「アンパイアシップ(審判魂)」とは笑わせる。
今日は若くして亡くなった仕事仲間の墓参りで多磨霊園へ遠征。僕たちにとっては、かれこれ10数年続いている恒例の夏の風物詩(?)だ。墓参りの後は、ゆかりの三鷹の蕎麦屋で飲み会。それにしても、猛暑の霊園はちょっときつそうだ。
帝京大学病院で多剤耐性菌の感染で9人死亡。院内感染ほど恐ろしいものはない。おそらく、病院の管理体制に問題あったんだろうね。病気治すために入院したのに、そのために別の病気に感染しちゃったら何を信じていいのかわからんもんな。感染経路の究明に全力をつくしていただきたい。
さて、昨日の小沢君は朝に夜にTV出演して、声高らかに闘争宣言。朝出演したテレ朝『スーパーモーニング』は、後半だけだったが観ることができた。記者会見のオープン化、沖縄海兵隊不要論など、かなり突っ込んだ発言があったのは収穫だった。鳥越、山口、三反園、大谷を相手に時に笑顔を見せながらの質疑応答は、ちょっと和気藹々すぎるんじゃないのという気がしないでもないが、それだけ小沢君にユトリがあったってことか。
それにひきかえ、三反園、大谷の両君は、ちょっといつもの調子とは違ってたね。特に三反園君の腰のひけた態度には、いつもの反小沢節はどこにいったのよと突っ込んでみたくなった。TVで小沢批判する政治記者や評論家によくあるタイプ。本人前にすると、借りてきた猫になっちまう。夜のNHK『ニュース9』は観れなかったが、どこかで動画流してないだろうか。ちなみに、『スーパーモニング』は、「誰も通らない裏道」さんが動画をアップしてくれてるので、そちらをどうぞ。
昨日のTV出演における注目すべき発言は、検察審査会の議決に対して宣戦布告したことだろう。これを受けて、今日の朝日は、「刑事裁判に出廷する可能性があることの是非は論議を呼びそうだ」と、フランケン岡田君と同じたわごとを抜かしていた。「論議を呼ぶ」ことは確かだろうね。それもまた小沢君の狙いなんだから。ま、朝日にすれば、だから代表戦に出馬する資格がないんだよって言いたいんだろうけど、いえいえ、堂々と無実を訴えて裁判闘争する総理大臣がいたっていいじゃないか。なぜダメなの? 仮にその容疑が冤罪だったりしたら、それこそ戦う意義があろうってものじゃないか。だからこその「推定無罪」なんだよ。
この議論って、ようするに朝日は小沢君が有罪になるってことを期待してるってことなんだよね。今日も社説を使って、性懲りもなく小沢君の「政治とカネ」を喚き散らしてるけど、だったら小沢君の政治資金の流れのどこがどう法律に触れるのか、証拠をたてて説明してごらんよ。特集組んで、紙面で朝日の疑問を具体的に投げかけたっていいじゃない。2日の公開討論でほっかむり男の星君はさんざん「政治とカネ」で質問してたけど、結局小沢君から何もひきだせなかったでしょ。
お仲間の誰かが「覚悟してくださいよ」って言い放ったわりには、追求するだけの具体的なネタがないんだってことがよくわかった。小沢君の政治資金をめぐって何を聞きたいのか、整理も何もついてなたんだよね。いやいや、整理も何も、いつも印象批判ばかりしてるから、いざって時に具体的な質問なんて浮かばないんだよ。つまり、一連の検察が無理筋で立件しようとした小沢君の政治資金の流れを、ちゃんと理解していないんだと思う。
ほっかむり男の星君は、「記者有論」で、自殺したNHKの景山解説委員を引き合いに出して、「政治家の討論を仕切るには、常に中立・公平でなければならない。アンパイアシップ(審判魂)ともいうべき責任感だろう。まさに「解説委員の筋目」である」と呑気にくっちやべってる。それだけならば、まさに正論。ならば、あなたこそ中立・公平な「編集委員としての筋目」を見せていただきたい。「アンパイアシップ(審判魂)」? ジャーナリストとしての魂をどこかに置いてきちったひとに、んなこと言われたかないなとつぶやくくろねこなのであった。
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