またしても調書不採用・・・検察の底知れぬ闇。
ハンガリーのアルミニウム精錬工場から流出した有毒汚泥で、成り行き次第ではヨーロッパがちょっと大変なことになりそうだ。どうやらドナウ川にも流れ込んだということだが、そうなるとドナウ川流域の国は静観してはいられない。それに、ドナウ川は黒海に流れ込んでいるわけだから、さらなる環境被害だって想定される。既に死者まで出ているから、大災害にならなければいいが。
そういえば、メキシコ湾の原油流出は、その後どうなったんだろう。仮に流出が止まっていたとしても、流れ出した原油の処理にはかなりの時間がかかるだろうし、その間環境破壊はますます深刻化していくわけだから、沈静化してよかったねとならないもんな。調査委員会が中間報告でオバマ政権の対応を批判したというニュースが流れていたけど、どんなもんなんだろう。
環境問題といえば、築地市場移転を都が決断、という報道があるけど、この問題は議会にまかせておいていいのだろうか。なんといっても、移転先の豊洲の汚染された土壌問題はまったく解決されていないわけで、ましてや土壌の調査結果に数字の誤魔化しがあったという事実はなによりも重い。そろそろ、国も乗り出す時期じゃないのかね。それにしても、民主党の都議たちも情けないもんだ。もっと真剣に戦え!
郵便不正事件で便宜を受けた企業側の公判で、主任検事が作成した調書が不採用になった。乱暴な取調べで供述を強要したようだが、ああ、やっばりねてなもんだ。これまで、特捜により逮捕・拘留されたひとたちがさんさざん訴えてきたことが、ようやく陽の目をみつつあるということ。つまり、取調べの際の脅迫や暴力行為ってのは、おそらく日常化してたんだと思う。そして、現にいまもそうした取調べが続いてるんだよね。だからこそ、可視化なんだけど、影も形もない法務大臣は「自分なりの考えをまとめている最中」なんだとか。バッカじゃなかろか。
大阪では、遺失物横領容疑で逮捕された男性に刑事がヤクザも真っ青の罵詈雑言を浴びせ、特別公務員暴行陵虐容疑で担当の警部補と巡査部長が告訴された。ICレコーダーに録音されていたとはお釈迦様でも気がつかなかったってわけ。録音聞いたけど、いやあ、凄まじかったな。東映のヤクザ映画も顔色なしのベタな脅し文句に、聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどだった。何度も言うけど、やっぱり可視化だね。それと、前にも書いたけど、これからはICレコーダー持ち歩きましょう。
検察審査会の議決文書に、被疑事実とは別の容疑が書かれていたことに対して、小沢君側は起訴議決無効の提訴をするようだ。このことに関しては、いち早く郷原氏が指摘していたことだが、これまでマスメディアは一切触れていなかった。小沢君サイドが動き出したことで、報道せざるを得なくなったのだろうが、それにしても、小沢君をめぐる検察審査会の動きって、なんか不自然なことが多いのはどうしたわけだ。
今朝の朝日は、「感情先行 危うい判断」という見出しで、検察審査会のあり方を検証していた。「市民感情の逆襲」なんていう東スポも逃げ出すような扇情的な見出しでさんざん煽っておいて、いまさら「感情先行 危うい判断」もなんいもんだ・・・と突っ込むのは簡単なんだけど、おそらくこうしたエクスキューズ記事も載せておかないと、名誉毀損だなんだと後々問題になるかもしれないので、そろそろ防御線を張っておこうということなのかもしれない。ハナっから、こうした冷静な報道姿勢をとっていれば、さすが朝日と拍手送られただろうに、いまとなっては遅いか。
そういえば、現役の記者から、ブログ以下とツイッターで囁かれちゃった社説は、今日も妄想を書き連ねていた。馬鹿が社説でやってくる・・・と思えば大いに笑えるってもんだ。
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