栃木女児殺害で一審破棄して改めて無期懲役。なんとも珍妙な!&佐川元国税庁長官の偽証告発を自公が拒否!!&「成松は二重人格、三重人格、仮面を被っている」(山根明終身会長)。明らかな名誉毀損だな!!
栃木で起きた小学生殺人事件の控訴審は、一審判決を破棄した上で改めて無期懲役というなんとも珍妙なものとなった。一審破棄の理由となった「取り調べの録音録画を元にした有罪認定は違法」というのはそうだとしても、その代わり訴因変更を検察に促して、「起訴内容の幅が広がった点を考慮すれば被告が犯人と認められる」ってのは乱暴だろう。
さらに、被告が母親に出した手紙の内容から「本件殺人を指すと読むのが合理的」と言ってるんだが、これってただの推認にしか過ぎないわけで、結局は状況証拠の積み重ねという点では一審と何ら変わらないんだよね。
冤罪かどうかは「神のみぞ知る」なんだろけど、一審破棄したなら差し戻しして、再度裁判員裁判ってのが妥当だったんじゃなかろうか。
ところで、シュレッダー佐川君の森友学園疑獄をめぐる一連の国会証言についての偽証告発は自民と公明が反対したってね。その理由ってのが「記憶に忠実である限り、客観的に誤っていたとしても虚偽の陳述に当たらない」ってんだから笑わせる。
だったら、「記憶にある限り」って頭に振っちゃえば嘘つこうが何しようがお咎めなしってことになる。「『記憶の限り』という枕ことばを付ければ、あらゆることが偽証にならなくなり、国会の議論は成り立たない」(立憲民主・逢坂誠二)という指摘ももっともなことだ。
政治家も官僚も嘘つくことが当たり前で、その嘘は政権に寄与するものならすべてお咎めなし・・・日一日と凄いことになっていく、なんとも「美しい国」であることよ。
凄いことになっているときたら日本ボクシング連盟だ。山根組長がTV各局でインタビューに答えてるんだが、さもありなんという風情で、ヤクザまがいというよりはもうホンチャンの反社だね(個人の感想です)。
テレビ朝日『スーパーJチャンネル』における「やんちゃしてたけど盃はもらってない」って発言には目ン玉飛び出るところでしたよ。いろいろ突っ込みどころ満載なんだけど、なかでも許せなかったのは成松選手に対して「あの子は、二重人格、三重人格。仮面を被っている」って誹謗中傷したことだ。これは明らかに、名誉毀損、人権蹂躙だろう。
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日大の田中組長もホームページで都合のいい言い訳しているが、わかったことはどちらもホンチャンの筋者ってことだ。方や大学、方やアマチュアスポーツのトップだってのにこの様だ。文科省もスポーツ庁もそれを放置してきた責任は重い。
・田中英寿理事長が大学HPに謝罪文掲載 学生ファースト見失った指摘「心に突き刺さった」 理事長辞任は否定 日大アメフト
最後に、成松選手から80万円を譲り受けた選手はなぜ沈黙してるのか。いまだに返金してないわけだから、そのこと自体がルール違反だろう。危険タックルを証言した日大の選手のように、覚悟をもって名乗り出るべきじゃないのかねえ。
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