東京新聞

2023年11月20日 (月)

テレビ局と自衛隊がコラボしたバラエティー番組が多くないか・・・と思ってたら東京新聞がやってくれた。グッジョブ!

 いつだったか笑えないお笑いタレントのカズレーザーが自衛隊の戦車に乗ってワイワイやっている
バラエティー番組をやっていて、一瞬でテレビを切ったことがある。で、その時になんとなく感じたのが、自衛隊とコラボしたバラエティー番組って多くないかということだ。

 どこかで統計とってないものだろうかと思ったら、東京新聞「こちら特報部」がやってくれました。「バラエティー番組で露出が増えた自衛隊 迫力ある映像、喜ぶタレント…そこに危うさが潜んでいないか」という特集を組んでくれたんだね。これは、グッジョブです。

 「こちら特報部」のリポートによれば、

「自衛隊が出演したバラエティーやワイドショー番組(報道除く)の数は、2021年度に36件、22年度14件。23年度は10月下旬までに16件と前年度を上回るペースだ。主な放映局は日テレ、フジテレビ、テレビ東京」

 なんだとか。やっぱり増えてたんだね。でもって、

「2021年、予算の大幅増額を目指し、防衛省がユーチューバーらに「厳しい安全保障環境」を説明する計画が報じられた。当時の岸信夫防衛相は記者会見で『インフルエンサーと呼ばれる方々に、まず理解をしていただけるような説明を行うことは重要だ』」

 とのたまったそうで、カズレーザーもそのひとりってことなんだね。そりゃあ、自衛隊から感謝状を貰うわけだ。

 つまり、テレビ局が自衛隊のプロパガンダに加担しているわけで、「たかがバラエティーに目くじら立てなくても」なんてタカくくっていると、あっという間に「新しい戦前」になっちゃいますよ。

バラエティー番組で露出が増えた自衛隊 迫力ある映像、喜ぶタレント…そこに危うさが潜んでいないか

【まだまだあるぞ気になるニュース】

岸田内閣支持率、過去最低21% 不支持70%超 毎日新聞世論調査

自民・杉田氏、アイヌやゆ正当化 「不正使用ならいいのか」

宝塚歌劇団員の死亡、阪急側が再調査へ 年内の調査委立ち上げ目指す

【お知らせ】

これまで「今日の気になるX」で気になるツイートをご紹介してきましたが、今後は「くろねこの短語」の「X」に掲載していきますので、フォローしていただけたら幸いです。
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2021年7月30日 (金)

「五輪と感染拡大は関係ない」(カス総理)、「自宅観戦で人出減少」(小池百合子)、「五輪は別世界。東京で感染を広げていることはない」(IOC広報部長)・・・よくもまあ、ぬけぬけと!!

 全国のコロナ陽性者が1万人を超え、都のモニタリング会議が「経験したことのない爆発的な感染拡大に向かっている」と分析したってね。

東京 3865人(陽性率18.0%)
1都3県 6469人
全国 10693人
重症 539人
五輪関係者 198人

 ああ、それなのに、カス総理は何の根拠も示さずに「感染拡大と五輪は関係ない」とさ。フリップ小池君も「ステイホーム(自宅滞在)率が上がっている。テレビの視聴率が如実に示している」てなこと言って煙に巻こうとする始末だ。つまり、テレビでオリンピックを観るひとが増えているから、結果としてオリンピックが人出の抑制につながっているってことを言いたいようだ。

菅首相 感染急拡大 五輪開催の影響を否定「そこはない」

五輪で人流減らず?小池知事「むしろ逆。ステイホーム率上げている」 東京のコロナ感染、過去最多3865人に

 同じようなことをヒゲの佐藤三等兵がBS-TBS『報道1930』でのたまっていたが、そもそもテレビの視聴率ってのは、たとえば関東圏だと2700世帯を対象にして測定されているにすぎない。この数はサンプリングとして、果たしてどれほどの正確性があるのだろう。だいたい、視聴率調査の機器を設置しているというひとに会ったことありませんからね。

 そんな不確実な視聴率を錦の御旗にして「五輪が人出の抑制につながっている」なんて声高に喚くのは、それこそ非科学的な所業と言わざるを得ません。

 IOCも同じ立場のようで、「われわれは最も検査されたコミュニティー。選手村では一番厳しいロックダウンの制限が取られている」「東京で感染を広げていることはない」てなことぬかしている。バブルは穴だらけで、プレイブックだって選手はロクに読んではいないってのに、よくもまあぬけぬけと、ってなもんです。

IOC広報部長「五輪はパラレルワールド。われわれから広げていない」新型コロナ感染者数過去最多に

 厚労省の専門家会議からは「このままの状況が続けば通常であれば助かる命も助からない状況になる」という声も上がっているそうで、秋には阿鼻叫喚の巷と化すことになりますよ。

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2020年2月16日 (日)

ペテン総理との会食についてお粗末な言い訳する朝日新聞!!&東京新聞・望月記者を叩きまくる毎日新聞!!

 新聞・TVの幹部や内閣記者会が、たびたび初老の小学生・ペテン総理と会食しいることについて批判が殺到なんだが、なんと朝日新聞が「首相と会食、権力との距離は 記者ら、飲食ともにする「懇談」」と見出しをつけて、言い訳にもならない記事を載せている。

 一読すればわかるけど、一体何が言いたいのかさっぱり分からない。なぜなら、署名原稿でありながら、書き手の意見がまってたく反映されていなくて、単に関係者はこう言っているという報告にしかなっていないからなんだね。

 そして、原稿の最後は、「オフレコが原則の飲食を伴う取材に問題があるわけではない。本音を聞き出せる貴重な機会だ」なんて電波芸者の田原君のコメントで締めくくっているんだもの、これではちょいと批判に答えてみましたっていうアリバイ作りみたいなものだ。もっとも、アリバイ作りとしても相当にお粗末な原稿だけど。

首相と会食、権力との距離は 記者ら、飲食ともにする「懇談」

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 読者から名指しで批判された、朝日新聞編集委員でひょっとこのゴーストライターでもある曽我君は、「独善に陥らず適正な批判をするには直接取材が不可欠だ。権力者が何を考えているのか記事ににじませようと考えている」とさ。こやつの書く原稿のどこに「適正な批判」なんてのがあっただろうか。だったら、まずはひょっとこ麻生のゴーストライターの件を説明してみろ、ってなもんです。

文春の麻生手記は朝日新聞・曽我豪氏による代筆だった

 でもって、ペテン総理との懇談に参加しなかった毎日新聞なんだが、なんのことはない裏では官邸とツーカーのようで、政治部の官邸キャップが東京新聞の望月記者を叩きまくっている。下衆な野郎だ。

「望月記者は指させない」…事実に反するツイート拡散 菅長官会見巡る異常事態

望月『東京』記者に示した『毎日』官邸キャップの“忠告”の中身

毎日新聞は望月記者を何故叩くのか?メディア関係者らが語る「記者会の闇」

 ようするに、朝日も毎日も、読者を舐めてるんだよね。高給を食む中で、「権力の監視者」なんてことを考えてみたこともないに違いない。記者会見に出たことがあるけど、その時の記者の態度はけっしてほめられたものじゃありませんでしたから。ほとんどの記者がノートパソコンに向かってバチバチと記者会見の内容を入力しているだけで、まともな質問なんか出てこないんだから。

 それはともかく、「最高権力者である首相の肉声を聞く貴重な場」(共同通信)、「貴重な取材の機会」(読売新聞)、「首相の言動を最前線でチェックすることは政治を担当する記者の役割」(朝日新聞)なんて木で鼻をくくったようなコメントしているようじゃ、新聞は絶滅危惧種としてひたすら終末に向けて歩く続けることになるだろう。

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2019年7月11日 (木)

ホルムズ海峡がきな臭い! イラク戦争の二の舞か!?&映画『新聞記者』は内閣情報調査室告発がテーマでもある。恐い映画だけど、必見!!

 ありもしない大量破壊兵器をでっち上げて、一気にイラクに攻め込み、無理矢理フセインを吊るし上げ、おかげでISなどの過激テロのきっかけとなったイラク戦争の轍をまたしても踏もうというのだろうか。ホルムズ海峡が一触即発の様相を呈して、日本にも「自らタンカーを守るべき」とトランプが自衛隊の海外派兵を暗に示唆しているってね。

中東タンカー護衛で「有志連合」、参加国を数週間で決定へ=米軍トップ

 イラク戦争の時には、ワンフレーズ政治の純一郎がいち早くアメリカの武力行使を支持して、ブッシュの太鼓持ちを演じてくれたのは記憶に新しい。選挙戦真っ最中のいま、さすがにトランプのポチである初老の小学生・ペテン総理といえども、おいそれと自衛隊派遣を口にはできないだろうが、選挙終わったらどう転ぶかはわからない。

 おそらく、選挙中にこのニュースにスポットが当たらないように、日本のCIAである内閣情報調査室あたりがネット工作に邁進していることだろう・・・なんてことを、映画『新聞記者』を観たばかりなのでつい妄想しちまった。

そういえば、映画『新聞記者』の公式サイトには宣伝妨害のサイバー攻撃が仕掛けられているってね。この映画では内閣情報調査室の存在が重要なファクターになっているんだが、図星を突かれて大慌てしてるってことなのかもね。

望月衣塑子原案の映画『新聞記者』サイトに宣伝妨害のサイバー攻撃! 松坂桃李主演なのにテレビはプロモーション拒否

東京新聞の名物女性記者原案の映画に参院選直前の官邸が激怒

 それはともかく、この映画が上映できる状況にあるってことは、まだこの国が土俵際で踏ん張っていることの証でもあるだろう。ペテン政権が参議院選挙で大勝しようものなら、どんな圧力かけられるか分かったもんじゃありませんから。というわけで、21日は選挙に行こう!!

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2019年5月30日 (木)

官房長官による東京新聞・望月記者への嫌がらせが止まらない!&霞ヶ関の覚醒剤汚染、文科省でも!!&「子供は3人産んで」(桜田義孝)。「失言マニュアル」は何のため!!

 顔も頭も貧相な官房長官・ガースによる東京新聞・望月記者へのいわれのない嫌がらせはまだ続いているようで、昨日の記者会見では望月記者の質問を遮ろうとする官邸報道室長について質問したところこんなことぬかしましとさ。

「そうしたことを質問するところではなくて、記者会主催でありますから、記者会に申し入れてください」

 いやいや、政府側の進行役が質問の邪魔してるんだから、それにはちゃんと答えるのが義務だろう。でもって、さらに食い下がる望月記者へこんな言葉を投げつけたってさ。

「その発言だったら指しません」

 おいおい、官房長官ってのは英語では「Chief Cabinet Secretary」って言うんだよね。つまり、秘書官のトップくらいの意味で、記者の厳しい質問に丁寧に答えるのが仕事なんだね。そもそも記者会見ってのは政府の広報の場ではない。

 それにしても、内閣記者会ってのは何してるんだろうね。おそらく、下向いたままノートパソコンをカチャカチャやってる奴が多いんでしょうね。だから、ガースが何言おうと関係ないんだね。つまり、単ななる速記マシーンみたいなものだ。そう言えば、これを報じる朝日の記事も、なんだか他人事だもんね。

「その発言なら指さない」菅長官、東京新聞記者の質問に

 ところで、文科相のキャリア官僚が覚醒剤で逮捕されたそうだ。川崎の無差別殺傷事件の影に隠れちゃってるけど、経産省でもシャプ中が逮捕されたばかりで、ひょっとしたら霞ヶ関ではシャブが常態化してるんじゃないのか。

 タレントがこっそり大麻吸ってたってことより、キャリア官僚の覚醒剤の方がよっぽど重大なスキャンダルだろうに、メディアのなんと無関心なことよ。情けない。

文科省キャリア官僚、覚醒剤と大麻所持の疑いで逮捕

 最後に、カーペンター桜田君がまたやってくれた。今度は、「子供は最低3人産んで」だとさ。せっかく作った「失言マニュアル」も、このおバカさんには役に立たなかったようで、「三つ子の魂百まで」とはよく言ったものだ。

桜田前大臣 少子化めぐり「子ども最低3人産んで」

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2019年3月15日 (金)

官邸前でマスコミ労組が望月記者支援で抗議集会&NHKへの偏向報道批判に「指摘は真摯に受けとめる」・・・どこかで聞いたセリフをぬけぬけと!!&「4選は禁じられている。ルールに従う」(安倍晋三)。どの口が抜かすか!!

 昨日は、「マスコミ記者らで作る労働組合の団体、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)」が官邸前で、官房長官記者会見における東京新聞・望月記者への「異常な締め付け」に対する抗議集会が開かれた。でも、この集会を自分たちの問題として報道したメディアがどれだけあっただろうか。内閣記者会の自覚のなさは問題外だが、それを他人事のように傍観するメディアもまた同罪だ。

「会見は何の場かと聞いたところ、長官はあなたの質問に答える場ではないと暴言を吐いた。なんという権力者の驕りだろうか。政権が長期化する中、官邸会見が政府にとっての広報になっていないかと日々感じている」(望月記者)

・田中龍作ジャーナル
マスコミ労組が史上初の官邸前抗議 「望月記者を孤立させるな」

 ところで、NHKによる官邸忖度の偏向報道がこのところ一段とエスカレートしている。野党議員の国会演説を恣意的に編集した暴挙はその典型で、当事者である立民会派の小川君が昨日の衆議院総務委員会で「野党の主張を報道の骨子に取り入れてない。政権与党に都合のいいことを言う(報道)という批判がある」と指摘したそうだ。

 これにNHKの幹部は「指摘は真摯に受けとめる」だとさ。初老の小学生・ペテン総理の口移しかい。こやつらの使う「真摯」ってのは、その裏側に「そんなこと知ったことか。バーロー」って意味が込められているのは子供だって知っている。調べたわけではないけど。

 さらに、「自主的な編集判断」なんてことも繰り返し答弁しているんだが、ようするに「官邸の関与」を否定したいがための方便なのだろう。でも、「自主的」ってことはNHKが独断で偏向的編集しているってことを認めたようなもので、これはこれで受信料で成り立つ公共放送局としてはあってはなにらないことだ。

 そもそも、放送法27条には「協会は、その業務に関して申出のあつた苦情その他の意見については、適切かつ迅速にこれを処理しなければならない。」とある。つまり、「指摘は真摯に受けとめる」なんておためごかしで許されるものではないんだね。切り張り編集は放送法4条2項「政治的に公平であること。」に抵触するだけでなく、3項の「報道は事実をまげないですること。」に明らかに反している。

NHK、野党の「政権寄り」批判に「真摯に受け止める」

小川淳也議員、NHK幹部と国会で対峙

 タレントの薬物騒動で放映自粛するなら、野党議員の演説を切り張りで歪曲したNHKは組織解体に値するだろう。

 最後に、「4選」についてペテン総理は「自民党の規約で(総裁連続)4選は禁じられている。ルールに従うのは当然だ」とさ。おいおい、既にルールを破って3選を可能にしたのはどこのどいつだ。「どの口が」ってのはこういうのを言います。ルールを勝手に変更するのはペテン総理の得意技なんだが、それを世間では「独裁」と呼ぶ。

安倍首相「最後の任期に全力」=自民総裁4選論に

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2019年2月27日 (水)

「あなたに答える必要はない」(菅官房長官)。問答無用ってことか・・・言論統制へ一線を越えたな!!

 東京新聞VS官邸のバトルがヒートアップしている中、とうとう顔も頭も貧相な官房長官・ガースが一線を越えた。なんと、東京新聞の望月記者の「会見は国民の知る権利に応えるためにあると思うが、何のための場だと思うか」との質問に「あなたに答える必要はない」と言い放ったってね。「あなたに」ってところがミソで、これって個人攻撃であると同時に、望月記者に賛同するすべての人々に向けられた言葉であることも忘れてはいけない。

 寅さんじゃないけど「それを言っちゃあ、おしまいよ」ってなもんです。ていうか、質問に答えないってのはこのバトルにガースが負けを認めたようなものだ。たとえれば、戦いの前に刀の鞘を捨てた佐々木小次郎みたいなもんですね。「ガース、敗れたり」・・・って違うか?

菅官房長官「あなたに答える必要ない」=東京新聞記者の質問に

 それはともかく、こういう発言があった時に、回りの記者どもは何してたのかねえ。我関せずでパソコン叩いてたりしてたんだろうなあ。なんてったって、共同通信によれば「望月さんが知る権利を行使すれば、クラブ側の知る権利が阻害される。官邸側が機嫌を損ね、取材に応じる機会が減っている」なんてたわけたこと言ってる記者もいるそうですからね。

 もっとも、この記者の発言は、一度配信された後に削除されている。おそらく、共同通信が何らかの「忖度」をした結果なんだろうけど、こうした報道“自主”規制こそが、初老の小学生・ペテン総理の望むところなのだ。顔も頭も貧相な官房長官・ガースによる記者会見での強権ぶりは、記者連中を萎縮させるために十分な効果をあらわしているってことなんだね。

 そういう現実がイッチャン恐いんであって、だからこそメディアは東京新聞VS官邸のバトルを傍観していてはいけない。ああ、それなのに、モンチッチ批判する輩も少なからずいるんだから、なんともお寒い限りなのだ。

安倍官邸の“望月衣塑子記者排除”をめぐり共同通信が忖度記事修正! 官邸記者クラブの癒着ぶりがあらためて露呈

 ペテン総理は東京新聞の抗議について、「知る権利は当然大切で、民主主義を機能させる重要な柱だ。会見が内閣記者会によって、この趣旨にのっとって運営されることに期待している」とさ。運営しているのが内閣記者会ってんなら、上村とかいう報道室長の妨害発言をいますぐ止めるべきだ。そして、内閣記者会もまた、自らの手で記者会見を仕切るべきだろう。

 いつか、このバトルが日本のジャーナリズムが劣化・衰退・消滅する分水嶺だったと記される日が来るかもしれない。それを考えると一晩中眠れなくなる今日この頃なのだ。

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2019年2月20日 (水)

官邸による取材・報道の自由侵害に抗議する緊急声明!!&「検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ」(東京新聞)

 大津のいじめ自殺事件で、加害者の生徒側に賠償責任。実に、画期的な判決だ。それにしても、事件が起きてから7年は長いだろう。この裁判でも加害者の元生徒は「遊びのつもりだった」と証言しているんだが、反省なんかしてないんだろうなあ。

いじめ加害の2人に賠償命令 大津地裁 中2自殺「予見できた」

 それはともかく、官邸による東京新聞の望月記者への口封じに対して、弁護士やジャーナリストが「官邸による取材・報道の自由侵害に抗議する緊急声明」を出した。

「一記者の問題ではなく、メディア全体が脅かされる問題。国民の知る権利が脅かされるという意味では、国民全体の問題だ」

 声明に賛同した清水雅彦日体大教授の言葉を、すべてのメディアは肝に銘じるべきだろう。ああ、それなのに、東京新聞以外のメディアはまるで他人事なんだね。TVなんか、官邸の口封じを報道したことなんかほとんどないんじゃないか。記者クラブの腰抜けぶりも相変わらずだし。いいのかそれで、クソっ!!

官邸による望月記者への質問妨害を許さない!〜学者・文化人・ジャーナリストが立ち上がる

 東京新聞はこの声明に呼応するかのように、先日の社説に続いて今日の朝刊で「検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ」を掲載。「会見は国民のためにある」と官邸の口封じに強い抗議の姿勢を示している。

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 ジャーナリストのひとりひとりがこうした信念のもと、現代の「桐生悠々」たらんとする気概を胸に権力に立ち向かって欲しいと願う今日この頃なのだ。

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2019年2月10日 (日)

統計偽装隠しで「総雇用者所得」を喚き散らすペテン総理&日本ジャーナリスト会議が官邸の口封じに抗議声明! 記者クラブはいまだに沈黙の情けなさ!!

 統計偽装で大慌ての初老の小学生・ペテン総理は、「毎月勤労統計は賃金が低く出る」けど「総雇用者所得は名目でも実質でもプラスになっている」と盛んに喚き始めている。でも、総雇用者所得ってのは単純に言えば「国内の雇用者の所得の合計を表す値」なんだから、そこにはゴーン並みの高給取りから年収300万円もにも満たない一般大衆労働者諸君までが含まれる。

 さらに、「総雇用者所得は『1人あたり賃金×雇用者数』で算出される数字だから、働く人の増減に比例する」んだね。つまり、雇用が増えれば総雇用者所得は上がるんだけど、問題はその中身だ。いくら雇用が増えても、それが非正規やアルバイト、パートなどの低賃金労働者だった「実質でプラス」になっても意味がない。

安倍首相が連発「総雇用者所得増」は国民への“印象操作”

 新聞・TVは、どうして総雇用者所得に関する一連のペテン総理の発言をきちんと検証しないのだろう。単純に、「アベノミクス批判に反論」(東京新聞)なんて見出しつけて、記事の最後は「『(賃金が)低くでるのはこの統計の特徴だ』と語った」なんて締められても、これじゃただの総理広報を書き飛ばしただけなんだね。

勤労統計「賃金低く出る」 首相アベノミクス批判に反論

 年金問題の時には、けっこう新聞・TVは掘り下げた取材したはずなんだが、この温度差はどこからきているのか。て考えると、やっぱり元凶はメディアの上層部に蔓延る鮨友か。

 今朝の東京新聞「本音のコラム」で、望月記者に対する官邸の口封じについて山本コータロ似の山口二郎法大教授が「報道界全体が政府と対決する時である」と書いていたが、まさに統計偽装にも同じことが言えるんだね。

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 望月記者への口封じについては、日本ジャーナリスト会議(JCI)も抗議声明を出したようだが、記者クラブはいったい何してるんだろうね。パソコン叩くのに精一杯で、ロクに質問もできない連中なんだから、それほど期待できないのは重々承知の上で敢えて言おう。オメーらには、ジャーナリストとしての誇りはないのか!!

官邸、記者質問「制限」申し入れ JCJも抗議声明

平成31年2月8日(金) 内閣官房長官記者会見(東京新聞望月記者、上村報道室長の質問妨害につて)

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2019年2月 6日 (水)

「政治主導の統計改革を実現」(山本幸三行革担当大臣・当時)・・・これが統計偽装の原点か!?&望月記者の口封じで新聞労連が官邸に抗議!&日大殺人タックルで警察が監督、コーチを無罪放免の愚!!

 「子どもを産まない方が問題だ」発言でひょっとこ麻生が謝罪したってんだが、「不快に思われた方がいるとすればおわび申し上げる」というのは謝罪ではありません。世間では、こういうのを居直りという。こやつは以前にも同じ発言をしていて、つまりはそうしたことを平気で口にする生まれながらの腐った人間てことなんだね。吉田茂の孫が聞いて呆れる。

麻生氏、不適切発言を謝罪 「産まない方が問題」

 そんなことより、統計偽装だ。やっぱり、「アベノミクス偽装」のための謀だったことがバレちゃいましたね。エポックとなったのは、2015年9月のことだそうで、「GDP600兆円」の目標設定がきっかけになっているとか。そして、2016年6月の経済財政諮問会議でペテン総理の手羽先の山本幸三が「政治主導の統計改革を実現しよう」と檄を飛ばして、それにビビった官僚どもが統計に手を入れ始めたそうだ。

 これは4日の予算委員会で明らかになったことなんだが、「政治主導の統計改革」とはよく言ったもので、ようするに自分たちの都合のいいように鉛筆なめなめ数字を操作するぞって宣言しているようなもんなんだね。こんな背景があるとしたら、そりゃあ統計偽装のキーマンである大西なんたらを国会招致するなんて墓穴を掘るようなものなんだから、頑なに拒否するわけだ。

 それにしても、こうした質疑が国会であったなんてことを、新聞・TVはどうしてスルーしてるのかねえ。何かって言やあ、野党がだらしないってなんとかのひとつ覚えを口にするくせに、自分たちはジャーナリズムとしての誇りや矜持はどこかに置いてきちゃって、ペテン政権への忖度ありきで記事作ってるんだからいい気なものなのだ。

・田中龍作ジャーナル
【アベノミクス偽装】 「統計」は安倍政権の成長戦略だった 

 そんなんだから、官邸から望月君の口封じをせっつかれたりするんだね。でも、さすがにこれを放置しておくのは自らのレーゾンデートルに関わると思ったか、新聞労連が官邸に抗議したそうだ。とは言え、いまひとつ迫力に欠けるんだよなあ。抗議は当たり前だけど、同時に鮨友の幹部連中をどうにかしなけりゃ、根本的には何も解決しないんじゃないのか。

新聞労連が首相官邸に抗議 「東京新聞記者の質問制限」

 最後に、日大アメアト部の殺人タックルで、監督とコーチにお咎めなしって警察が結論出したってね。「過熱した報道で、誤解がひとり歩きしていたのではないか」(警視庁捜査一課長)だとさ。これじゃあ、まるで告白した学生ひとりの責任てことじゃないか。

 警察は日大OBの巣窟ですからね。これもまた身内の捜査だったんじゃないの・・・妄想だけどさ。

日大悪質タックル 前監督ら「嫌疑なし」 警視庁、第三者委報告と正反対

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