再生可能エネルギー

2013年6月29日 (土)

2016年には再生可能エネルギーの発電量は原発の2倍になるようだ。原発のトップセールスなんて浮かれてると世界に取り残されますよ。

 原発再稼働はもはや既定路線で、あろうことか違憲総理自らがセールスマンとなって、世界に原発を売り込んで歩いてるんだから世話はない。さらに、原発がなくなったら電力がもたない、なんてことをいまさらのように真顔で論じるひとたちもいる始末だ。では、本当に原発はこれからのエネルギー政策にとってもメインストリーム足り得るのかというと、どうやらせ世界の趨勢はそうでもないらしい。

 IEA(国際エネルギー機関)の発表によれば、2016年には再生可能エネルギーによる世界の発電量は天然ガス火力発電を抜いて、石炭火力発電に次ぐ第二の電源になるとか。その発電量はなんと原発の2倍になるっていうから、原発を維持・推進する根拠って足元から崩れることになりますね。つまり、世界はとっくのとおに再生可能エネルギーにシフトしてるわけで、いま稼働している原発もあくまでも過渡期のエネルギー源という位置づけなんでしょう。原発がなければ夜も日も明けぬってのは日本くらいのものなのかもね。

 IEAは、中国を中心とした新興国や発展途上国で再生可能エネルギーによる発電が増えていくと予測しているけど、おそらく中国なんかは原発建設に積極的な裏側で、ちゃっかりというかしっかりというか再生可能エネルギーの開発に取り組んでるはずなんだね。あれだけの広大な国土があるんだから、本気出したら再生可能エネルギーの一大拠点になることだってあり得ないことではない。

・東京新聞 TOKYO Web
再生可能エネ 発電量 原発の2倍

 福島第一原発事故ってのは、日本にとっては再生可能エネルギーにシフトする千載一遇のチャンスなんだと思うのだが、なんで思考停止しちゃうかねえ。成長戦略っていうなら、原発のある地域を再生可能エネルギーの開発拠点として再生させていくことって、とても重要な意味を持っているはずなんだよね。さらには、原発を廃炉にするための新たな技術開発なんてのも必要になってくるんだから、それこそ原発に代わって廃炉技術のセールスで世界のトップに君臨することだって夢ではない。

 何かって言やあ金の話ばかりしてるような、そのくせ経済オンチの違憲総理には、せいぜい1週間くらいのスパンでしか将来を見据えることはできないだろうから、再生可能エネルギーなんていう5年、10年先を見越した話を理解することは無理なんだろうね。国家の成長戦略なんてことより、自らの整腸戦略にお時間割いた方がよろしいんじゃないでしょうか。でないと、政治ほったらかしてまたトイレに駆け込むことになりますよ。

 

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2012年1月23日 (月)

データを改ざんして「電力不足」をデッチ上げ。実は、「原発なくても電力足りてる」っていう未公表のシナリオがあったってね。

 とにもかくにも、日本てのは情報を握りつぶすことにかけては、やたら心血を注ぐものだ。戦前・戦後を通して、そのスタンスは何も変わっていない。そして、福島第一原発の人災事故で、その隠蔽工作は頂点に達したかのように思える。SPEEDIの情報化隠しなんてのはその典型で、何度も言うが、福耳猪八戒・枝野君の「直ちに、健康への影響はない」という犯罪的なコメントが情報隠蔽の始まりだったんですね。

 一方で、さすがにネット社会となったいまでは、どんなに隠したところで、どこからともなく情報てのは漏れてくるもので、結局、「噂」として流れていたことが実は「真実」で、国が言ってたことが「嘘」だったということがおぼろげながらも見えてきつつあるのもまた事実なのだ。

 で、そんな「真実」のひつとが、また曝露された。なんと、政府が必死にアナウンスしていた「電力不足」が、実はまやかしだったって言うんだから聞き捨てならない。毎日新聞(電子版)によれば、

(これより引用)

 今夏の電力需給について「全国で約1割の不足に陥る」と公表した昨夏の政府試算について「供給不足にはならない」という別の未公表のシナリオが政府内に存在したことが、分かった。公表した試算は、再生可能エネルギーをほとんど計上しないなど実態を無視した部分が目立つ。現在、原発は54基中49基が停止し、残りの5基も定期検査が控えているため、再稼働がなければ原発ゼロで夏を迎える。関係者からは「供給力を過小評価し、原発再稼働の必要性を強調している」と批判の声が上がっている。

(引用終わり)

 毎度のことなのだが、試算に使う数字の誤魔化しってやつですね。再生可能エネルギー容量は759kw(原発約7基分)もあったのに、公表された試算では供給ゼロになってたっていうから、これはも原発再稼動したくてしょうがない原子力村の肝いり試算以外の何物でもありません。ていうか、政府がデータ捏造していたわけで、話にも何もなったもんじゃない。スパイ小説もどきの中南米の独裁政権じゃあるまいに、なんとまあ政治的民度の低い国なんでしょう、日本てのは。

電力需給:政府今夏試算「6%余裕」伏せる 再生エネ除外、「不足」のみ公表

 東京新聞朝刊のインタビューでスーリーマイル島原発事故の時にアメリカ大統領だったジミー・カーターは、「国民の知る権利は非常に重要だ。(中略)事故当初から大統領として隠しごとを一切してはいけないと考えていた」と語っているけど、どうせアメリカの真似するなら「原発寿命60年」よりこっちの方だろう。

 いずれにしても、「電力不足」が嘘っぽいってバレちゃったんだから、一日も早く、「供給不足にならない」という未公表のシナリオを発表して、国民を脅すのはやめることです。

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2011年12月 2日 (金)

再生可能エネルギー促進法の換骨奪胎を図る官僚のあの手この手。

 新幹線の運転士が運転中に携帯メール使ってたんだってね。基本は自動運転だから、運転士というのは走行中はあまりやることはないのかもしれないが、これじゃ、中国の高速鉄道を笑えません。どんな仕事にも、これやっちゃだめだよね、って基本原則があるのだが、なんかどの分野でもそうしたタガが外れてちゃってるみたいだ。

 タガはずれてるといえば、日本テレビがライヴ中継であるかのように装って、歌番組中の一部コーナーを放映したとか。TVってのは「やらせ」がなければ成り立たない部分もあるんだけれど、嘘がばれちゃったらこんなに恥ずかしいことはありません。シロートに口止めたのんだってのが、そもそもセコイです。ようするに、視聴者を舐めてるってことです。本来ならクリエイティブでなければいけない番組制作者に、こんなことしたらこうなるかも、っていう想像力が欠けているんだから、そりゃあ、TVがタレントや芸人の遊び場になるわけです。

 ところで、スッカラ菅君が首と引き替えに成立させた再生可能エネルギー促進法ってのがあった。太陽光や風力による電力を電力会社が買い取るように定めた法律だ。で、その際の買取価格を検討する「調達価格等算定委員会」というのがあるんだけど、政府の人事案では5人中3人が再生エネルギーに批判的だったり消極的だったりする人物なんだとか。3人のうちのひとりに経団連地球環境部会長の新日鉄副社長なんてのがいる。他の2人も10年ほど前から固定価格買取制度に批判的な発言をしてきた人物なんだとか。人選は官僚にまかされているから、ようするに、「換骨奪胎」「仏つくって魂入れず」という彼らの得意技が出たってことです。

 さすがに、みんなの党、共産党、社民党、国民新党、新党日本が反対。自民、公明が入ってないのはさもありなんてところか。「民主党は今週中に本会議で採決する予定だったが、五党の反対を受けて見送った」(東京新聞)ようだけど、これで引き下がるような役人じゃないからね。あの手この手で自分たちに都合のよい人事にもっていこうとするはず。この件は、火曜日の東京新聞「こちら特報部」が詳しくレポートしていたが、新聞の一面を飾ってもいいような、「脱・脱原発」の象徴的な動きだと思う今日この頃であった。

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2011年8月11日 (木)

原子力安全・保安院の情報隠蔽、情報操作は国家公務員の倫理規定に抵触しないのだろうか・・・。

 朝、我が家のドラ猫の飲み水で蚊が溺れていた。蚊も墜落するほどの暑さのなのかと感心してしまった。で、我が家のドラ猫といえば、指定席の階段下でのびていたのであった。↓こんな具合です。

Photo_3

 何日か前に、こんにゃくゼリーで子供が窒息死したというニュースが流れていたのだが、 消費者庁は窒息の原因はこんにゃくゼリーではないと訂正したそうな。では原因は何だったのだということになるのだが、「プライバシーに関わる」ので明らかにできないのだとか。ふむ、なにやら奥歯に物の詰まったような歯切れの悪さだ。こういうもってまわったような言い方って気になるなあ。眠れなくなるじゃないか。それにしても、メーカーにとってはいい迷惑だね。これって、営業妨害にはならないのだろうか。

 さて、ようやくスッカラ菅君の退陣が見えてきたようだ。まさか、またしてもブラフってことはないだろうねえ。再生エネルギー法成立を花道にってことのようだが、この法案って穴だらけなんだよね。再生エネルギーの全量買い取りを電力会社に義務付けようってのはいいにしても、発送電分離という電力行政の根幹には手をつけないわけだから、結局のところ何も変わらない。あたかも、「脱原発」に向けた第一歩のようにスッカラ菅君あたりは自画自賛しそうだが、原発促進を目的とした電源開発促進税はそのままで、そこに再生エネルギーの買取代金が上乗せされるんだから、電気料金は値上げになるという寸法だ。東京新聞「こちら特報部」は、「電力会社や経済産業省などの牙城は崩せず、国民負担だけが倍増する〝置き土産〟はいらない」と指摘しているのは、ごもっともとなことなのだ。スッカラ菅君のとんだ「置き土産」にならなければいいけれど・・・。

 ところで、福島第二原発でも一部電源喪失が起きて、危機的状況だったことがわかったなんてことが伝えられているけど、何を今さらだ。原子力安全・(不)安院院長が、退任前の記者会見で、フクイチの事故翌日にはメルトダウンの可能性を認識していたとシレっとほざいていたようだが、福島第二の危機的状況ってのもおそらく把握してたんだろうね。こうした官僚による情報隠蔽、情報操作ってのは、刑事告発の対象にならないのだろうか。職務怠慢どころの話ではないんであって、まさに犯罪だと思うのだけど・・・。

 国家公務員倫理法第3条1項には、「職員は、国民全体の奉仕者であり、国民の一部に対してのみの奉仕者ではないことを自覚し、職務上知り得た情報について国民の一部に対してのみ有利な取扱いをする等国民に対し不当な差別的取扱いをしてはならず、常に公正な職務の執行に当たらなければならない」とあるのは、建前か・・・!?

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2011年7月14日 (木)

スッカラ菅君の「脱・原発依存」&福島第一原発作業員に弁当売りつける東電。

 なでしこジャパン、決勝進出!! 快挙です。なんてったって、ワールドカップの決勝ですよ。最強といわれるアメリカが相手の決勝戦だけど、トーナメントの一発勝負では何が起きるかわからない。ひょっとすると、ひょっとするかも・・・!!

 トーナメントといえば夏の風物詩、甲子園の地区予選がたけなわで、福島も予選が始まった。熱中症で倒れる選手も出ているようだが、福島は放射能汚染の影響だって考慮しなければいけないんだから、果たして例年通りの開催でいいのだろうか。電力の問題だってある。甲子園のTV中継ってのは電力のピーク時にあたるわけで、電力不足云々と言うなら、主催の朝日新聞は少なくとも秋にずらすとかすべきだと思うけどね。

 そもそも、気象庁は高温注意情報なんてのを流してるくらいなんだから、健康のこと考えたら炎天下で高校生が野球やってる場合じゃないんじゃないか。それにしても、高温注意情報ってのも、なんだか空襲警報みたいであまり感心しないんだけど・・・。

 さて、スッカラ菅君が、「脱・原発依存」ということで、エネルギー政策の大転換をぶち上げたんだけど、マスメディアはなんとも冷ややかであります。延命に利用しやがって、というのが大方の見方ってことなんだろうけど、どんな理由であるにせよ、その方向性は間違ってはいない。具体策は何もないじゃない、という批判もあるんだが、まずもって「脱・原発依存」というメッセージを発したということは、日本のエネルギー政策にとってエポックメイキングな出来事であることは間違いない。

 とするなら、作家の矢作俊彦のツイッターでのスッカラ菅君への逆説的エールはうなづけなくもない。東京新聞「筆洗」が紹介するところによれば、曰く、

●無能かもしれない。性格が悪いかもしれない。しかし決して愚かではない。延命のために何をすればよいかを彼は知っている

●延命のためにのみ、原発をひとつ止められたのである。あと150日延命できるなら、全部止めるかもしれない

●その賤(いや)しさ、さもしさのみを信じて。その性格ゆえ、彼ひとりが出来るかもしれないのだ

 「筆洗」は、「ペテン師と呼ばれても、延命しか考えていないと批判されてもへっちゃらな人だからこそ、原子力ムラのしがらみをぶち破れる。だから、矢作さんは<一切に鼻をつまんで>菅首相を支持するという。(中略)<鼻をつまんで>首相を支持するのか。退陣表明した首相の独走は、逆に脱原発の妨げになると批判するのか。脱原発を支持する人たちも、選択を迫られる時が来るかもしれない」と結んでいるが、スッカラ管君のなりふり構わぬイメージ戦略は、けっこう悩ましいことになってきた。

 おそらく、菅降ろしってのは、原発推進派による「脱原発」つぶしという側面もあったわけだから、原子力村からのプレッシャーはこの時点でかなりのものがあるはずだ。「脱原発」を標榜するグループと共闘できればいいのだろうけど、スッカラ菅君に人望がないものだからそれもうまくいかない。でも、こうなってくると、菅降ろしの後にどんなエネルギー政策を模索するのかということは、大きな焦点になることは間違いない。菅降ろししたのはいいけれど、原発推進に向けてまっしぐらになったんじゃ元も子もないんだから。

 ところで、東電が、福島第一原発作業員の弁当代有料化を検討しているらしい。なんとまあ、せこいというか、けちくさいというか・・・。東電広報は、「弁当の無料配布は、あくまでも非常時の対応。物流が回復してきており、平常時と同様に社員や協力会社の作業員には有料で販売するということ」とぬかしている。「あくまでも非常時の対応」って、いまでも十分に「非常時」じゃないの。しかまあ、命かけて働いている作業員から弁当代を徴収するっていうそのセンスがさもしい。なんか、文句たれてるこちらが情けなくなってくるってもんだ。

 被曝の危険がある作業している人間に、弁当は自腹だよって言うなら、テメーらでやりやがれってんだ・・・!

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2011年6月 3日 (金)

嘘つき総理と悪知恵幹事長・・・世も末だ。

 梅雨の晴れ間に久々の陽射し。なんとも清々しい朝といきたいところなのだが、まったく光が射さず、お先真っ暗なのが政治の世界。結局、大山鳴動したのはいいけれど、鼠一匹も這い出ることなく、「泣いたポッポが悪いのか、騙した菅が悪いのか」よくわからんけど、ここに「怒りの一郎」が加わって民主党はひっちゃかめっちゃか。鳩山ポッポは、吉田茂に騙された爺さんの一郎の轍を踏んじまったわけで、伝えられるところによると、「どこまでしっかり辞任時期を詰めたのか」と一郎にクギを刺されたそうだが、地団駄踏んでももう遅い。

 それにしても、内閣不信任案否決された後の、スッカラ菅の「冷温停止までは辞めないよ」宣言といい、フランケン岡田の「二次補正にめどが付けば、辞任するとは確認事項に書かれていない」という居直り発言といい、なんかとても人としてサイテーな振る舞いを見せつけられちまった。おそらく、鳩山ポッポとスッカラ菅の話し合いでは、「二次補正のめどがついたら辞める」っていう合意ができてたんだろうと思う。内閣不信任案採決前の代議士会で、「二次補正予算案の早期編成のめどをつけていただく。成立というよりもめどをつけていただきたい。そのあかつきに恐縮ながら、自身の身をお捨て願いたいということも申し上げた。首相と鳩山との間で、今のことで合意した」と、鳩山ポッポはハッキリと発言してたからね。確認事項に、「辞任」っていう言葉が入ってない、なんていうフランケンのコメントは、単なる技術論であって、そういうことを言い出すこと自体、「キタネー野郎」だってことなんですね。

 総理大臣が平気で嘘をつき、幹事長が重箱の隅をつく汚らしい技術論論を振りかざす。いいやはや、こんなのが国を動かしてるのかと思うと、そのことこそがおぞましい。やっぱり、嘘はまずいでしょ。「約束違反だ」なんてポッポは慌ててるけど、スッカラ菅やフランケンってのは、こういう時の小賢しい悪知恵だけはあるんだよね。

 スッカラ菅が辞めないっていうなら、ポッポも一郎も党を割ったらいかが。そして、エネルギー政策をどうするか、つまり「脱原発」か「原発推進」かについて旗幟鮮明にして政界再編成すればいい。ついでに、憲法も入れてくれたらなおいいんだけど。ま、それはともかく、今回の内閣不信任案のよくわからないところは、政策についてのヴィジョンがまったくないからなんですね。ママチャリ野郎・谷垣なんかは、共産党の志位との会談で、スッカラ菅を引きずり下ろした後の政権構想を尋ねられて、「確たる展望を持っているわけではない」なんてシャーシャとのたまっちゃうんだから、これじゃ話にならない。

 スッカラ菅が国のリーダーとしてサイテーであることは事実ではあるけれど、思いつきだとしても総理大臣として口走った発送電分離や再生可能エネルギーの拡大路線までもが否定されていいわけではない。ポッポも一郎も、そこのところをハッキリとさせないんだよね。ポッポなんか、ハッキリさせないどころか、「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」の顧問までしているわけで、昨日のブログにも書いたけど、菅下ろしってのは、「原発推進」勢力によるクーデターなんじゃなかろうか。再生可能エネルギーの拡大や発送電分離ってのは、電力人脈にしてみれば聖域に手を突っ込まれたみたいなもんだからね。そこらへんを、今朝の東京新聞「こちら特報部」は突っ込んで取材してるけど、果たして真相やいかに。

 内閣不信任案のドタバタ騒ぎを、マスメディアはどうしても小沢政局として語りたいらしく、久しぶりに懐かしい顔がTVに出まくっていた。岸井、後藤、田崎あたりは嬉々としてコメントしてたけど、すっかり迫力もパワーもなくなってたね。ようするに、こやつらにとっては、小沢はメシの種なんですね。だから、無理矢理にでも小沢政局に仕立て上げたいわけ。でも、大震災と原発(人災)事故の前では、自称政治評論家の愚にもつかないガセネタに耳を傾ける暇はないっすからね。そういえば、こやつらは政局以外のことには、とんと無頓着なんだね。放射能が降り注ぎ続けたら、政局もへったくれもないってのに、ノーテンキなオヤジたちだこと、やれやれ。

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2011年5月11日 (水)

電力会社に四の五の言わせず、発電と送電の分離を急ぐべし。

 首相給与全額返上てなことで大向こう受けを狙ったんだろうけど、「なんだ、首相返上じゃないのね」なんて茶々入れられちゃうんだから、総理大臣って存在もすっかり「軽く」なったものだ。 

 なによりも、言葉に「強さ」も「重み」もなければ、「誠意」すら感じられないのが問題なんだね。浜岡原発を停止したのはいいけど、未来へ向けたヴィジョンがないから、「唐突だ」「科学的根拠はあるのか」「電力不足はどうする」・・・てなことを外野からワイワイ言われちゃう。で、防潮堤できたら運転再開するからね、って中電には約束して、つまりは原発政策維持するんだと思ってたら、今度は、エネルギー基本計画を見直して、「再生可能エネルギーの比率を高める」」なんてことを言い出している。

 再生可能エネルギーを基幹エネルギーとして開発に邁進するってのは正しい方向には違いない。でも、スッカラ感君が信用できないのは、いつだって具体的なグラウンドデザインの説明がないことなのだ。言葉で言うのは簡単。それをどう実現していくか、そのための詳細な工程表が示されなければ、それはただの絵に描いた餅なんだよね。

 具体性がないってことは説得力がないってことで、たとえば浜岡原発停止にしたって、その後に予想される電力不足に対する政策をちゃんと説明しないから、中電からは「だったら電力値上げだよ。それがいやなら負担の支援をするこった」と居直られちゃう。で、マスメディアもここを先途と、電力不足をいっせいに煽って原子力村に加担する始末。

 そもそも、ゴロツキ仙谷君は、原発政策維持を言明してるんだから、その整合性はどうとるんだろうね。おそらく、ゴロツキがそう発言する前に二人でランチなんか食べてるわけだから、意見のすり合わせはしていると思う。となると、昨日のあたかもエネルギー政策の画期的な転換を装った発言ってのも、にわかには信じ難い。一国の首相の発言が、こんなにも疑心暗鬼で受け止められるってのも悲しいものだ。

 本来なら、電力会社になんか四の五の言わせずに、発電と送電の分離を実施して、電力会社の新規参入を促すこと。地域独占の弊害は、今回の震災と原発(人災)事故でいやっというほどわかったんだから、心ある政治家、官僚なら、その方向に進むべきなんだよね。そして、太陽光発電など、再生可能エネルギーを固定価格で買い取る制度をつくることなんだよ。電力のほとんどを原発にたよっているフランスでさえ、20%は再生可能エネルギーなんだから。

 今は、電力会社の地域独占を突き崩す絶好のチャンスなんだから、ここでドラスティックなエネルギー政策を打ち出せなかったら、何年か先にはまた原発事故が起きて、その時こそ日本沈没しちゃうかも。もっとも、福島第一原発だって、けっして危険な状況から抜け出したわけではないのであって、安心している場合ではないのだけれど・・・。

 

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2011年5月10日 (火)

浜岡原発停止はガス抜きか・・・?

 さんざんもったいつけて、どうにか防潮堤建設後の運転再開を取り付けたところで、浜岡原発停止を決定。で、早速、国に支援をおねだり。東電といい、中電といい、電力会社ってのはつくづく営業努力をしない企業なんだね。何かって言っちゃ、すぐ負担を国に求めるんだったら、いっそのこと国営にしちまえばいい。もしくは、送電線を国が買い上げて、電力の自由化をすればいいのだ。そうすれば、世界で最も高額な電気料金もぐんと安くなるし、再生可能エネルギーの開発だって、おそらく加速度的に進む。

 原発がなければエネルギー政策は成り立たないなんてことはまやかしであって、現にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば、「太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーは、最大で2050年の世界のエネルギー消費の77%を供給できる可能性がある」のだとか。つまり、原子力の代替エネルギー開発に向けて、世界は着々と動き始めているってことなんだろうね。後10年もしたら、原子力に依存しているのは日本やフランスといったごく一部の国だけになってたりして。ま、そんなに事は都合よく進まないだろうけど、自然エネルギーに向けた政策転換の流れは、おそらく止まらない。アメリカなんかは、そうしたことを視野に入れて世界戦略を考えているだろうし、日本が原子力なければ夜も日も明けぬなんてスタンスでいると、きっと足元すくわれることになるんでしょうね。

 そんなことを知ってか知らずか、スッカラ菅君は浜岡停めれば支持率上がるてな具合で、他の原発の安全性にはとんと無関心どころか、原発政策は維持するってんだから何考えてんだか。つまるところ浜岡原発停止はガス抜きみたいなもので、このままいったら原発の固定化につながっていくんだろうね。中電の条件闘争にやすやすと乗っかったのも、そうした思惑があってのことなのだろう。

 それにしても、何を根拠にそんなにも原発にこだわるのだろう。原発の危険性に目をつぶれるほどの利権ってなんなのだろう。東電や中電の幹部たちの呆けたご面相を見ていると、よほどおいしい思いをしてるんだろうなあと邪推しまくりのくろねこであった。

 

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2011年4月23日 (土)

地熱発電ってかなり有望らしい。

 久々に朝から荒れ模様の天気。我が家のドラ猫もこの天気にはいさささかウンザリのご様子で、おかげで起きろコールも今朝はなく穏やかな目覚めとなった。なにせ、このところ毎朝5時過ぎにはニャーニャーと起きろコールがすさまじかったもので、すっかり朝寝しちまった次第。とここまで書いたところで、陽が射してきたけど天気予報はまたしてもハズレか@@

 ところで、環境省が発電可能電力調査なるものを実施したところ、「風力や地熱、水力発電などの再生可能エネルギーの利用の可能性について、東北地方(新潟県を含む)では、火力や原子力などによる現行の発電量を上回る潜在力がある」(東京新聞より)という結果になったそうな。

 そもそも、再生可能エネルギーの中でも地熱発電の潜在能力ってのは、日本はアメリカ、インドネシアについで世界3位と言われている。現在の日本における地熱発電は、およそ54万キロワットで、総発電設備容量のわずか0.2%にしかすぎないけれど、その可能性については大いに期待されていたのだ。それが、エネルギー政策が原発推進に舵を切られてからというもの、その大いなる可能性はすっかり忘れられちゃってたんですね。原発こそが未来のエネルギーという政官財のプロパガンダにまんまと乗せられちゃったわけ。

 福島第一原発の(人災)事故は、そうしたプロパガンダの呪縛から脱却する絶好の機会だと思うのだけど、その意味では環境省の発電可能電力調査ってのはなかなか意味も意義もあるものなのだ。大事なのは、こうした原発からの脱却という動きを止めないことなんだけど、世論調査の結果を見ると事はそんなに単純には行きそうもない。世界47ケ国と地域を対象にした世論調査では、原発賛成49%、原発反対43%という結果が出ている。東日本大震災前に比べれば原発賛成が8ポイント下がっているとはいうものの、ほぼ賛成・反対が拮抗している。チェルノブイリ並みかそれ以上の大惨事が起きているというのにこの結果だもんね。国内の世論調査の結果も似たようなもんで、大惨事の真っ最中だというのに、それでも原発は安全だというプロパガンダが続いているという現状もあるし、計画停電しないと夏場の電力がもたないぞなんていう脅しまがいのプロパガンダが功を奏したりして、それをシンプルに受け止める国民がいるってこと。

 いま必要なことは、一度立ち止まってエネルギー問題と向き合うことなんじゃなかろうか。少なくとも、原発の安全神話は崩壊したわけで、事が起こってからでは取り返しがつかないことがハッキリしたんだから、地熱や風力、水力といった再生可能エネルギーについてもっと掘り下げて議論すべき時期にきてるのは明らかでありましょう。原子力がなければエネルギー問題で日本は立ち行かなくなるなんてのは真っ赤な嘘で、原子力はあくまでも再生可能エネルギーを含めた選択肢のひとつにしか過ぎなかったんだから・・・。原子力を選択したのは自民党と財界の都合だったんでしょうね、きっと。

 今現在、原発がまかなっている電力は全体の25%ほど。2050年頃には、省エネなどの技術革新により現在の総電力使用量の20~30%は削減できるという説もある。ということは、原発でまかなっている分は軽くクリアしていることになる。それに加えて地熱発電などの再生可能エネルギーの開発をこれから40年のスパンで推し進めていけば、エネルギー問題はかなりの確率で解決できるんじゃないの。

 原発がなければ夜も日も明けぬってのは、利権まみれの原子力村の住人どものたわ言なんだと強く思う今日この頃なのだ。

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