連合が新橋でなまっちょろいビラ配り。派遣法改正案が「天下の悪法」というなら、体張って法案阻止してみろってんだ。
同一労働同一賃金法案が自公+維新の骨抜き修正案で可決。派遣法改悪法案も、同一労働同一賃金法案とのバーターで維新が採決OKとやったもんだから、強行採決という修羅場なしでスンナリ衆院通過。これ以外にも、残業ゼロや手切れ金でいつでも首切りなんて法案が控えているわけで、一般大衆労働者諸君にとっては暗黒時代の到来です。
それにしても、連合は何やってんだろうね。昨日は、改悪派遣法は「天下の悪法」なんていまさらながらに言い出して、新橋駅前で抗議活動したそうだが、形ばかりのごまめの歯ぎしりってところです。「すべての働くひとのために頑張る」ってのがスローガンのくせに、ここまで一般大衆労働者諸君のために体張って法案阻止で戦う素振りさえ見せませんでしたからね。
そもそもが大企業の組合が母体だから、ようするに既得権益者のひとりです。だから、自分たちの賃上げには熱心でも、非正規の雇用問題なんかどうでもいいんだね。なんてったって、非正規を使う立場にいるわけで、そりゃあ使い勝手のいい非正規が増えてくれるのは大歓迎だ。「同一労働同一賃金」が実現された日にゃ、非正規を雇う旨味がありませんからね。
それは、企業だけじゃなく、現場でも思いは同じなんじゃないのかねえ。「俺は正社員。君は非正規」って差別意識は、大企業になればなるほど根強いものがあるはずなんだね。実際、フリーで仕事してると、そんな輩ゴロゴロしてますから。たとえば、「みんなでいいモノ作りましょう。クライアントの説得はまかせてください」ってほざいてたやつが、何かトラブってクライアントからクレームつこうものなら、「いやあ、しょせんサラリーマンだから。クライアントに言われちゃうと・・・」ってトンズラしちゃいますからね。
おっと、ちょっと個人的な恨みつらみになっちまった。ようするに、連合は正規社員のためのものであって、非正規は眼中になかったってことなんだね。そういう姿勢が、正規VS非正規という格差を野放しにしてきたのは間違いない。だから、昨日の抗議活動なんてニュースに接すると、「ざけんじゃねえ」と悪態つきたくなる今日この頃なのだ。
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