世間を舐めちゃいけないよ。

 亀井君が福島君に向けて、「自分の美学だけで連立を去るのは、政治家、政党としていかがなものか。沖縄(問題)だけが政治じゃない」とコメントしたそうだが、それも一理ありか。社民党の連立離脱はありとは思っているが、離脱しない道を探るのもひとつの方法かも。美学は大事だけど、政治ってもっと生々しいものでもある。難しい選択になるだろうけど、個人的には連立の枠組みって現在の状況では必要だとも思えてきた。

 江川紹子氏がツイッターで、「政治は、妥協の芸術、とも言う。福島氏は、いい意味でも悪い意味でも、政治家にはなれなかったし、ならなかった。どこまでも筋を通したい、という点では彼女は活動家。政治家と活動家、どちらも必要。今の社民党、沖縄、日本は、どちらをより必要とするか。ゆっくり寝てから冷静に考えよう 」とつぶやいていたが、激しく同感するくろねこなのであった。

【くろねこの競馬予想】

今日はダービーめでたいな・・・ということで、ダノンシャンティの骨折による出走取消は残念だったが、近年にないハイレベルな一戦になることは間違いない。皐月賞組にペルーサを筆頭とするその他の路線組がどう立ち向かうか。

 で、本命は、青葉賞を快勝したペルーサ。青葉賞の勝ち馬がダービーを制した例はないのだが、ペルーサはちょいとモノが違う。また、これまでの勝ち馬は関西からの遠征組が多く疲れも残っていたはず。関東馬のペルーサにとっては地元競馬だったし、なによりダービーを見据えたローテーションに好感がもてる。相手には、ヒルノダムール。東京なら、皐月賞のリベンジもあるか。差のない3番手に皐月賞馬のヴィクトワールピサ。先に抜け出したペルーサを追うも残り1ハロンで後ろからきたヒルノダムールに差されて3着・・・なんていうシミュレーションをたててみた次第。勝ち負けはこの3頭から。もし割ってはいるとしたら、レーヴドリアン、コスモファントム、トゥザグローリーまで。ルーラーシップ、アリゼオ、ローズキングダムには手が回らず。敢えて3着づけの大穴なら、東京巧者のハンソデバンド。でも、調教がイマイチなのが・・・。

◎ペルーサ、○ヒルノダムール、▲ヴィクトワールピサ、△レーヴドリアン、コスモファントム、トゥザグローリー。

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2010年5月29日 (土)

節を曲げなかった福島君に拍手。

 それにしても最悪の決着。とはいえ、これで辺野古移設が実現するわけではない。おそらく反対運動は熾烈になるだろうし、その人波を掻き分けるようにしてブルドーザーで地ならしなんかできないからね。つまり、日米合意はしたけれど、沖縄の戦いはこれからが本番ってこと。

 福島君が最後まで節を曲げなかったことには拍手を送りたい。もっと早くに連立政権として基地問題のすり合わせをしておけばよかったのにと思うが、ここに至ってはさすがに福島君も署名はできない。自分の選挙が控えているから人気とりだなんて揶揄する声もあるけど、署名したらしたで今度は「沖縄を見捨てるのか」って言うに決まってるんだから、気にすることはもない。

 それにしても朝日の朝刊の支離滅裂な記事はなんなんだ。一面では政治エディターとかいうわけのわかんない肩書きの渡辺某が、日米同盟の重要さを声高に叫ぶかと思えば、社会面では那覇総局長が「日米合意を優先し、沖縄との約束を捨て去った首相への不信は深い」と嘆き、社説では「米国に植え付けてしまった対日不信」を憂うといった具合だ。渡辺某はこうも言う。「日米同盟の重要さを首相が本当に理解しない限り、基地は<迷惑施設>のように扱われるばかりだ」。語るに落ちたとはこのことか。現実に迷惑している沖縄の人たちの声は朝日には聞こえてないようだね。だめだ、こりゃ。

 それにしても民主党の閣僚たちって何してたんだろうね。ニヤケ男の前原君って沖縄担当大臣でもあるのに、存在感のカケラもなかったもんね。菅君もこの基地問題では高見の見物を決め込んでいたようだし、フランケン岡田君はハナっから県外は無理って立場だったからね。結局、「最低でも県外」に向けて誰一人努力してなかったんだから、何をかいわんやなのだ。鳩山退陣論の前に、「最低でも県外」という公約を無視し続けた閣僚の皆さんに総退陣してもらうのがいいんじゃないか。もちろん腰ぎんちゃく平野君に真っ先に辞めてもらわなくっちゃね。

 参議院選挙は社民党を応援してしまおう、なんて思う今日この頃なのであった。

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2010年5月 6日 (木)

東京の大メディアは米国地方紙か!?

 GWは絶好の陽射しに恵まれ、おかげで垣根の植え込みも元気いっぱい。というわけで、昨日は毎年恒例の垣根の刈り込みに精を出す。植木の剪定バサミってのがけっこう曲者で、伸縮自在なのはいいのだが最長に伸ばした時の重さがズシリと腕に響く。握力も次第になくなってくるし、そこそこの重労働なのだ。で、今朝は腕のシビレに悩まされているというわけ。タイピングするのもけっこう辛い。日々、肉体も劣化していることを痛感する次第。

 さてさて、普天間基地移設に関してのは鳩山ポッポ君のヘタレ具合をメディアはここぞとばかりに叩いている。ま、身から出た錆ではあるのだが、まるで川に落ちた犬を棒で叩くような反鳩山キャンペーンは集団ヒステリーみたいで危ういと思う。そもそもは鳩山ポッポ君の「最低でも県外」というリップサービスが発端ではある。しかし、メディアはこの発言に対して、終始ネガティブな報道を続け、抑止力だなんだかんだといちゃもんをつけていたんじゃないのか。ところが、沖縄の県民集会が開かれた頃から、民意は「県外移設」なんだから責任とれよっていう論調に微妙に軸足を変えての反鳩山キャンペーンを展開してきている。つまり、いつでも傍観者という立場だけは変えていないということ。

 しかし、民意が「県外移設」として鳩山ポッポ君のヘタレ具合を責めるなら、「県内移設」はダメよってことだよね。だったら、「県外移設」の具体的な案をメディアも提示しなくちゃね。実は、沖縄の県民からもそうした声は聞こえてくる。「沖縄の民は、鳩山の『迷い』を評価します」と題された「辺野古通信」さんのブログを読むとよくわかる。つまり、沖縄の人々は、東京の大メディアが言うように、「鳩山VS沖縄」という図式でこの問題を捉えてはいないのだ。

 沖縄を差別し、沖縄に犠牲を強いてきた自民党への怒りはあっても、「県外移設」を公的に言及した鳩山ポッポ君の姿勢はしっかりと評価されているのだ。米国地方紙とまで揶揄されている東京の大メディアだって、沖縄の人々から見れば自民党と同じ穴のムジナだ。そのことに気がつかない愚かさこそが問題だ。

 鳩山ポッポ君をバッシングするのはけっこうだが、では、基地はどうする? さあ、メディアの皆さん、ここからは自らの立ち位置を明確にして、沖縄の基地問題を語ってちょうだいね。

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2010年5月 5日 (水)

そりゃないぜ、鳩山君。

 鳩山ポッポ君は何をしに沖縄に行ったのだろう。この期に及んで「県内移設」とは、そりゃ聞けませんぜ。なによりもガッカリしたのは、「現在のアメリカ、日米同盟の関係の中で抑止力を維持する必要性というようなことから、国外あるいは県外にすべてを、普天間の機能をですね、移設することは難しいということに至りました」という言葉だ。

 そもそも、沖縄の海兵隊は、アジアで動乱などが起きた時に現地のアメリカ人を救助するための部隊であって、抑止力として機能しているわけではない。ここにきて「抑止力」なんてことを持ち出すようじゃ、これまで沖縄の基地に関して何を勉強してきたのか大いに疑わしい。さらに、「抑止力云々」というコメントは、沖縄の基地の固定化にもつながりかねないことで、これは二重の裏切り行為といっても過言ではない。

 鳩山ポッポ君が、「最低でも県外移設」を提唱したことは、けっして間違いではない。少なくとも、これまでの政権ではそこに言及した政治家は一人もいない。もしここで「県外移設」がこけて、鳩山政権が倒れるようなことがあれば、おそらく二度と「県外移設」が語られることはなくなるに違いない。だからこそ、鳩山ポッポ君は踏ん張らなくてはいけない。でも、無理っぽいんだよな。

 しかしなんですね、他の閣僚はこの問題に関して何かシレっとしてるけど、そんなんでいいのだろうか。「県外移設」に向けて一致団結できない民主党に、政権交代の重責を担うことなんてできないような気がする。

 案の定、メディアはそれ見たことかって論調だけど、結局沖縄から基地をなくそうなんて誰も思っちゃいないってこと。鳩山ポッポ君が「県外移設」を言い出しただけで、ハナっからそれは無理だって論調だったもんね。鳩山君の言うのもごもっとも。ここは一番基地問題を根本から見直そう・・・なんてメディアはひとつもなかったもんな。

 言うに事欠いて、そんなことしたらアメリカが怒るぞ、なんて煽ったりしてるけど、アメリカの顔色を伺ってることに何の疑いも抱かないメディアって、なんて恥ずかしいんだろう。でも、本当にそうなのか。抑止力ということもあわせて、いまこそ基地問題を根本から見直す絶好のチャンスと思うのだが・・・。

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2010年5月 2日 (日)

ゴールデンウイークの浅草。

 昨日は昼から野暮用で流山なんてとこまでカミさんとでかける。で、帰りはつくばエクスプレスに初乗車。浅草を冷やかしつつ、友人と待ち合わせて飲もうという算段。雷門で待ち合わせ、ゴールデンウイークの雑踏をかき分けつつ、以前からちょいと気になっていた炉辺焼きの店へと向かう。それほど期待していたわけではないのだが、焼き物の味はまずまず。なかでも銀だらの西京漬けは絶品だった。惜しむらくは、もう少しお品書きにバリエーションが欲しいところ。味のわりには、いまひとつ店内に活気がないのもうなずけるのだった。

 浅草の後は河岸を変えて、ほろ酔い気分で地元の馴染みのバーにて痛飲。時計が12時を回ったところでお開き。家へと帰れば、留守番の我が家のドラ猫は不貞腐れて、ご機嫌ななめ。夜中に猫をなだめすかす我かなし・・・なのであった。

 鳩山ポッポ君が水俣病患者に謝罪。素直に評価すべきことと思うのだが、国への不満をあたかもは鳩山ポッポ君への批判であるかのような報道の仕方にはうんざり。どうして、こうも意地の悪い見方しかできないのかね。これはメディアによるいじめだね。

【くろねこの競馬予想】

本日は天皇賞。絶対的な本命不在で大混戦状態。ひそかに期待していたホクトスルタンだったが、結局は除外に・・・。迷いに迷って、本命はジャミール。相手にフォゲッタブル。波乱があれば、メイショウベルーガの一発か。
◎ジャミール、○フォゲッタブル、▲マイネルキッツ、△ジャガーメイル、メイショウベルーガ、エアシェイディ、トウカイトリック

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2010年4月27日 (火)

「桟橋案」・・・って冗談もほどほどにね。

 それにしても猫の目のような気候の変化だこと。昨日は爽やかに晴れわたっていたと思ったら、今日は花曇り。午後からは雨も降ってくるらしい。一足早い梅雨のような天気だことと思ってたら、庭の紫陽花が元気いっぱいで、緑が日に日に濃くなってくる。それにひきかえ、花水木の寂しいこと。いつもの年ならこの季節になると白い蝶々のような花が咲き乱れるのだが、今年はいまひとつ元気がない。季節はずれの寒さがこんなところにも影響している、と思う今日この頃。

 普天間移設問題では、「桟橋案」が浮上してきているような報道が飛び交っているが、どこまでが本当なのかわけわかんなくなってきた。メディアの報道によれば、アメリカにも打診したとの事だが、なんかこの問題における日米交渉のあり様を見てくると、アメリカがあたかも宗主国のような気がしてくる。変な話だよな。基地を提供するだけでなく、思いやり予算なんていう捨て金まであげてるってのに、偉そうな態度されちゃって・・・。こんな時こそ、超保守派の皆さんには声をあげてほしいのに、なぜか皆さんダンマリを決め込んでるんだよね。「国を愛する気概」なんて偉そうにほざいてるくせに、アメリカにはからっきし頭が上がらないんだから嫌になるね。

 ここにきての「桟橋案」・・・これが本当なら民主党は終わっちゃうかもな。なんか暗雲たれこめてきた感じだね。

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2010年4月26日 (月)

沖縄基地問題はここからが正念場。

 昨日は角館に旅行に行っていたカミさんがご帰還。遅咲きの桜を見に行ったはずが、天候不順のためまだ雪が残っている状態で桜どころではなかったよし。この時季の角館は「桜まつり」でどっと盛り上がるはずなのだが、観光客もこれでは肩透かし。結局、近くの乳頭温泉で露天風呂につかって帰ってきたとか。混浴だったよん、なんて浮かれるカミさんの土産話を聞きながら、ドラ猫ともども「混浴!? だからどうした」と心の中でつぶやくのだった。

 さて、基地反対の沖縄県民集会は9万人が集まり、その様子はAPやロイターなどの通信社により世界に発信された。さらに、イギリスのBBCやオーストラリアのSBS、そしてニューヨークタイムズ紙もこの模様を報じたようで、沖縄の基地問題は新たな展開を迎えそうだ。イランのTVやアルジャジーラでも報じられたというから、鳩山ポッポ君も中途半端な結論は出せなくなったね、これで。

 で、日本のメディアはというと、案の定鳩山政権非難集会のような報じ方をしている。典型が、時事通信の流したニュースだ。沖縄の民意は「県外移設」なんだから、これで5月決着は破綻した。ついては、首相退陣論がこれからの焦点になるだろうという予測記事なのだが、どうして昨日の沖縄県民大会が鳩山退陣論につながるのかまったく理解できない。さらに、フランケン岡田君が「現行計画の修正も視野に米側と協議していたことが判明」なんて、真偽もさだかでない話をあたかも事実であるかのように書き連ねている。これって、ニュースソースはホシントン・ポストで、フランケンもポッポも否定しているんだから、勝手な作文でしかないんだよね。

 そんなメディア報道の中にあって、痛快だったのは昨日の夕方のANNニュース。沖縄県民大会の現場からの中継で、東京から行ったアナウンサーのリポートの際に、沖縄のTV局のキャスターが出演して意見を求められるシーンがあった。東京のアナウンサーはどうにか鳩山政権非難にもっていきたいようで、鳩山首相が最低でも県外と言ったことで逆に寝た子を起こされたんじゃないかみたいなトンデモ質問をしたのだが、沖縄のキャスターはキッパリと、「これまでの自民党政権では県外移設は語られたことすらなかった」と語り、だからこそ鳩山政権に期待したという意味のことを冷静にコメントしていた。これだよね、大方のひとの声は。

 県外にもっていこうと努力しているのは鳩山政権であって、それに反対しているのが基地で一儲けしようしている利権集団なんだからね。県外にしなかったら許さないよってメディアが言うなら、それ相応のバックアップはしてほしいものだ。

 鳩山ポッポ君、ここからが正念場だよ。これで県外がポシャッたら、ドドっと政界再編に向けて動き出すかもしれないね。

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