原発マネーのキックバックを懐に入れた関電は、税金を掠め取った窃盗犯でもある!!&「一時的に保管」(関電社長)で済むなら世の中から泥棒はいなくなる!!
さあ、今日は待望のアイルランド戦。勝敗は度外視して、どんなゲームになるか・・・ワクワクする土曜の朝である。
でもって、ワクワクどころかムカムカしてくるのが、関西電力幹部連中への原発マネーのキックバックだ。東京新聞「編集日誌」は「驚くべき退廃」と書いていたが、「退廃」どころか「腐敗」も極まれりってことだ。
とにかく、会長、社長をはじめとした幹部連中20名に7年間にわたって総額3億2千万円相当の金品が渡っていたってんだから、これは立派な収賄ですね。それも、原資をたどっていけば税金なんだから、関電は税金を掠め取った窃盗犯でもあるんだね。
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笑えないのが、社長の言い訳というか言い繕いというか、開き直ったような記者会見の態度・言動だ。曰く、
「受け取りを拒んだり、返却を試みたりしたが、強く拒絶されたため一時的に個人の管理下で保管していた」
「一時的に各個人の管理下で保管していたものはあるが、儀礼の範囲内以外のものは既に返却を完了した」
「せっかくなので受け取ったら高額だった」
こんな言い訳が通るなら、世の中から泥棒はいなくなりますよ、ったく。金品を渡していた助役は既に亡くなっているから死人に口なしってことで、関電はおそらくこれからも自分たちに都合のいい屁理屈をこねくりまわしてくるに違いない。
しかし、よくよく考えてみれば、関電ってのは原発建設や再稼働のために地元に金をばら撒く側のはずなんだよね。それが、地元の有力者(=ボス)とつるんで、建設会社からキックバックを受け取っていたんだから、企業人としての倫理観や道徳観のカケラもない悪逆非道と言わざるを得ない。
原発マネー、つまりは税金を食い物にした関電について、原発建設の親玉である日立出身の経団連会長は、こなんなコメントしてます。
「八木さんも岩根さんもお友達で、うっかり変な悪口も言えない」
この言葉は実に象徴的だ。ようするに、原子力村はみんなグルってことなんだね。初老の小学生・ペテン総理がお友達を回りに侍らせて優遇しているのと根っこは同じです。経済人としての矜持や誇りがまだ感じられた時代の「財界総理」なんて言葉が妙に懐かしくなるのもむべなるかなってものだ。
原発マネー還流の舞台となった高浜町はこの問題について、「一個人」のことだから調査しないんだとさ。亡くなった助役は地元のボスだったんだからね。一個人で済む問題ではないんだよ。ひょっとしたら、いまも怪しい金の動きがあるんじゃないのかと疑いたくなる今日この頃なのだ。
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