仙石官房長官

2023年9月 2日 (土)

農水大臣の「汚染水」発言を束になって非難する政治家やメディアの“言葉狩り”・・・正直者が馬鹿を見る!!

 中国の禁輸政策を「想定外」とのたまって呆れられた農水大臣、野村君が、さらに「処理水」発言で非難囂々の憂き目にあっている。海洋放出された汚染水を「処理水」と言い換えてきたヘタレ総理にすれば、身内から出たとんでも発言に地団太踏む思いだったに違いない。

 そんな空気を察知したか、想定外の野村君は早速、「言い間違えたことを全面的に謝罪したい。福島県をはじめ関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった」って頭下げちゃいました。

野村農相 “汚染水”発言 謝罪し撤回 野党側は追及の構え

 いやいや、アンタは正直に言ったまでのことなんだから、謝る必要なんてありませんて。謝るなら、「汚染水」を「処理水」と言い換えて平然としているヘタレ総理の方だろう。

 それにしても、この「汚染水」発言に、野党もメディアも一緒になって責め立てているけど、これって「言葉狩り」なんじゃないのか。「処理水」って言うことで、海洋放出を正当化しようとする思惑がそこにはある。

 NHKは「中国が使う『汚染水』」って表現をしたそうだが、デブリに触れた冷却水は「汚染水」以外の何物でもない。それなのに、敢えて「中国が使う」という枕詞を付けるNHKの政権へのすり寄り具合は、公共放送局としてなんとも不気味なものがある。

 「処理水」と呼ぼうが「汚染水」と呼ぼうが、その実態に変わりがないわけで、BS-TBS『報道1930』では原発推進派の中からもこんな発言が出ているくらいで、海洋放出の危険性に右も左もないってことなのだ。

「アルプスというのは導入された当初からずっと『トリチウム以外の60種以上の放射線物質を全部取り除くんだ』と言ってきたにも関わらず、残念ながら処理された水の7割で基準値を上回ってますのでアルプスの性能が問われている。2次処理で本当にどの程度取れるのか?ということを専門家が入った第三者機関がきちんと検証して国際社会に発信して、それで海洋放出ということにすれば、アルプス処理水の海洋放出がここまで他国から、あ~だ、こ~だと言われるような問題にならない」(笹川平和財団・小林祐喜)

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2012年5月17日 (木)

愚劣な真夏日報道キャンペーン&仙谷曰く、「企業会計上、脱原発はできない」とさ。

 昨日は真夏日とかで、熱中症に気をつけましょうとかなんとか、TVは大騒ぎ。暦のうえでは初夏なんだから、「犬が吠えた」ってニュースにならないのと同じくらい暑い日があっても当たり前で、何をいまさらってことなんだけど、昨日の異常な真夏日報道を観ていて、一昨年のGWの時の渋滞報道を思い出してしまった。民主党の公約だった高速道路無料化にケチつけるために、GWの高速道路渋滞が深刻化するなんてキャンペーン張って、逐一道路状況を報道していたのと、昨日の真夏日報道はそっくりなんですね。で、その裏には当然、夏場に電力不足になったら大変なことになりますよ、っていうことが隠されているわけで、言ってみればサブリミナル報道なんだね。きっと、これからもこうした大げさな真夏日報道は続いていくんでしょう。

 関電管内の夏の電力が14.9%不足するとした政府の需給検証委員会の報告に対して、民主党の原発再稼働反対・賛成のいずれの側からも「ほんまかいな」と疑問視する声があがっているそうだ。ま、需給検証委員会の数字ってのは原発再稼働するためのアリバイ作りみたいなもんで、委員会に参加した有識者の中からも異論が出てるってんだから、ロクなもんではありません。で、こうした疑問視視する声ってのは、なんでも原発再稼働に関して賛成・反対の意見をとりまとめている作業部会の合同会議の席上でのことだってんだが、この会議にはゴロツキ仙谷君も出席していたんだと。で、ゴロツキは、おそらくそうした意見が出ることで原発再稼働がストップされちゃたまらんと思ったんでしょう、こんなこと口走ったそうです。

需給問題とは別に、再稼働せず脱原発すれば原発は資産から負債になる。企業会計上、脱原発は直ちにできない」

 これが与党の政調会長代行の言葉です。まるで、企業の顧問弁護士みたいです。なんだ、やっぱり電力会社の経営維持するために原発再稼働しようとしてるんじゃない。ま、ここまでハッキリ言うってのも、なんですね、そうとう国民も舐められたもんです。「企業会計上、脱原発できない」か・・・アホくさ。

・東京新聞 TOKYO Web
関電管内「電力積み増し可能」 民主合同会議 検証委報告を疑問視

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2012年4月17日 (火)

原発地回り・仙谷の「集団自殺」発言は、説教強盗の類だね。

 袴田事件で、検察によるDNA鑑定の結果、犯行着衣とされる衣類の血痕から袴田死刑囚のDNAは検出されなかったそうな。犯行時に着ていたされる衣類の血痕は、死刑判決の決め手ともなった証拠品だけに、検察はさぞや苦虫をかみつぶしていることだろう。これで再審の道が開かれればいいのだが、東電OL殺人事件だっていまだにのらりくらりしているくらいだから、そう簡単にはいかないかも。拘禁症で苦しんでいる袴田死刑囚の健康状態が心配だ。

 さてと、ゴロツキ仙谷が、またとんでもない脅しをぶちかましてくれた、「原発全停止は国の集団自殺」だとさ。国民はレミングか。そういえば、福井県で開かれた講演会では、「原発再稼働しないと真っ暗の中で生活することになるよ」とも言ってたっけね。スゲーな、いつからこの国は政治家が国民を脅迫するようになったんだろ。それにしても、ここにきてのゴロツキのシャシャリ出ようってのは、さすが電力会社の走狗の面目躍如ってところではある。

 で、こうした一連の民主党の原発再稼働路線に、お子ちゃまな市長の橋舌↓君は、キャンキャンと吼えまくってるんだが、どうもこやつの心根というのは「脱原発」にはないのではないかと疑っている。たとえば、こんなこと言ってます。

(これより引用)

 僕らは、大飯(原発)の再稼働について、何がなんでも、絶対反対ということではないんです。今のやり方での再稼働は、反対だと言っているわけですから。僕らは、安全だと思わない。安全性が不十分でも、国民にちゃんと説明をして、再稼働を決定するというやり方をやるべきだと思っていますから。どちらのやり方がいいのか、国民の皆さんに判断していただきたいと思いますね。

(引用終わり)

 はあ、何がなんでも反対じゃない、ってのはどいうこった。ようするに、手続きさえちゃんと踏まえたら再稼働もあり、ってことか。お子ちゃま市長ってのは、その時々で微妙に言葉のニュフアンスが変わるし、物事へのスタンスもちょっとづづずらしていくところがあるから、今後とも要注意ですね。

 自転車野郎の谷垣君も、原発再稼働については、「私個人としては、再稼働を行わなければ、日本経済の混乱や、いろいろな不都合な問題が起こるだろう」てなことぬかしてます。ようするに、消費税でも原発でも、民主党と自民党ってのはその政策については最早大連立してるようなもんなんだね。

 だから、お子ちゃま市長は、次の選挙を視野に入れて、ここを先途と「脱原発」のフリをしてるわけです。でも、もともとは核武装論者なんだから、この男にとっては原発ってのはそのためにも重要なファクターなはずなんだよね。二枚舌猪八戒のようなヘタレとは違って、巧妙な二枚舌使いますから、だまされないようにしなくっちゃと思う今日この頃なのであります。

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2011年2月14日 (月)

どうなる中東・・・。

 昨日の小倉4レース、3連単は1950万馬券。3088番人気で、馬券は2枚売れていたとか。ここまでの馬券になると、ただただ口をアングリするだけ。9番人気、15番人気、6番人気の順で1950万。3連単、恐るべし・・・てなもんか。

 さて、エジプトでは博物館が荒らされ、ツタンカーメンの像などが盗まれたそうだが、プロの窃盗団が暗躍してるんだね。まだベルリンの壁がある時代に、ネフェルティティの胸像で有名な東ベルリンの博物館に行ったことがある。そのコレクションの凄いこと。美術品や工芸品なんてのは理解できるが、たまげたのは高さ10mはあろうかという石柱。こんなものまで持ってきちゃったのか、とその収奪のパワーにほとほと感心したものだ。エジプト政変のドサクサで盗まれたツタンカーメン像なんか、そのうち大英博物館の陳列棚に並んでいたりして。

 チュニジアから始まりエジプトに飛び火した革命の嵐に、独裁を続ける中東の国々はさぞかし戦々恐々の思いでいるに違いない。で、バーレーンでは、いまのうちに金を握らせておこうってんで、1世帯当たり約22万円をばらまくことにしたそうな。子供手当てでゴタつているどこかの国とは違って、アラブの王様はさすがにスケールがでかい・・・もっとも、石油で儲けた財産に比べたら爪の先ほどのものなんだろうけど。お金で解決できる金満国家はまだしも、カメルーンみたいに国自体が貧困に喘いでいる場合は、かなりドラスティックな政変が起きるかもしれないから、中東情勢はまだまだ予断が許さない。

 それにしても、かつてアフリカや中東の宗主国だったイギリス、フランスなどのヨーロッパ諸国の罪は重い。

 世界の政変をリアルタイムで見ちゃうと、ゴロツキ仙石君が、2009年のマニフェストについて「少々、約束に言い過ぎの部分があったかもしれない」とのたまったことなんか、語るに落ちたとはいえ、なんかせこすぎちゃって茶々入れる気も失せてしまう今日この頃であった。

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2010年12月29日 (水)

民主党版『仁義なき戦い』公開中!

 いまに始まったことではないのだろうけど、今年のTVの年末特番のなんとまあ能のないこと。クリエイティビテイの貧困さに改めて呆れてしまう。地上波はもう終わっちゃったね。こんなくだらないコンテンツしか作れない能天気さなんだから、ちゃんとした報道なんかできるわけがないわけで、いっそのこと免許返上して放送局再編してもらいたいもんだ。やっぱり、クロスオーナーシップの規制と電波オークション制度は喫緊の政治的テーマだと痛感する年の瀬なのであった。

 さてさて、小沢君が政倫審出席の記者会見。条件付きとはいえ、出席してもいいよ、って言われちゃったんだから、離党勧告も辞さずと拳を振り上げていた執行部はさあ困った。「円滑な国会運営が担保されるなら政倫審出てもいいよ」って小沢君は言い続けてたわけだし、そのことを絶好のタイミングで改めてスッカラ菅君に突きつけたってところか。政局好きの朝日新聞は、「離党圧力をかわすために出席に転じた」なんて言ってるけど、そんな単純なことだったら、スッカラ菅君との会談直後に出席表明してますって。おそらく、朝日だって今回の決断は巧妙な仙石潰しってことはわかってるはずなんだよね。でも、素直にそう書かないところが、この新聞のいやらしいところ。そのくせ、星、曽根、坪井のスットコドッコイ三人組が紙面をさいて政局談義してるんだからアホかいななのだ。

 それはともかく、条件付きじゃだめなんすっよ、とかなんとかフランケン岡田君は文書を提出したらしいけど、原理原則に凝り固まった融通のきかない書生議員には高度な条件闘争はこなせないだろうな。ひょっとしたらこうした条件闘争を小沢君が持ちかけてくるかもしれない、ということに思いを馳せてなかったのかもしれない。そうだとしたら、政権与党の幹事長としては失格。おそらく、スッカラ菅もゴロツキ仙石も、読めてなかったんじゃなかろうか。内ゲバまがいの党内抗争を引き起こして、小沢粛清を図ったまではいいいけれど、ジャングルのゲリラ戦に慣れてないもんだから戦々恐々として次善の策を描いてなかったのかも。そういえば、このところのゴロツキ仙石君って、映画『仁義なき戦い』で金子信夫が演じたところの態度はでかいが心は狭い山守親分に似てきたような気がする今日この頃なのだがいかがなもんでしょう・・・って、どうでもいいか。

 ヤクザも真っ青の脅迫まがいの取調べをした大阪府警の刑事に出されていた略式起訴を大阪簡裁が不相当として正式な裁判が開かれることになった。いやあ、大阪簡裁に拍手。特別公務員暴行陵虐容疑は明確なわけだから、ビシバシ裁いてもらいたい。ハッキリ言って、こんな警察官は懲戒免職でしょう。それにしても、検察が逆風の中にある時に、略式起訴なんて手ぬるいことをした大阪地検の空気の読めなさ加減が大いに笑えるのだった。

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2010年12月27日 (月)

民主党の終わりの始まり。

 昨日は年末恒例の渋谷のバーの飲み仲間との忘年会。かれこれ20年続く飲み会で、毎年有馬記念の日と決まっている。バーのオーナも混ざって、昼間から店を開けてのドンチャン騒ぎ。飲み会が最高潮に達した頃に有馬記念がスタートするのは毎度のこと。で、レースが終わればああだこうだにわか評論家になってレース回顧でまた飲みだすという寸法。

 今年の有馬記念は3歳馬がやっぱり強かったということ。勝ったヴィクトワールピサは1枠1番という絶好の枠がピタリとはまった改心のレース。前残りを狙っていたトーセンジョーダンが気持ちよく逃げをうった時は「やったね」と思ったのだが、ヴィクトワールピサに早めに仕掛けられてはさすがにきつい。それでも5着に粘って掲示板を確保したのだから上出来でしょう。鼻差で勝ちきれなかったブエナビスタは、道中ちょいと後ろすぎたか。最速の上がりで差してきたけど、ぎりぎり届かず。負けて強し、を改めて教えてくれた。

 さて、今日は民主党の役員会。小沢君の国会招致はどうなるのか。ゴロツキ仙石君は、昨日のテレビ番組で、起訴は起訴なんだから離党すべし、てなことを暗にくっちゃべってたようだが、心ある議員はもうこんな民主党に愛想をつかしてまとまって離党しちゃったらどうだろう。スッカラ菅君のお膝元の西東京市の市議選でもボロ負けしたことだし、もうどうやったって選挙には勝てるわけないんだから。それにしても、たった6人しか落選しないという選挙で、落選者の中に4人も民主党がいるんだから末期的としかいいようがない。今日の役員会次第では、民主党の終わりの始まりになるかも。

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2010年12月23日 (木)

海上保安官は停職、川清掃職員は免職・・・なんだかなあ。

 陽射しは強いが北風が冷たい祭日の朝、中学時代の友人から、「母親の様子がおかしい。どうも言ってることが変でボケちゃったのかも」と携帯にSOS。ケアマネージャーに連絡したかと聞けば、「したこたしたけど、役に立たない」とご立腹の様子。さもありなん、なのだある。介護の現場はかくもお寒い状況なのだ。で、祭日のことだし、かかりつけの病院は休み。救急車を呼ぼうにも、母親は渋っているとか。「ボケたこと言ってるくせに、そういうとこだけは意識がしっかりしてるからいやんなっちゃう」とぼやく友人をなだめつつ、「それはボケじゃなくて、脳梗塞の危険もあるから、四の五の言わずに救急車だ」とアドバイスをしたのだが、どうなったことやら。昼前にでも連絡してみよっと。

 さて、尖閣ビデオを流出した保安官が停職になった。ふむ、懲戒免職じゃないのか。甘い処分だと思うけどね。ビデオの秘密性云々なんてことより、いわば国境警備隊の隊員が国の命令に逆らって独断専行したことの方がよっぽど危険だと思うのだが・・・それについてはお咎めなしか。これはこれ、それはそれじゃないのかなあ。ま、当時の外務大臣だったフランケン岡田、国交省のニヤケ男・前原、そして日和見馬淵に阿波の古狸が何の責任もとらないってのは、もっと卑劣だけど・・・。

 朝日なんかはいまになって名前と顔写真を公開していたが、名前なんか週刊誌にはさんざん書かれてたし、ネットでもとっくに飛び交っていた情報だ。書類送検されて処分も出たから実名報道にしましたなんてエクスキューズしてるけど、一般の事件ではさんざん名前さらしてるくせに何言ってんだか。

 ま、これにて一件落着ってことなんだろうけど、読売と連絡とったりして何かと挙動不審だった保安官の影の部分は謎のまま。そのうち、田母神君とペアで、活動始めたりして・・・あるかもな。

 大阪市では、川清掃の職員が金品を着服したってんで、42人も処分された。そのうち6人が懲戒免職。そのなかには内部告発した本人も含まれてるってんだから、ちょっと笑ってしまう。告発者を懲戒免職にしたのは、職場での脅迫的言動も問題になったためなのだとか。告発した職員にすりゃ、そりゃないんじゃないのってなるんだろうね。せめて、罪一等を減じるってことはできなかったんだろうか。これこそ、真に迫った内部告発だもんね。尖閣ビデオ流出は停職処分で、こちらは免職か・・・なんだかなあ。

 今朝の朝日の「ウォッチ沖縄」という記事に、「(基地を)沖縄だけに押しつけるのはおかしいと、一時的にせよ鳩山さんは本気で考えたはず。問題はそれに耳を貸さなかった日本国民。私たちに向き合おうともしない本土にがっかりしているんです」という県民の声が載っていた。ごもっとも。鳩山ポッポ君の迷走ぶりばかりが非難されるけど、それを応援しようとしなかった言論界、経済界、法曹界、そしてマスメディアの罪は大きい(こうした人々の多くが小沢君バッシングに何も疑問を投げかけないのも根は同じか)。応援しないばかりか、批判しまくってたんだからね。その片棒を大いに担いだ朝日が何をいまさらと思うが、こういう県民の声を伝えたことは評価してあげよう。この記事を書いたのは確か最近になって沖縄に異動になった記者のはずだが、だからこそ書けたのかもしれないけど。

 「辺野古移設を認めないと普天間継続だよ」と恫喝する害務大臣と阿波の古狸は、こうした県民の声をなんと聞く・・・って、そもそも沖縄のことなんか考えてなかったか、こやつらは。

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2010年12月15日 (水)

問責決議を「甘受」してお辞めになったらいかがでしょう。

 絶滅したと考えられていた日本固有種のクニマスが、70年ぶりに確認されたそうな。そもそも、秋田県の田沢湖に生息していたクニマスが死滅したのは、発電などのために近くの川から引いた水が酸性水だったことが原因なのだとか。つまりは、開発による環境汚染なわけなのだが、そのクニマスが山梨県の西湖で発見されたというのだから驚き桃の木。なんでも、その昔に放流用にクニマスの卵が西湖に送られ、その卵が孵化して命をつないできたらしい。

 クニマス発見の立役者が、さかなクンだそうだが、かつてテレビ東京の『TVチォンピオン』で「魚大会」(正式なタイトルは忘れちまった)が放送されたときに、なんとまあマニアックな高校生がいたものだと思ったものだが、その彼がいまや東京海洋大学客員准教授ってんだから、芸は身をたすくとはよく言ったものだ。ま、これも好きなればこその精進の賜物でありましょう。

 絶滅魚発見のニュースとともに、諫早湾の常時開門が決定しそうだ。5年間の開門を命じた福岡高裁の判決に対して、国が上告を断念する方針を固めたためなんだけど、スッカラ菅君は野党時代にさんざん諫早湾干拓事業を批判してたんだから当たり前のこと。野党時代の主張を当たり前に、粛々と実現してきていれば、いまの民主党の体たらくもなかったわけで、やはり小沢君の言うように原点回帰こそがいまなすべきことなんじゃなかろうか。

 阿波の古狸が、またやってくれた。沖縄の基地問題で、「沖縄の方々に甘受していただく」なんてことを口走っちゃって、またまた袋叩きにあっている。「甘受」ねえ・・・国語の勉強やり直しだね。ちなみに、「甘受」とは読んで字のごとく「甘んじて受け入れる」ことなのだが、これってお願いされる側が使う言葉であって、お願いする側が言っちゃったらいかんだろう。って、なんでいい歳こいた政治家に言葉使いを手ほどきせにゃいかんのだ。

 ようするに、常識もへったくれもない、ただの失礼なオッサンってこと。言葉尻をとらえてグチャグチャ言うのはいいことではないけれど、「暴力装置」はまだしも「甘受」はそうはいかんだろう。つまりは、「心根」の問題なのだと思う。法律用語ばかりに慣れ親しんできたものだから、自分の言葉で物事を語ることができなくなっちゃってるんだね。だから、本来なら失礼なことでも、サラっと言えてしまう。すぐに陳謝したそうだが、おそらく心のなかでは何が悪かったのか本当のところはわかってないんだろうなあ。

 それは、「沖縄の方々が総反発するようなお受け止めをされているとすれば、いつでも撤回する」という木で鼻をくくったような答弁に如実に現われている。つまり、「総反発」されたから謝ってるってことなんであって、失礼な言動だなんて露ほども思ってもいないってこと。この際だから問責決議を「甘受」してお辞めになったらいかがでしょう。

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2010年11月23日 (火)

検察改革は画餅に帰すか?

 今日は勤労感謝の日。果たして感謝されるほど勤労しているだろうかと自問しつつ、我が家のドラ猫と戯れる休日ではある。

 どうやら楽天の岩隈の大リーグ行きが暗礁に乗り上げたようだ。それにしても、アスレチックスの提示額はいくらなんでも足元見すぎだろう。安く買い叩こうって下衆な根性が丸見えで、こんなんだったら大リーグに行くことはない。なんとも失礼な話だ。

 失礼な話といえば、なんちゃって法務大臣辞任の後を阿波の古狸・仙石君が引き継ぐんだとか。ああ、これで検察改革は画に描いた餅か。よりによって阿波の古狸とはねえ。官房長官と法務大臣兼務ってのは、小沢君追い落としのためには絶好のボジション。かなり露骨な締め付けしてくるだろうことは容易に想像がつく。

 さあ、そうなった時に小沢君はどうでるだろう。仲間引き連れて離党か。阿波の古狸の動きいかんでは大いにあり得ることだ。で、行き着くところは政界再編ってことなのだろうか。もしかしたら、阿波の古狸の法務大臣兼務っていう人事は、とんでもない嵐を呼び起こすかもしれない・・・なんて、ちょいと二日酔いの頭で愚考したのであった。

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2010年11月19日 (金)

「暴力装置」・・・懐かしい言葉だこと。

 今年も乾燥肌の季節がやってきた。年初のブログにも書いた「オリブ油」のおかげで、いまのところかゆみがでることもなく安泰の日々が続いている。空気が乾燥しだす今の季節にしっかりケアしておくのが乾燥肌予防の鉄則。というわけで、「オリブ油」をせっせっと肌になじます毎日なのであります。

 なんちゃって法務大臣に対する問責決議が提出されるようだ。大臣就任祝いかなんかのパーティーにおける悪い冗談がまずかったんだけど、口は禍のもとってことでしょう。発言の内容からすれば、とてもじゃないが擁護はできんもんね。大臣答弁なんて、なんちゃって法務大臣の言う通りなのが現状であるとはいっても、それを面白おかしくスピーチしちゃダメだろ。やっぱり、お引取り願うしかないか。もっとも、問責決議には拘束力がないから、おそらく居座るんだろうけど。

 なんちゃって法務大臣に続いて、阿波の古狸も、「暴力装置」発言で追及されている。なんとまあ古い言葉を持ち出したものだ、とこの発言を聞いた時は思ったのだが、広報マン上がりの世耕君はここを先途と突っかかって、結局謝罪しちまった。でも、謝罪するほどのことはないんだけどね。そもそ、「暴力装置」ってのは、政治学では一般的な言葉で、学術用語といってもいい。マックス・ウェーバーの『職業としての政治』では、警察や軍隊を指して「政治は暴力装置独占する権力」と規定している。古くはレーニンもこの言葉を使っている。

 そのため、ヒゲ隊長の佐藤君のように、「マックス・ウェーバーによる「暴力装置」とは「軍隊・警察は国家権力の暴力装置である。国家から権力奪還するためには社会の中に新たな暴力が組織化されなければならない」と暴力革命を是とし、国家は悪であるとの認識では?仙谷官房長官がこの考えであれば、マルクス主義から脱却していないの?」なんてつぶやいちゃうマヌケな御仁まで出てくる始末だ。マックス・ウェーバーとレーニンごっちゃにしてるわけです。ちなみに、マックス・ウェーバーは社会主義者でも共産主義者でもないし、唯物論とは対極に位置したような人物だ。

 さらに言うなら、もうネットではさんざん出回ってるけど、アンパンマン・石破君は、昨年の3月に、「警察と軍隊という暴力装置を合法的に所有するのが国家の一つの定義」と発言している。つまり、それほど目くじらたてることではなく、逆にマックス・ウェーバーを知らなかったとしたら、世耕君も丸川君も恥ずかしいってことになるんじゃないの。ちょっと気の利いた政治家なら、「なんと時代錯誤な言葉を。お里が知れますよ」ぐらいのこと言って切り返してほしいもんだ。そうすりゃ、国会討論も少しはインテリジェンス溢れるものになるだろうに。

 「暴力装置でもある自衛隊、ある種の軍事組織だから特段の政治的な中立性が確保されなければならない」という阿波の古狸の発言は、それ自体は正しいと思うけどね。問題があるとすれば、「暴力装置」なんて言葉を国会の答弁に使っちゃうという場を読めない感性にあるんじゃないの。さもなくば、広報マン上がりの議員に突っ込まれた時に、「これまた失礼しました。マックス・ウェーバーご存知かと思ったもので。そうですか、ご存じない。いやあ、時代ですかねえ、ならば、実力組織と言いかえますけど、それでいかがでしょう」ぐらいのこと言っておちょくってやればいいのにね。

 なんちゃって法務大臣の発言はどう見たってバツだけど、こちらの発言はあまり居丈高に突っ込むとそれこそ「お里が知れる」というもの。ちょっとした政治家の教養度が問われてるのかもよ。

 最後に、どうしても触れておきたいのが、今朝の朝日新聞の「耕論」に載っていた福耳・枝野君の談話だ。「世論調査は悪者か」というテーマで語っているのだが、「ネット上の調査で得られるネット世論は、ネットを使える人の回答であり、社会全体を反映しているのか、疑問です。世論を知るための参考の参考にはなると思いますが」なんてことをのたまっていた。「ネットを使える人の回答」ってなんのことでしょうね。そんな理屈なら、マスメディアがやっている電話を使ったRDD法による世論調査だって同じでしょ。電話といったって携帯は入ってなくて家電だけなんだから、つまりは「家電を使える人の回答」にすぎないってことになる。「ネットだから云々かんぬん」という理屈はもう止めたほうがいいと思うよ。小沢君が情報発信の場としてネットを重視してきている姿勢と比べると、なんとまあ小さいんだろう。大きいのは耳だけってことか、と嘆息する今日この頃なのだ。

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