残業代ゼロ

2018年6月30日 (土)

「多様な働かせ方を強要できる法制度」が成立&「レイプされることは女性の落ち度」(杉田水脈)と詩織さんを貶める女性議員の存在もまた「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」なのだ!!

 過労死遺族が見つめる中で、高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ)を含む「働かせ方改悪」法案が成立。ペテン総理は、「多様な働き方を可能にする法制度」とうそぶくも、実際は「多様な働かせ方を可能にする法制度」なのは明らかだ。

 とりあえず年収規定があるとはいうものの、そんなものはは政令で引き下げが可能なんだから、いずれ運用範囲は拡大されていく。「小さく生んで大きく育てる」のがこうした国民に負担を課すのが狙いの法案の常套手段ですからね。

 こんな法案の採決に同意した国民民主は、どう取り繕うと維新と同じく自民党の補完勢力ってことだ。それにしても、支持率0%の政党が、なんの因果か参議院では野党第一党ってところに、とてつもない矛盾を感じる今日この頃なのだ。

残業代ゼロ「過労死増える恐れ」 「働き方」法成立

 ところで、元TBS社員・山口ノリマキによる準強姦事件について、BBC放送が詩織さんへのインタビーを含めたドキュメンタリー「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」を放送。

Photo

 なんと、この番組の中で、自民党のネトウヨ頭の杉田水脈シェンシェイが、詩織さんへのセカンドレイプまがいの発言を連発してくれちゃってます。

(これより引用)

番組の取材に対し杉田議員は、伊藤氏には「女として落ち度があった」と語った。

「男性の前でそれだけ(お酒を)飲んで、記憶をなくして」、「社会に出てきて女性として働いているのであれば、嫌な人からも声をかけられるし、それをきっちり断るのもスキルの一つ」と杉田議員は話している。議員はさらに、「男性は悪くないと司法判断が下っているのにそれを疑うのは、日本の司法への侮辱だ」と断言。伊藤氏が「嘘の主張をしたがために」、山口氏とその家族に誹謗中傷や脅迫のメールや電話が殺到したのだと強調し、「こういうのは男性のほうがひどい被害をこうむっているのではないかと思う」と述べた。

(引用終わり)

 まさに「女性の敵は女」ってことを教えてくれる発言だ。こういう政治屋の存在もまた、「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」なのだろう。

「日本の秘められた恥」  伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送

 TBSはこれでもかつての社員の犯罪に沈黙を続けるつもりか。「やってる感」だけで自己満足してないで、そろそろ泥もかぶってみませんか、金平さん!!

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2018年6月29日 (金)

国民民主の裏切りで高プロ制度採決! そりゃあ、安倍晋三との討論後に党首が笑って握手するはずだ!!

 日本が1次リーグ突破! 後半にボールを回しての時間稼ぎに批判もあるようだけど、これも決勝リーグ進出するための戦術のひとつってことなのだろう。ルール違反しているわけではないから、ようするにそうした姑息な手段が好きか嫌いかってことだ。

 そんなことより、野党の森友・加計学園疑獄追求を、もっと他に大切な法案審議があるって批判していたメディアは、いまやすっかり俄かサッカーファンとなってはしゃぎまくっとります。その隙を突いて、高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ)が国民民主の採決同意という裏切りもあって、すんなりと参議院厚生労働委員会で可決されちまいました。なんて様だ!

残業代ゼロ 範囲拡大の恐れ 働き方法案 参院委可決


【報ステ】異例の“強行採決”…働き方改革法案20180628houdoustation

 それにしても、国民民主の正体見たりってことで、採決後の丸の内での国民民主の街宣では、聴衆から「裏切り者」の声が投げつけられたってね。党首の腰抜け玉木君は「野党を分断してはならない」って言い訳してるようだが、前回の党首討論でペテン総理と握手しちゃうような奴ですからね。ハッキリ言って、「野党分断」のために動いているのは明らかですね。

・田中龍作ジャーナル
「高プロ」採決させた国民民主に「裏切り者」の罵声 

 もともと信頼されていないところにきてのこの裏切りは、国民民主の存在理由そのものを否定することにつながったことは間違いない。いずれ消えてなくなることだろう。

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2018年6月27日 (水)

「子どもを産まない方が幸せは勝手な考え」(二階自民党幹事長)。子育てが困難な社会にしたのは自民党だろう!!&「経団連会長から高プロ制導入すべきとの意見をいただいた」(安倍晋三)。何をかいわんや!&安倍晋三に反社会勢力がらみの新たな疑惑!?

 耳を疑うような発言を近頃の政治屋は性懲りもなく繰り返してくれるんだが、土建政治の無能幹事長・二階君がやらかしてくれました。

「この頃、子どもを産まない方が幸せに(生活が)送れるのではないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」
「この国の一員として、みんなが幸せになるためには、子供もたくさん産んで、国も栄え、発展していく方向へ行くようにしようじゃないか」

 おい、大丈夫か。病院行くか・・・ってなもんです。まさに、「二人して 五人育てて 一人前」「生んで殖やして育てて皇楯」という戦前戦中の国策スローガンそのままなんだね。なんとも時代錯誤な政治感覚だよね。

 そもそも、誰もが子供を生み育てられる環境を整えるのが政治家の仕事だろう。子育てに不安を抱かざるを得ない社会にしたのは、自民党の戦後政治の結果じゃないのか。産まないんじゃない、産めないんだ! それを、「子育てしないのは非国民」みたいなことを口走るんだから、開いた口がふさがりませんよ、ったく。

 さらに、「今は食べるのに困る家はない。こんなに素晴らしい、幸せな国はない」なんてことも言ってくれちゃってるんだが、おい、子供貧困率が13.9%もあって、7人に1人の子供が貧困に喘いでいるのを分かって言ってるのか!ま、「政治=利権」の土建政治屋にいまさら何を言っても糠に釘だろうけどさ。

自民・二階氏  「『産まない幸せ』は勝手」 講演で発言

 ところで、国会だ。高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ)がいかにいかがわしい法案かってことは、そもそも基本となるデータが改竄されていたことで証明されちゃってる。そこにもってきて、ペテン総理からこんな発言が飛び出した。これは、「この期に及んでなお、労働者のニーズがあると答弁するのか?」という野党議員の質問への答弁で、

「適用を望む企業や従業員が多いから導入するというものではなくて、多様で柔軟な働き方の選択肢として整備するものであります」
「経団連会長等の経営団体の代表からは高度プロフェッショナル制度の導入をすべきとのご意見を頂いておりまして、傘下の企業の要望がある事を前提にご意見を頂いたものと理解をしているところであります」

 だとさ。凄いよね。「経団連の要望があったから」って自白しちゃってます。もうこの一言で高プロ制度は働かせ改革ってことがバレちゃってます。

 「労働者がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を推進するため」という法案提出の理由にも明らかに反しているんだね。

 ああ、それなのに、新聞・TVはサッカー、サツカー、またサッカー。大宅壮一の「一億総白痴化」はまだ生きているってことだ。

安倍首相「高プロは労働者のニーズではなく経団連らの要望」と白状、立法事実が完全消滅

 最後に、前々から噂になっていたペテン総理と反社会勢力との関係について、なかなか興味深い証拠が出てきているらしい。これが事実なら森友・加計学園疑獄どころじゃない、日本政治史最大のスキャンダルになるのだが・・・!?

・ポスト「モリカケ」か? 安倍首相に浮上したもう一つの「重大疑惑」

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2018年6月 8日 (金)

高プロ制度(残業代ゼロ)のヒアリングでアリバイ作り。労働大臣は虚偽答弁の疑い!&「3年も前のことだから関係書類は破棄したかも」(加計学園)。愛媛県と今治市は詐欺罪で告発しろ!!

 目的を達するためなら、嘘はつくわ、公文書は改竄するわ、あげくには責任感じて自ら命を絶つ人までいるってのに、なりふりかまわず猪突猛進するペテン政権。またひとつ嘘がバレちゃいました。

 なんと、高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ制度)の根拠のひとつとなったヒアリングで、対象となった12名のうち9名について法案の概要がほぼ固まったタイミングで行っていたってね。つまりは法案にハクをつけるための「アリバイ作り」みたいなもので、データ改竄・捏造をしていたくせに、まだ懲りていなかったってことだ。

 ここまでくると政治家と官僚がグルになった詐欺みたいなものだろう。森友・加計学園疑獄が暴露されてからというもの、この国はグチャグチャっていうか、社会正義とか社会規範とか、本来法律で縛らなくても守るべきものがどんどん壊れていっちゃってるんだね。

厚労省の高プロ是非 聞き取り 大半が法案概要決定後

高プロのニーズ聞き取りについて、加藤厚生労働大臣が1月31日に虚偽答弁を行っていたことが判明

 でもって、嘘つきのシンボルにもなっている加計学園が、「安倍・加計面談」がなかったってことを改めて文書で回答した。国会からは証拠となる資料を出すように要請されてたのに、「3年も前のことだから関係書類は破棄したかも」って木で鼻をくくったようなことのたまってるんだとか。

 この話は、ペテン総理の「ばくしんの友」である雲隠れ孝太郎が国会で証言するのがまず国民に対す礼儀ってものだ。90億円という補助金が投入されるんだから、「思わず嘘ついちゃいました」で誤魔化そうたってそうはいかない。

 仮にそれが事実だとすれば、それは明らかに学園ぐるみの詐欺行為だ。自民党は証人喚問を頑なに拒否する理由はどこにもない。なんてったって、一介の事業者である加計学園が行政を騙して、自分たちの都合のいいように事が進むように画策してたってことなんだから、ここで国政調査権を発揮しないでどうするよ、おい!

加計、面会否定根拠示さず 参院委回答「資料破棄の可能性」

 新聞・TVだって、ドン・ファン殺人事件にかまけてるんじゃありませんよ、ったく。今日なんかは、おそらくジャニーズでワイドショーはてんやわんやになることだろう。いいかげんにしやがれ、ってなもんです。

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2018年5月21日 (月)

「限られた時間のなかで一定の議論が尽きれば、採決をするのは当然だ」(自民・萩生田)。「残業代ゼロ」も「カジノ」も今週中に強行採決するつもりだな!!

 連休中に五頭連山で遭難した親子はどうなったんだろう。このところまったく情報が流れてこないのは何故だ?

 ところで、NHKの討論番組で加計学園とズブズブの萩生田君が「限られた時間のなかで一定の議論が尽きれば、採決をするのは当然だ」って働き方改革関連法案やカジノを含む統合型リゾート(IR)の実施法案の強行採決をほのめかしたってね。

自民・萩生田氏「議論尽きれば採決は当然」働き方・IR

 どんなに異論・反論があろうと数で押し切ればすべての法案は成立しちゃうのが現状とはいえ、こんなんだったら国会なんかいらないってことになっちゃうよね。そもそも、IRなんてのはギャンブル解禁法案なわけで、国がギャンブル依存症を促進するようなものなのだ。

 関連会社からの借り入れ金をカジノ資金に費やして特別背任容疑で実刑食らった大王製紙の元会長が言ってるように、

「依存症の根本的な対策は、そもそもカジノを作らないことではないか」
「現場や依存症のことがわかっていない」
「私に言わせれば、童貞と処女がAV作ろうと脚本を書いているようなもので、まったくピントがずれている」

 ってのが実体なのだ。

大王製紙元会長の井川意高氏、政府のギャンブル依存症対策に「童貞と処女がAV作ろうとしているようなもの」

 さらに、働き方改革関連法案(=残業代ゼロ法案)にいたっては、そもそも基になるデータの2割がデタラメだったことが判明している。つまり、議論する根拠がポンコツだったってことなんだね。ペテン政権はそんな現実を「2割のデータがデタラメでも、残り8割は大丈夫だ」って言い募っているんだから、もうお話になりません。

裁量労働制に関する厚労省データ、2割に当たる2000件超のデタラメが撤回に追い込まれ完全崩壊

 社民党の議員がそんなデタラメぶりをこう評しています。

「ぺヤングソースやきそばは、一個の製品の中に虫が入っていたからといって、すべての商品を回収した。そして、半年間にわたってなぜ起こったのか、原因をしっかり追及し、再発防止をした。もし、今のようなことをやっていたら、安心してカップ焼きそばを食べられなくなる」

 これこそがガバナンスってものだろう。

厚労省のでたらめデータ 社民・吉川氏「ペヤング見習え」

 おそらく、23日にもこうした法案が強行採決されると噂されている。その日は、延期になっていた森友学園の改竄前の文書が提出される予定だし、今週の国会は荒れますよ。

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2018年3月 5日 (月)

裁量労働制不法適用による野村不動産社員の過労自殺を、なぜ隠す必要があったのか? 「命に関わる法案」を薄ら笑いでゴリ押しする安倍晋三の心の闇がここにある。

 昨日の朝日がスクープし、今朝は毎日、東京も後追いしている野村不動産の裁量労働制違法適用による過労死自殺。これって、監督官庁である厚生労働省東京労働局が違法適用で特別指導したって発表した時には、過労自殺という事実はまったく公表しなかったんだね。で、特別指導したってことだけを取り上げて、「野村不動産をはじめとして、適切に運用していない事業所等もありますから、そういうものに対してしっかり監督指導を行っている」ってペテン総理もジャパンライフの広告塔だった厚生大臣・加藤君も得々と答弁してたんだね。

 それがまさかの過労自殺まで引き起こしていたというんだから、これはもう故意に隠蔽していたって疑われても仕方がない。それにしても、いったい何の理由があってこうした事実を隠蔽しなくてはいけないのか・・・それほど「働き方改革」の闇は深いってことなんだね。

野村不動産 裁量労働の社員、過労自殺 違法適用

 野村不動産の違法適用ってのは、おそらく法案が成立してしまうと日常茶飯なことになりますよ。それはまた、高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ法案)も同じで、一度タガが外れたらほとんどタコ部屋状態になるのは間違いない。たとえば、高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ法案)は年104日の休日が決められているが、それさえ守れば何日も徹夜で働かせることが理論上は可能なんだね。

 とにかく、長時間労働を規制するリミッターがないんだから、バブル時代の「24時間働けますか」が現実のものになるってわけだ。

 とにもかくにも、今日からの国会は面白いことになりますよ。あまり信用できるニュースソースではないが、「安倍辞任」なんて与太も飛び交っているようだし、早いところ偏差値30にも満たないFランク以下の世襲政治屋とその仲間を国会から放逐してほしいものだ。

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2018年3月 2日 (金)

財務省が森友文書を改竄か!? 裁量労働制データ捏造と根は同じで、こいつら腐ってるなあ!&「働き方改革」は「(企業にとって)使い勝手がいい」(自民党議員)というのが本音ってことだ!「

 裁量労働制がクローズアップされている中で、森友学園疑獄についても国会ではジンワリと追求されているんだね。結果、ペテン総理は私人の嫁の関与を一部ながら認めざるを得なくなってんだが、今日の朝日新聞が財務省による森友文書の書き換え疑惑をかましてくれました。

記事によると、

学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と、昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかった。学園側との交渉についての記載や、「特例」などの文言が複数箇所でなくなったり、変わったりしている。複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるという。

 さあ、これが事実とするなら、裁量労働制のデータ捏造と根は同じで、官僚はペテン総理の手先となって、公文書偽造という犯罪を犯しているってことになるんじゃないのか。もはや、政治家も官僚も、自らの職責に対する誇りや矜持ってものは放棄しちゃってるんだね。それはまた、メディアもしかりなんであって、もうこの国はダメかもしれませんね。

森友文書、財務省が書き換えか 「特例」など文言消える

 でもって、裁量労働制は断念したのは慶賀の至りとしても、高度プロフェッショナル制度という名の残業代ゼロ法案がまだ残っているんだね。この法案の対象は年収1075万円以上となっていて、そこを強調するためなのだろう、ペテン総理は「会社に対する交渉力が(裁量労働制と)相当違う」と相も変わらずの間抜けな発言しています。

 馬鹿だね。いくらスキルを持っていたって、しょせんはサラリーマンなんだから、会社との交渉力なんて無きに等しいのがわかってないんだね。しかも、経済界は、そもそも年収400万円以上のクラスを狙ってたんだよね。おそらく、法案が成立したら、その対象範囲は拡大されるのは目に見えている。

残業代ゼロも裁量制と同じ問題 野党、削除を要求 

  裁量労働制の削除について、自民党議員からは「経団連は一番肝心なところを外されてしまう。本心は高度プロフェッショナル制度より裁量労働制。(企業にとって)使い勝手がよいから」なんて声があるそうで、ようするに「働き方改革」ってのは「(企業にとって)使い勝手がよいから」ってのが本音ってことだ。ま、語るに落ちるとはこのことですね。

裁量制削除に異論 自民部会、修正案了承せず

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2017年8月24日 (木)

加計学園獣医学部設計図流出・・・テレビ朝日とTBSが動いた!&「残業代ゼロ」「残業上限規制」「同一労働同一賃金」を一括審議!?  

 昨日のエントリーで、加計学園獣医学部の設計図流出について、テレビ朝日『報道ステーション』が今週にも動き出すかもと書いたんだが、とうとうテレ朝とTBSがやってくれました。坪単価の水増し、目玉である「バイオ施設」の重大な欠陥と突っ込むところは満載で、とりあえずジャブ程度ではあったけど、この報道が呼び水となって加計学園もろともペテン総理の首が取れたらロマネコンティで祝杯だ!!


報道ステーション 170823 (1) 投稿者 khahieu160686

加計“図面”に新たな疑問、建築費は?ワインセラーも・・・

 ところで、秋の臨時国会で、「残業代ゼロ」「残業上限規制」「同一労働同一賃金」の3つの法案を一括で審議するってね。まったく性格の異なる法案を一括でってのは、あの安保法制=戦争法の審議と同じで、議論が深まって法案の問題点が浮き彫りになるのを避けるためにペテン政権がよく使う手なんだね。

 そもそも、「残業代ゼロ」と「同一労働同一賃金」を「働き方法案」としてひとつにむまとめるなんてのは無茶苦茶です。一般大衆労働者諸君にとって、このふたつの法案は利益が相反するものなんだね。「残業代ゼロ」については連合の幹部が勝手にペテン総理と合意したことで大反発を受けたように、廃案にすることが一般大衆労働者諸君の利益にかなっている。反対に、「同一労働同一賃金」は、正規と非正規の格差をなくすためにも早急に実現すべき法律なんだね。これを一緒くたにして審議するということは、「残業代ゼロ」を通したいための方便に他ならない。

残業代ゼロ、残業上限規制、同一労働・賃金 「働き方法案」一括審議へ

 こういう乱暴な国会運営にまったく無策な野党というのもだらしないもので、のん気に夏休みとってる場合じゃないと思うけどねえ。高額な歳費貰ってんだから、働け!!

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2015年4月23日 (木)

「女性週刊誌の過激な安倍政権批判」を他人事のように報道する毎日新聞の堕落&非正規も残業代ゼロの対象だとさ。「24時間働けますか」が求人の合言葉になる時代はもうすぐです。

 昨日で5夜連続の飲み会がひと段落。いやあ、楽しかったとはいえ、さすがにきつかった。週末はおとなしくしていようと心に誓う木曜の朝である。

 さて、なにやら女性週刊誌の安倍批判が過激になっているって毎日新聞が書いてるようだ。まあ、芸能人のスキャンダルを読まされるよりはナンボかマシだから、これはこれで意味のあることだと思うのだが、これを伝える毎日新聞がなんか他人事のようで、そちらの方が気になりますね。本来なら、毎日新聞こそがとるべき姿勢なんだよね。それを、「怒る女性誌」なんて見出しでちょっとしたトピックス扱いしてお茶濁してるだけで、自分たちのふがいなさを反省する素振りすらありませんからね。「女性週刊誌に噴出する怒りのマグマを無視すれば、やがて地殻変動につながるかもしれない」なんて言葉でしめくくっちゃって、毎日新聞にこそ「怒りのマグマ」が必要だってことにまったく気づいてないんだから、なんともお気楽なもんです。

<怒る女性誌>政権批判、読者に押され 改憲…本当に必要?

 ところで、「残業代ゼロ法案」が閣議決定されたけど、どうやら非正規もその対象になってるんだってね。共産党のとっちゃん坊や・小池君の質問に厚労省の役人がそう答弁したらしい。残業代ゼロってのは、建前上は年収1075万円以上とされているはずなんだが、「年間の基準に比例した賃金や年休を付与」したりして、いろいろ七面倒くさい計算していくと「有期契約であっても(『残業代ゼロ制度』の)適用の対象になる」んだとさ。

非正規も残業代ゼロ 小池議員が法案撤回求める

 まあ、いろんな抜け道つくって、できる限りファジーな言葉をばら撒いておいて、実際に運用される時にはどんどん拡大解釈できるってのが、官僚たちの法律作成のテクニックですからね。そのうち、昔のリゲインのCM「24時間働けますか」が、求人の合言葉になる時代がやってきますよ・・・桑原桑原なのだ。

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2015年4月 7日 (火)

「残業代ゼロの適用拡大に期待」(経団連会長)。まだ法案成立してないのにこれだ&「マイナンバー制度」のTVCMは、閣議決定至上主義の専横政治の象徴だね。

 「上から目線だ」って一喝されたもんだから、「粛々」は使いませんだとさ。そのくせ、「辺野古の他に移設先はない」ってんだから、どこまで心凍った奴なんでしょう、貧相顔の官房長官は。翁長知事とのやり取り見てても、典型的な小役人面してますからね。阿呆かいな、ってなもんです。

 阿呆かいなとくれば、経団連の酒鬼薔薇会長がしゃらくせえこと言ってくれちゃってます。残業代ゼロ制度について、「年収条件(の引き下げ)や適用される職種の広がりも検討されることを期待したい」だと。ほら始まった、ってところです。こうやってどんどん適用範囲を広げていって、いずれはすべての一般大衆労働者諸君を残業代ゼロでこき使おうって腹なんだね。やることが見え透いてます。

経団連「将来的に適用拡大を」 新労働制度

 でも、残業代ゼロを盛り込んだ労働基準法の改定案ってのは、閣議決定されただけなんだよね。これから国会で審議しようってのに、なんだか政策のスケジュールだけが先走りしちゃって、早ければ来年の4月から施行ってのが既成事実化しているから、恐れ入谷の鬼子母神なのだ。

 閣議決定しただけの政策を、あたかも既成事実であるかのように宣伝していくってのが安倍政権の広報戦略で、そのために政府の広報予算ってのはなんと83億円というから驚き桃の木なのだ。これって、民主党政権時代の2倍の予算なんだね。つまり、それだけの税金使って、やりたい放題の政策を一般大衆労働者諸君に刷り込んでってるわけです。洗脳予算ってところか。

政府広報予算83億円に メディアが食らう“毒まんじゅう”

 このところ上戸彩をイメキャラにしてさんざんTVCM流している「マイナンバー制度」なんてのも、その典型です。まるで、東日本大震災の時のACのTVCMみたいで、なんか腹立たしいんだよね。レレレのシンゾーのめし友でもあるエグザイルのメンバーが亭主の上戸彩ってのも、なんかウンザリさせてくれるんですね。こういうバーターって、分かりやすすぎて、国民も舐められたもんです。

 それはともかく、「マイナンバー制度」ってのは、いつのまか閣議決定されたけど、まだ国会でちゃんとした審議してないんだよね。ああ、それなのにです。10月には、すべての国民に「マイナンバー」が付与されるってんだから、どうかしちゃってます。閣議決定しただけの政策が、国権の最高機関である国会の審議も待たずに、「粛々」と進行して行くってのは、これはもう専制国家そのものです。

・田中龍作ジャーナル
全国民を番号で管理 超監視社会が到来する

 たかが17%程度の支持しかない政権が、こんなにも強権的な政治をごり押しできるのも、すべては「数」を与えちゃったのが原因なんてだね。そして、それを政府の広報機関となったマスメディアが後押しするって寸法です。ちなみに、昨日の夜は、毎日新聞社長が京橋の鮨屋でレレレのシンゾーと酒池肉林してます。このところ静かだったメディア幹部への饗応が、またぞろ始まったようで、そのうちテレ朝の「出入り業者」も仲間入りか・・・なんなて妄想してみた雨模様の火曜の朝であった。

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