「令和の日本がどのような国を目指すのか理想を語るのが憲法だ」(安倍晋三)。馬鹿丸出し!&最高裁、大崎事件の再審開始を取り消し!&今治のタオル業界に蔓延る「外国人技能実習生ブラック工場」!!
4月以降、まともに予算委員会を開かないまま国会が閉幕。国会閉じたのをいいことに、初老の小学生・ペテン総理は記者会見で言いたい放題。曰く、
「デフレから脱却し、所得が上がれば年金給付が増やせる。原資を確かなものとするため、経済を強くする」
だったら、早いところそのための経済政策とやらを実行してみやがれ。この6年間、デフレ脱却を喚き続けたのに、いつまでたっても「道半ば」。原資にしたって、海外にばら撒いた60兆円があればどうにかなったんじゃないのか。それに、アメリカから爆買いした兵器だって、ほとんど無駄なものばかりですからね。そういえば、トリクルダウンってのはどうなったんだ。
そして、憲法についてはこんなことぬかしとります。
「令和の日本がどのような国を目指すのか理想を語るのが憲法だ」
憲法そのものがわかっていないのはいまに始まったことではないんだが、「国の理想を語るのが憲法」なんて与太をなんでメディアは無批判に垂れ流すのかねえ。「憲法によって国家権力を制限し、法に基づいた政治を行う」という立憲主義の基本をまたく理解していない、こんな歪んだ認識の世襲政治屋に憲法をいじらせていいのか・・・ここは参議院選挙の争点のひとつとしてとても重要なテーマになるだろう。
もっとも、ペテン総理の見え透いた「やるやる詐欺」にひっかかる有権者がいるってことが、そもそもの問題なんだが・・・。
・参院選、最大争点は政治の安定 「混迷に逆戻りさせず」と安倍首相
・安倍首相「議論すらしないのか」野党挑発、参院選で憲法問う考え強調
ところで、大崎事件の再審請求開始が最高裁で取り消された。そもそも、この事件は当初から自白の信用性に疑問があって、微妙な親族関係も少なからず影響してたんだね。だからこそ、地裁、高裁では再審が認められたんだけど、それを書面審理しただけで下級審の決定を最高裁が覆すってのは前代未聞。これでは、せっかく下がりつつあった再審のハードルが、またぞろ上がることになりますよ。
・大崎事件 再審の扉3度閉ざす 弁護団「最高裁の決定は横暴」
最後に、加計学園疑獄で戦略特区としてペテン政権とズブズブの関係が暴露されちゃった今治市で、地場産業の優であるタオル工場で働くベトナム人技能実習生の劣悪な労働環境が問題になっている。NHKの番組がその実態をドキュメントしたのがきっかけで、「今治のタオルは買わない」なんて声も聞こえてきているから、タオル業界にとっては存亡の危機ってところかもね。
・今治タオル組合、NHK「実習生ブラック工場」が下請け企業であることを明らかに「責任を重く受け止め」
でも、この問題は今治市だけのことではなくて、これからは全国で同じようなブラック企業による惨状が発覚することになりますよ。
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