川内原発の危険性に言及するTBSと「いまは安全」と専門家にコメントさせるテレビ朝日&TPP委員長西川公也が政治資金パーティ開催。「(地震で)こんな時だから、気を使って会場の電気を暗くしているんだよ」ってさ。不埒な野郎だ!
エクアドルでもM7.8の地震。東南アジアでもこのところ地震が続いているし、地球は確実に活動期に突入したのかも。
熊本を中心とした九州大地震は、どうやら南西方向へも広がりそうだとか。どう考えたって川内原発は危険だろう。原子力規制委員会は今日にも臨時会合を開いて、川内、玄海、伊方など九州および中四国地方の原発に影響がないか確認するそうだ。おそらく、安全確認しましたって記者会見してお茶を濁すんだろう。ここで川内原発運停止しちゃったら、これから予定されている原発の再稼動だっておぼつかなくなりますからね。
・熊本地震、新たに南西側でも活発な活動 気象庁が警戒呼びかけ
そんな中、TV各局の地震報道がそれぞれ若干ニュアンスが違っていて、なかなか興味深い。特に、TBSとテレビ朝日の違いが際立っている。TBSは16日の『報道特集』で金平、日下部の両キャスターが現地入り。本震とされる大きな揺れの中で取材をしていたんだが、金平君が川内原発への危機感を多くの住民が抱いているとリポート。昨日の夕方のニュースでも、地震の南西方向への広がりに懸念を示しつつ、川内原発にもしっかりと言及していた。
それに引き換えテレビ朝日のぬるいこと。『報道ステーション SUNDAY』では、腹話術人形・後藤謙次君が「阪神淡路、新潟中越、東日本大震災からの教訓を活かしている」とベテン政権の対応をヨイショ。コメンテーターの地震学者の先生には「川内原発は今のところ安全」とコメントさせとりました。
いまだに「激甚災害指定」もせずに、すべてが後手に回っているのが現実なのに、何が「教訓を活かして」だ。そもそも、想像を超えた自然災害には、どんなに準備をしていたとしても、混乱が起きるのは当たり前のこと。そのことをしっかりと認識した上で、ひとつひとつ丁寧に対応していくしかない。だから、ペテン政権の対応が後手に回ったとしても、それだけを批難したところで始まらない。でも、そこをねぐって、政権におもねるような発言することは、また別の話だ。それは、ジャーナリストとしてほとんど犯罪的な行為だろう。もっとも、後藤君が真っ当なジャーナリストだとしたらの話だけど。
ここは、TBSの奮闘努力に期待したい。
39分12秒当たりからの金平キャスターのコメントに注目。
ところで、TPP暴露本の西川君がこの危急存亡の時に、なんとまあ政治資金パーティを開いてたってね。パーティには、自民党の二階俊博総務会長、佐藤勉国対委員長、茂木敏充選対委員長なんてのも出席していたそうで、「(地震で)こんな時だから、気を使って会場の電気を暗くしているんだよ」って言い訳してたとさ。政治資金パーティで集めたは金は全額被災地支援にってんならまだしも、「気を使って会場の電気を暗くしているんだよ」とは、不埒な野郎だ。ネット上で見つけた「こういうのを本物の『ヒコクミン』というんだよ」ってつぶやきに、小さく親指を立てた月曜の朝であった。
| 固定リンク
| コメント (5)
| トラックバック (1)
最近のコメント