上杉隆

2010年7月23日 (金)

新聞記者上がりの政治漫談家。

 今年の暑さはちょっと尋常ではないような気がする。まるで熱気の塊の中にいるみたいで、夕方になってもベットリとした暑さがまとわりついてカラダがだるい。ま、この暑さの中で奮闘したおかげで、ようやく原稿もめどがたっから、週末は息抜きしよっと。

 ところで、今朝は起きて早々にグラっときたが、例の彩雲はこの予兆だったんだろうか。東海大地震は100%起きるわけだから、やっぱり気になっちゃうんだよね。

 というわけで、検察審査会の不起訴不当を受けて、東京地検が小沢君の4度目の聴取を要請するらしい。ま、審査会の顔を立てるって意味もあるんだろうけど、ここまで来ると小沢君の人権に思いを馳せてしまう。被害者のいないこうした事例には、やっぱり検察審査会って馴染まない気がするけどね。

 そもそも、検察審査会への申し立てとは、起訴しないのはどう見ても検察の怠慢であり、被害者としてはとても納得がいかないという事件だからこそ意味があるのだ。だから、いろいろ噂のある横峯パパが恐喝事件の首謀者として検察審査会からクレームをつけられたケースは、被害者が告発したんだからまだ納得いくところもある。

 いずれにしても、小沢君にとっちゃいい迷惑なんだろうな。八丈島でおちおち釣りもできないわけだ。

 鈴木宗男がTBSで吼えている。沖縄知事選に絡んで官房機密費がばらまかれたという暴露発言は、当然の如く他のメディアはスルー。ヘタれなTBSだけが、官房機密費に関してはこだわっているのは不思議な思いがするが、ほっかむりしたままのメディアに比べればなんぼかマシだ。

 官房機密費がらみでは、厚顔無恥オヤジ三宅君が上杉隆氏に喧嘩を売ったあげくに反論されてタジタジになっているようだ。悪名高き『たかじんのそこまで言って委員会』での厚顔無恥オヤジの上杉批判は、批判というよりも罵詈雑言だったからね。盗人猛々しいというのがピタッリの発言だったから、そりゃ上杉君だって見逃すわけにはいかんでしょ。厚顔無恥オヤジにすれば上杉ごときがなんて思い上がりがあったんだろうね。ま、これをきっかけに政治評論から引退するのがいいんじゃないかな、こんな時代遅れな新聞記者上がりの政治漫談家は。

 松ケ根親方と暴力団関係者の会社社長との関係が糾弾されてるけど、どうみたってこのことは新聞記者も知ってたと思う。知らんぷりしてただけなんだよね。大相撲と暴力団の関係はすべてこの図式でしょ。まるで今日初めて知りましたなんて顔して報道するのはどんなもんなんでしょうね。

 大相撲スキャンダルでちょっとひっかかるのは、大嶽親方に始まり、貴乃花親方に松ケ根親方と、旧二子山勢がやたら多いのはどうしたわけなんでしょう。なんかあるね、この裏には。

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2010年4月28日 (水)

「疑わしきは起訴せよ」ってことですか・・・クワバラクワバラ。

 以前、「検察審査会」の項で、

「検察審査会への申し立てとは、起訴しないのはどう見ても検察の怠慢という世の中の流れが背景にある事件だからこそ意味をもつのではなかろうか。だから、どう頑張っても証拠が出てこなかったという今回の小沢狂想曲においては、仮に検察審査会に申し立てがあっても起訴に持ち込むのは無理なのではなかろうか。検察とメディアが垂れ流した<小沢はクロ>というイメージが根拠となって、検察審査会が動くようでは、これは<人民裁判>になっちまう」

 と書いたが、予測は見事にはずれちゃいましたね。検察審査会は「起訴相当」というなんともトボけた結論を出してきた。それも11人全員一致というのだから恐れいる。この一報が入ってからのメディアのはしゃぎぶりは見ているほうが恥ずかしくなるほど子供じみたものだが、何をとち狂ったか昨日のTV朝日「スーパー・J・チャンネル」では小沢君の足跡みたいな急こしらえのミニ・ドキユメントの中で、失礼にもナレーションで「小沢」呼ばわり。ジャーナリズムもへったくれもありゃしない。

 それにしても、今回の「検察審査会」の議決に至った理由というのも、床屋政談の延長みたいなもので、「どうせやってるに決まってら」という予断と偏見の結果以外の何物でもない。こんなのが許されるなら、なんでもありね。「疑わしいんだから起訴しちゃえ」ってんだから・・・。

 ヤメ検弁護士の大沢君が、これが民意です、みたいなこと言ってたけど、おいおいクジ引きで決まった11人の意見が民意といわれちゃかなわんぞ。五千歩くらい譲って、仮に民意だとしても、ではその民意はどうやって形作られたかが問題だ。この1年間の小沢狂想曲の中で、「小沢=悪人」という図式を繰り返し刷り込んできたメディアの存在を忘れるわけにはいかない。

 さらに、今回は政治家にまつわる事件である。検察審査会の11人の中には反民主党もいるだろうし、小沢嫌いってのもいたに違いない。もしかしたら自民党員だっていたかもしれないね。つまり、検察審査会の11人の思想・信条はいかがなものだったのか。検察審査会の審議が公平・中立なものなら、そこもおさえるべきではないだろうか。

 もうひとつ、告発したという謎の市民団体の存在を忘れるわけにはいかない。告発する側にも、それなりのアリバイ証明をしてもらうことが、この間の一連の流れにとって重要なファクターになると思う。なぜなら、検察が不起訴とする数日前の絶妙のタイミングによる告発には、どうしても不自然さを感じずにはいられないからだ。この市民団体に関して、詳しい報道したメディァがひとつもないのは果たして偶然だろうか。本来なら、メディアにとって一番おいしい情報だと思うけどな、この市民団体の存在は。特に、週刊誌にとってはね。

 それにしても、「郵便不正事件」で、偽の障害者団体証明書を発行させたとされる「凛の会」の元会長に対して、元厚労省の村木さんとの共同謀議について無罪判決が出た日に、小沢君の「起訴相当」議決をぶつけてくるとは、なんとわかりやすい人たちなんでしょう。検察のデッチ上げすら疑われている事件に関連する重要な判決の日に、たまたま重なっただけですなんてこと誰が信じますかいな。

 それはそうと、これからの検察はどうするんでしょうね。とりあえず「起訴相当」になったんだから捜査しなくちゃいけないけど、1年かけた捜査で起訴するだけの証拠がでてこなかったんだから、普通に考えれば難しい。かといって、また「不起訴」にしたところで、検察審査会が再度「起訴相当」にしたら今度は強制起訴になっちゃう。するってーと、今度は指定弁護士が担当するわけだけど、捜査資料はすべて提供しなくてはいけない。これは検察はどうしても避けたいはず。となると、再捜査をして起訴する道を選ぶしかないけれど、1年かけて確たる証拠がでてこなかってのに、これから3ヶ月で新たな証拠が出てくるとは思えない。

 そう考えると、今回の動きは、無理やり起訴して無罪になってもいいから公開の場に何が何でも小沢君を引きずり出そうという魂胆ではないのか。どうせ裁判は長引くだろうし、その結果がどうであれメディアは事後検証なんかしないから、小沢君が起訴されたという事実だけが一人歩きすることになる。とにかく、小沢君を悪者にすればいいんだからね。

 司法制度改革推進本部の裁判員制度・刑事検討会に参加した高井弁護士は、「刑事検討会では、起訴猶予と嫌疑不十分を分けて考える必要性が指摘された。検察が<証拠はあるが起訴しない>と判断した起訴猶予の場合、国民目線で起訴すべきかどうかを考え直す意味はある。しかし、嫌疑不十分は証拠の有無の問題。法律家が<証拠はない>と判断したのに、国民目線で見たら<証拠はある>というのはおかしい」と今朝の朝日新聞にコメントしていたが、本当にその通りだと思う。

 「絶対権力者」なんて文言まで入れて、だから元秘書との共同関係が成立するなんてのは、飲み屋の会話だろ。そんなのを市民感覚だなんて正当化されて起訴されてたらたまったもんじゃない。小沢嫌いのひとにとっては鬼の首取ったようなもので喜ばしいんだろうけど、本当にそれでいいのかね。冤罪ってこんなところから生まれてくるんじゃなかったのか。小沢君だからやってるかも、じゃだめなんだよね。なんだか、今回の議決は、僕たちひとりひとりが試されているような気もしてくる。

 週間朝日誌上でフリージャーナリストの上杉隆氏が、「小沢サイドを取材すると、いまの世論では<起訴相当>が2回出されて強制起訴となることを織り込んでいるようです。その2回目が参院選後になるのか、・・・・そのとき、また1年前と同じ戦いが待っているだろうと覚悟している。実際、小沢事務所は、そうした事態を見込んで<最終戦争>の準備をしているといった感じです」と語っていたが、ズバリ当たったね。

 検察審査会の議決に拘束力を持たせたるという危うい制度は、去年の5月に駆け込み採決されたが、ひょっとするとその裏には今日を予測した何らかの力が働いてたのか、とつい想像を逞しくしてしまうのであった。

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2010年3月 3日 (水)

「知の巨人」から「痴の巨人」・・・。

 講談社がノンフィクションの新機軸を目指すというお題目で始めたサイト「G2」に3回にわたって掲載された立花隆の緊急寄稿に対して、今週の週刊朝日でフリージャーナリストの上杉隆が反論を開始した。というわけで、早速コンビニへと足を向けたのであった。立ち読みで済ませようというのはなんともセコイとは思いつつ、ページを開いてみると、「あっ、この程度か」という内容ではあるのだが、さて知の巨人であるところの立花隆はこの挑発にどう応えるのか今後の流れに興味津々。「立花氏が、上杉氏の指摘に反論があるならば、それを掲載する用意がある。」とまで週刊朝日の編集部に言われちゃったんだから、なんらかのリアクションはあるんでしょうね、先生。

 そもそもは、「GS」に掲載された緊急寄稿が発端なのだが、『異例の再聴取の裏を読む「小沢はもう終わりだ」』、『小沢不起訴」の先を読む』、『小沢と検察、両者の会見から読み取れるもの』、とそれぞれ題された原稿は、ハッキリ言ってろくでもないものだった。なによりも、すべてが憶測の域を出ず、単純に検察情報にたよった創作文は、プロのジャーナリストとしては噴飯ものと言っても過言ではない。

 どうも、小沢一郎と聞くと立花隆は我を忘れてしまうらしい。原稿の端々に私怨にのたうつ先生の姿が垣間見える。そのうえ、検察に懐疑的なジャーナリズムを批判するという愚を犯してしまったのだから、何をかいわんやなのである。

 「問題は、取材をしないのに取材したフリをし、その嘘がバレないように現場で苦労している若いジャーナリストたちを攻撃し、さらに彼らの成長の芽を摘もうとする前近代的な言論人の姿勢である。まさしく立花氏こそ、その旧体制の象徴である」(「週刊朝日」より)

 週刊朝日とすれば売られた喧嘩は買いましょうというところか。で、今回の反論となったわけだが、立花隆の原稿はすでにサイトから削除されているのはどうしたことでしょう。さすがに恥ずかしかったのだろうか。それとも、裁判沙汰になった時にヤバいとでも思ったのだろうか。そういえば、ホリエモン事件の時に、ホリエモンがあたかも暴力団と関係があるかのように書いて、訴えられたことがあった。結果、立花隆は敗訴。その情報源は2チャンネルの書き込みだったらしいという哀しい噂もあったっけ。

 「知の巨人」が「痴の巨人」とまで揶揄されているというのに、当の先生は雲隠れ。上杉隆にツイッターで立花隆の捜索願いという洒落まで流されて、このままじゃ情けないですよ。でもなあ、あんな原稿書くこと自体がそもそも情けないんだけどね。

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