「(9条2項は)できるなら削除がいいが、私の相場観からすると国民投票で(過半数の賛成を得るのは)困難だ」(高村正彦自民党副総裁)。「相場観」で憲法改悪されてたまるか!!
東京の朝の最低気温はマイナス4度。そりゃあ、庭猫の水も凍るわけだ。
そんなことより、昨日の衆議院代表質問でシュレッダー佐川君の国税庁長官更迭を求められたペテン総理は、「適材適所の考え方に基づいて行った」からって拒否したってね。森友学園疑獄についても「適正に処理された」、スパコン補助金詐欺も「法令にのっとてっ適正に実施された」ってぬかしとります。適材適所とは最も遠いところにいるペテン総理がよく言うわ、ってなもんです。
で、改憲については、「自衛隊員に『君たちは憲法違反かもしれないが、何かあれば命を張ってくれ』というのはあまりに無責任」だから憲法に自衛隊明記するって息巻いたそうだ。さらに、「任務や権限に変更が生じるものではない」とも言ってるんだが、だったら憲法いじらないでお得意の閣議決定で「自衛隊は合憲」って決めればいいんじゃないの。ていうか、自衛隊明記したら、いずれ「任務や権限の変更」を閣議決定して、解釈改憲するに決まってます。
それはともかく、ペテン総理は事あるごとに「ほとんどの教科書に自衛隊が違憲であるという記述がある」って吹聴して、それを「憲法に自衛隊明記」の根拠のひとつとしているんだが、実はそれこそが嘘なんだということはおさえておきたい。
そもそも、9条の1項と2項を残したままの「自衛隊明記」ってのは大いなる矛盾なんであって、よりいっそう9条の解釈を混乱させることになるんだよね。でもって、ペテン総理の改憲前のめりを裏で支えるオニギリ顔の高村君が9条2項についてクソ発言をしている。
「できるなら削除がいいが、私の相場観からすると国民投票で(過半数の賛成を得るのは)困難だ」
相場観だとさ。この言葉こそ、自民党の改憲派の憲法観を如実に表わしてるんだね。相場観で改憲を語るとはねえ。それこそ、語るに落ちたとはこのことか。
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