麻原彰晃ら7人の死刑執行が、なぜこのタイミングなのか。報道では、「平成のうちに」という法務省周辺の意向があったとか。でも、この言い方は自らの意志で退位を表明した天皇に失礼だろう・・・なんてことが脳裏をよぎったりしたんだが、そんなことよりあたかも公開処刑のようなショー化したTVの報道ってのはなんとも見苦しいものだった。
・死刑囚写真に次々「執行」シール TV演出に疑問の声も
極悪人の死刑とはいえ、人の命に関わることですからね。そこには、厳粛な思いというものが必要なのはいまさら言うべきことではないだろう。
・EU 日本に死刑の執行停止求める
ああ、それなのに、死刑執行命令書にサインをした責任者である法務大臣は、死刑執行前夜に、自民党の宴会でニコヤカにお酒をめされておりました。「自民亭」と呼ばれるこの宴会は、「党幹部と若手議員のざっくばらんに話す懇親会」とかで、「安倍晋三首相、岸田文雄政調会長、竹下亘政調会長、小野寺五典防衛相、上川陽子法相、吉野正芳復興相らが参加」して、大いに盛り上がった」とか。西村なんたらいう副官房長官は、この宴会をこんな具合にツイートしてます。
「和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題!」
「参加した多くの議員は『(安倍総理が差し入れた)獺祭と(岸田政調会長が差し入れた)賀茂鶴とどっちを飲むんだ?? 』と聞かれ、 一瞬戸惑いながらも、結局両方飲んでました。そして、お二人と写真を撮っていました笑笑 いいなあ自民党」
おいおい、死刑執行前夜というだけでなく、西日本は豪雨で大変なことになっているってのに、総理大臣を筆頭にしてこの浮かれ様だ。ペテン総理のオヤジである安倍晋太郎は「政治家としての情がない」とボンクラ息子を評したそうだが、まさにこういうことなんだね。なんともグロテスクな国になったものだ。
・近畿で避難指示出るなか...安倍首相、死刑執行前夜の上川法相ら宴会で「いいなあ自民党」

でもって、オウム真理教が凶暴化する発端ともされる坂本弁護士一家殺害で、TBSが収録したビデオをオウム側に見せたことがそのきっかけになったのではないかとされ、当時のキャスターだった筑紫哲也が「TBSは今日、死んだに等しいと思います」と沈痛な面持ちでコメントしたんだが、まったく反省がなかったようだ。
なんでも、TBSが警察のドキュメント番組を制作中に、警察官に取り押さえられた男性が圧死し、そのビデオを警察が押収して、結局放映されなかったってね。それについて、TBSは抗議もしていないとかで、いくら警察ドキュメントの便宜を図ってもらっているからといって、ジャーナリズムとしてどうなのよと炎上中。ま、TBSは二度も三度も死ぬ、ってことだ。
・TBS番組の制作会社から映像押収 鹿児島警官制圧事件
日本のメディアはどこもかしこも幹部連中がペテン総理の鮨友ですからね。権力に対しては、忖度しまくりですから。それが証拠に、オウム真理教の死刑執行で、国会で審議入りしたカジノ法案のことなんか、まってく報道されませんからね。週明けには、ペテン総理は外遊と称して大名旅行にお出かけで、延長国会も宙ぶらりんのまま。
「戦後いちばんたちが悪い異常な内閣」(枝野幸男)をほったらかしにしている新聞・TVの罪の深さを思うたびに、心のテロリストになる今日この頃なのだ。
最後に、お口直しにこんなんで↓笑ってください。

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