事業仕分けと基地問題を同じテーブルで論じる浅ましさ。
昨日の参議院本会議における鳩山ポッポ君の答弁中に、「ルーピー」と野次を飛ばしたタワケがいたようだが、なんとまあ下品なこと。当意即妙、思わず頬がほころぶような秀逸な野次は、国会の華でもあるのは百も承知だ。しかし、一国の首相に対するアメリカのお調子者のコラムニストの無礼な発言の尻馬に乗るそのゲスな根性は御し難い。何が「ルーピー」なのか説明してもらおうじゃないか、このメディア出身の愚か者には。
それにしても、小沢君に対する再不起訴の決定は早かった。1年以上捜査して起訴するだけの証拠が出てこなかったんだから不起訴は当たり前だけど、それにしてもなんとまあソーローなこと。これには検事総長の人事がからんでいるとか、様々な憶測が飛んでいる。でもなあ、こんなこといつまでやってるつもりなんだ、この国は。次は検察審査会の議決だけど、どう転ぼうと小沢狂想曲にはウンザリしているというのが正直なところ。事の本質を語ろうともせず、情緒的な報道を繰り返し、自分のことは棚に上げて説明責任を声高に叫び続けるメディアへの倦怠感は、知らず知らずのうちにこの国をとても危険な方向へと走らせる要因になるような気がしてならない。
メディアによる過度な政党批判が政治不信を招き、結果的に軍部の台頭を許すことになった暗黒の時代は、ついこの間のことなんだからね。
公益法人の事業仕分けが始まったが、皆さん他人の金だと思って好き勝手なことしてくれてること。全日本交通安全協会が免許更新などの時に配る教則本の制作費20億円を電通に丸投げというのには開いた口が塞がらない。濡れ手で粟とはこのことか。宝くじ協会にいたっては、鹿児島の知事がわざわざ出張って、「全国知事会で鳩山首相から(普天間)基地問題でお願いがあるという状況の中で、一方的に仕分けするのはおかしい」と批判したようだが、基地問題と仕分けをバーターしようという魂胆が浅ましい。ま、官僚上がりの知事なんてこんなものなんだろうけど、こんな奴に地方自治なんてお題目で税金まかせていいのかね。
事業仕分けと基地問題を同じテーブルで語るとは、それだけで退場だろ!!
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