皐月賞は、かろうじてトゥザワールドとウインフルブルームのワイドをゲット。本命のワンアンドオンリーはスタート直後に行き脚がつかなかったのが痛かった。大外回して突っ込んできても、あれでは届かない。それでも、ダービーではまだ侮れない。11着に惨敗したトーセンスターダムはこれで人気が下がるようならダービーでは面白い存在になるかも。
でもって、どうも面白くないのが、またしても阿呆な政治屋が靖国を参拝したことだ。国家公安委員長兼拉致問題担当大臣の古屋ってのがその張本人で、これがまた「国のために命をささげた英霊に哀悼の誠をささげることは日本人として当然だ」なんてなんかとのひとつ覚えを繰り返してます。
・古屋公安委員長 靖国神社を参拝 春季例大祭に合わせ
こうした言い訳というよりは開き直りってのは、最早、政治家というよりはただの因業なオッサンでしかありませんね。去年の10月にアメリカのケリー国務長官とヘーゲル国防長官が千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れて献花したことの意味をまるでわかってません。これって、アメリカからの重要なメッセージで、レレレのシンゾーが靖国とアーリントン墓地を一緒くたにしたことに対する牽制の意味があったんだよね。靖国に閣僚が参拝することは、中国や韓国はもちろんだけど、実はアメリカの神経も逆撫でしているわけで、レレレのシンゾーが好んで使う「日米同盟の深化」って観点からすれば、有り得べからざることだ。
・米国務長官らが千鳥ヶ淵墓苑で献花
でもって、マスメディアも、こうした子供じみた閣僚の靖国参拝に慣れちゃったのか、新聞はともかくTVではニュースにもならない。でも、何事につけても権力のやることに慣れちゃうってのが一番恐いし、危ないことなんだね。マスメディアってのは、権力の監視のためには、言葉は悪いが権力者のストーカーにだってならなくちゃいけないわけで、そこんところよろしくの今日この頃なのだ。
ところで、自民党が「貸金業者に対する金利規制の緩和を検討」しているらしい。中小零細企業が銀行融資をなかなか受けられないから、消費者金融にその肩代わりをさせるために、「健全経営だと認可された貸金業者に限り、顧客から受け取れる金利の上限を現在の20%から、2010年まで適用していた29.2%に戻す方向」っていうからおかしな話なのだ。
・貸金業の金利規制緩和 自民が法改正検討
そもそも、銀行が中小零細企業に貸し渋りすること自体をまずは規制するのが筋じゃないのか。銀行ってのは預金というひとの褌で相撲取ってるんだから、預金者でもある中小零細企業に資金提供するのは当たり前ことです。それは、個人に対してだって同じことで、そうした小口の貸し出しに銀行が取り組まないから、その昔のサラ地獄が起きたんですからね。
で、今回の金利規制の緩和は、「健全経営だと認可された貸金業者に限り」ってところがミソで、かつての消費者金融=サラ金の多くが銀行の傘下に入っているってことを考えると、ようするに銀行優遇政策でもあるんだね、これが。
へたすると、銀行を太らせるだけで、結果として貸しはがしによる中小零細企業の倒産に繋がることになるかもしれませんよ、ったく。国が高利貸しの片棒担いでどうするってんでしょう。
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