再生可能エネルギー

2023年9月 2日 (土)

農水大臣の「汚染水」発言を束になって非難する政治家やメディアの“言葉狩り”・・・正直者が馬鹿を見る!!

 中国の禁輸政策を「想定外」とのたまって呆れられた農水大臣、野村君が、さらに「処理水」発言で非難囂々の憂き目にあっている。海洋放出された汚染水を「処理水」と言い換えてきたヘタレ総理にすれば、身内から出たとんでも発言に地団太踏む思いだったに違いない。

 そんな空気を察知したか、想定外の野村君は早速、「言い間違えたことを全面的に謝罪したい。福島県をはじめ関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった」って頭下げちゃいました。

野村農相 “汚染水”発言 謝罪し撤回 野党側は追及の構え

 いやいや、アンタは正直に言ったまでのことなんだから、謝る必要なんてありませんて。謝るなら、「汚染水」を「処理水」と言い換えて平然としているヘタレ総理の方だろう。

 それにしても、この「汚染水」発言に、野党もメディアも一緒になって責め立てているけど、これって「言葉狩り」なんじゃないのか。「処理水」って言うことで、海洋放出を正当化しようとする思惑がそこにはある。

 NHKは「中国が使う『汚染水』」って表現をしたそうだが、デブリに触れた冷却水は「汚染水」以外の何物でもない。それなのに、敢えて「中国が使う」という枕詞を付けるNHKの政権へのすり寄り具合は、公共放送局としてなんとも不気味なものがある。

 「処理水」と呼ぼうが「汚染水」と呼ぼうが、その実態に変わりがないわけで、BS-TBS『報道1930』では原発推進派の中からもこんな発言が出ているくらいで、海洋放出の危険性に右も左もないってことなのだ。

「アルプスというのは導入された当初からずっと『トリチウム以外の60種以上の放射線物質を全部取り除くんだ』と言ってきたにも関わらず、残念ながら処理された水の7割で基準値を上回ってますのでアルプスの性能が問われている。2次処理で本当にどの程度取れるのか?ということを専門家が入った第三者機関がきちんと検証して国際社会に発信して、それで海洋放出ということにすれば、アルプス処理水の海洋放出がここまで他国から、あ~だ、こ~だと言われるような問題にならない」(笹川平和財団・小林祐喜)

2_20230902074901

| | コメント (1)

2023年8月 4日 (金)

議員の娘も同行したフランス研修旅行は優雅な「家族旅行」だった!!&風力発電会社から自民議員に現金・・・再生可能エネルギーにからむ贈収賄事件に発展か!?

 脳科学者を自称する御用タレントが「余裕なさすぎ」って自民党女性局のフランス研修批判をdisって炎上したそうだが、そんな見当はずれな論点ずらしを嘲笑うかのようにさらなる問題が発覚した。

 昨日の【まだまだあるぞ気になるニュース】でも紹介したように、なんと、高齢者は歩かないの松川ルイ16世の娘もフランスに同行してましたとさ。しかも、その世話はパリの日本大使館におまかせっていうから、フランス研修はなんとも優雅な「家族旅行」でもあったんだね。

 おフランスは花のパリでの記念写真がSNSにアップされた時に、子供が写っている、ってネットでは噂になってたんだが、それが松川ルイ16世の娘だったってわけだ。その時も、なぜ子供の顔無防備にを晒すんだろう。せめてモザイクなどの処理を施すのが親としての危機管理というものだろうって声もあったんだね。というわけで、いまはこの画像は削除されている。

 旅費は党費+自腹だって息巻いているけど、娘の旅費にはまさか党費は使ってないでしょうね。もっとも、お金に色は付いてませんから。

 ところで、脱原発を担う洋上風力発電事業を手がける「日本風力開発」から、自民党の秋本真利衆院議員に数千万円の資金が渡っていたとか。東京地検特捜部が贈収賄を視野に動き出したようで、再生可能エネルギーをめぐる新たな政治スキャンダルの幕開けとなるかもね。

秋本真利議員、数千万円受領か 東京地検、洋上風力の社長聴取

【まだまだあるぞ気になるニュース】

他人のマイナ保険証 顔写真かぶったら使えた…「なりすましできてしまう」医師懸念【実験動画】

マイナ保険証 資格確認書 有効期間上限を5年に 政府案まとまる

【速報】日大アメフト部の寮から覚醒剤と乾燥大麻か 警視庁が家宅捜索 きのう 林理事長「違法薬物は確認されていない」

注:「くろねこの短語」はリンクフリーです。しかし、Facebookなどで拙ブログの記事を無断で全文あるいは一部を引用・転載しているケースが見受けられます。引用・転載する場合は引用元として「くろねこの短語」に必ずリンクを貼ってください。よろしくお願いします。

| | コメント (2)

2022年3月23日 (水)

「電力需給逼迫警報」を煽りまくる先にあるのは「だから原発」のプロパガンダ!!

 昨日の夕方のテレビは、NHKを筆頭に民放各局も「電力需給逼迫警報」で花盛り。いまにも停電するかのように煽る煽る。そのくせ、なぜ電力需給が逼迫したのか、その背景はスルーしちゃって、あたかも「だから原発再稼働しなくちゃね」のプロパガンダの片棒担いでいるかのようなあり様だった。

 実際は、地震による火力発電所停止と突発的な気温低下で電力需給が増加したことが原因なんだね。同時に、気温低下は前日から指摘されていたことで電力会社の需給見通しの甘さも見逃せない。

 さらに言えば、電力自由化も影を落としているし、電力融通を容易にする送電網システムの整備の遅れも原因のひとつなのだ。福島第一原発事故の時に「発送電分離」が議論されたが、それだっていまは忘れ去られている。

 つまり、福島第一原発事故から何も学ぶことなく、エネルギー政策がまったく進歩してこなかったってことがこうした事態を招いたと言えなくもない。それなのに、電力不足だけをひたすらアピールして、「電力需給逼迫警報」で危機感を煽るのは、やはり「原発再稼働」のためのプロパガンダってことなのだ。そんな中、国民のタマキンは、さっそく、ツイッターで「原発再稼働」をほのめかす始末だ。

 ロシアによるウクライナの原発攻撃でわかったように、原発の危険性に改めてスポットが当たっているいまだからこそ、その流れを止めるためにも「電力需給逼迫警報」が必要だったってことに決まってます・・・って、妄想してみる3回目のワクチン接種の朝であった。

首都圏の停電危機なぜ起きた?どう乗り切った? 政府が繰り返した要請の効果は

| | コメント (2)

2020年11月 4日 (水)

大飯原発4号機が停止して、国内の稼働中の原発は1基に!! それでも「再稼働」どころか「増設・新設」までも企むカス総理の時代錯誤!!

 アメリカ大統領選でテレビは上を下への大騒ぎ。アメリカ事情に詳しいとされるコメンテーターが、どの局にも顔を出して競馬予想のごときコメントを垂れ流している。トランプのポンコツさを面白おかしく解説するのもいいけど、特高顔のカス総理の支離滅裂な国会答弁の方がよっぽどスラップスティックだと思うけどねえ。

 そんなカス総理の政策の目玉のひとつに原発再稼働があるんだが、福井県の大飯原発4号機が定期検査で停止となって、国内で稼働しているのは佐賀県の九州電力玄海原発4号機だけになったんだね。「原発がなくなったら江戸時代に逆戻り」なんて阿呆ぬかしたTVキャスターがいたけど、なんのことはない原発なくても日本の電力事情に何の問題も起きていないのが現実だ。

関電の稼働原発、ゼロに 大飯4号停止で国内1基に

 カス総理が所信表明で喚いていた「脱炭素社会」ってのは、しょせんは原発を「重要なベースロード電源」とすることが主眼で、そこには福島第一原発事故の反省なんかカケラもない。

 真剣に「脱炭素社会」を考えるなら、まずは「原発ゼロ」を基本に据えて、再生可能エネルギーを「重要なベースロード電源」とするための政策をこそ検討すべきなんだね。国内で稼働中の原発が1基という今こそ、そのタイミングだと思うけど、日本学術会議問題でのカス総理のポンコツぶりを見せつけられると、暗澹たる思いがする今日この頃なのだ。

| | コメント (2)

2019年8月17日 (土)

大手電力会社の新電力会社への「いじめ」は、再生可能エネルギー潰しのためか!?&「北のミサイルの影響はない」(安倍晋三)。避難訓練までして危機感煽ってたくせに、「新しい判断」ってやつか!!

 原発再稼働がうまくいかず、おそらく経営を圧迫しているからなのだろう、大手電力会社が企業などに安値攻勢をかけているってね。おかけで、再生可能エネルギーの普及に貢献すると期待されている自治体による新電力会社の経営が悪化しているそうだ。つまり、大手電力会社によるいじめですね。

 採算度外視した3割値引きなんてこともしているとかで、これって再生可能エネルギー潰しという含みも当然あるに違いない。つまりは福島第一原発事故の反省なんかサラサラなくて、原発推進のためならなりふりかまわずということなのだろう。とにかく今さえよければ、後は野となれ山となれ、というのが原子力村の標語みたいなものですからね。

 島根県益田市が設立予定だった新電力会社は、中国電力の圧力で計画中止に追いこまれたとか。益田市の公共施設は中国電力が供給しているし、かつては1億円以上の寄付を受けたことがあるっていうから、新電力会社中止の背景に何があったか想像がつこうというものだ。

自治体新電力の4割 大手安値攻勢に苦しむ

 ところで、北のカリアゲ君がやたら飛翔体という名のミサイルを飛ばしているんだが、初老の小学生・ペテン総理は「わが国の安全保障に影響を与えるようなものではないことは確認されている」とさ。いやあ、お笑いだよね。だったら、去年さんざん煽っていた「避難訓練」ってのは何のためだったんだろうね。

 ようするに、トランプが「短距離ミサイル発射はOK」って言ってるから、それにお追従しているだけなんだね。つまりは、大局的な安全保障体制について何のプランも持っていないってことだ。アメリカが右と言えば右向くし、左といえば左を向く・・・だったら、誰だって総理大臣できるじゃん。政治を家業とする世襲の政治屋なんて、こんなものです。

自民・防衛省懸念の声「短・中距離は脅威」 首相は「静観」

| | コメント (1)

2013年6月29日 (土)

2016年には再生可能エネルギーの発電量は原発の2倍になるようだ。原発のトップセールスなんて浮かれてると世界に取り残されますよ。

 原発再稼働はもはや既定路線で、あろうことか違憲総理自らがセールスマンとなって、世界に原発を売り込んで歩いてるんだから世話はない。さらに、原発がなくなったら電力がもたない、なんてことをいまさらのように真顔で論じるひとたちもいる始末だ。では、本当に原発はこれからのエネルギー政策にとってもメインストリーム足り得るのかというと、どうやらせ世界の趨勢はそうでもないらしい。

 IEA(国際エネルギー機関)の発表によれば、2016年には再生可能エネルギーによる世界の発電量は天然ガス火力発電を抜いて、石炭火力発電に次ぐ第二の電源になるとか。その発電量はなんと原発の2倍になるっていうから、原発を維持・推進する根拠って足元から崩れることになりますね。つまり、世界はとっくのとおに再生可能エネルギーにシフトしてるわけで、いま稼働している原発もあくまでも過渡期のエネルギー源という位置づけなんでしょう。原発がなければ夜も日も明けぬってのは日本くらいのものなのかもね。

 IEAは、中国を中心とした新興国や発展途上国で再生可能エネルギーによる発電が増えていくと予測しているけど、おそらく中国なんかは原発建設に積極的な裏側で、ちゃっかりというかしっかりというか再生可能エネルギーの開発に取り組んでるはずなんだね。あれだけの広大な国土があるんだから、本気出したら再生可能エネルギーの一大拠点になることだってあり得ないことではない。

・東京新聞 TOKYO Web
再生可能エネ 発電量 原発の2倍

 福島第一原発事故ってのは、日本にとっては再生可能エネルギーにシフトする千載一遇のチャンスなんだと思うのだが、なんで思考停止しちゃうかねえ。成長戦略っていうなら、原発のある地域を再生可能エネルギーの開発拠点として再生させていくことって、とても重要な意味を持っているはずなんだよね。さらには、原発を廃炉にするための新たな技術開発なんてのも必要になってくるんだから、それこそ原発に代わって廃炉技術のセールスで世界のトップに君臨することだって夢ではない。

 何かって言やあ金の話ばかりしてるような、そのくせ経済オンチの違憲総理には、せいぜい1週間くらいのスパンでしか将来を見据えることはできないだろうから、再生可能エネルギーなんていう5年、10年先を見越した話を理解することは無理なんだろうね。国家の成長戦略なんてことより、自らの整腸戦略にお時間割いた方がよろしいんじゃないでしょうか。でないと、政治ほったらかしてまたトイレに駆け込むことになりますよ。

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2012年1月23日 (月)

データを改ざんして「電力不足」をデッチ上げ。実は、「原発なくても電力足りてる」っていう未公表のシナリオがあったってね。

 とにもかくにも、日本てのは情報を握りつぶすことにかけては、やたら心血を注ぐものだ。戦前・戦後を通して、そのスタンスは何も変わっていない。そして、福島第一原発の人災事故で、その隠蔽工作は頂点に達したかのように思える。SPEEDIの情報化隠しなんてのはその典型で、何度も言うが、福耳猪八戒・枝野君の「直ちに、健康への影響はない」という犯罪的なコメントが情報隠蔽の始まりだったんですね。

 一方で、さすがにネット社会となったいまでは、どんなに隠したところで、どこからともなく情報てのは漏れてくるもので、結局、「噂」として流れていたことが実は「真実」で、国が言ってたことが「嘘」だったということがおぼろげながらも見えてきつつあるのもまた事実なのだ。

 で、そんな「真実」のひつとが、また曝露された。なんと、政府が必死にアナウンスしていた「電力不足」が、実はまやかしだったって言うんだから聞き捨てならない。毎日新聞(電子版)によれば、

(これより引用)

 今夏の電力需給について「全国で約1割の不足に陥る」と公表した昨夏の政府試算について「供給不足にはならない」という別の未公表のシナリオが政府内に存在したことが、分かった。公表した試算は、再生可能エネルギーをほとんど計上しないなど実態を無視した部分が目立つ。現在、原発は54基中49基が停止し、残りの5基も定期検査が控えているため、再稼働がなければ原発ゼロで夏を迎える。関係者からは「供給力を過小評価し、原発再稼働の必要性を強調している」と批判の声が上がっている。

(引用終わり)

 毎度のことなのだが、試算に使う数字の誤魔化しってやつですね。再生可能エネルギー容量は759kw(原発約7基分)もあったのに、公表された試算では供給ゼロになってたっていうから、これはも原発再稼動したくてしょうがない原子力村の肝いり試算以外の何物でもありません。ていうか、政府がデータ捏造していたわけで、話にも何もなったもんじゃない。スパイ小説もどきの中南米の独裁政権じゃあるまいに、なんとまあ政治的民度の低い国なんでしょう、日本てのは。

電力需給:政府今夏試算「6%余裕」伏せる 再生エネ除外、「不足」のみ公表

 東京新聞朝刊のインタビューでスーリーマイル島原発事故の時にアメリカ大統領だったジミー・カーターは、「国民の知る権利は非常に重要だ。(中略)事故当初から大統領として隠しごとを一切してはいけないと考えていた」と語っているけど、どうせアメリカの真似するなら「原発寿命60年」よりこっちの方だろう。

 いずれにしても、「電力不足」が嘘っぽいってバレちゃったんだから、一日も早く、「供給不足にならない」という未公表のシナリオを発表して、国民を脅すのはやめることです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月 2日 (金)

再生可能エネルギー促進法の換骨奪胎を図る官僚のあの手この手。

 新幹線の運転士が運転中に携帯メール使ってたんだってね。基本は自動運転だから、運転士というのは走行中はあまりやることはないのかもしれないが、これじゃ、中国の高速鉄道を笑えません。どんな仕事にも、これやっちゃだめだよね、って基本原則があるのだが、なんかどの分野でもそうしたタガが外れてちゃってるみたいだ。

 タガはずれてるといえば、日本テレビがライヴ中継であるかのように装って、歌番組中の一部コーナーを放映したとか。TVってのは「やらせ」がなければ成り立たない部分もあるんだけれど、嘘がばれちゃったらこんなに恥ずかしいことはありません。シロートに口止めたのんだってのが、そもそもセコイです。ようするに、視聴者を舐めてるってことです。本来ならクリエイティブでなければいけない番組制作者に、こんなことしたらこうなるかも、っていう想像力が欠けているんだから、そりゃあ、TVがタレントや芸人の遊び場になるわけです。

 ところで、スッカラ菅君が首と引き替えに成立させた再生可能エネルギー促進法ってのがあった。太陽光や風力による電力を電力会社が買い取るように定めた法律だ。で、その際の買取価格を検討する「調達価格等算定委員会」というのがあるんだけど、政府の人事案では5人中3人が再生エネルギーに批判的だったり消極的だったりする人物なんだとか。3人のうちのひとりに経団連地球環境部会長の新日鉄副社長なんてのがいる。他の2人も10年ほど前から固定価格買取制度に批判的な発言をしてきた人物なんだとか。人選は官僚にまかされているから、ようするに、「換骨奪胎」「仏つくって魂入れず」という彼らの得意技が出たってことです。

 さすがに、みんなの党、共産党、社民党、国民新党、新党日本が反対。自民、公明が入ってないのはさもありなんてところか。「民主党は今週中に本会議で採決する予定だったが、五党の反対を受けて見送った」(東京新聞)ようだけど、これで引き下がるような役人じゃないからね。あの手この手で自分たちに都合のよい人事にもっていこうとするはず。この件は、火曜日の東京新聞「こちら特報部」が詳しくレポートしていたが、新聞の一面を飾ってもいいような、「脱・脱原発」の象徴的な動きだと思う今日この頃であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年8月11日 (木)

原子力安全・保安院の情報隠蔽、情報操作は国家公務員の倫理規定に抵触しないのだろうか・・・。

 朝、我が家のドラ猫の飲み水で蚊が溺れていた。蚊も墜落するほどの暑さのなのかと感心してしまった。で、我が家のドラ猫といえば、指定席の階段下でのびていたのであった。↓こんな具合です。

Photo_3

 何日か前に、こんにゃくゼリーで子供が窒息死したというニュースが流れていたのだが、 消費者庁は窒息の原因はこんにゃくゼリーではないと訂正したそうな。では原因は何だったのだということになるのだが、「プライバシーに関わる」ので明らかにできないのだとか。ふむ、なにやら奥歯に物の詰まったような歯切れの悪さだ。こういうもってまわったような言い方って気になるなあ。眠れなくなるじゃないか。それにしても、メーカーにとってはいい迷惑だね。これって、営業妨害にはならないのだろうか。

 さて、ようやくスッカラ菅君の退陣が見えてきたようだ。まさか、またしてもブラフってことはないだろうねえ。再生エネルギー法成立を花道にってことのようだが、この法案って穴だらけなんだよね。再生エネルギーの全量買い取りを電力会社に義務付けようってのはいいにしても、発送電分離という電力行政の根幹には手をつけないわけだから、結局のところ何も変わらない。あたかも、「脱原発」に向けた第一歩のようにスッカラ菅君あたりは自画自賛しそうだが、原発促進を目的とした電源開発促進税はそのままで、そこに再生エネルギーの買取代金が上乗せされるんだから、電気料金は値上げになるという寸法だ。東京新聞「こちら特報部」は、「電力会社や経済産業省などの牙城は崩せず、国民負担だけが倍増する〝置き土産〟はいらない」と指摘しているのは、ごもっともとなことなのだ。スッカラ菅君のとんだ「置き土産」にならなければいいけれど・・・。

 ところで、福島第二原発でも一部電源喪失が起きて、危機的状況だったことがわかったなんてことが伝えられているけど、何を今さらだ。原子力安全・(不)安院院長が、退任前の記者会見で、フクイチの事故翌日にはメルトダウンの可能性を認識していたとシレっとほざいていたようだが、福島第二の危機的状況ってのもおそらく把握してたんだろうね。こうした官僚による情報隠蔽、情報操作ってのは、刑事告発の対象にならないのだろうか。職務怠慢どころの話ではないんであって、まさに犯罪だと思うのだけど・・・。

 国家公務員倫理法第3条1項には、「職員は、国民全体の奉仕者であり、国民の一部に対してのみの奉仕者ではないことを自覚し、職務上知り得た情報について国民の一部に対してのみ有利な取扱いをする等国民に対し不当な差別的取扱いをしてはならず、常に公正な職務の執行に当たらなければならない」とあるのは、建前か・・・!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年7月14日 (木)

スッカラ菅君の「脱・原発依存」&福島第一原発作業員に弁当売りつける東電。

 なでしこジャパン、決勝進出!! 快挙です。なんてったって、ワールドカップの決勝ですよ。最強といわれるアメリカが相手の決勝戦だけど、トーナメントの一発勝負では何が起きるかわからない。ひょっとすると、ひょっとするかも・・・!!

 トーナメントといえば夏の風物詩、甲子園の地区予選がたけなわで、福島も予選が始まった。熱中症で倒れる選手も出ているようだが、福島は放射能汚染の影響だって考慮しなければいけないんだから、果たして例年通りの開催でいいのだろうか。電力の問題だってある。甲子園のTV中継ってのは電力のピーク時にあたるわけで、電力不足云々と言うなら、主催の朝日新聞は少なくとも秋にずらすとかすべきだと思うけどね。

 そもそも、気象庁は高温注意情報なんてのを流してるくらいなんだから、健康のこと考えたら炎天下で高校生が野球やってる場合じゃないんじゃないか。それにしても、高温注意情報ってのも、なんだか空襲警報みたいであまり感心しないんだけど・・・。

 さて、スッカラ菅君が、「脱・原発依存」ということで、エネルギー政策の大転換をぶち上げたんだけど、マスメディアはなんとも冷ややかであります。延命に利用しやがって、というのが大方の見方ってことなんだろうけど、どんな理由であるにせよ、その方向性は間違ってはいない。具体策は何もないじゃない、という批判もあるんだが、まずもって「脱・原発依存」というメッセージを発したということは、日本のエネルギー政策にとってエポックメイキングな出来事であることは間違いない。

 とするなら、作家の矢作俊彦のツイッターでのスッカラ菅君への逆説的エールはうなづけなくもない。東京新聞「筆洗」が紹介するところによれば、曰く、

●無能かもしれない。性格が悪いかもしれない。しかし決して愚かではない。延命のために何をすればよいかを彼は知っている

●延命のためにのみ、原発をひとつ止められたのである。あと150日延命できるなら、全部止めるかもしれない

●その賤(いや)しさ、さもしさのみを信じて。その性格ゆえ、彼ひとりが出来るかもしれないのだ

 「筆洗」は、「ペテン師と呼ばれても、延命しか考えていないと批判されてもへっちゃらな人だからこそ、原子力ムラのしがらみをぶち破れる。だから、矢作さんは<一切に鼻をつまんで>菅首相を支持するという。(中略)<鼻をつまんで>首相を支持するのか。退陣表明した首相の独走は、逆に脱原発の妨げになると批判するのか。脱原発を支持する人たちも、選択を迫られる時が来るかもしれない」と結んでいるが、スッカラ管君のなりふり構わぬイメージ戦略は、けっこう悩ましいことになってきた。

 おそらく、菅降ろしってのは、原発推進派による「脱原発」つぶしという側面もあったわけだから、原子力村からのプレッシャーはこの時点でかなりのものがあるはずだ。「脱原発」を標榜するグループと共闘できればいいのだろうけど、スッカラ菅君に人望がないものだからそれもうまくいかない。でも、こうなってくると、菅降ろしの後にどんなエネルギー政策を模索するのかということは、大きな焦点になることは間違いない。菅降ろししたのはいいけれど、原発推進に向けてまっしぐらになったんじゃ元も子もないんだから。

 ところで、東電が、福島第一原発作業員の弁当代有料化を検討しているらしい。なんとまあ、せこいというか、けちくさいというか・・・。東電広報は、「弁当の無料配布は、あくまでも非常時の対応。物流が回復してきており、平常時と同様に社員や協力会社の作業員には有料で販売するということ」とぬかしている。「あくまでも非常時の対応」って、いまでも十分に「非常時」じゃないの。しかまあ、命かけて働いている作業員から弁当代を徴収するっていうそのセンスがさもしい。なんか、文句たれてるこちらが情けなくなってくるってもんだ。

 被曝の危険がある作業している人間に、弁当は自腹だよって言うなら、テメーらでやりやがれってんだ・・・!

| | コメント (1) | トラックバック (1)

その他のカテゴリー

Dappi Dappi疑惑 NHKから国民を守る党 おおさか維新の会 おすすめサイト こども家庭庁 たちあがれ日本 つばさの党 でっち上げ みんなの党 ゆとり教育 れいわ新選組 アカデミー賞 アニメ・コミック アベノミクス イラク戦争 インターネット インポイス制度 ウェブログ・ココログ関連 ウクライナ侵略 オウム真理教 オスプレイ オリブ油 オリンピック カジノ法案 カルロス・ゴーン ギャンブル グルメ・クッキング ゲーム コンピュータ監視法 ジャニーズ事務所 ジャニーズ問題 ジャパンライフ スポーツ スポーツウォッシング スーパーシティ構想 セクハラ ゼレンスキー タックスヘイブン テレビ朝日 テロ デジタル法案 デジタル田園都市国家構想 トヨタ トラテロルコの虐殺 トランプ トリガー条項 ニュース ネット工作 ハーグ条約 バイデン バタフライ バンクーバー・オリンピック パソコン・インターネット パチンコ パナマ文書 ヒマラヤの氷河 ファッション・アクセサリ フィギュアスケート フジテレビ フッ素 プーチン ヘイトスピーチ ペット ボランティァ ボランティア ポンコツ内閣 マイナンバー制 マスゴミ マルチ商法 ミャンマー・クーデター メディア ライドシェア リニア新幹線 リニア新幹線不正入札 ロッキード事件 ロック ワクチンパスポート ワールドカップ 三原じゅん子 三宝会 三浦瑠璃 上川陽子 上杉隆 下地幹郎 下村博文 下関北九州道路(安倍・麻生道路) 与謝野馨 世耕弘成 世論調査 中国 中谷元 丸山穂高 丸川珠代 亀井静香 事務所経費 事業仕分け 二階俊博 人質司法 介護 介護問題 仙石官房長官 伊藤詩織 住まい・インテリア 住民基本台帳ネットワーク 体罰 侮辱罪 偏向報道 偽証 働き方改革 児童ポルノ禁止法改正案 児童手当 党首討論 入国管理局 入管難民法改正(移民政策) 全日本柔道連盟 八ッ場ダム 八代英輝 公文書改竄 公明党 共同親権 共産党 共謀罪 共謀罪(テロ等組織犯罪準備罪) 内閣改造 内閣法制局長官 再生可能エネルギー 冤罪 初詣 前原誠司 創価学会 加藤勝信 加計学園 労働者派遣法 北側一雄 北方領土 北朝鮮拉致問題 北村誠吾 原子力規制委員会 原発 参議院選挙 口蹄疫 古本 古本くろねこ堂 古賀茂明 可視化法案 右翼 吉川赳 吉本興業 吉村洋文 吉田はるみ 同一労働同一賃金 同性婚 名護市長選 国民健康保険 国民新党 国民民主党 国立大学法人法改正案 国葬 土地規制法案 地デジ 地方分権 地方創生 地方自治法改正案 地球温暖化  地震 堀井学 報道ステーション 墓参り 外国人労働者 外国人労働者問題 外国人献金 大口ひろし 大津綾香 大相撲 大石あきこ 大連立 大阪万博 大阪都構想 天皇 夫婦別姓 子宮頸がんワクチン 学問・資格 安倍晋三 安倍晋三記念小学校 宗教 官房機密費 官民ファンド 宝塚歌劇団 宮台真司 宮里藍 家庭教育支援条例 密約 密約問題 寺田稔 小林鷹之 小池百合子 小沢一郎 小沢不起訴 小泉進次郎 小渕優子 小西洋之 少子化 尖閣諸島 山口敬之 山口那津男 山本一太 山本太郎 山谷えり子 山際大志郎 岡田克也 岸信千世 岸信夫 岸田文雄 川口悠子 希望の党 平井卓也 平和祈念式典 平沢勝栄 平野官房長官 年金問題 幸福の科学 幸福実現党 広瀬めぐみ 従軍慰安婦 復興予算 徴兵制 徴用工問題 心と体 志位和夫 思いやり予算 性同一性障害 愛知県知事リコール署名偽造事件 憲法改正 成田悠輔 戦争 押尾事件 拉致問題 捕鯨 捜査一課長左遷 揺れる中東 放送制度改革 放送法 政党助成金 政治とカネ 政治家女子48党 政治献金 政治資金収支報告書 政治資金規正法 政界再編 教育再生会議 教育勅語 敵基地攻撃 敵基地攻撃能力 文通費 斎藤健 斎藤元彦 新しい資本主義 新党 新型コロナウイルス 新藤義孝 新資本主義 新銀行東京 日弁連 日本会議 日本学術会議 日本振興銀行 日本未来の党 日産 日産クーデター 日米合同会議 日米地位協定 日米FTA 日記・コラム・つぶやき 明治の日を実現するための議員連盟 映画・テレビ 書籍・雑誌 有田芳生 朝日新聞 朝青龍 朝鮮人虐殺 木原稔 木原誠二 杉田水脈 東京オリンピック 東京新聞 東京都青少年の健全な育成に関する条例 東京電力 東北新社 東日本大震災 東電OL殺人事件 松井一郎 松川るい 松本人志 松野博一 林芳正 枝野幸男 柴山昌彦 柿沢未途 核共有 核兵器禁止条約 核軍縮 桜を見る会 桜田義孝 梅村みずほ 森喜朗 森雅子 検察  検察審査会 検察裏金問題 検閲 橋下徹 橋下知事 橋本聖子 機能性表示食品 武器輸出三原則 武田良太 武藤貴也 死刑 残業代ゼロ 民主党 民進党 水谷建設 水道民営化 沖縄基地問題 沖縄密約問題 沖縄県知事選 河井克行&案里 河村たかし 河瀬直美 河野太郎 河野談話 泉健太 泉房穂 消費税 消費者金融 清和会 渡辺喜美 渡辺恒雄 渡部恒三 熊本地震 片山さつき 牧原秀樹 牧島かれん 猪瀬直樹 玉木雄一郎 環境問題 甘利明 生前退位 生方解任 生活保護 産業競争力会議 産経新聞 田原総一朗 田崎史郎 田母神 町村元官房長官 痴漢冤罪 白紙領収書 百田尚樹 盛山正仁 相撲 石丸伸二 石原伸晃 石原慎太郎 石川衆議院議員逮捕 石破茂 社会保障と税の一体改革 社民党 神道政治連盟 私立幼稚園連合会使途不明金問題 秋葉賢也 秘密保全法案 税金 種苗法改正案 稲田朋美 立憲民主党 立花隆 競馬 竹中平蔵 竹島 竹田恒和 竹田恒泰 第三極 箱根駅伝 節電 築地市場移転 細田博之 細野豪志 経団連 経済・政治・国際 経済安保情報保護法案 統一教会 統計不正 維新の会 緊急事態条項 総務省接待疑惑 育児 能登半島地震 自己責任 自己責任論 自民党 自民党総裁選 自衛隊 舛添要一 船田元 芳野友子 芸人 芸能・アイドル 英国式独立調査委員会 英語民間検定試験 茂木敏充 茨城空港 菅原一秀 菅官房長官 菅直人 菅義偉 萩生田光一 落語 葉梨康弘 蓮舫 藤田文武 血液型性格判断 衆議院選挙 衛藤晟一 表現の自由 袴田事件 裁判員裁判 裁量労働制 裏金疑惑 西村康稔 西田昌司 親学 解決金制度 記者クラブ開放 証拠改竄 読売新聞 謎の市民団体 警察 警察不祥事 議員年金 議員特権 谷垣禎一 豊洲市場 財務省 貧困問題 資金管理団体 賭け付け警護 赤木ファイル 足立康史 辛坊治郎 辺野古 辻元清美 連合 週刊朝日 選択的夫婦別姓 選挙制度改革 遺伝子組み換え食品 郵便不正事件 郵政民営化 都知事選 都議選 野党共闘 野田佳彦 野田聖子 鈴木宗男 鈴木馨祐 銀行口座維持手数料 長谷川幸洋 長谷川豊 関西電力 防衛省 防衛費 阿久根市長 除染 陸山会事件 障害者雇用水増し 集団的自衛権 電力会社 電通 靖国 音喜多駿 音楽 飯島秘書官 香港 馬場伸幸 馳浩 高市早苗 高木毅 高村正彦 高校無償化 高橋洋一 高速道路無料化 鳩山政権 鳩山由紀夫 鳩山邦夫 鳩山首相 鶏卵収賄疑惑 鹿児島県警 麻生太郎 黒田日銀総裁 10万円給付 ACTA BPO(放送倫理・番組向上機構) DHC FMラジオ IR汚職 LGBT LGBT法案 N国党 NHK PC遠隔操作事件 STAP細胞 Tカード TBS TPP TVCM