選挙制度改革

2019年9月 9日 (月)

「高校生が政治の話をするのは不適切」まがいのツイート・・・言論弾圧の文科相がまたやらかした&ごまめの歯ぎしりが防衛大臣に横すべり!? 専用のジェット戦闘機おねだりするぞ!!

 台風による雨風もどうやらおさまったようで、昼からは台風一過で猛暑とか。

 そんなことより、埼玉県知事選の街頭演説中に「入試改革を白紙撤回しろ」と叫んだ学生が警察に規制されたことで、「大声出す権利、保障されない」とほざいた言論弾圧の文科相・柴山君が、性懲りもなくまたやらかした。なんと、高校生のツイートにまるで「政治に関して議論するな」とでも言うような反応をしたってね。こんな具合です。

高校生「学校で今の政権の問題を話した」⇒柴山昌彦文科相「こうした行為は適切でしょうか?」

 政治に関する議論を大いに奨励するならまだしも、これでは高校生に選挙権与えた意味なんかまったくないってことだ。選挙権年齢を下げたのは若年層の安倍内閣支持率が高いという風潮に乗っかっただけという噂は、やっぱりそれこそが本音だったということなんだね。

 大手広告代理店の絵図通りに、B層を取り込むことで長期政権の道を歩んできたペテン政権にとって、自由な議論をして、きちんと自分で考えて投票されたら、すべては元の木阿弥ですからね。その予備軍でもある高校生に言論弾圧まがいの反応するのは、ある意味ペテン政権の閣僚としては正しい態度なのだろう。

 今週は内閣改造があるようだから、言論弾圧の柴山君には、ぜひとも退場していだきたいところだ。

 内閣改造とくれば、ごまめの歯ぎしり・河野君が防衛大臣に横すべりという観測があるってね。韓国の駐日大使を恫喝した無礼な態度がペテン総理の覚えめでたくしたかもね。防衛大臣になったら、「防衛大臣専用のジェット戦闘機が欲しい」なんて言い出すんじゃないのか。もっとも、人事ってのは外に洩れた時点で流れるというのが定説だから、果してどうなることやら。

防衛大臣に河野外務大臣を起用へ

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2016年2月19日 (金)

そもそも憲法審査会で愚にもつかない持論を滔々と述べ立てる、その精神性がビョーキだろう&衆議院の定数削減が動きだす兆し。そんなことより、「歳費削減」が先だろう。

 昨日の続きで恐縮ですが、タレント弁護士崩れの丸山君です。その発言はクズであることは間違いないんだが、どうも不思議でならないのは憲法審査会という席でなんで唐突に議題とは関係のない持論を滔々と述べ立てたんだろうかということだ。発言の内容ばかりに目が向いているけど、会合の幹事という立場にありながらこういう場違いな発言をすること自体に問題があるんじゃないのか。こんなことを会社の取締役会なんかでやらかしたら、「あいつ頭おかしいんじゃねえ」ってことになって、その器にあらずってことで解任されるのがオチなんじゃないのかねえ。発言内容よりも以前に、TPOをわきまえないこやつの精神状況を疑った方がいいですね。

自民・丸山氏、議員辞職を否定 奴隷発言「良心に恥じぬ」

 でもって、この騒動に乗じて目立とうとでも思ったんだろうね。衆議院愛知9区選出の自民党議員、長坂なんとやらが、「奴隷」発言に関する民主党議員の質問に対して、「言論統制するのか」って野次飛ばしたってね。なんか知らんが、低俗な野郎だ。ほんと、いまの国会ってのはレベルが低いなあ。総理大臣がああだから、さもありなんてことなんだろうが、いくらなんでも馬と鹿が野放しにされすぎだろう。

自民党議員が「言論統制か」とやじ

 ところで、ペテン総理が衆議院選挙制度改革の定数削減を大幅に前倒しするように指示したってね。これで、この国会中にも選挙制度改革の関連法案が成立する可能性も出てきたんだとか。しかしなんですね、何度も書くけど、なんで選挙制度改革=定数削減なのかねえ。定数削減することが「身を切る改革」なんてとんでもないことで、それをやるならまずは「歳費削減」が先だろうし、年間1200万円も支給されている文書通信交通滞在費なんてのを即刻廃止するのが先決だ。

衆院定数減大幅前倒しを首相指示…協議前進へ

 そもそも、議員の数を減らすってことは、それだけ民意を掬い上げる機会が少なくなるってことでもある。で、日本はそんなに議員の数を減らさなくてはいけないほど、過剰な定数なのかというと、けっしてそんなことはない。イギリス、フランス、イタリアは日本よりも議員の数は多いし、人口に対する議員の割合だって日本より高い国の方が多い。アメリカと比較すると日本の国会議員の数は多いっていう意見があるんだが、アメリカは大統領制で議院内閣制の日本と比べるのはちょいと無理がある。

 定数削減なんてしてごらんなさい。ただでさえ官僚の言いなり政治の日本で、ますますそうした状況がエスカレートするのは間違いない。定数削減が「身を切る改革」なんてのはマヤカシもいいところなんだね。そこんところをはき違えると大変なことになりますよ。

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2016年1月15日 (金)

定数削減ありきの選挙制度改革。減らすなら議員や政党の懐に入るカネが先だろう&「慰安婦は売春婦」(自民党・桜田義孝)。「不可逆的解決」ってほざいておきながら、身内が蒸し返してりゃあ世話がない。

 スキーバスが転落。亡くなった方もいるようで、いったい何があったんだろう。そうかと思えば、昨日は北海道で大きな地震。震源地の近くには建設中の大間原発もあるんだね。地震大国・日本に原発という無謀な政治はどうにかしないといかんだろう。

 でもって、その政治なんだが、1票の格差を解消するための選挙制度改革を検討していた有識者会議が、衆議院の定数10削減を答申した。アダムズ方式とかいうんだそうだが、つい「アダムス・ファミリー」を連想しちまった・・・って関係ないか。

衆院定数10減・区割り見直し5年ごとを答申 諮問機関

 それはともかく、これまでのエントリーでも何度か書いたんだけど、選挙制度改革っていうとなんですぐ定数削減が出てくるのかねえ。定数削減ありきの選挙制度改革ってなんかおかしい。なぜなら、10削減すると衆議院定数は465になるんだが、戦前の帝国議会でも衆議院定数は466あったんだから、人口も増えている現在、定数削減ってのは多様な民意を反映するには少ないんじゃなかろうか。

 よく議員の数が多すぎる。「身を切る改革」するためにも議員定数削減だって言うんだけど、ホントかねえ。日本より人口の少ないイギリスの下院だって650、フランス、ドイツも550を超えている。つまり、少なくすりゃあいいってもんじゃないのだ。

 「身を切る改革」って言うなら、まずすべきことは世界でもダントツの歳費の削減、月100万円の文書通信交通費、さらには政党助成金の廃止。そんでもって、議員の数は削減するのではなく、より多くの民意を掬い上げられるように増やしていく方向で選挙制度改革をすべきなんじゃなかろうか。なんでもかんでも減らせばいいってもんじゃない。減らすなら議員や政党の懐に入るカネの方だろう。

 465という戦後最少の議員定数になってごらんなさい、小選挙区制でひとり勝ちした政党は、ペテン総理以上にそれこそやりたい放題になりますよ。

 ところで、慰安婦問題でとりあえず日韓合意したと思ったら、自民党のチンピラ議員が「売春防止法が施行されるまでは職業としての娼婦だ。ビジネスだ。これを犠牲者のような宣伝工作に惑わされ過ぎている」って蒸し返しちゃったもんだから、韓国はカンカンです。貧相顔の官房長官・菅君なんか当初は「議員ひとりひとりの発言に関与しない」とかなんとかしら切ってたんだが、さすがにそうもいかのなんとかで、「政府や党の考え方は決まっている。自民党の国会議員であれば、そうしたことを踏まえて発言してほしい」と苦虫を噛み潰したとか。

 蒸し返し発言をした議員は、元文部科学副大臣で衆議院千葉8区選出の桜田義孝君。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事でもあるんだね。で、案の定、発言は撤回したんだが、「誤解を招くところがあった」だとさ。いやいや、誰も誤解なんかしてないから。あれだけストレートに「売春防止法が施行されるまでは職業としての娼婦だ。ビジネスだ」って言ってるんだから、誰も誤解のしようがありません。

「慰安婦は職業」発言 桜田氏、後に撤回

 日韓合意に対する不満分子へのガス抜きの意味もあるんだろうが、それにしても「不可逆的解決」ってほざいておきながら、身内が蒸し返してりゃあ世話がないってもんだ。ああ、コリャコリャ。

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2015年10月25日 (日)

借金返済のための政党助成金欲しさにゴネまくるお子ちゃま市長。「嘘つきは泥棒の始まり」とはよく言ったものだ&20代の半数が「投票するかしないかは個人の自由」。やんぬるかな。

 お子ちゃま市長・橋↓君の息のかかった除名議員による維新の党の解党騒動を、新聞・TVはさも政治的一大事のように報道しているが、要は政党助成金の取り合いなんだね。お子ちゃま市長にすれば大阪都構想キャンペーンで負った5億円とも言われる借金返済するには、どうしても政党助成金が欲しいわけで、ただそれだけのことです。党の債務を整理した残りは国庫に返納するになんてほざいてるけど、党の債務ってのがお子ちゃま市長が抱えた5億円なんだから何をかいわんやなのだ。

維新の党の離党組、党大会で勝手に解党を宣言!解党届けを提出へ!総務省は解党届を受理しない見通し

 金が絡んでなければこんなに揉める必要なんてありません。なんてったってお子ちゃま市長はとっくに離党してるんだから、維新の党に口出しする権利も資格もないのは当然のこと。だからこそ、自分の域のかかった議員たちを焚きつけて解党だなんだと喚いてるんだね。新聞・TVはそこらあたりをちゃんと報道すべきなのに、お子ちゃま市長の主張ばかりにやたらスポット当てて、政界復帰なんてことまで示唆している。そんなことより、「政界は僕の人生からは終了です」とほざいた事実を突きつけてやれってんだ。

【はあ?】引退宣言をした橋下市長、再び政界復帰する可能性を示唆!「一度、引退する」「おおさか維新の法律顧問に」

 新聞・TVが政治家の「嘘」に肝要になったおかげで、この国はどんどん壊れていく今日この頃なのだ。

 ところで、総務省関連の財団法人「明るい選挙推進協会」の調査によると、「投票するしないは個人の自由」って意見が20代で47.7%でトップ。30代でも39.9%で同じくトップだったってね。高齢者になると「義務」「権利」って意見が多くなるってんだが、やっぱり「投票は個人の自由」って考えだとどうしても投票率は低くなっちゃったりするんだろうね。

若者の約半数が「投票は自由」 高齢者4割「義務」 全国調査

 どんなに安倍ペテン政権への反発が高まっても、投票率が上がらなければ話にならないのが来年の参議院選挙だ。18歳に選挙権が引き下げられて、240万人の有権者が新たに生まれるわけだが、投票は「個人の自由」ではなくて「権利の行使」ってみんなが自覚しないことには何も始まらないとオジサンとしては大声で叫びたい。

 選挙権引き下げに絡んで、安倍ペテン政権は高校の「有権者教育」にかなり圧力をかけてきている。教師が政治的中立の立場を逸脱した時には罰則までチラつかせて、なかば恫喝めいたことも示唆してますからね。議会制民主主義、代議制とはいかなるものか。そんな基本的なことすら理解していない政治家が、教育の現場に政治的中立性を強制する。そこへ持ってきて「投票は個人の自由」なんてお気楽な風潮が蔓延したら、それこそ権力の思う壺ってもんだ。

【くろねこの競馬予想】

菊花賞は何と言っても内枠有利で、神戸新聞杯組が圧倒している。さらに、4角回ってヨーイドンの競馬というより、長くいい脚が使えることも必須条件。というわけで、本命はリアルスティール。かかり癖があるのは気がかりだが、大崩れはしないのが強み。相手は絶好の枠をひいたサトノラーゼンとタンタアレグリア。その他では、スティーグリッツ、マッサビエルが不気味。3着狙いに絞った時のレッドソロモンも少々。
◎リアルスティール、○サトノラーゼン、▲タンタアレグリア、△スティーグリッツ、マッサビエル、リアファル、キタサンブラック、レッドソロモン

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2015年3月20日 (金)

福島第一原発1号機の核燃料行方不明・・・いよいよチャイナシンドロームが現実になるかもね&違憲状態が合憲に後退。「一票の格差」はどうってことないってさ。

 予想されていたこととは言え、とんでもないことが福島第一原発で起こってます。なんとまあ、1号機の原子炉の中に核燃料が見つからないってね。つまり、メルトダウンどころかメルトスルーして、原子炉突き破って溶け出しちゃったってことなわけで、チャイナシンドロームが現実のものになってきたってことなんじゃないの。

 これって、とんでもなく緊迫したニュースだと思うんだが、今朝の新聞・TVは静かなもんです。これから先、溶け出した核燃料が地球にどんな影響を及ぼすか、誰にもわかっちゃいないんだからね。その福島第一原発事故のA級戦犯であるレレレのシンゾーは、仙台で開催された国連防災世界会議で偉そうなこと口走ってたが、いったいどんな神経してるんだろう。

透視調査で「原子炉に核燃料なし」 福島第一原発

HNK福島

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 福島第一原発がこんなんでも、川内原発再稼働申請を九電はしたようだが、お膝元の桜島はいつ噴火してもおかしくない動きを見せてるんだよね。山体膨張も観測されているってのに、鹿児島県知事は知らん顔してます。しかも、この知事は30km圏内の避難計画もロクに立ててません。

川内原発再稼働「7月上旬目標」 九州電力が方針

 3.11過ぎれば、何もかも忘却の彼方へ、ってのが原発にもたれかかるひとたちの望むところで、であればこそ福島第一原発1号機の核燃料行方不明は、全国ニュースには乗らないってことなんだね。ホント、わかりすいひとたちだし、またそれにまんまと騙される一般大衆労働者諸君も数多いるってのがなんともはやの週末の朝であった。

 ところで、この国は三権分立ってのには程遠いシステムなんだね。なかでも、司法の立場ってのは、まったく独自性ってのがなくて、時の政権とお手てつないでルンルンルンしてるんだから厄介なのだ。だから、時としてとんでもない冤罪が起きたりもするんだが、憲法判断なんかも生温いたらありゃあしない。でもって、昨日、去年の衆議院選挙に対して東京高裁が合憲判決出しやがりました。

 「最大格差は二倍を少し超える程度。格差是正に向けた国会の取り組みも妥当」だとさ。これって司法の責任放棄ですね。「一票の格差」ってのは明らかに憲法違反であって、だからこそ2012年の衆議院選挙では違憲判決が12件も出たんじゃなかったのか。おそらく、「何だかんだ言ったってたった2倍をちょっと超えるくらいだろ。国会もどうにかしようって努力してるんだから、下々は文句言わずに黙ってみてりゃいんだよ」ってのが、裁判長の胸の裡なんだろうね。もっとも、ネーチャンの胸ならともかく、裁判長のましてや男の胸の裡なんて見たくはないけどね。

一票の格差訴訟、昨年の衆院選は「合憲」 東京高裁

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2013年4月19日 (金)

「0増5減」法案が今日にも採決とは・・・。こうやって、「改憲」もたいした議論なしで決まっちゃうんだろうね。後の祭りとは言うけれど、このままほっとくと、大変なことになりますよ。

 スー・チーさんと会談したレレのシンゾーが、「ミャンマーの民主化を大きく前進させてきたことに敬意を表したい」って臆面もなくのたまってます。主権在民や基本的人権を否定するような憲法草案作って「戦争のできる国」にしようとしている張本人に、「民主化」なんて言われてもねえ。笑っちゃいます。

 ところで、今日にも「0増5減」法案を自民党が単独で採決するらしい。何事も抜本的なことは議論せずに、とりあえずはこうしておいて、後からゆっくり考えようや、っていう小手先の誤魔化しが得意な自民党らしいやり口ですね。なによりも、選挙制度改革という議会制民主主義の根幹に関わるテーマを、単独で審議して採決まで持っていこうっていう志の低さにいまさらながら呆れます。

 とにかく、違憲ってことは今に始まったことじゃなくて、わかっていながら何年かかっても国会では決められなかったんだから、こうなったら専門家委員会を設置して、そこで議論するしかないんだよね。永田町のオッサンたちにまかせておいたら、いつまでたっても小手先の数字合わせくらいしかできません。なんてったって当事者なんだから、自分たちの不利益になることなんか真剣に論じるわけがありませんからね。

 もうこうなったら、人口比率でバッサリ区割りしちゃえばいいんじゃないの。何度も言うようだけど、定数削減なんてのは選挙制度改革とは何の関係もありませんから、この際無視です。でもって、定数が増えたりしたら、歳費削減、政党助成金廃止して、自らが身を切る覚悟を示せばいいんです。定数削減なんてのは身を切るというよりは、既得権益死守ってのが目的ですからね。

 にしても、これだけ重要な法案について、先頭に立って世論を喚起し、政治家どもの怠慢さを糾弾しなくちゃいかんはずの新聞・TVってのは、ここでも劣化が著しいんだから嫌になる。ボストンの爆破事件で大騒ぎするのもけっこうだが、オメーら、もっと他にすることあるだろう・・・って、週末の曇り空に毒づいてみる朝であった。

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2013年4月15日 (月)

アンポンタン幹事長の危機意識煽る喚きが止まらない。そんなに興奮してどうする。小さい野郎だこと&「選挙制度改革と定数削減をセットにした議論はおかしい」と指摘する読売社説は珍しく正論だ。

 伊丹と宝塚の市長選で、日本維新の会の公認候補が敗北。実に清々しい朝である。

 とはいえ、なにもかもが清々しくいかないのが世の中というもの。娘が東電のアンポンタン石破君の危機意識を煽りに煽るバーゲンセールみたいな喚きが止まらない。先だっては、「九十六条改正が国民投票にかけられた場合に、国民は(九条改正を)念頭に置いて投票していただきたい。国の在り方が変わるという認識を持って(投票すべきだ)」てなことをぬかして脅しかけてたんだけど、またしてもやってくれました。今度は、「敵地攻撃能力についてハッキリさせろ」って息巻いてます。ようするに、もっと軍備増強して攻撃能力アップさせろってことなんだろうけど、ついでにこんなことも言ってます。「北朝鮮からミサイルを撃たれて日本に落ちて、何万人と死んでから対応するのは遅すぎる」ってんだが、これって「先制攻撃も辞さず」ってことでしょ。おそらく、こちらの発言の方が本当に言いたかったことなんじゃないのかなあ。

 どの発言もフジテレビの番組でのことなんだが、ま、出来レースでしょう。こういう発言を小出し小出しにしていって、徐々に世論を都合のいい方向に持っていくってのは、プロパガンダの天才、ゲッペルスの宣伝手法を待つまでもなく、権力者の常套手段ですからね。そこに乗っかってくれるマスメディアもあるんだから、やりやいすいことこのうえもありません。

 それにしても、北朝鮮のちょっとしたブラフっぽい瀬戸際外交にやたら過剰に反応して、興奮しまくっている姿ってのは、なんとまあ小さいひとなんだろう。こういう時こそ、冷静沈着な判断能力を発揮するのが、優れた政治家ってものでしょうに。こんな奴らに憲法いじくられちゃたまらんな。ちょいと挑発されたら、すぐにでも戦争おっぱじめかねないもんね。

 ところで、昨日のNHKの討論番組で、選挙制度改革をテーマに各党のお歴々がモソモソと議論してたんだけど。これが、ひどいのなんの。まるで当たり前であるかのように、選挙制度改革と議員定数削減をセットにしてくっちゃべってるんだね。司会者もそこはまったく突っ込まないもんだから、単なる数字のいじくり合戦になっちゃて、選挙制度改革の抜本的な議論なんかどこかへ飛んでっちゃってました。

 これについて、ナベツネ新聞が珍しく正論吐いてます。

(これより引用)

 そもそも、多くの政党が定数削減と絡めた改革案を唱えていること自体がおかしい。民主党は消費増税で国民に負担を求めるため、国会議員の身を切る必要があると言うが、「1票の格差」是正とは次元の異なる問題である。

 定数の削減数を競うような議論は疑問だ。参院選を前に国民受けを狙ったポピュリズム(大衆迎合主義)そのものではないか。

 日本の国会議員の定数は、他の先進国と比較すると、人口比ではかなり少ない。様々な民意を幅広くすくい上げ、適切な行政監視機能を確保する必要もある。

(引用終わり)

衆院選挙制度 「格差」と定数削減は別問題だ(4月14日付・読売社説)

 おっしゃる通り。もっとも、「抜本改革に関する各党の主張の隔たりは大きい。合意形成が困難である以上、0増5減の区割り法案を早期に成立させることが立法府の最低限の責務だ」てなことも言っているんだが、これには賛同できないものの、定数に関してはまったくごもっともなのだ。国会議員も身を切る覚悟が必要なのは言うまでもないが、ならば政党助成金廃止、議員歳費削減こそが最初でしょ。定数削減なんてのは、まったく次元の違う話なんですね。

 とにかく、政治家センセイのたちのご都合主義に騙されないこと。振り込め詐欺よりもその騙しのテクニックは長けてますからね。

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