STAP細胞

2015年2月11日 (水)

お仲間集めた検証委員会なんて「みんな一生懸命やった。感動した」で終わりです&ODA新大綱閣議決定。およそ軍隊において、非軍事分野なんてものがあるんだろうか&小保方君に責任おっつけて、お偉いセンセイ方は遁走。

 人質事件の検証委員会とやらの初会合ってのがあったそうだが、これってお友達同士でちょいと話し合いしてみようよって程度のもんなんだね。イギリスを参戦に導いたブレア元首相ですら喚問されたイギリスのイラク戦争調査委員会に比べたら、そりゃあ子供だまし以下の代物です。「みんな一生懸命やった。感動した」で終わりです。

「身内」で検証 客観性は 日本人人質事件で政府初会合

 でもって、日本版NSC設置、特定秘密保護法強行採決、武器輸出三原則破棄、集団的自衛権行使容認閣議決定・・・と、戦争の危険な香り中毒で、とても正気とは思えないレレレのシンゾーと不愉快な仲間たちが、また閣議決定で勝手なことをかましてくれました。

 今度は、これまで開発支援目的に限ってきたODA(政府開発援助)を、他国の軍隊でも非軍事分野に限って解禁したってね。これって、おかしな日本語だ。そもそも、軍隊に支援するのに非軍事分野に限る、って変な表現だよね。およそ軍隊のやることで、軍事目的以外のことなんてのがあるのか。たとえば、世界中を震撼させるような災害で軍隊が救出活動に出動する、なんてケースが考えられないことはないが、そんな時はその国や地域の政府に対して援助すればいいわけで、それこそいまレレレのシンゾーが大好きな人道支援ですんじゃうことです。

平和外交後退 ODA新大綱決定

 軍隊における非軍事分野ねえ。それって、具体的に説明してくんないかなあ。でも、説明してくんないんだよね。ていうか、できないんだよね。なんとなれば、「他国の軍隊へ支援」というフレーズが重要な意味をもってるからなんだね。「非軍事分野に限る」なんてのはただの飾りですから。

 こういう曖昧な表現の多用、ってのもレレレのシンゾーと不愉快な仲間たちの得意とするところで、それをまた幹部が酒池肉林でもてなされちゃってる多くの新聞・TVは「非軍事分野」ってところにスポットを当てて、「他国の軍隊」ってところを見えなくしちゃうから始末におえない。最後には、「これが積極的平和主義」ってきちゃうんだから訳わかりません。わかっているのは、この国がどんどん戦争の準備を始めているってことなのかも。

 ところで、話はガラリと変わって、理研が小保方君に研究費請求を検討してるってね。しかし、理研という組織は、どこまで小保方君個人に責任押し付けるつもりなんでしょう。理事長の野依大センセイは給与の一部を自主返納してるから改めて処分はしないってさ。にしても、研究費請求するとなったら、これは小保方君個人の問題ではなくて、自殺した笹井センセイ、自分の立場守るためなら何でもリークしちゃう若山センセイ、チームリーダーの丹羽センセイたちも一蓮托生でしょう。特に、若山セン゛イはES細胞を管理していた張本人なんであって、そのES細胞がどうして実験中に混入したか、他人事じゃなくて説明責任あると思うけどなあ。

STAP問題:小保方氏、懲戒解雇相当…研究費返還請求も

 理研のセンセイたちって、セクハラ、パワハラが日常茶飯だった昭和のオヤジにだぶって見えてくるのはくろねこだけでありましょうか。というわけで、お後がよろしいようで。

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2014年8月 6日 (水)

STAP細胞騒動でとうとう・・・ホッとしてる奴もいるんだろうね&「倉庫を整理していて偶然見つけた」・・・袴田事件でまた検察が三文ミステリーまがいのデタラメなことを。

 69回目の夏、原爆の日・・・あの日もこんな暑さださったのだろうかと思いを馳せつつ、黙祷!

 ところで、理研の笹井副センター長が自殺した。こういう幕引きは、好かんなあ。これで、すべてが闇の中に葬り去れちゃうとしたら、やはりこの死は無責任だったような・・・。でもって、ドクター小保方君への遺書に、「あなたのせいではない」という趣旨のことが書いてあったらしいと報道されているけど、これって警察の仕業なんだろうね。遺書の内容をリークするなんて、えげつないこと。もっとも、STAP細胞騒動そのものが、えげつないんだけど・・・おそらく、これでホッとしてる奴もいるでしょう。

理研・笹井氏が自殺 STAP論文指導役

 もうひとつ気になるニュースが。袴田事件で、検察が「ない」って説明してきた味噌漬け衣類のカラー写真のネガが突然出てきちゃったってね。「再審開始決定後、警察が倉庫を整理していて偶然、見つけた。故意に隠したのではない」って検察は言い分けしている。そんなに都合よくいきますかいな。

 袴田事件が再審開始となった理由のひとつが味噌漬けの衣類で、検察が証拠として出したカラー写真では、1年間も味噌に使っていたのに衣類の染まり具合がおかしいというのが大きな決め手になったんだね。でもって、それを覆すためにカラーネガを持ち出してきたってわけです。それも、さんざん「ない」って言ってたのに。

 ようするに、カラーネガを見れば衣類の色の問題は検察に有利に働くってことなんだろうけど、どんなに証拠開示請求しても「ない」の一点張りだったんだから、こんなにうまい具合に発見されることがそもそも三文ミステリーみたいな話なんだね。ようするに、隠してたんでしょ。でも、再審開始になっちゃって、どうにか苦境を打開したいものだから引っ張り出してきたってのが本当のところなんじゃないの。

袴田事件 “存在しない”証拠品を保管 検察謝罪

 では、なんでカラーネガという証拠を隠滅する必要があったかってことになるんだが、ひょっとしてカラーネガも捏造なんてことは・・・ま、妄想はそこまでとして、証拠の全面開示を義務付けない限り、冤罪被害者はいつまでたっても、その人生を警察・検察に弄ばれることになるってことです。

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2014年4月26日 (土)

STAP細胞論文の改竄を糾弾したセンセイが、自分でも画像改竄してたってね。おお、恥ずかしい&「バラクって仕事の話ばっかなんだぜ」って安倍晋三が愚痴ったらしい。遊びに来たとでも思ってたのか、この男は。。

 STAP細胞論文の画像を捏造、改竄したのはドクター小保方ひとりの仕業だって糾弾した理研の調査委員会委員長の石井俊輔センセイが、自らの論文に画像の切り貼りがあったって指摘されて辞任しちゃいました。おお、恥ずかしい。「すでに訂正の手続きを行った」って言い訳してるようだけど、明らかにこれは改竄ですね。訂正したから一件落着とは、そうは問屋が卸しません。

 STAP細胞騒動をさんざん煽り立てたマスメディアは、まさか石井センセイの画像改竄をスルーしたりはしないでしょうね。理研は利権とも揶揄されるくらい、政治的な行動が大好きなセンセイたちの集団っていう噂もあるから、このへんですべてのウミを出させるくらいのキャンペーン張ってみたらいかがい゛しょう。ま、できはしないだろうけど。

理研調査委員長 みずからも画像切り貼りの指摘受け辞任の意向

 ところで、レレレのシンゾーが、ひょっとこ麻生たちと銀座のステーキ屋で会食して、「バラクって仕事の話ばっかなんだぜ」って愚痴をこぼしたらしい。おまかせ3万円也の寿司を前にして、ノッケからTPPで突っ込まれたりもしたっていうから、まるでプロポーズしようと高級レストラン予約したら、食事が始まるより先に別れ話切り出された男みたいなもんです。

安倍首相が愚痴? オバマ米大統領との会談振り返る

 しかし、「仕事の話ばかり」って、遊びに来たわけじゃないんだから当たり前のことで、この男は自分が総理大臣としてアメリカ大統領と会談することの意味や意義ってのを、まったく理解していないってことなんだね。2泊3日のスケジュールとは言うものの、実質は中1日しかないんだから、一般のビジネスの場だって無駄口叩いてる暇なんかありません。

 しかも、オバマはシンゾーが嫌いときてますからね。ビジネス以外の話なんかしたくもなかったに決まってます。さらに言えば、ハーバード大学ロー・スクール出身の弁護士で、同性婚にも理解を示すリベラル派でもあるオバマだもん、エスカレーターで幼稚園から大学までのレレレシのシンゾー相手じゃ、何話していいかわからなかったかも。

 そんなんだから、ぐいぐいビジネスの話で圧倒されて、結局はTPPで大幅譲歩して、その代わりに尖閣のことを共同声明に入れてくれって泣きついたのがオチなんじゃないのでしょうか。もっとも、尖閣にしたって、集団的自衛権にしたって、これまでアメリカが言ってきたことを、改めてなぞっただけのことで、特別なことなんか何も言ってないんだよね。

 それより、TPPです。新聞によって、「実質合意」だの「合意先送り」だの、評価が分かれてるようだけど、裏ではしっかり言質とられてるんじゃないのかねえ。好きな寿司を前にして、TPPの話を瞬時に持ち出したほどなんだから、相当な意気込みだったはずで、レレレのシンゾーのことだからその時点で勝負あったでしょう、おそらく、たぶん、きっと。ひょっとして、日本を売ったかも、この愚か者は。

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2014年4月17日 (木)

理研の笹井センセイの記者会見を一言で言えば、「巧言令色少なし仁」ってところか&「守ろう平和憲法」というメッセージが「議論があるテーマ」だからって自主規制する世の中の風潮は危うい。

 理研の笹井センセイの記者会見から咄嗟に思い浮かんだ言葉が「巧言令色少なし仁」であった。物は言いようで、ようするに「責任ないんだよね」ってことを遠まわしに言ってるようなもんなんだね、あの会見は。でもって、笹井センセイの話を聞いてると、結局のところSTAP細胞というのは「高度な仮設」ってことなんだけど、だとしたらそもそもネイチャーに発表するようなレベルではなかったってことになるんじゃないのか。ドクター小保方の凡ミスを糾弾する以前に、こんなものを世界的な発見であるかのように発表した理研そのものの責任が問われてしかるべきなのじゃなかろうか。

【動画】STAP細胞論文の共著者・笹井芳樹氏が会見し謝罪

 それにしても、なんで皆さん個別に会見するんだろう。チームなんだから、論文に関わったセンセイが一堂に会して会見するのが筋ってもんだろう。ちなみに、昨日の笹井センセイの会見のショバ代は理研が出したとさ。てことは、税金の一部が使われたってことか。身銭でやれ。

 そんなことより、憲法や原発をテーマにしたイベントなどの後援を拒否する自治体がどんどん増えていることの方が問題だ。なんでそんなことになってるかというと、たいていが保守系議員からのクレームらしい。「政治的な中立性が保てない」ってのがその理由なんだが、その背景には政治の右傾化があることは間違いない。体のいい圧力ですね。で、変に揉めて、ヘイトスピーチ集団なんかに押しかけられるのも面倒だからってんで、そうした圧力に自治体は結果として屈服しちゃうわけですね。

千葉市も自主規制 平和集会 後援断る

 で、笑っちゃうのが、そうした流れの一環なんだろうね、憲法記念日のために護憲をPRするメッセージを描いた土佐電鉄の路面電車が、突然運行中止になったそうだ。この路面電車は今年に始まったことではなくて、もう何年も前から走らせていたもので、なんで今年に限って中止になったかというと、改憲論議が活発化しているいま、「意見広告と取られかねない」からなんだとか。

 土佐電鉄の内規では意見広告は禁じられてるけど、「昨年まで『国民の義務として憲法順守をしよう』との趣旨で認めていた」っていうから、それは立派な見識というものなのだ。それが今年は、「議論があるテーマについて、公共交通が一方の意見を流すのは本意ではない」ってなっちゃったってんだから、レレレのシンゾーのご意向が隅々にまで行き渡りつつあるという証拠ですね。「守ろう平和憲法」というメッセージが、「議論があるテーマ」になっちゃってるんだから、こりゃあ恐ろしいことです。

土佐電気鉄道:消える路面電車「平和憲法号」 抗議受けて

 こんな具合にして、次第に世の中が息苦しくなって、気付いた時には言論弾圧が罷り通る時代がやってくるってわけか。でもって、レレレのシンゾーの教育改革によって、「愛国心のために血を流す」若者が増えていって、いずれは・・・。

 「歴史から学ばぬ者は、歴史を繰り返す」と看破したエドマンド・バーグの言葉は、レレレのシンゾーにこそ似つかわしいと思う今日この頃なのだ。

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2014年4月13日 (日)

安倍晋三の一句に絶句&内閣法制局が集団的自衛権の「限定行使」で動き始めたようだ&山中教授の冷静なコメントにちよいとホッとする。

 昨夜のことである。NHKBSのニュースを観るともなく観ていたら、女性アナウンサーの「そうはんする意見が・・・」なんて声が聞こえてきて思わず画面を凝視してしまった。件のアナウンサーは何事もなくシレっとニュース原稿を読み上げ、次の話題へと移ってしまったのだが、こちらの頭の中はクエッションマークだらけで、「?????????」なんて感じです。で、おもむろに苦笑しちまった。そっか、「相反する(あいはんする)」ってのを「そうはんする」って読んじまったわけね。確かに、「相反」だと「そうはん」と読む。たとえば、「利益相反」なんて具合です。でも、「相反する」って表記された場合は、「あいはんする」となるわけで、なんかオヤジの突っ込みしつつひとりで盛り上がったのであった。

 NHKのアナウンサーのレベルもいかがなものかではあるのだが、これが一国の総理大臣となると世界の笑い者になっちまいますから、笑ってばかりもいられない。で、レレレのシンゾーです。もうネットでやたら笑われてるんだが、昨日の花見の会で一句詠んだってね。

給料の 上がりし春は 八重桜

 このニュースを観たけど、招待客の前でドヤ顔で披露してたのには、一句どころか絶句しちまった。悪い夢でも見てるんじゃないか、ってなもんです。俳句にも川柳にもなっていないどころか、ウイットやエスプリのカケラもないドン引きのお寒いギャグを、ナベツネ新聞なんか、「首相は満開の桜を景気に絡め、『給料の上がりし春は八重桜』との句を披露し、自らの経済政策『アベノミクス』の実績に自信をのぞかせた」なんて、ほほえましいエピソードとして紹介してるんだから、それこそ平和ボケと言うもんです。昭和の新聞なら、せめて皮肉のひとつでも添えて記事にしただろうに、ったく。

桜を見る会:給料の上がりし春は八重桜…主催の首相一句

 ところで、内閣法制局が、集団的自衛権の限定行使容認で動き始めたってね。オニギリ顔の高村君が砂川事件判決を持ち出したのは、こうした流れに行き着くための方便で、それに娘が東電のアンポンタン幹事長・石破君が「いや、地球の裏側まで行くのが筋だ」って噛み付いたのもすべて出来レース。最初っから、「限定行使」が落とし所で、週明けには公明党もこの話に乗ってくるんじゃないのかねえ。

内閣法制局、行使容認へ転換=「放置なら侵攻」に厳格限定-集団的自衛権で素案

 このところ、日本海ではダイオウイカがやたら捕獲されてるけど、ひょっとして大地震の兆候か。だしたら、いっそのこと大地震襲来で原発がヤワになって、集団的自衛権も何かも吹っ飛んでしまえばいい・・・なんて妄想すら抱く危険な今日この頃なのである。

 最後に、iPS細胞の中山教授がSTAP細胞騒動についてとても冷静なコメントしてます。つらつら思うに、STAP細胞については、批判したり否定したりするのはけっこうだけど、その可能性を探ることも科学者の使命なのではないのかと愚考する日々なのであります。「夢野あ話をしようじゃないか」・・・これですよ。

山中伸弥氏:「STAP研究に協力、小保方さん大歓迎」

【くろねこの競馬予想】

 いよいよクラシックG1の始まり。第一弾は桜花賞。おそらく、ハープスターの優位は揺るがない。大外と枠順にも恵まれ、これならば馬群に包まれることもなく、大外回っての一気差しが決まる可能性が大でしょう。ここは迷わずハープスター本命。

 相手はちょいとひねりたい。というわけで、ここ2走にわたって期待はずれに終わっているホウライアキコに注目。今回は人気もさほどなさそうなので鞍上も気楽に乗れそう。とするなら、そのスピードが高速馬場で復活するかも。大穴なら、アネモネSを勝ち上がったペイシャフェリス。
◎ハープスター、○ホウライアキコ、▲ヌーヴォレコルト、△フォーエバーモア、レッドリヴェール、ベルカント、ペイシャフェリス

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2014年4月11日 (金)

安倍晋三の暴走を山口組がホームページで糾弾。「唐獅子株式会社」の世界だね&ドクター小保方の指導役のセンセイがようやく会見するそうだ。STAP細胞騒動の意味することをちゃんと解説してくれるのだろうか。無理だろうなあ。

 山口組がホームページを開設したそうで、「任侠道」というコーナーでレレレのシンゾーのつむじが右に曲った政策を批判してるというのでちょいと覗いてみた。

 「世間一般に任侠道という精神世界への造詣が皆無と成った現在、巷では暴力と仁侠とを同一視する傾向が強く、本来の任侠道は正しく認識されていない事は誠に遺憾である」なんて書き出しで、続いて「近頃では任侠界の人達を暴力団と位置付け、その周辺者も含め大きく差別し、抹殺してしまおうという政府の方針を見る」と綴られている。

 でもって、こうした差別は「戦前の偏った思想に暴走してしまうという結果を想像出来る」というわけで、レレレのシンゾーの登場となる。「この頃の安部首相の発言を見るに、国家主義に移行しつつあり、国民の平等の権利が脅かされつつある現実を鑑みると、憂国がファシズムに暴走し始めている事に気付かなくてはならない」そうだ。

「暴走し始めている」…あの山口組までHPで安倍政権を糾弾

「任侠道}(山口組ホームページより)

 小林信彦の小説「唐獅子株式会社」が咄嗟に頭をかすめたのはくろねこだけだろうか。小説では、組長の愛犬のブルドッグが、不始末しでかすたびに手足を切られて、最後は鹿の剥製みたいに壁に飾られちゃうという冷酷無惨なギャグに大いに笑ったものだが、果たして「任侠道」のコーナーにおける一節は、どんなギャグとなってレレレのシンゾーに降りかかるのだろうか。とてもブラックな笑いがこみ上げる週末の朝である。

 ところで、ドクター小保方の指導役で、これまで沈黙を守ってきた笹井センセイとやらが来週会見するそうだ。それに先駆けて、朝日新聞のインタビューに「STAPは本物の現象」って答えてます。だったら、ドクター小保方ひとりを火達磨にしたままほったらかしておいたんだろう・・・なんて嫌味のひとつも言ってやりたくなる。おそらく集中砲火を浴びるんだろうけど、どんな会見になるか、けだし見物ではある。

小保方氏の指導役「STAPは本物の現象」 来週会見へ

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2014年4月10日 (木)

未熟者と罵った若き研究者に責任押し付けて、自分たちの監督責任には知らん振り。「全ての責任は私にあります」っていう潔さのカケラもない理研のセンセイたちって、人としてどうなんだろう。

 ドクター小保方の会見は、隔靴掻痒というかなんと言うか、いまひとつ釈然としないものだった。キチっとしたデータを提示しさえすればそれで済んじゃうことのような気がするんだが、そこがどうもピリっしない。また、質問する記者連中もおそらくSTAP細胞がどんなものなのか、そして今回の騒動の何が問題なのか、その本質を理解していないんだろうね。けっこうネットの情報頼りの質問が多かったような・・・。

 それにしても、共著者として名前を連ねているセンセイたちは恥ずかしくないのかねえ。未熟者と罵ったドクター小保方に全部の責任押し付けて、自分たちの監督責任には知らん振りだもんね。本来なら、共著者全員が雁首揃えて会見すべきだろう。それでもって、再現実験はドクター小保方をのけ者にして、自分たちでやろうってんだから、よくもまあヌケヌケとです。

 再現実験の中心となるらしい共著者のひとりであるプロジェクトリーダーの丹羽センセイなんて、「実験の鬼」と呼ばれているそうだが、ドクター小保方の故意だかミスだかを見抜けなかったんだから、申し訳ないけど「実験の鬼」が聞いて呆れます。

 で、論文取り下げを最初に表明した山梨大学の若山センセイも、自分は1年以上も前に理研を出てるから詳しいことはわからないとか、論文作成時には山梨大学へ移っていて、コミュニケーションを取りにくくなっていたとか、なんか保身に回った発言が多いんだよね。

 ひょっとしたら、ドクター小保方は、象牙の塔にドップリ漬かった学者センセイを手玉にとって弄んだ稀代のトリックスターかもしれないけれど、「全ての責任は私にあります」って自分たちが担ぎ上げた若き研究者を庇う素振りがこのセンセイたちに微塵もないってのは、人として実に情けない。それこそが、STAP細胞騒動の、もっともやるせないところなんじゃなかろうか。

小保方氏「反論会見」ノーカット映像

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2014年3月15日 (土)

この国には教科書を選ぶ自由もないようで、大臣が「違法確認訴訟するぞ」って脅してます&よってたかって「未熟者」って責任転嫁する理研幹部のエゲツなさ。

 「ガードマン」も「赤いシリーズ」もいいけれど、やっぱり宇津井健ときたら「スーパージャイアンツ」でしょう。白いレオタードのモッコリ感が懐かしい。昭和のスターがまたひとり・・・合掌!

 ところで、教育改革ってのが改憲と並んでレレレのシンゾーがこの国のハンドルを右に切るためのアクセルみたいなもんで、そのために教育委員会に対する首長の権限を強化したり、道徳の教科化を画策したりと、様々な手を打ってきている。ようするに、教育への政治介入以外のなにものでもないのだが、おそらくその試金石としようとしてるんでしょう、沖縄県の竹富町教育委員会が独自教科書を選択しているのを潰そうってんだ、文科省が是正要求を突きつけた。もっとも、是正要求に従わないからって罰則があるわけじゃないようだけど、国は法廷闘争も辞さないってんだから穏やかじゃありません。

採択教科書拒否:文科相が竹富町に是正要求 市区町村で初

 ここまでにいたる経緯には、かなり胡散臭いものがあって、教科書選択を協議する採択地区協議会のリーダーに保守色の強い人間を送りこんだりして、どうにかして国の合のいい教科書を選択するように企んだみたいなんだね。さらに、驚くことに、この協議会の委員ってのは、教科書をロクに読んでいないのだとか。昨夜のテレビ朝日『報道ステーション』で委員のインタビューが流れたが、「すべての教科書を読むなんてできない」「読まなくちゃいけないのかねえ」なんて意味のコメントしたのには呆れちゃいました。

 ようするに、都合のいい教科書の採択ありきで事が進んでいたってことで、ま、出来レースです。それを、文科相自らが「法律違反だから、言うこときかないと違法確認訴訟するぞ」って脅すんだから、この国はどうなっちゃってるんでしょう。法律違反って言うなら、「私が最高責任者だ」ってほざいたレレレのシンゾーなんてのは憲法遵守義務違反なんだから逮捕してしまえ。

 それはともかく、ここまでの強権発動するってことは、見せしめとして徹底的に叩くことで、教育現場が国の顔色を伺うように仕向けようとしているのに違いない。それによって、教育への政治介入はたやすくなりますから。

 レレレのシンゾーが政権についてからというもの、排外的な発言がいたるところから聞こえてくるが、教育改革という名の右翼教育が際限なく進んでいくと、近い将来には徴兵制もけっして夢物語ではなくなるってことに日本の母はもっと敏感に反応しないと大変なことになりますよ。

 ところで、STAP細胞騒動はどんどん泥沼化してるようだけど、昨日の理研幹部の記者会見ってのはなんとも気分の悪いものだった。「未熟な研究者のずさんな研究」だの「あの程度の研究者には土台無理だった」だの、自分たちの責任は棚に上げて、まあ言いたい放題。その未熟な研究者をユニットリーダーに祭り上げ、割烹着着せたり、研究室の壁を乙女チックに塗ったりして、売り込みに必死こいたのは理研そのものなんだよね。

 で、論文の信憑性に疑問が出てきたら、今度は「未熟者」で切り捨てようとするんだもん、いくらノーベル賞の大権威だからって、そりゃあやることがエゲツなさ過ぎるんじゃありませんかねえ。しかも、この論文はそうそうたる権威ある学者が執筆してるんであって、小保方先生はひょっとしたらお飾りとして使われた可能性だって否定できません。自分が担当した部分は間違ってはいなかった、なんて言い訳している先生もいるようだし、なんか『白い巨塔』の現代版みたいな様相を呈してきたようで、アカデミズムの闇に興味津々の今日この頃なのだ。

STAP細胞・理研会見 喝采一転「未熟」と断罪 野依理事長「徹底的に教育し直す」

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