東電OL殺人事件の再捜査は「コンドーム」が重要なキーワードなのだ&数十万円の補償金で誤認逮捕がチャラとは泣けてくる。
深海魚フリークのショコタン(中川翔子)が大好きなダイオウグソクムシっていう、言ってみりゃダンゴムシの親玉みたいなけったいな生物がいるんだが、日本では鳥羽水族館で飼育されていて、体長は最大で45cmにもなるっていうからちょいとした子猫なんかよりも大きい。で、そのダイオウグソクムシが、なんとまあ3年11カ月(1408日)の間、何も食べずに絶食中で、後2カ月もすれば4年間の絶食となって記録更新なんだとか。ひょっとしたらダイオウグソクムシは、こんな狭いところに押し込めやがって、と拗ねちゃったのかもしれないね。でもって、ヘソ曲げちゃったんじゃなないの。そう考えると、心あたたまるニュース、ってのもおかしいが、なんか可愛らしくて、ほのぼのとしてくる土曜の朝であった。
・3年11カ月絶食-鳥羽水族館「ダイオウグソクムシ」に飼育員困惑 /三重
ところで、東電OL殺人事件で、どうも解せないことがあって、それは被害者の体内に残っていたという体液のことなんですね。つまりは、コンドームを使用せずに事に及んだということになるわけで、「不特定多数の男性を相手にするビジネスですから、避妊具ってのはけっこう大きな意味を持っているはずで、推理するうえで重要なファクターのような気がしている」てなことを、検察が再審開始を不服として異議申立をした時のエントリーに書いた。
で、この件に司法関係者がまったく言及しないのがずっと不思議に思ってたのだが、マチベンさんが、昨日のブログ「街の弁護士日記」で同じような視点で疑問を提起してくれていたのには、我が意を得たりなのであった。コンドームを付けた、付けない、ってのは、マチベンさんが言うように、この事件の「検証の決定的な手がかり」となるはずなんだから、東電OL殺人事件の真犯人探しを真剣にするつもりなら、娼婦と客の間の機微をもうちょっと下世話なところで勉強すべきですね、警察は。
・街の弁護士日記
東電OL殺害事件 捜査に重大な問題があったことは明らか 検証の決定的な手がかりはある
で、晴れて無実となったマイナリさんに多額の補償金が支払われるのは当然なんだが、例のPC遠隔操作によるなりすまし書き込みの誤認逮捕の被害者には、わずか数十万円の補償金しか支払われないらしい。日当計算で拘束された期間から割り出すんだそうだが(これはマイナリさんの場合も同じ)、逮捕で人生狂わされた被害者にとってはたまらんよね。特に、大学生の少年なんか、トラウマになっちゃうんじゃないの。てなると、ここは国家賠償で守ってやんなきゃいけないと思うんだが。、これがまたハードルが高くて、足利事件の菅野さんでさえ国賠訴訟は起こしていないのだとか。
誤認逮捕されて、世間に名前までさらされて、その補償金が雀の涙じゃ、泣くに泣けません。なんかやりきれないというか、間尺に会わない話だこと。
・J-CASTニュース
誤認逮捕少年への補償金たったの57万円 人生狂わされたのに「ふざけるな」の声
最後に、ブログ「誰も通らない裏道」のkappamanさんがつぶやいていたのだが、皇族関係の方の脱原発のパブコメが素晴しい・・・てなわけで、お後がよろしいようで。
・カレイドスコープ
「ある皇族の血筋の方」が書いた脱原発パブコメの文章
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