本塁上のクロスプレーでビデオ判定。結果、判定が覆り、広島が勝ち越し。で、そのまま勢いに乗っての2連勝。う~ん、ビデオ判定ねえ。ホームランかファウルかならわかるんだが、連続した動きの中でのクロスプレーは審判の判定が絶対でいいんじゃないのかなあ。異論があるのは百も承知だけど。
ところで、衆議院補選は、与党候補がこれまた2勝。東京も福岡も、元々自民党の議席だったわけだから、この結果は予想通りなんだろけどね。なによりも、投票率の低さがそれを物語っている。それにしても、勝ったとはいえどちらの選挙区も舞台裏のドタバタを考えればなんだかなあなのだ。福岡なんか、鳩山派と麻生派の分裂選挙になって、勝った候補を公認なんて、有権者を舐めたまねしてくれましたからね。それでも勝てない民進党ってのがそれに輪をかけて情けないのは言うまでもない。
それは東京も同じで、ぼったりくりバーのチーママ・小池君の腰巾着したおかげで地盤禅譲が決まったヤメ検のエロヒゲ若狭君が当選。ようするに、エロヒゲが認められたんじゃなくて、チーママ・小池君の票がすべて流れたおかげってことだ。「小池知事のもとで、都民に戻ってきた都政の流れを推進してほしい、という期待の表れ」とエロヒゲ若狭君は選挙結果を総括してるけど、バッカじゃなかろか。アンタは都議か。そもそも、この男は前回選挙で自民党比例区の最下位で当選した虚けですからね。ま、機を見るに敏なことだけは確かなようで、そのうち情勢が変化すれば、泥舟から逃げ出すタイプですよ。
・衆院2補選 与野党双方に課題残す
それよりもなによりもロクでもないのが、民進党だ。その首魁ともいえるのが幹事長のノダメで、衆議院10区の補選最終日の応援演説で、「その他の野党の皆様、心から感謝を申し上げたいと思います」ってのたまったそうだ。「その他の党の皆様」って、何て失礼な野郎だ。共産、社民、自由の名前を口にすることすらしないとはねえ。しかも、街宣車の回りには民進党の幟だけがはためいていたとか。
・田中龍作ジャーナル
【衆院補選・東京10区】 連合がまたも足を引っ張る野党共闘
そもそも、共産党が身を引かなければ、形ばかりとはいえども野党共闘は成立しなかったんだからね。それなのに自分たちだけで選挙しているようなつもりになってるんだから、17日のエントリーに書いたように「野党統一候補なのに民進党の宣伝ばかりしている」って声まで有権者から聞こえてきてたっていうのもむべなるかななのだ。
さらに、ノダメが新潟知事選後に詫びを入れた連合は、「野党統一候補なら応援は控える」という傲慢不遜な態度でいるってんだから、もうお話になりません。民進党だけでは選挙に勝てないなんて事は乳飲み子でさえ知っている。知ってるか? 野党共闘無視して独自候補で戦ったら、おそらく民進党の議員なんか一桁台になっちゃうんじゃないのか。それが何を意味するかといえば、自民圧勝だ。てことは、とどのつまりは民進党ってのは自民党の補完勢力ってことになる。
・「野党統一候補なら応援は控える」という連合の傲慢な姿勢に市民から反発の声!「自分たちの利害で、こんな立派な人の応援をやめるのはどうかと思う」〜衆院東京10区補選、鈴木庸介候補街頭演説
何度も書くけど、ノダメ一派を駆逐して、連合に対しては毅然とした態度で臨むこと。そして、共産、社民、自由と政策協定をしっかりと結んで、野党共闘で衆議院選を戦い抜く・・・民進党が再生するとすればこれしかありません。こんなこともわかんないような政治オンチが跋扈している限り、民進党は旧社会党と同じ道を歩むことになるだろう。
話変わって、カタログハウスの『通販生活』が「2016夏号」の参院選特集に対する批判に対して、「2016年冬号」で公式見解を発表した。で、その毅然とした態度に拍手喝采です。というわけで、ブログ「Kazumi's Blog」さんの「通販生活・2016冬号がすごい!」より転載します。最後の5行は、新聞・TVこそが言うべき言葉でありましょう。
(これより転載)
☆編集部からのお答え
172人の読者のご批判は、おおむね次の3つに集中していました。
⑴買い物雑誌は商品の情報だけで、政治的な主張はのせるべきではない。
⑵政治的記事をのせるのなら両論併記型でのせるべきだ。
⑶通販生活は左翼雑誌になったのか。
⑴について申しますと、「買い物カタログに政治を持ち込むな」というご意見は「音楽に政治を持ち込むな」と同じ意見になるのかなと思いました。
たとえば福島第一原発のメルトダウンがいい例ですが、日々の暮しは政治に直接、影響を受けます。したがって、「お金儲けだけ考えて、政治の話には口をつぐむ企業」にはなりたくないと小社は考えています。「政治の話は別にやれ」という使い分けもしたくありません。企業の理念と行動をありのまま読者の皆さんにお見せしたいと考えています。
⑵の両論併記は、「対立する異論を理解し合う形式」の一つと考えて実行してきました。これからも実行していきます。しかし、憲法学者の約9割が違憲としたほどの「安倍内閣の集団的自衛権の行使容認に関する決め方」は両論併記以前の問題と考えた次第です。
⑶についてお答えします。
戦争、まっぴら御免。
原発、まっぴら御免。
言論圧力、まっぴら御免。
沖縄差別、まっぴら御免。
通販生活の政治的主張は、ざっとこんなところですが、こんな「まっぴら」を左翼だとおっしゃるのなら、左翼でけっこうです。
「良質の商品を買いたいだけなのに、政治信条の違いで買えなくなるのが残念」と今後の購読を中止された方には、心からおわびいたします。永年のお買い物、本当にありがとうございました。
(転載終了)
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