わずか3回の審理で東電の3悪人に無罪判決・・・電力幹部に原発事故の刑事責任はないなんて、天に唾する東京高裁!!
審理がわずか数日なんて噂もあったので、おそらく一審を覆す判決は出ないだろうと予想はしていたけれど、実際にそうなってしまうとなんともため息が出るばかり。何がって、東電の3悪人に対する控訴審のことだ。
・福島第一原発事故の刑事裁判 東電元会長ら旧経営陣3人、二審も無罪 「津波の可能性は予測できない」
裁判所は「大津波を予測できなかった」から無罪と言うけど、最悪の事態を想定して対策を講じるのが原発を運営する電力会社の責務じゃないのかねえ。しかも、津波の危険性については、福島第一原発事故の3年前に3悪人も出席した会議で既に報告されていたんだよね。
その事実について3悪人は一審で「記憶にない」なんてたわけた証言をしてるんだが、面倒くさくて対策を先送りしたというのが本当のところに違いない。実際、一審の法廷では「対策を進める方向だと思っていたので、予想外の結論に力が抜けた」という会議に出席した社員の証言もある。
・巨大津波対策を決断できた東電旧経営陣が「御前会議」で話し合った結果…「予想外の結論に力が抜けた」
東京高裁は東電の3悪人に福島第一原発事故の責任がないって言ってるわけだけど、検察審査会による強制起訴による裁判ということを念頭に置けば、こんな門前払いがよくもまあできるものだ。
映画『イチケイのカラス』が話題になっているけど、やっぱりこの国の司法の独立性ってのは風前の灯ってことなんでしょうね。
東電経営陣に無罪判決。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) September 19, 2019
国の「長期評価」に基づく巨大津波の予測の信頼性を否定し、「法令上の規制等は絶対的安全性の確保を前提としていなかった」と刑事責任を否定。
国民に絶対安全を謳い、行政を規制の虜にして事故を招いた悪質な加害責任を、あまりにも軽視している。https://t.co/A3dofSATkR
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