渡辺恒雄

2013年6月13日 (木)

役人の小狡さが顔に出ちゃって、なんとも気分の悪いコミッショナー会見ではあった&復興庁のキャリアが違憲総理にならって「左翼のクソども」発言。

 「昨日まで知らなかった。知っていたら公表したと思う」、だから「隠蔽や不祥事はない」し、当然「辞任は考えていない」そうだ。さすが駐米大使として名を馳せた役人だけに、面の皮は鉄面皮なんてもんじゃないほど厚かったね。しかしまあ、こんなひとがコミッショナーですよ。自分の名前を刻印までしていたってのに、責任はありませんとはいかないでしょう。

 ようするに、飛ばないボールのおかげでファン離れが起きてきたから、もっとホームランが出るようにしろや、って銀座のどこかから声が聞こえてきたんでしょうね。そもそも、コミッショナーを誰にするかっていうのも、銀座の鶴の一声で決まるって言いますから。

知らない、辞めない!加藤コミッショナー“ウソ統一球”謝罪だけ

 しかし、ここまでコミッショナーに開き直られちゃって、一番ワリ食ったのが下田事務局長です。それまでは「統一球の変更はコミッショナーと相談した」って言ってたのに、昨日の会見では「混乱していた。コミッショナーは知らなかった」って前言翻しちゃいました。ま、因果を含めてトカゲの尻尾にされたんだろうけど、哀れだよなあ。「組織とは頭から腐るもの」とは言うけれど、ま、その典型ですね。

 「組織は頭から腐る」と言えば、レレレのシンゾーもその口なんだろうが、例の「TPPに反対する左翼」発言にならったわけでもないだろうに、今度は復興庁の幹部がツイッターで暴言撒き散らしていたようだ。この男、福島県の被災者支援を担当しているってんだが、市民団体の集会に出席した後に「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」てなことをツイートしてたってさ。しかもこれはほんの序の口で、なんと600回以上も罵詈雑言をまくたてていたっていうから、相当な玉であります。ほとんどビョーキですね。上が腐れば下も腐るわけで、レレレのシンゾーと根っこは同じです。

<復興庁>幹部ツイッター暴言 「左翼クソ」「懸案曖昧に」

 国のやることにちょいと異議を唱えるとすぐ「左翼」だって喚くのは、もうその時点で思考停止しちゃってるわけで、子どもが悔しまぎれに「ウンコたれ」って言うのと同じです。でもな、「ウンコたれ」に「ウンコたれ」って言われてもね・・・ま、誰ってことじゃないけれど、てなわけでお後がよろしいようで。

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2013年6月12日 (水)

統一球の嘘の裏にはあの新聞社が・・・いるね&上村続投で柔道沈没

 今シーズンはやけにホームランが多い・・・なんてことは開幕以来、誰もが気づいてたんですね。だから、いまさらのように「飛びやすいボールに変えてました」って告白されても、別に驚きはありません。それよりも、これまで指摘されていながら、「ボールは変えていない」って嘘ついてたことが大きな問題なんですね。なんで嘘つくかね、こんなことで。しかも、事務局長のコメントが凄い。「知らせて混乱を招いてはいけないと思ったが、知らせないことで混乱を招いたと言われればそうかもしれない」だと。アホくさっ。

・プロ野球統一球、飛びやすくなっていた NPB認める

 こっそりとやらなくちゃいけない理由ってのがあったんじゃないの、と勘繰りたくもなるというものだ。ていうか、あったんだろうね、こっそりとやらなくちゃいけない理由が。それが何なのかはわかんないけど、どうせ読売が絡んでるんじゃないの、とついつい妄想したくなるのが人情というもの。おそらく、これだけではおさまらないんじゃないのかなあ、この問題は。メーカーのミズノにも箝口令を敷いていたっていうから、けっこう根深い闇があったりして。ああ、興味津々だ。

 スポーツの世界のドロドロさ加減ってのは、世間から隔絶されているだけにひとたび腐りだすとトコトン行っちゃうもんなんですね。柔道がその典型です。あれだけの騒ぎがありながら、上村会長続投表明だと。国際柔道連盟会長が「100%指示する」ってエールを送ったこともあったんだろうけど、身内のかばい合いってのはなんともみっともない。こうなると、日本だけでなく世界の柔道が腐ってるってことになっちゃいますよ。上村続投が決定したら、日本の柔道はもう復活することはないかもね。っていうくらいの危機的状況だってことを、どのくらいの柔道家が自覚してるだろうか。

柔道連・上村会長続投、強く支持 国際柔道連盟のビゼール会長

 

 

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2013年1月 8日 (火)

除染事業という名の金づる・・・ゼネコンは、そう簡単にこの利権を手放しはしませんよ。

 パレスホテルの「和田倉」で、昨夜、腹痛ボクちゃん・シンゾーとナベツネが会食したそうだ。確か、ナベツネはシンゾーのことを「この若造め」てなことで、あまり快く思ってたなかったはずなんだけど、何かバーターでもあったか。たとえば、原発維持・推進とか新聞の消費税免除とか。それとも、改憲で意志一致したか。ま、よからぬ相談したことは間違いない・・・って、聞いたわけじゃないけどさ。

 ところで、手抜きというよりはほとんど犯罪て言ってもいい不法除染は、ゼネコンに強制捜査が入ってもおかしくないんじゃないのか。放射性物質汚染対処特別措置法っていう法律を作ったのはこういう違法行為を取り締まるためなんであって、除染で出た土や草木などを不法投棄した場合には5年以下の懲役か1000万円以下の罰金って決まってるんだよね。おそらく、ゼネコン側は、下請けがやったことにしてすまそうってんだろうけど、そうは問屋が卸しませんよ。

 しかしなんですな、そもそもが除染は移染にしか過ぎないわけで、ほとんど意味はなさないってのに、1兆円もの予算が組まれてること自体を見直すべきなんですね。この金は最終的には東電に請求するって環境省は言ってるようたげど、それだって結局のところは電気代に上乗せして消費者が肩代わりすることになるんだからさ。言ってみれば、この1兆円というのは、原子力村にあげたようなもんで、除染作業を請け負っているゼネコンなんかもみんなグルなんだからね。除染という新たな公共事業(=金づる)に、ゼネコンだけがウハウハっていう寸法です。

 除染事業はこれからもっとスケールアップしていって、そのうちアメリカあたりが「うちもやらせろ」ってんで乗り出してくるんじゃないのか。フランスのアレバ社みたいな、原発に群がるハゲタカってやつです。

 環境省に、「除染適正化推進本部」なんてのが設置されるようだけど、除染に適正も不適正もないってのが現状なんじゃなかろうか。もっとドラスティックな発想の転換しないと、無駄に税金をばら撒くだけで、結局潤ったのは原子力村ってことになるのがオチなんじゃないでしょうか。

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2012年3月18日 (日)

捜査報告書書き換えを田代作文検事の上司が指示!?&朝日への抗議書に見る読売のご都合主義

 昨日の中山6レースのメイクデビュー戦で勝った馬の名前は、なんとコップヒヤザケ。稀代のスプリンター、サクラバクシンオーの子供という良血なのだが、ちょいとトホホなネーミングに複雑な思いがする。かつて、馬名にはけっこう厳しい決まりがあって、売名行為なんてもっての他。歌手の春日八郎(それにしても、古いね)が、ヒット曲『お富さん』にちなんで「オトミサン」っていう名前を申請して門前払いを食らったって逸話も残っているくらいだ。もちろん、珍妙な名前ってのも駄目で、おそらく以前だったらコップヒヤザケは許可されなかったんだろうなあ。ま、個人的にはこういうギミックって嫌いじゃないのだが、どうせならあまり恵まれない血統で公公営競馬出身なんていうドラマが裏側にあってくれた方が、けっこうお茶目ってことで別の意味でアイドルホースになったりするのかも。

 コップヒヤザケはトホホなネーミングとはいえ、どこかしら愛嬌があって、これからも注目したくなるオーラがあるけど、心底トホホなのがフランケン岡田君だ。自民党に大連立持ちかけてたってね。こいつが原理主義者って言われる理由がわからん。どこが原理主義者やねんねんねん。ただの変節漢でしょ。でもって、昨日は改めて大連立に触れてこんなコメントしてます。「(民自)両党が互いに批判、反論する政治は国民が求めるものではない」とさ。誠司(前原)は求めてないけど、「互いに批判、反論する政治」は求めているどころか、それこそ政党政治の原点だろう。ま、このコメントの前後の流れがどんなものかは知らんけど、少なくとも原理主義者だったらこんなことは恥ずかしくて口に出しません。ようするに、ご都合主義なんだね。民主党がどんどん腐っていくのも、それが原因です。

 ご都合主義といえば、朝日がぶち上げた契約金問題で、ナベツネへの取材があまりに過熱したってんで、読売が「節度ある取材」を文書で報道各社にお願いしたそうだ。これまでの自分たちの取材態度も省みず、立場が変われば抗議する。これれもまたご都合主義の典型です。読売のご都合主義は、朝日に送った抗議文ってのがその白眉でしょう。なかでも、熨斗付けて読売に返送したのが次のくだりだ。

(これより引用)

 貴社は当球団の主張の一部を掲載していますが、ご承知のように、報道にあたっては、相手方の主張を踏まえ、自らの取材結果の正当性を改めて吟味することが不可欠です。自らの取材結果と異なる場合、相手の主張を単に併記すれば足りるというわけではありません。

 これらの記事は一般読者の普通の注意と読み方を基準にすれば、表現はもとより、見出しや扱い方等からして、当球団の行った契約には極めて問題が多く、社会的な批判を受けるのがあたかも当然であるかのように誤導するものであり、各選手や当球団の名誉を著しく貶めるものと言わざるを得ません。

(引用終わり)

 「社会的な批判を受けるのがあたかも当然であるかのように誤導するものであり」なんて下りは、涙が出るほど笑っちまいます。イチロー叩きもこういう手口だったよね。原発も、「あたかも当然であるかのように誤導」してきたんじゃなかったのか。盗人猛々しいにも程があるってもんだ。そこまで言うなら、朝日を他山の石として、この抗議文を読売本社の正面玄関に額装して飾っておくこった。

 ところで、産経ニュース(電子版)が、「石川議員の虚偽報告書、上司指示で書き換えか 複数検事、関与の可能性」の見出しで、「田代検事が報告書を作成した後、上司の指示を受けて書き換えた可能性がある」と伝えている。これって、かなりのスクープだと思うのだ゛が、いまのところ後追いがない。上司の指示があって書き換えたとなると、これはもう組織的な犯罪ですからね。週明けには、ひょっとしたらイチロー裁判は、風雲急を告げるかも・・・。

石川議員の虚偽報告書、上司指示で書き換えか 複数検事、関与の可能性

【くろねこの競馬予想】

 中山では皐月賞に向けた最後のトライアルレース、スプリングステークス。前走の共同通信杯で惜敗したディープブリランテが中心なのは間違いない。ここは相手探しか。で、同じ共同通信杯で4着だったストローハットが狙い目。人気を下げてる今回は、馬券的にも面白い。その他では、マイネルロブスト、グランデッツァ。渋った馬場で大穴ならデビュー以来2連勝のバンザイ。
◎ディープブリランテ、○ストローハット、▲マイネルロブスト、△グランデッサツァ、バンザイ

 阪神は古馬の重賞、阪神大章典。3冠馬オルフェーブルの今年のスタートはここから。こちらも相手探しか。別定だけにまぎれはなさそう。馬券的には、ギュスターヴクライとの1点勝負か。
◎オルフェーブル、○ギュスターヴクライ、▲ヒルノダムール

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2011年11月18日 (金)

放射能汚染土ポイ捨て役人&冬のお魚調査

 環境省に送りつけられた汚染土を、職員が自宅そばの空地に捨てちゃってたんだね。その理由がふるっている。自宅周辺の放射線量と大差ないから大丈夫だろう、という上司の話を聞いたからってんだから、ほとんど頭の中は幼稚園レベルってことです。こんなもんなんだよね、お役人の放射能に対する認識ってのは。汚染土に続いて灰も送りつけられたそうだけど、できれば東電にも送ってやりゃあよかったのに、とつい思ってしまった。ま、それだけ被災地のひとにとってみれば、国は何やってんだっていう思いが飽和点にまで達してるって証なのかも。

 福島では除染を待てずに田起こしを始めたところがあるそうだが、「田起こし後でも深く耕せば大丈夫」ってお役人は言ってるそうだ。これも汚染土をボイ捨てしちゃった環境省の役人と一緒で、頭がお子ちゃましてるんだね。田起こしってのは、俄か勉強したところによれば、表土ごと土をかきまぜるわけで、表土が汚染されているとその汚染は地中深くまで拡散する危険性が大なのだそうだ。で、後から表土の汚染が判明しても、もうかきまぜちゃったわけだから除染は不可能ということらしい。ここまで米つくり農家を追い詰めているのは、国の対応があまりにも遅いからなんだね。だから、もう自分たちの判断で物事を進めていくしかないってことなんだろうけど、大きなツケとなって返ってこなければいいのだけれど。

 汚染されてるのは土だけじゃない。グリーンピースの「冬のお魚調査」によれば、基準値は超えていないとは言うものの、マダラやメバチマグロなどの大型魚からの放射性物質検出が目立っているとか。食物連鎖の結果、大型魚になればなるほど放射能は濃縮されていくってことです。サバの水煮の缶詰からも放射性物質が検出されたというのは、ちょいと驚きだ。農産物ばかりに目がいきがちだけど、魚介類の汚染にもシビアな目を向けていかなくてはいけないってことか。でも、缶詰になっちゃうとどこで獲れた魚かなんてわかんないから、これは厄介なことになりそうだ。それにしても、「冬のお魚調査」ってのは、なかなかキュートなタイトルではある・・・不謹慎だけど。

食品放射能調査 第2回目:冬のお魚調査

 最後に、「今日のナベツネ」ということで、玉木正之さんのこちらの原稿をご紹介。鋭いナベツネ論、おもろいですよ。

・スポーツを知らない権力者にスポーツが支配される不幸

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2011年11月13日 (日)

フクイチを物見遊山取材する記者クラブ御一行&TPP会合招待されないノダメ君&人格批判で反論する読売主筆の情けなさ

 初めてフクイチに足を踏み入れることを許可されたマスメディアは、嬉々としてその惨状を報道している。吉田所長の「もう死ぬかと思った時もあった」なんてコメントを、命がけの美談仕立てで伝えるのはさもありなんなのだが、昨夕のテレビ朝日のニュースでは、原発担当の松井君が取材の過程を説明している中で、「吉田所長はいい人なんですよ」とのたまったのには目が点になりました。これを聞いて、「あいつ、ヤクザだけど、根はいい奴なんだよ」っていうのを咄嗟に思っちまった、あっ、他意はありませんから、念の為。ま、吉田所長は確かにいい人なのかもしれない、くろねこは知らんけど、でも、フクイチの残酷な現状の取材レポートの最中に、こんな発言はないだろう。フクイチの取材から締め出された記者クラブ以外のジャーナリストが聞いたら怒るぜ、ホントに。

 そもそも、「もう死ぬかと思った時もあった」とか「コントロール不能になって終わりかなと感じた」というコメントをさらっと報道しているが、ちょっと待って欲しいよね。その時期、つまり3月11日からの一週間に、小出助教などの専門家や既にフリーのジャーナリストの中からは、「メルトダウンの可能性」ってのはささやかれていたはずで、それを無視するならまだしも、「悪質なデマゴーグ」として批判までしたマスメディアもあったんだからね。そう考えれば、吉田所長の会見での記者たちとのやり取りが生ぬるいのはうなづけるってもんだ。

 いま知りたいのは、そんな情緒的な現場報告ではないんだよね。何が起きたのか、何が起きているのか、これから何が起ころうとしているのか。そして、東電はどう対処したのか、どう対処していこうとしているのか・・・聞くべきことは山ほどあると思うけどね。でも、自らの報道姿勢に何の反省もないひとたちが多いからね。だから、こんな物見遊山みたいな取材ができるってわけか。

 さて、TPP交渉参加表明して、おっとり刀でAPECに出かけたのはいいけれど、どうやらノダメ君はTPP交渉の加盟国会合に招待されなかったようだ。ま、もっともなことだよね。これまでみんなで協議してきたとこに、突然、参加しま~す、って乗り込んだって迷惑なだけなんだから。参加したいなら、これまでに決まったことに口出すなよ、って言われても、へへ~、ってならざるを得ないのが日本の立場なんでね。おそらく、参加できたとしても、その頃にはあらかた交渉は終わっていて、表明したのが遅かったからなんでもかんでも受け入れざるを得ませんでした、ってことになるのがオチなんじゃないかね。キッシンジャーとかアーミテージとかが緊急来日して、ノダメ君をさんざん脅していったアメリカだもの、もうTPPのルールなんてすべて決まっていて、日本はアメリカに白紙委任することしかできないんじゃないのかと推認するくろねこであった。

 ところで、読売の抗争だけど、ナベツネが文書で反論したね。その中で、清武球団代表の人格批判をしている部分があるのだけど、曰く「マスコミ関係者の間では、GM就任後、さらに尊大になったと悪評が立っている」、曰く「決断力がない」、てな感じです。で、原若大将監督も不満を持っていたとたわ言を書き連ねている。自分名前まで持ち出されちゃたんだから、原にとっちゃ迷惑な話かもしれないね。これが、読売の主筆の反論文書ていうのだから、添削したくなっちまった。

 こうした人格批判てのは、マスメディアのお得意なところで、相手を貶めるための常套手段でもある。そういえば、小沢バッシングもよく似た構図だ。で、驚きなのは、一部のメディアも早速のところ清武君の人格批判キャンペーンを始めていることだ。その内容も、ナベツネの言ってることとクリソツなんだよね。ひょっとして読売がリークしてたりして。日刊ゲンダイもそのひとつなんだが、読売憎しというキーワードでこの抗争劇を取り扱うと本質を見逃すよ。

 おそらく、今回の「読売・仁義なき戦い」は、スポーツジャーナリズムそのもののあり方を問われることになるんじゃないのかなあ、とくろねこは思っているし、そうあって欲しいと願っている。スポーツジャーナリズムにも記者クラブみたいな既得権益集団がいるわけで、特にジャイアンツ担当なんてのは朝日の星君、曽我君、毎日の岸井君みたいなのがゴロゴロいるわけで、清武君に対して冷ややかなのは当たり前なのかもしれない。「たかが選手」なんてほざくナベツネを、これまでほっといたんだに、何をかいわんやです。。

 さて、どうする、スポーツ記者諸君。スポーツの本質からはかけ離れた芸能スキャンダルまがいの取材しかしてこなかったスポーツ記者に、果たしてジャーナリストとしての矜持はあるのだろうか。で、読売では「たった一人の反乱」に対して、報道規制しているらしい、という噂もあるが(興味のある方はこちらを参照)、ま、当たらずといえども遠からずってことか。

 それはともかく、昨日の日本シリーズは、緊張感溢れるいいゲームだった。読売の思惑とは別の次元で、プロ野球は確かに進化してきているし、おそらく読売はその流れに乗り損なっていると確信したのであった。

【くろねこの競馬予想】

 昨年のエリザベス女王杯を快勝したスノーフェアリーが、さらにパワーアップして今年も参戦。順調ならこの馬で決まりかとも思うのだが、どうも虫刺されがあったとかで体調イマイチという観測も流れている。凱旋門賞で激走してから中4週というローテーションもちょいと気がかり。

 日本の馬では、骨折明けのレーヴディソールがようやくここに間に合ったという感じだが、さすがに長期休養明け、初距離、初の古馬との対戦というハンデは、いかんともし難いところ。牝馬G1全制覇を狙うアパパネも、前走の14着はいかにも負けすぎだし、レース内容もパっとしなかったから、ひょっとしたら闘争心が萎えてきているのかもしれない。

 で、思い切って馬券は穴狙いで、府中牝馬S3着で、どんな競馬にも対応できそうなフミノイマージンから。相手は、スノーフェフリー、アヴェンチュラ、ホエールキャプチャ。イタリアンレッドとレディアルバローザとのワイドも少々。

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2011年11月12日 (土)

球団代表の「たった一人の反乱」&TPPはISD条項という薬味がきいた「闇鍋」か。

 文部科学省でジャイアンツの球団代表がコンプライアンスに関する会見ていうから何のこっちゃと思ってたら、なんとナベツネの横暴に球団代表がついにキレちまったというアッパレな会見だった。TPP交渉参加表明の日にとか、日本シリーズ゙を前にしてとか、タイミングの悪さってのは確かにあるけど、ま、言わんとしていることは概ね正しいのでくろねこは支持します。会見の中で、「巨人軍だけの話ではなく、選手や選手会につながると考えた」と清武球団代表は述べていたが、これはとても重要なキーワードだと思う。日本のプロ野球ってのはどこまでいっても企業の広報活動の一環だから、「公共財」という認識が極めて希薄だ。だから、本社は及団に対してやりたい放題。もちろん、監督、コーチ、選手といった現場との労使関係なんてのは、選手会が機能していない頃は前近代的なものだった。その残滓を色濃くまとって、いまだに球界のドンだなんてふんぞり返っているのがナベツネなんですね。ま、形の上ではジャイアンツの内部抗争だから、選手会は見守るしかないのだろうけど、ひそかに清武球団代表にエールを送っている選手もいるんじゃないのだろうか。

 清武球団代表が「思いは同じ」と期待していた桃井オーナーは、早々と白旗上げてナベツネ側に付いちまったが、丸谷才一じゃないけど「たった一人の反乱」に終わらせてはいけないと思うけどね。と思ってたら、スポーツライターの玉木正之さんがブログでこんなことを書いていた。

(これより引用)

平たく言えばナベツネの独裁ワンマンに堪忍袋を爆発させた清武代表の「たったひとりの反乱」か?しかしコレをきっかけに公共文化である(プロ)野球(や他のスポーツ)をジャーナリズムを担うべきメディアが所有したり支配したりしてもいいものか…という論議に発展して欲しいもの…読売のプロ野球・朝日の高校野球・その他メディアのマラソン・駅伝・バレーボール・ラグビー等との不適切な関係がどれだけ日本のスポーツを歪めていることか…。

こんなこと言うから最近は東京のTVキイ局から呼ばれなくなった?とほほ(苦笑)。そういや今日も某TV局の日曜の番組の出演依頼が打合せ段階で「他の人に決まりまして…」なんて無礼な電話で消えたモンな。困ったコッチャ。深夜0時からTBSラジオのニュース情報番組『DIG』に電話出演して寝る。

けど桃井オーナーもナベツネ側について…清武代表の「たったひとりの反乱」は自爆して終わり?親会社や学校のために行われてる野球が野球のために行われる野球となる日は日本に訪れるのか?メディアがスポーツを支配している限りそのスポーツはマーケットも広がらずスポーツとして発展もせず…なのに……。

(引用終わり)

 おっしゃる通り。

 それにしても、マスメディアの扱いはけっこう冷ややかなのが気になる。読売はもちろん、朝日も毎日も中日(ということは東京も同じだね)も日テレもフジもTBSも、プロとアマも含めて野球にコミットしてるんだから、ある意味で自分たちにとっても痛いところ突かれったってことなんだよね。NHKなんか『ニュースウオッチ9』で、「読売内部の問題を記者会見で公にするなんて」てなことをキャスターの大越君がのたまっていたが、街行く人のインタビューも否定的な意見だけを流すというサイテーなものだった。

 今回の告発は、プロ野球そのもののあり方を問うためのいいチャンスなんだから、「たった一人の反乱」で終わらないことを切に願うくねこなのであった。。

 さて、ジャイアンつのクーデターより、もっと大切なTPPだけど、案の定、ノダメ君は交渉参加を表明した。情けないのは、反対派のお歴々だ、キューピー原口君なんか、「総理会見を同志とともに聞いています。交渉参加に向け関係国と協議ということを総理は会見で言いました。 これを参加表明という記者がいますが、あくまで予備的交渉を言っているのであり、今までの情報収集をより念入りにやるということであるはずです」とツイッターでつぶやく始末だ。テーピーピーおじさんの山田君も同じようなことコメントしてたっけ。これが、前日まで「民主党をぶっ壊してでもがんばりたい」と吠えていた議員どもの正体です。「自民党をぶっ壊す」と力んでみせて、結局のところ「日本をぶっ壊し」ちまったワンフレーズ小泉君みたいのもいたけど、ま、似たり寄ったりってこと。離党届け握りしめて反対する奴がひとりもいないってのは情けないね。レイシスト石原君だって、「あんなもの米国の策略」だって言ってるくらいなんだから、清武君の「たった一人の反乱」のほうが、いっそ潔い。

 そういえば、会見前の国会の質疑で、自民党の佐藤ゆかり君に問い詰められたあげく、ノダメ君は「ISD条項」の意味も、TPPが国内法に優先することも知らなかったことがばれちゃった。ようするにTPPについて「私が判断します」って大見得切った本人が無知だったってことでしょう。このままだと、TPPは日本にとって、何が飛び出すかわからない「闇鍋」みたいなものってことになりまよ・・・おお、コワ。

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2010年12月 9日 (木)

さあ、師走の政局の始まりか!!

 やっぱり岩隈は楽天残留で決着。それにしても、最高額で入札しておきながら、年俸で折り合いが付かずに交渉決裂。で、入札金の支払い義務なしってのは、ポスティングシステムそのものに問題があるってことじゃなかろうか。せめて入札額の何パーセントかの支払い義務を課さないと、噂になっているような他球団との交渉妨害ってことだってできちゃうってことだもんね。ま、アスレチックスがその手を使ったかどうかはさだかじゃないけど・・・。入札する側に金銭的なリスクがまったくないってのは、日本の球団も舐められたものだ。ヤフーのオークションだって次点繰上げがあるんだから、アスレチックスの次に入札額の高かったチームに交渉権を譲ったらどうなんだろう。はは、ヤフオクと一緒にしちゃいかんか・・・。

 昨日は、小沢+鳩山兄弟+舛添会談なるものがあったそうな。会談というよりも、こりゃ怪談かとひとり突っ込みいれてたら、谷垣+ナベツネ会談もあったらしい。こちらは、大連立について協議したそうだが、谷垣君はあまり乗り気でなかったとか。それよりも、ナベツネってのは新聞屋のはしくれにもなっていないやっちゃ。少なくとも、大連立をもちかけるなんざ、新聞屋のやることじゃない。そんなに政治に関わりたいなら、読売を離れてからおやんなさい。こんなのが世界に冠たる発行部数を誇る大新聞の会長で主筆ってんだから、日本のジャーナリズムも地に落ちたものだ。

 こうした政界の動きに、スッカラ菅君が小沢君の国会招致議決を支持したなんてニュースを重ね合わせると、昨日のエントリーに書いた「裏献金→強制起訴→国会招致→離党勧告あるいは除名→大連立」という図式がけっして見当違いではなかったような気がしてくる。さらに、離党勧告あるいは除名される前に、小沢君グループが鳩山君と抱き合わせで反旗を翻ってことも十分にあり得ることだ。大連立なんてのよりは、よっぽどそちらの方が気が利いている。

 12日の茨城県議選はおそらく民主党は大惨敗するだろうから、年末から年明けにかけて、もしかしたら大きな政局のうねりが始まるかもしれない。風雲急を告げる年の瀬となるかもしれない・・・レレレのレなのだ。

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