密約問題

2011年9月30日 (金)

またしてもスットコドッコイ判決・・・沖縄密約控訴審のベラボーな裁判官。

 陸山会事件でスットコドッコイな判決が出たと思ってたら、今度は沖縄密約訴訟の控訴審で、「密約文書はあったんだけど捨てちゃったから公開できないよ」ってヘンテコリンな判決が出た。これにならえば、国民に隠しておきたいことがあったら関係書類は廃棄しておいたほうがいいよ、ってことになるね。裁判所が証拠隠滅を勧めてるようなもんです。原告の一人でもある元毎日新聞の西山太吉氏が、「どんな秘密でも、時間がたったら公開するのが近代国家。日本は国際水準に達していない」って怒り心頭なのもむべなるかななのだ。それにつけても、裁判官てのもベラボーな人たちです。かつての「女子大生亡国論」ならぬ「裁判官亡国論」てわけか。

 さて、小沢一郎の「政治とカネ」ではよれによれる東京新聞ですが、原子力村告発に関しては相変わらず気合が入ってます。今日の朝刊では、エネ特会(エネルギー対策特別会計ょの原発予算の半分以上が経産省や文科省の役人どもの天下り法人に支出されていたことを報じている。エネ特会の原資ってのは、電気代に上乗せされている「電源開発促進税」で、つまりは知らぬ間に消費者は原発建設に加担させられていたってわけです。ま、税金を食い物にして原発推進して、事故があったらそれも税金でどうにかしようってんだから、電力事業というのがいかにおいしいかわかろうってものだ。

 さあ、今日は校了。クライアントと顔突き合わせて丁々発止しなくちゃいけないから、いまから体力つけておかなくっちゃ。

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2010年4月10日 (土)

国家の嘘とそれを支えたジャーナリズム。

 このところ、PCの前はすっかり我が家のドラ猫に占領されつつある。黙って横になっているうちはよかったのだが、最近では調子づいてきて鼾かきながら仰向けになって寝るしまつ。猫にあるまじき態度にしかりつけてはみるのだが、一向に耳をかさない。無理やり抱き上げようものなら、ほっぺたに噛みつくという暴挙に出るのだからしまつにおけない。

 一番怖いのは、PCで原稿書いたり、くろねこ堂の目録を入力している時などに、デスクの下から飛び乗ってくる時だ。運悪くキーボードに肉球が触れようものなら、データがとんでしまう危険もある。そんなことになったら大変だ、と警戒はしていたのだが、ついにやられてしまった。たまたまSF関連の書籍の買取依頼があり、これがけっこうな冊数のため一冊一冊値づけしつつ査定額を計算していたら、突如ドラ猫の襲来。おそらく肉球がキーボードのどこかに触れたのだろう、一瞬にしてデータは消滅。ああ、この徒労感よ。ドラ猫はすました顔でPCの前に鎮座ましましている。さすがに怒りましたね、アタシも。お前の平穏な日々は誰のおかげだとこんこんと説教をしてやった。ま、聞いちゃいないだろうけどな。ぷいと部屋を出てったきり、外を見張りながらふてくされている。。

Photo

 沖縄返還に伴う密約文書の開示命令が出た。これは画期的な判決でしょう。元毎日新聞の西山太吉氏は「情報革命」と語っていたが、氏の言うようにその裏には政権交代がある。わずが半年前までは密約を否定し続けていたのだから、そこに関わってきた政治家、官僚の意見を是非聞きたいものだ。ま、話しゃしないだろうけどね。

 結局のところ国家が嘘をついていたことになるわけで、それだけでも十分に犯罪的なのだが、次にはその密約文書を紛失したといわれる官僚の責任にもスポットライトを当てるべきだろう。紛失ではなく、もし故意に破棄していたとしたら、その犯罪性はきわめて悪質だから、昔なら百叩きでもすまないだろうな。

 そんな密約があることを知りながら、「男女のスキャンダル」に事件を矮小化した検察の手口に乗っかったメディアの責任も忘れちゃいけない。朝日の朝刊では、「政治にも怒ったが、まんまとしてやられた市民の側にも怒りを持った」という澤知久枝のコメントが載っていたが、ちょっと待てなのだ。『密約 外務省機密漏洩事件』の著者である澤知久枝の言葉としては一理あるが、敢えて紙面で紹介する意味がわからん。これでは、澤知久枝の言葉を借りて、騙された市民も悪いのよ、って新聞自らが言っているようなものだ。汚い手口だ。澤知久枝も迷惑なんじゃないか、こんなコメント載せられて。ようするに、こやつらはいつまでたっても、「メディアの敗北」といわれたこの事件の真相から目をそむけ続けるつもりなわけね。社会の木鐸が聞いて呆れる新聞週間なのであった。

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2010年3月20日 (土)

録音してたのね、用意がよろしいようで^^

 やっぱり、密約に関する重要書類は、こっそりと廃棄されていたようだ。昨日の衆院外務委員会における東郷元局長の証言は、おそらく歴史的なものだろう。こすっからいのは、2001年の情報公開法施行の前に駆け込み的に破棄したらしいということだ。ちなみに、首相はシンキロー森、外務大臣はヘタレ男のオヤジ河野洋平、条約局長は小泉時代の事務次官谷内正太郎。

 国家間の交渉事であるから機密は存在するのは仕方ない。しかし、そのことを隠し通すために政治家や官僚が嘘をついていたことが問題なのだ。そのうえ機密書類まで廃棄したとなると、こんな言い方はいやだけど国家反逆罪にも等しいと思う。東郷元局長の生々しい証言を、浅はかな政治家や官僚はどう受け止めたのだろう。ま、国益、国益なんて声高に叫びながら、その実、己の利権しか考えてないんだろうから、しょせんは蛙のツラにションベンか。

 さて、読売上がりの生方君、お下劣な真似してくれたもんだ。組合上がりの高嶋君との会話をICレコーダーに録音して、メディアにリークするなんて。これだけで、即刻除名でしょう。発言の自由云々なんて格好つけて言ってる場合じゃないだろ。どんな組織だって、執行部における会議内容を録音なんかして外部に漏らしたら、それだけで背任行為だし、今回のようにフジ・サンケイグループというどうみたって反民主党を標榜する敵対集団に売ったとあっては、その動機が奈辺にあるかは容易に想像がつく。

 それをメディはこぞって、「民主党に自由はない」なんて論調で攻撃するが、まったく問題のすり替えもはなはだしい。ようは自分の言い分が通らなかったか、もしくは発言力がなかったために相手にされなかったか、つまりキレちゃったわけね、大人げないことに。そこにフジ・サンケイグループが乗っかったというところじゃなかろうか。さすがに読売では裏がバレバレになっちゃうからね。

 読売上がりの生方君の言ってることって、これまで小沢狂想曲の中でメディアがさんざん垂れ流していたことと、何も変わらないのも不思議なものだ。都合の悪いことは「事実は調べようがないが」なんて逃げを打っているが、調べようともしていないだけでしょ。こんな輩の言うことに乗っかってつべこべぬかしているビーンズ枝野君もどうかと思うけどな。

 本日はお日和もよろしいようで、これから墓参り。帰りは谷中の寿司屋でクダまいてやろっと。

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