日曜の朝に訃報・・・野沢那智が亡くなった。「パックインミュージック」のナチ&チャコ(白石冬美)を聞きまくっていた学生時代を思い出す。声優として一時代を築いたとはいえ、本来は舞台俳優・演出家で、劇団「薔薇座」の主宰者でもあった。愛川欽也を「パックインミュージック」のパーソナリティに引っ張ったのも野沢那智だったんだよね。その最初の放送はいまでも覚えている。それをきっかけに愛川欽也はメジャーになっていくんだから、世の中何がきっかけになるかわからない。深夜放送の黎明期を支えた名優に合掌!
ドタキャンされたと思ったら、一転して「懇談」なんだとか。ま、「懇談」なんていうと聞こえはいいけど、ちょっとした立ち話程度のものなんだろうね。時間も10分っていうから、通訳入れたら正味5分ほど言葉をかわしたってことか。中国としても国内向けに強気な姿勢を見せてはみたものの、少しは相手の立場も立てて置くか、APECも近いことだしってところか。このままだと胡錦濤の訪日も難しくなったりして、そうなるとさらに面倒なことになるから、いまうちに手を打っとこうということでの「懇談」という名の「立ち話」だったのかも。その裏側には、こっちもち~とばかし譲歩するから、風呂上りの害務大臣をどうにかしろよ、ってなメッセージが込められていたりして・・・さあ、ニヤケ男の立場は風前の灯か!?
社民党の照屋議員が、沖縄知事選について、「沖縄は『公職選挙法特区』だ。逮捕を覚悟でやってもらいたい」なんてことをくっちゃべったらしい。おいおい、選挙違反のすすめかよ。会合を盛り上げるために冗談で言っただけ、と弁解してるそうだが、はっきり言って怒る気力もなくなるね。これが社民党の議員ってとこけろがミソで、ようするに革新面してても根っ子のところでは利権政治家とそのセンスは同じなんだよね。福島君も、原理原則を重んじるならば、こんな発言する議員には離党勧告でもしたらいかがだろう。
小沢君の秘書だった石川君の公判前整理がもめている。ようするに、4億円記載の時期をずらしたのは、それが水谷建設からの裏献金だったからという当初のストーリーにこだわる検察が、その立証の必要性を訴えているというわけだ。ま、裁判所が認めるかどうかにかかってるわけだけど、そもそも水谷建設からの裏献金を虚偽記載の動機とすることには無理があるから収賄といった罪に問えなかったということを忘れちゃいけない。
このことをよく考えてみると、第5検察審査会が、2回目の議決でそれまで訴因となっていなかった「4億円の出所」に言及したことにつながっているような気がする。おそらく、そのことを蒸し返すことで、裁判の結果はどうあれ、もう一度「政治とカネ」で揺さぶりをかけよって算段じゃないのだろうか。マスメディアも小沢糾弾ではグルになってるわけだから、とりあえず花火を上げて、またしても「世論」とやらを煽ろうとしているんじゃないのか。
石川君があたかも5000万円を受け取ったかのような再現ビデオを流したTV局もあったんだから、いくらだって「世論」を煽ることはできる。誤報とデッチ上げの報道しておいて、謝罪は小さくってのが小沢狂想曲を報道するマスメディアのやり方だったんだから、まだまだその効果を狙ってるのかもしれない。
結局、特捜部にとっては、自分たちのデッチ上げたストーリーに自縄自縛になってるんじゃなかろうか。それを裁判所も後押しするからおかしなことになる。朝日の朝刊が報じた公判前整理の記事も、そうした視点はまったくないからね。記事の最後には、「小沢氏本人の公判より先に、ゼネコンと小沢氏の関係を取りざたされたくないという事情も元秘書と弁護士にはあるとみられる」なんて勝手なこと書いちゃうくらいだから、マスメディアの立場は押して知るべし。「・・・とみられる」って常套句は、たいていの場合は記者が思ってるってことなんだよね。でも、根拠がないから、そのままじゃまずい。てなわけで、誰かがそう言ってたよって表現することで逃げてるってわけだ。ま、検察の片棒担いで、その舌の根が乾かないうちに今度は正義の使者面する厚顔無恥な新聞だからな、節度を求めることが間違いかと自問自答する日曜の朝なのであった。
【くろねこの競馬予想】
台風一過の天皇賞。馬場がどこまで回復するかが問題だが、少なくとも渋めの馬場であることにはかわりない。であれば、ブエナビスタの切れ味もちょいと鈍るかも。ということで、前々で競馬ができるアーネストリーが馬券の中心。相手には、ブエナビスタの他に、ジヤガーメイル、ネヴァブション、ペルーサ。穴なら絶好調のアクシオン。武ちゃん騎乗でこの人気なら狙い目か。
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