生活保護

2022年5月 8日 (日)

生活保護世帯の低進学率、世界最低レベルの奨学金・・・教育すらも金次第とはなんて恥ずかしい国だ!!&「バイデン氏のアプローチがプーチン大統領に足元を見られたかも」(安倍晋三)・・・足元見られたのはどいつだ!!

 奨学金が将来への借金となる国ってのは世界にどのくらいあるんだろう。そんなことを平然とやているのが日本なんだよね。それに加えて、生活保護世帯の大学進学率というものかなりの低水準で、その理由ってのが、生活保護世帯の子供が大学進学するとその子供は支給対象から外れるからなんだとさ。

生活保護世帯の進学率 地域間で最大4倍の格差 親から子の「貧困の連鎖」助長される懸念 

 いやあ、なんのための奨学金、生活保護なんだろうね。これって、憲法で定める「教育を受ける権利」「生活権」の侵害じゃないのかねえ。しかも、その奨学金にしたって、世界最低レベルなんだとか。ヨーロッパでは多くの国が大学学費無償化を実現しているんだから、日本だってやろうと思えば出きないはずはないんだよね。防衛費のGDP2%増なんてことはほっといて、子供の貧困と教育差別を無くすために使うべきだろう。もっとも、生活保護バッシングの仕掛人である鬼嫁・片山君がいまだに議員やってられる国ですからね。言うだけ無駄か。

世界に逆行する“教育後進国”の実態 欧州は大学学費無償が大勢

 ところで、このところやたらお口が軽くなっているペテン師・シンゾーが、ロシアのウクライナ侵略について「(バイデン氏の)アプローチ自体がプーチン大統領にやや足元を見られたかもしれない」って厚かましくも口にしたってね。

 足元見られたのはどいつだ、って瞬時に野次が飛んだのも当然で、27回も会談して、北方領土は1ミリも進まず、3000億円をかすめ取られただけのうつけ者が何言うか、ってなもんです。

安倍晋三元首相、バイデン氏のアプローチ「ロシアに足元見られたかも」

 それにしても、国会で118回も嘘の答弁した男の口ひとつ塞げないんだから、ヘタレ総理の存在感ってのはその程度のものってことなんだろうね。

【まだまだあるぞ気になるニュース】

原因不明の小児肝炎、日本でも7人の可能性報告 米国で5人死亡

「これは強制収容所」マリウポリ市民“選別施設”の内部映像

ロシア投稿のブチャ虐殺否定動画に矛盾 「死の通り」とは別地点

ウクライナ農家、ロシア軍が大量の穀物を略奪と証言 飢餓の歴史再来の懸念


【くろねこの競馬予想】
 大混戦のNHKマイルカップ。スピードだけのマイラーには過酷な府中のコースは、1800m、2000mの実績も重要なファクターとなる。というわけで、府中に実績があり、1800mでもそれなりの成績を残しているインダストリアルに期待したい。
 相手には唯一の重賞馬、セリフォス。ここで勝つようなら、マイラーとして王道を歩むことになるかも。面白いのはマイペースで逃げた時のジャングロ。スプリンターでありながら前走のマイル戦、NZTを二枚腰で逃げ切った走りは侮れない。
◎インダストリアル、〇セリフォス、▲ダノンスコーピオン、△アルーリングウェイ、タイセイディバイン、マテンロウオリオン、トウシンマカオ、注ジャングロ

| | コメント (1)

2021年1月30日 (土)

大阪維新と竹中平蔵、麻生太郎がタッグを組んで貪りつくす生活保護利権!

 生活保護申請の妨げのひとつとなっている「扶養照会」について、共産党のとっちゃん坊や・小池君が特高顔のカス総理に鋭く迫ったことは昨日のエントリーで紹介した。と思ったら、その生活保護について、しんぶん赤旗が、大阪維新とパソナ・ヘイゾー、ひょっと麻生がタッグを組んだ悪巧みをスクープしている。

 なんでも、大阪市には民間企業に委託する「総合就職サポート事業」があり、その特約条項に次のような記載があるんだとか。

「▽受給者が就職し、生活保護廃止になった場合▽保護申請中の人が就職し、受給に至らなかった場合―に1人当たり6万1111円が委託料に加算されます。また、職場に定着した場合は、さらなる加算も。逆に、支援を受けた人の就職率が50%未満であれば、基本委託料から割合に応じた減額があります。」

 つまり、「委託料とは別に生活保護打ち切りに結びつけば、成功報酬1件6万円まで払っていた」(宮本岳志全衆議院議員)ってことだ。でもって、業務委託を受けていた民間3社ってのが、パソナ、アソウ・ヒューマニーセンター、パーソナルテンプスタッフだとさ。何か匂うようね。そう、パソナは言わずと知れた竹中平蔵の会社で、アソウ・ヒューマニーセンターはひょっとこ麻生の弟が会長をつとめる麻生グループの人材派遣会社のひとつでしたとさ。

 総額約6億円の業務委託料のうち、パソナとアソウ・ヒューマニーセンターで5億円をほぼ折半してたというから、さぞかし美味しい利権なんでしょうね。

 「最終的には生活保護」(カス総理)なんてかましておいて、結局はお仲間でその利権を貪ってるんだから、思わず我が家のドラ猫に「起て同胞よ 行け戦いに」とくちずさんでしまう土曜の朝であった。

生活保護 1人廃止なら6万円余 委託企業へ報酬 大阪市が受給抑制 民間職員、就労を“違法指導”

1_20210130085601

2_20210130085601


| | コメント (1)

2021年1月29日 (金)

「最終的には生活保護」の舌の根も乾かないうちに「扶養照会」の壁!!&官房機密費を総裁選に流用か!?

 特高顔のカス総理の「最終的には生活保護」発言が波紋を広げる中、昨日の参議院予算委員会における共産党のとっちゃん坊や・小池君の「扶養照会」についての突っ込みはなかなか見応えがあった。

 生活保護申請の際には行政が申請者の親族に対して援助できるか確認する「扶養照会」ってのをやってるんだが、これって法的な規定はない。でも、行政は生活保護を支給しないための水際作戦として、この「扶養照会」を利用して親族に扶養の義務を押し付けようとしているんだね。

 それを嫌がって申請を躊躇するひとが多いのが現実で、とっちゃん坊や・小池君は、「扶養照会」の運用見直しを迫ったわけだ。「最終的には生活保護」とのたまってるんだから、当然法的根拠のない「扶養照会」の見直しに言及するかと思ったら、なんとカス総理は答弁を厚労大臣に丸投げしちゃいました。

 で、厚労大臣の田村君は、「家族関係が壊れているような場合は扶養照会が必要ない」って言い募るだけで、つまりは「扶養が保護に優先する」ってことはどうあっても譲らない。ようするに、旧来の家族制度そのままで、自民党改憲草案の「家族は、互いに助け合わなければならない」ってのはこういうことなんだね。

 「まずは自分で何とかしろ」「それでもだめなら親族でどうにかしろ」ってのがカス総理の本音で、最終的な「公助」に行きつく頃には、誰もかれもおっちんじまいますよ・・・それこそが狙いだったりして。

「最後は生活保護」と言ったのに、壁はそのまま? 菅首相が明言を避けたこと

Photo_20210129091101

 官房機密費についてもとっちゃん坊や・小池君は鋭い突っ込みを見せてくれた。なんでも9000万円超あった官房機密費が、総裁選後に4000万円台まで減っていたそうだ。つまり、総裁選に官房機密費が使われていたんじゃないかという疑惑が浮上するわけで、領収書のいらない官房機密費の闇は、税金の私物化という観点からも見過ごすわけにはいかない問題なんだね。日本学術会議の10億円をとやかく言うなら、官房機密費の明細も出してみやがれ・・・ってなもんです。


小池晃​ 参院議員 20年3次補正予算について 2021.1.28

| | コメント (2)

2021年1月28日 (木)

「定額給付金支給はない。最終的には生活保護がある」(カス総理)・・・生活保護に陥らないようにするのが政治だろう!!&自民・公明の幹部が銀座の高級クラブで夜遊び!!

 定額給付金があたかも施しかのごとくのたまったひょっとこ麻生に続いて、特高顔のカス総理が「それを言っちゃおしめえよ」と寅さんならずも悪態つきくなるような血も涙もない答弁しやがりました。

石橋(立憲)「収入を失い路頭に迷う人々、命を失った多数の人々に政府の政策は届いているのか」
カス総理「いろいろな見方がある。政府には最終的に生活保護があり、セーフティーネットを作っていくのが大事」

 ちょっと待て。ついこの前まで、生活保護の不正受給だなんだとイチャモンつけて、「このまま生活保護世帯が増え続けると、国家財政が破綻する」なんて印象操作までしたあげく、生活保護を求めるひとたちを水際で追い返してたのはどこのどいつだ。そう言えば、マキゾエ君の元鬼嫁・片山さつき君が旗振ってたっけ。

 そもそも、生活保護に陥らないようにするのが政治というもので、「最終的には生活保護がある」ってのはもはや総理大臣が責任放棄したようなものだ。生活保護でどうにかなるなら、年金も何もいらないってことになる。

 こうなったら、一斉に生活保護申請してやろうじゃないの。当然、役所は対応してくれるんだろうね。

定額給付金の予定ない、最終的には生活保護ある=菅首相


国会中継 参議院 予算委員会(2021/01/27)

 最後に、自民と公明の幹部がそれぞれ銀座のクラブで夜遊びしてたってね。笑っちまうのが、麻生の子分・松本君で、「店の要望・陳情を聞くために訪れ」ましたとさ。ははは、銀座の高級クラブが陳情かい。入院拒否に罰則の前に、こういうクズな議員こそ懲役だろう。

| | コメント (2)

2017年12月23日 (土)

イージス・アショアに1600億円。なのに、母子加算は月額4000円減額。血も涙もないな、この政権は!&「事故から7年も経ったのだから、そろそろ自立したらどうかね」(吉野復興大臣)。誰のおかげで議員やってられるんだ、くそッ!!

 2018年度の一般会計予算案97兆7128億円を閣議決定。そのうち、防衛費は5兆1911億円で、4年連続で過去最高を更新だとさ。北朝鮮からミサイルが飛んでくるぞ、って煽った結果がこれです。

 でもって、憲法で保証された「生存権」に関わる生活保護費はバッチリ削減。食費や光熱費などの生活費に関わる生活扶助は3年間で160億円も削減するそうで、「ひとり親の生活保護世帯に支給される母子加算も、平均4000円減額」されるんだとか。

 月額4000円も差っ引かれたら、ただでさえギリギリの生活を強いられているんだから、それこそ死活問題じゃないのか。新聞・TVは相撲取りの喧嘩を馬鹿のひとつ覚えみたいに垂れ流している場合じゃないだろう。これこそが伝えるべきニュースじゃないのか。イージス・アショア2基に約1600億円の大枚はたくくせに、母子加算の4000円がそんなに惜しいのか!

 防衛費がどんどん膨らむ予算案ってのは、ようするに武器輸出三原則を放棄して兵器産業の扉を開放したことで、戦争で儲ける国に変貌しようという企みが着々と進んでいるってことの証なんだね。国家総動員法の悪夢が、へたすると甦るかもしれませんよ。

対北、膨らむ防衛費 6年連続増 5兆1911億円

生活保護費、7割の世帯が減額へ 都市部で減額幅大きく

Photo

 最後に、復興大臣が東日本大震災+福島第一原発事故による自主避難者に対して、「事故から7年も経ったのだから、そろそろ自立したらどうかね」と血も涙もない発言したってね。おそらく、この発言は復興大臣だけだはなくて、ペテン政権の本音そのものなんだね。帰りたくても帰れない・・・そんな状況に住民を追い込んだのは、原発推進してきたオメーらしゃないか。「全電源喪失はあり得ない」ってのたまったのは誰だったっけね。まさか忘れたとは言わせませんよ、ったく!

・田中龍作ジャーナル
吉野復興相が問題発言 原発避難者に「自立したらどうか」

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2017年12月11日 (月)

リニア不正入札で大林組副社長事情聴取。特捜は政界まで手を突っ込めるか!?&新型ミサイルに7億円も注ぎ込むくせに、「低所得世帯よりも高い」から生活保護費大幅カットだとさ!!

 リニア新幹線工事に絡む大林組の不正入札は、副社長が任意で事情聴取されたってね。東京地検特捜部はけっこうやる気満々なのかも。で、その容疑ってのが「偽計業務妨害」だそうで、これって「虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて人の業務を妨害する罪」てことなんだが、平たく言えば「警察や消防、企業などへの度重なるいたずら電話や、ネットでの犯罪予告など」がそれにあたるんだとか。

 いたずら電話や犯罪予告って、つまりは脅迫だよね。ようするに、大林組は工事を受注するにあたって何らかの手段で脅迫したんじゃないのってことだ。建設会社がするとなれば、そりゃあその筋のひとを使うだろうから、つまるところ「ヤクザを使って脅した」ってことなんじゃないのかねえ。

大林組副社長を聴取=上層部の関与捜査-リニア入札不正・東京地検

 となると、ペテン総理との関係もにわかに現実味をもってくるというものだ。なんてったってペテン総理とその筋のいかがわしい関係ってのはこれまでも取り沙汰されてるわけですかすらね。そこにもってきて大林組との癒着ぶりも相当なものだそうで、ペテン総理と私人の嫁の結婚式には現在の大林組会長が友人として出席してるほどなんだとか。

衝撃の事実!安倍晋三事務所が暴力団雇う!

 ま、いつもの妄想だけど、つまりはそういうことなんじゃないのかねえ。って、どういうことなんだって突っ込まないように。

 ところで、生活保護費の見直しを厚労省がやってるんだが、どうやら最大13%のカットで、「母子家庭に対する加算(母子加算)については平均2割カットになる可能性がある」そうだ。その理由ってのが、「低所得世帯よりも生活保護費の方が高い」からなんだとさ。さすが世界に冠たる役人天国の官僚が考えそうなこった。

 そもそも、生活保護費ってのは弱者を保護するための最低限のセイフティーネットなんだよね。それを一般の低所得世帯よりも高いからその水準まで下げるってわけで、これって話が逆だろう。低所得世帯の生活水準をどう高くするかってことに腐心するのが官僚の役目だろうに。

生活保護見直し案 最大13%減 母子加算2割カットも

 こんなんだから、「国民年金だけじゃ生活できない」から議員年金復活しろって声が上がってくるのも当然なんだね。本来なら、国民年金だけでも生活できる環境をつくるのが政治家の仕事だろうに、そっちはほったらかしで、テメーらだけ税金から老後の保障してもらおうなんてのはフテー了見なのだ。

 役に立つかどうかもわからない陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」のために7億3千万円を予算計上するくせに、生活保護費は大幅に削減するこの国は、ペテン総理とともに破滅の道を歩み始めているのかもしれない。

陸上イージス、7.3億円予算計上へ 小野寺防衛相表明

Photo

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2017年1月18日 (水)

「不正受給はクズ」と罵るあなたたちこそ「人間のクズ」、と言ってやろう&『ニュース女子』の沖縄ヘイト放送は「議論の一環として放送」してたってさ。だったら、どんな偏向放送も「議論の一環」で許されちゃうんだね。

 なんとも嫌なニュースが流れてきたもんだ。小田原市の生活保護受給者の自立支援を担当する職員が、「不正受給はクズ」などとプリントされたジャンパーを着て勤務してたってね。しかも、そんなヘイト・ジヤンパー着たまま、生活保護受給者宅を訪問してたケースもあるというから、「国民全体の奉仕者として,公共の利益のために勤務し,且つ,職務の遂行に当っては,全力を挙げてこれに専念しなければならない」という公務員の服務義務違反であることは間違いない。ていうか、「ひと」としてダメだろ、これは。

 さらに、「HOGO NAMENNA」の文言入りのエンブレムまであって、どうやらサッカーのリバプールのそれをモチーフにしているらしいとか。これが事実なら、「仕事がきつく、職員の士気を高めたかった。受給者向けのメッセージではない」なんてのは大嘘で、おそらくみんなで嬉々としてデザインしてたに決まってる。

 市は自費で購入したものだなんて言い訳しているが、それも怪しいものだ。ひょっとして、市の経費で制作したんじゃないのか。厳重注意処分というのも大甘だ。懲戒免職が妥当なんじゃないの。

小田原市職員の上着に「不正受給はクズ」 生活保護担当が市民訪問に着用も

Photo_2

Photo_4

 そもそもですね、生活保護の不正受給についてとやかく言われるが、そういう不埒な輩って全体の支給額の0.5%ほどなんだよね。ほとんどのひとたちが正当な理由で保護を受けている。もっと言えば、生活保護は施しではない。憲法25条で言う「最低限の生活」を担保するための権利だ。おそらく、こうした認識すら、市の職員たちにはなかったってことなんだね。でなけりゃ、こんなヘイト・ジャンパーの発想そのものが生まれる余地がない。

 「不正受給はクズ」と罵るあなたたちこそ「人間のクズ」と言ってやろう。

 ヘイトとくれば、沖縄の基地反対運動に罵声を浴びせた東京MXテレビ『ニュース女子』が、番組内で見解が示したってんだが、これがまたおよそ批判に対する回答になっていないってんで、さらに炎上している。

MX「沖縄基地反対派に日当」報道、批判に対して番組が出した見解は「議論の一環として放送」 

Photo

 「議論の一環として放送」したってさ。だったら、これからはどんな偏見に基づいた放送も「議論の一環」ということで許されることになっちゃうんじゃないの。東京MXテレビの筆頭株主には東京都も名前を連ねているんだから、ほったらかしはダメなんじゃないのか。ぼったくりバーのチーママ・小池君のご意見を、是非とも拝聴したものだ。

 そして、東京新聞だ。『ニュース女子』のMCは東京・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋ですからね。「こちら特報部」で『ニュース女子』を批判した時も、こやつの名前には触れてませんから。さあ、どうする、どうする、東京新聞・・・ってなもんです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2016年5月 7日 (土)

義援金受け取ると生活保護費減額・停止という世の中は、どこか歪んでいる。

 熊本・大分大地震の義援金を生活保護を受給しているひとが受け取った時には、へたすると「収入扱い」になって生活保護費が減額もしくは停止されたりすることがあるんだとか。そのために義援金受け取りを躊躇するひとがいるってんだが、なんだかなあ。

「義援金は収入」善意に壁 生活保護停止も 受け取り迷う被災受給者

 生活保護を受けている家庭の高校生がアルバイト代や奨学金を塾の授業料に使うと生活保護費を減額されるという決まりがあったように、生活保護ってまるでお情けのような感覚なんだね。

 憲法25条は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と定めている。つまり、生活保護というのはこの条文の延長線上にあるもので、国からの「お慈悲」でもなければ「お恵み」でもない。いわば、生存権に関わることで、生活保護って「権利」のひとつとなのだ。

 もちろん「権利」には「義務」も伴うわけだけど、だからと言って生活保護を受けたら「健康で文化的な最低限度の生活」すらも贅沢だってんで、やれ酒飲んじゃいかんとか、やれパチンコしちゃいかんとかって理屈はちょいと違うと思う。ま、これにはいろいろと議論があるだろうけど、被災者への義援金受け取ることすら生活保護を受けているとちょいと躊躇わざるを得ない世の中はどこか歪んでいる。

 そのくせ、政治資金という名の税金をまるでテメーの財布のように使いまくり、その地位を利用して蓄財に走る、たとえばワイロ甘利やドリル小渕なんて政治家シェンシェイはお目こぼしなんだから、植木等じゃないけれど「世の中間違ってるよ~♪」と鼻歌出ちゃう土曜の朝なのであった。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2015年1月 7日 (水)

シェハアウスに異性と同居したら「事実婚」。そりゃ、あんまりだ&「無駄に元気な60代」は地方に飛ばされるらしい。平成の「人返し令」です。

 桜島が噴火の兆し。火砕流の危険もあるって言うんだけど、来週一泊で鹿児島に取材に行かなくちゃいけないんだよね。ちょいと気がかりな水曜の朝である。

 ところで、シェアハウスに異性と同居してると事実婚と見なされて、ひとり親家庭を対象とした児童扶養手当と児童育成手当を打ち切られるというニュースを年末に東京新聞間がスクープした。実際に国立市で起こったことで、そのシェアハウスには「二階建ての10LDKに母子家庭と父子家庭、独身の計六世帯八人が入居」していたそうだ。でもって、月4万円ほどの手当ての支給を打ち切った理由ってのが、1980年の厚生省の課長通達だそうで、それによれば「事実婚と判断する基準として、原則として当事者同士の『同居』を挙げる。同時に『社会通念上夫婦としての共同生活』がある場合、『それ以外の要素については一切考慮することなく、事実婚として取り扱う』と規定」されているんだとか。

ひとり親 手当打ち切り シェアハウス 住人に異性いるだけで

 ま、1980年にシェアハウスなんて発想はなかったんだろうけど、それにしたってそんな課長通達を振りかざして手当て打ち切りなんてのはベラボーな話なのだ。さすがに国も無視する訳にはいかなかったらしく、塩漬け厚労大臣は「一緒に住んでいるだけで打ち切るのは簡単ではない」なんてホボケかましてくれてます。都知事のマキゾエ君も課長通達の見直しを匂わせてるんだが、こういうのって即行で見直すのが血の通った政治ってもんじゃないの。手当てを打ち切られた側にしてみれば、そんな悠長なこと言ってられないんだからさ。

・シェアハウス ひとり親手当停止 国、適正運用通知へ

 論を尽くさなくてはいけないことには議論を拒否して強健発動してでも主張を押し通すくせに、無駄な議論をする前に動かなくてはいけないことにはなんだかんだ言い訳して動こうとしない。こんなもんです、高等遊民と化した政治屋のすることなんて。

 こういう政治屋さんが考えつきそうなスットコドッコイな政策ってのはほとんどがマンガじみているものなんだが、「元気な60代」を地方に飛ばそうと政府が画策しているそうだ。「政府は、大都市の60代のシニアが健康なうちに地方に移住するのを促そうと、高齢者が地域活動を通じて生きがいを感じつつ、安心して暮らせるまちづくりを進める考え」ってんだが、ようするに役に立たない老人を都会に置いといても介護だなんだって金がかかるから、過疎化している地方に追い出して姨捨山状態にしちまおうって魂胆です。聞いたわけじゃないけど。

元気な60代の移住促進=「共同体」構想本格化-政府

 これって、江戸時代の「人返し令」みたなもんですね。農村から続々と江戸に人が集っちゃって、このままだと経済的基盤である農村が崩壊するってんで、「旧里帰農」と呼ばれる人返し政策をしたわけです。もっとも、効果はそれほどなかったそうだが、おそらく平成の「人返し令」もそうなります。くろねこ含めて都会でノホホンと暮らしていたオヤジたちが、地方に移住したからってそもそも役に立つわけないですから。

 それでもこんな愚にもつかない政策推し進めようってんなら、「先ず隗より始めよ」です。世襲政治家は全員地元に帰ってもらいましょう。もちろん、レレレのシンゾーもひょっとこ麻生も都内の豪邸を引き払っていただきます。そうなりゃあ、議員会館も必要ありません。敷地ごと売り払って、ひとり親家庭の壮大なシェアハウスにするとか、そのくらい豪胆な絵図ひいてみろってんだ。

 選挙終った途端に、子育て世帯臨時特例給付金の支給中止したり、介護報酬引き下げたりしてるくせに、自分は連日の美食三昧。昨日はダイアナ・ロスのコンサートに行ったらしいや。そんなのがソーリ大臣だもん、そのうち「国敗破れて山河もなくなり」ますよ、この国は。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2013年11月13日 (水)

復古調の「家族制度」の影がチラつく生活保護法改正案が今日にも参議院を通過。特定秘密保護法案とともに、「昔の日本を取り戻す」政策が着々と進んでいる&ご隠居ソーリの「脱原発」への熱い思いは良しとしよう。まさか、裏の思惑・・・なんてことないよね。

 秘密保護法案が審議されている中、参議院では生活保護法改正案が今日にも可決される。申請手続きを厳格化し、窓口で申請却下しようという魂胆みえみえな法案が成立しちまったら、おそらく生活保護申請を躊躇するひとだって出てきます。ていうか、それを狙っている節すらあるんだね、この法案には。さらに、親族間の扶養義務強化という、介護問題にもつながる復古調の家族制度の影もチラついてます。レレレのシンゾーの画策する「昔の日本を取り戻す」政策は、まさに着々と進んでいるってことです。

生活保護法改正案がきょう参院通過=困窮者自立支援法案も

 で、「昔の日本を取り戻す」政策の白眉でもあるのが特定秘密保護法案で、どうやら民主党は反対に回ることに決めたそうなんだが、そもそも特定秘密保護法案の土台を作ったのは民主党政権なんだよね。怪しげな御用学者を集めた有識者会議を開いて、議事録も取らずに秘密保全法制の検討を続けていたわけで、それが自民党の手によってブラッシュアップされて今日に至ったというわけです。ちなみに、土台作りに参加した御用学者について、今朝の東京新聞「こちら特報部」がリポートしとります。

<秘密保護法案>民主党が反対へ 修正協議応じず

 だから、いまさら反対なんて言われても、オメーのせいだろ、ってなもんです。ま、自民党に公認されなかった奴の吹き溜まりみたいな面も民主党にはあったから、自民党と根っこは一緒ですからね。言ってみりゃあ、一時代前の自民党内の派閥争いみたいなもんです。別の党になっているから、かえって調整が難しくなっちゃって、昔の派閥均衡による妥協点なんてのが見い出せないから、ドンドン対立がエスカレートして、あげくにレレレのシンゾーみたいなアナクロな世襲政治家が跋扈することになっちまったわけです。

 自民党は、だったらいいよ日本の維新の会がいるからさ、ってわけで、早速のところ自公維による修正協議に前向きな姿勢を見せているんだとか。自民党は最後には強行採決っていう伝家の宝刀があるからね、誰が何を言おうと、特定秘密保護法案は成立させる気でいますから。鳥越、大谷、田原君たちがいまさらのように反対声明出したって、屁でもありません。声明に参加したジャーナリストの中にはレレレのシンゾーの臭い息がかかった奴だっているかもしれないから、ま、ガス抜きってところが妥当なところでしょう。その証拠に、新聞・TVは、ジャーナリストの反対声明にはけっこう冷たい視線を向けてます。

 生活保護法改正案と同じで、来週になったらアッサリ成立して、新聞・TVは「今後の運用には十分な配慮が必要です」っておざなりな決まり文句でお茶を濁すっていう寸法に決まってます。

 ところで、脱原発でご隠居ソーリ・純一郎君が吠えまくってます。昨日は、日本記者クラブで大演説を繰り広げたようで、その言や良しではあるんだけれど、常識にかかるような御仁じゃありませんから、ついつい斜めに見たくなっちまうというのも片側にあるんだね。ま、深読みしだしたらキリがないから、ここは素直に脱原発発言にエールを送りたい。

 昨日の演説では、日米関係にも触れていて、「米国は日本を守ってくれるのかと言う人がいるが、その前に、同盟国として日本は米国にとって信用できる国なのかを考えた方が良い」って語っている。まさか、特定秘密保護法案とのバーターなんてことは・・・ないよね。

<小泉元首相>日本記者クラブでの会見内容

| | コメント (1) | トラックバック (1)

その他のカテゴリー

Dappi Dappi疑惑 NHKから国民を守る党 おおさか維新の会 おすすめサイト こども家庭庁 たちあがれ日本 つばさの党 でっち上げ みんなの党 ゆとり教育 れいわ新選組 アカデミー賞 アニメ・コミック アベノミクス イラク戦争 インターネット インポイス制度 ウェブログ・ココログ関連 ウクライナ侵略 オウム真理教 オスプレイ オリブ油 オリンピック カジノ法案 カルロス・ゴーン ギャンブル クルド人差別 グルメ・クッキング ゲーム コンピュータ監視法 ジャニーズ事務所 ジャニーズ問題 ジャパンライフ スポーツ スポーツウォッシング スーパーシティ構想 セクハラ ゼレンスキー タックスヘイブン テレビ朝日 テロ デジタル法案 デジタル田園都市国家構想 トヨタ トラテロルコの虐殺 トランプ トリガー条項 ニュース ネット工作 ハーグ条約 バイデン バタフライ バンクーバー・オリンピック パソコン・インターネット パチンコ パナマ文書 ヒマラヤの氷河 ファッション・アクセサリ フィギュアスケート フジテレビ フッ素 プーチン ヘイトスピーチ ペット ボランティァ ボランティア ポンコツ内閣 マイナンバー制 マスゴミ マルチ商法 ミャンマー・クーデター メディア ライドシェア リニア新幹線 リニア新幹線不正入札 ロッキード事件 ロック ワクチンパスポート ワールドカップ 三原じゅん子 三宝会 三浦瑠璃 上川陽子 上杉隆 下地幹郎 下村博文 下関北九州道路(安倍・麻生道路) 与謝野馨 世耕弘成 世論調査 中国 中谷元 丸山穂高 丸川珠代 亀井静香 事務所経費 事業仕分け 二階俊博 人質司法 介護 介護問題 仙石官房長官 企業・団体献金 伊藤詩織 住まい・インテリア 住民基本台帳ネットワーク 体罰 侮辱罪 偏向報道 偽証 働き方改革 児童ポルノ禁止法改正案 児童手当 党首討論 入国管理局 入管難民法改正(移民政策) 全日本柔道連盟 八ッ場ダム 八代英輝 公文書改竄 公明党 共同親権 共産党 共謀罪 共謀罪(テロ等組織犯罪準備罪) 内閣改造 内閣法制局長官 再生可能エネルギー 冤罪 初詣 前原誠司 創価学会 加藤勝信 加計学園 労働者派遣法 北側一雄 北方領土 北朝鮮拉致問題 北村誠吾 原子力規制委員会 原発 参議院選挙 口蹄疫 古本 古本くろねこ堂 古賀茂明 可視化法案 右翼 吉川赳 吉本興業 吉村洋文 吉田はるみ 同一労働同一賃金 同性婚 名護市長選 国民健康保険 国民新党 国民民主党 国立大学法人法改正案 国葬 土地規制法案 地デジ 地方分権 地方創生 地方自治法改正案 地球温暖化  地震 堀井学 報道ステーション 墓参り 外国人労働者 外国人労働者問題 外国人献金 大口ひろし 大津綾香 大相撲 大石あきこ 大連立 大阪万博 大阪都構想 天皇 夫婦別姓 子宮頸がんワクチン 学問・資格 安倍晋三 安倍晋三記念小学校 宗教 官房機密費 官民ファンド 宝塚歌劇団 宮台真司 宮里藍 家庭教育支援条例 密約 密約問題 寺田稔 小林鷹之 小池百合子 小沢一郎 小沢不起訴 小泉進次郎 小渕優子 小西洋之 少子化 尖閣諸島 山口敬之 山口那津男 山本一太 山本太郎 山谷えり子 山際大志郎 岡田克也 岸信千世 岸信夫 岸田文雄 川口悠子 希望の党 平井卓也 平和祈念式典 平沢勝栄 平野官房長官 年金問題 幸福の科学 幸福実現党 広瀬めぐみ 従軍慰安婦 復興予算 徴兵制 徴用工問題 心と体 志位和夫 思いやり予算 性同一性障害 愛知県知事リコール署名偽造事件 憲法改正 成田悠輔 戦争 折田楓 押尾事件 拉致問題 捕鯨 捜査一課長左遷 揺れる中東 放送制度改革 放送法 政党助成金 政治とカネ 政治家女子48党 政治献金 政治資金収支報告書 政治資金規正法 政界再編 教育再生会議 教育勅語 敵基地攻撃 敵基地攻撃能力 文通費 斎藤健 斎藤元彦 新しい資本主義 新党 新型コロナウイルス 新藤義孝 新資本主義 新銀行東京 日弁連 日本会議 日本学術会議 日本振興銀行 日本未来の党 日産 日産クーデター 日米合同会議 日米地位協定 日米FTA 日記・コラム・つぶやき 明治の日を実現するための議員連盟 映画・テレビ 書籍・雑誌 有田芳生 朝日新聞 朝青龍 朝鮮人虐殺 木原稔 木原誠二 杉田水脈 東京オリンピック 東京新聞 東京都青少年の健全な育成に関する条例 東京電力 東北新社 東日本大震災 東電OL殺人事件 松井一郎 松川るい 松本人志 松野博一 林芳正 枝野幸男 柴山昌彦 柿沢未途 核共有 核兵器禁止条約 核軍縮 桜を見る会 桜田義孝 梅村みずほ 森喜朗 森山裕 森雅子 検察  検察審査会 検察裏金問題 検閲 橋下徹 橋下知事 橋本聖子 機能性表示食品 武器輸出三原則 武田良太 武藤貴也 死刑 残業代ゼロ 民主党 民進党 水谷建設 水道民営化 沖縄基地問題 沖縄密約問題 沖縄県知事選 河井克行&案里 河村たかし 河瀬直美 河野太郎 河野談話 泉健太 泉房穂 消費税 消費者金融 清和会 渡辺喜美 渡辺恒雄 渡部恒三 熊本地震 片山さつき 牧原秀樹 牧島かれん 猪瀬直樹 玉木雄一郎 環境問題 甘利明 生前退位 生方解任 生活保護 産業競争力会議 産経新聞 田原総一朗 田崎史郎 田母神 町村元官房長官 痴漢冤罪 白紙領収書 百田尚樹 盛山正仁 相撲 石丸伸二 石原伸晃 石原慎太郎 石川衆議院議員逮捕 石破茂 社会保障と税の一体改革 社民党 神道政治連盟 神道政治連盟国会議員懇談会 私立幼稚園連合会使途不明金問題 秋葉賢也 秘密保全法案 税金 種苗法改正案 稲田朋美 立憲民主党 立花孝志 立花隆 競馬 竹中平蔵 竹島 竹田恒和 竹田恒泰 第三極 箱根駅伝 節電 築地市場移転 細田博之 細野豪志 経団連 経済・政治・国際 経済安保情報保護法案 統一教会 統計不正 維新の会 緊急事態条項 総務省接待疑惑 育児 能登半島地震 自己責任 自己責任論 自民党 自民党総裁選 自衛隊 舛添要一 船田元 芳野友子 芸人 芸能・アイドル 英国式独立調査委員会 英語民間検定試験 茂木敏充 茨城空港 菅原一秀 菅官房長官 菅直人 菅義偉 萩生田光一 落語 葉梨康弘 蓮舫 藤田文武 血液型性格判断 衆議院選挙 衛藤晟一 表現の自由 袴田事件 裁判員裁判 裁量労働制 裏金疑惑 西村康稔 西田昌司 親学 解決金制度 記者クラブ開放 証拠改竄 読売新聞 謎の市民団体 警察 警察不祥事 議員年金 議員特権 谷垣禎一 豊洲市場 財務省 貧困問題 資金管理団体 賭け付け警護 赤木ファイル 足立康史 辛坊治郎 辺野古 辻元清美 連合 週刊朝日 選択的夫婦別姓 選挙制度改革 遺伝子組み換え食品 郵便不正事件 郵政民営化 都知事選 都議選 野党共闘 野田佳彦 野田聖子 鈴木宗男 鈴木馨祐 銀行口座維持手数料 長谷川幸洋 長谷川豊 関西電力 防衛省 防衛費 阿久根市長 除染 陸山会事件 障害者雇用水増し 集団的自衛権 電力会社 電通 靖国 音喜多駿 音楽 飯島秘書官 香港 馬場伸幸 馳浩 高市早苗 高木毅 高村正彦 高校無償化 高橋洋一 高速道路無料化 鳩山政権 鳩山由紀夫 鳩山邦夫 鳩山首相 鶏卵収賄疑惑 鹿児島県警 麻生太郎 黒田日銀総裁 10万円給付 ACTA BPO(放送倫理・番組向上機構) DHC FMラジオ IR汚職 LGBT LGBT法案 N国党 NHK PC遠隔操作事件 STAP細胞 Tカード TBS TPP TVCM