福島第一原発4号機はどう見たって風前の灯だ。「震度6の揺れにも耐える」わけがない。
昨日はちょいと用事があって浅草へ。さすがにスカイツリー開業後初めての週末だけに、押上駅は人の列。それ横目に通過しつつ浅草で降りると、そこもまた人の波。吾妻橋の交差点なんか、横断歩道の真ん中で立ち止まり、スカイツリーを撮影するにわかカメラマンまで出現する始末。歩き憎いったらありゃあしない。ま、一時寂れちまった浅草を知ってるだけに、なんにせよひとが集まるってことは町が活性化することでもあるのだから、ここはガマンしなくちゃね。
で、浅草に来たついでってことで、浅草松屋で開催されている恒例の浅草古本まつりをひやかしに行ってみたのだが、いやあ、ずいぶんとスケールダウンしちゃったもんだ。かつては、ワンフロアぶちぬいての堂々たる催しだったのに、なんか隅っこのコーナーに押し込められちゃって、ちょいと侘しかった。ふむ、オンライン古書店「古本くろねこ堂」の店主でもある我が身を振り返り、なんとも複雑な心境となったのでありました。カミさんがめっけた古今亭志ん生の『びんぼう自慢』(昭和39年発行)が、なんと志ん生の小ばなし『蛙の遊び』が収録されたソノシート付きだったのはラッキー。
で、ラッキーにすがってちゃいけないのが、福島第一原発4号機だ。昨日はモナ細野君がマスメディアに4号機を公開したけど、その映像を観た瞬間に原爆ドームを思い出してしまった。それほどの惨状ですね。なにが「震度6の揺れにも耐えられる」だい。どう見たって、大きな揺れがおそったら崩壊しそうにしか見えないけどね。補強したって言うけど、あれは応急処置みたいなもんで、根本的な強化対策にはほど遠い代物だ。
そんな危険な4号機には、使用済み核燃料が1500本以上もあるわけで、安全な場所に一刻も早く移せ、ってういう声があるってのに、その作業は来年の末からってんだから何を悠長なこと言ってるんでしょ。恐いのは地震だけじゃなくて、もうすぐやってくる台風シーズンだって相当な脅威なんじゃないのかなあ。あんな骨組みがむき出しになった、まさに風前の灯の状態をほっとくってのは、そりゃあ、世界中のメディアが警告を鳴らすはずだ。
それでも「安全」を繰り返す東電のお歴々とモナ細野君は、ご家族ともども4号機建屋が望める地域にお引越しなされてはいかがなもんでしょう。ま、民間人ほっといて我先に遁走した関東軍の将校と同じで、やばくなったら自分たちだけ情報先取りしてとっとと逃げ出すのが関の山でしょうけどね。
【くろねこの競馬予想】
さあ、今年もやってきました日本ダービー。重馬場の皐月賞を4コーナーで内をすくって見事勝利したゴールドシップ、スタートでつまづいて大外ぶん回して2着まで突っ込んできたワールドエース、さらに大崩れはしないディープブリランテにウィリアムズが選んだトーセンホマレボシ・・・。で、いろいろ悩んではみたのだが、ここは素直にワールドエースの切れ味に賭けてみたい。
けっこう恐いのが、思い切って逃げた時のディープブリランテか。人気がそれほどでもないだけに前残りに要注意。その他では、皐月賞を自重したヒストリカル。人気の盲点になってるような気もするのでひょっとしたらひょっとするかも。3着づけの穴なら、コスモオオゾラとアルフレード。
◎ワールドエース、○ヒトリカル、▲ディープブリランテ、△ゴールドシップ、トーセンホマレボシ、コスモオオゾラ、アルフレード
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