担当職員自殺、国税庁長官辞任、そして胸糞悪くなる財務大臣記者会見。急展開の1日だったが、森友学園疑獄は何ひとつ解決していないことに変わりはない!!
電撃の米朝会談決定で梯子をはずされたと思ったら、とうとう足元に火がついちゃったようで、ペテン総理のお腹もグルグルってところか。
で、その足元の火付け役は、なんといっても自ら死を選んだ近畿財務局の職員だろう。これまでも疑獄事件で真っ先に犠牲になるのはノンキャリア組の役人と政治家秘書だったわけで、一番恐れていたことが起きてしまったということだ。一部の報道によれば、文書書き換えを指示した上司の名前が記された遺書と書き換え前の原本があったとされているんだが、これはいまのところ藪の中。でも、職員の自殺が2日も経ってから明らかになったということから、その間に何らかの隠蔽工作があったとしても不思議ではない。
おそらく、亡くなった職員には相当なプレッシャーがかけられていたんだろう。自らの死がトカゲの尻尾切りとなるとわかっていても、死を選ばざるを得ない刹那さにはただただ合掌するのみ。
・「佐川長官を辞任に追い込んだ 森友担当職員「遺書」の中身」
とは言え、森友学園疑獄は、これで新たな局面を迎えたってことだ。シュレッダー佐川君の突然の辞任もそのひとつ。国会答弁で混乱を招いたからというのが辞任の理由ってんだが、そうした答弁をせざるを得なかった裏には何があるのかってことが問題なんだよね。そこで炙り出されるのが、前任者であり国有地売却の経緯にすべて関わった迫田英典元理財局長だ。国税庁長官の首を取ったくらいで喜んでいるようでは、この問題の本質からどんどん外れちゃいますからね。最終的な本丸はあの夫婦ってことを忘れちゃいけない。
ところで、シュレッダー佐川君が辞任したとたん、「佐川氏は一般人になった。招致は難しい」って自民党が言い出してるってね。ははは、だったら籠池さんは一般人じゃなかったのかい。ようするに、ペテン総理一派の狙いはこれなんだね。
それにしても、シュレッダー佐川君の辞任に伴うひょっとこ麻生の記者会見は、久々に胸糞が悪くなる代物だった。「本人が辞めたいというから辞任させた」「適材適所だったと思っている」「自らの進退は考えていない」、だけど「今後何かあったら新たな処分を考える」だとさ。ようするに、すべてシュレッダー佐川君の責任と言うことで、他人事なんだね。でもって、何か知らんがチンピラまがいのふてぶてしさで、なんとまあ「有無」を「ゆうむ」って読みやがりました。胸糞悪くなる会見ですが、こんな男が財務大臣としてふんぞり返っているのがいまの「美しい国」の現状ってことで、お後がよろしいようで。
5分9秒あたりで「有無」を「ゆうむ」と読んでます。
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