国連報告者が「日本のメディアの独立性に懸念」の勧告!!&パンプス強制は「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲」(根本厚労大臣)。これってパワハラだろう!!
報道の自由度ランキングで、日本は前回調査から順位を11落としての72位という発表があったばかりなのに、なんと今度は「言論と表現の自由に関する国連のデービッド・ケイ特別報告者が、日本では現在もメディアの独立性に懸念が残るとする新たな報告書」をまとめましたとさ。東京新聞によれば、
◆勧告11項目と履行状況
デービッド・ケイ特別報告者が日本政府に勧告した十一項目の主な内容と履行状況に関する評価は次の通り。
(1)政府による介入の根拠となる放送法四条の廃止=未履行
(2)歴史的出来事に関し教材で示された解釈に対し介入しない=未履行
(3)教科課程の作成過程の完全な透明化を保証する=一部履行
(4)国連の真実・正義などに関する特別報告者の訪日の招請=未履行
(5)政治活動を不当に制限するような公選法上の規定を廃止する=未履行
(6)特に沖縄における平和的な集会と抗議の権利を保障するために、あらゆる努力をする=未履行
(7)特定秘密保護法で安全保障上問題なく公益に資する情報については、開示しても処罰されない例外規定を設ける=未履行
(8)公益に資する情報の報道を促進する社会的規範の原則づくりを進める=評価できるだけの十分な情報がない
(9)特定秘密保護法の執行が適切に行われるように、専門家による監視組織を設置する=未履行
(10)広範に適用できる差別禁止法を制定=未履行
(11)将来的に通信傍受に関する法律を制定するに当たっては、独立した法機関の監視下で、極めて例外的な場合にしか、通信傍受は行わないと明記する=未履行
さらに、「沖縄抗議への圧力批判 山城氏有罪 表現の自由萎縮恐れ」も指摘しているんだね。どれひとつとっても、おっしゃる通りと頷かざるを得ない。これが日本だ、僕らの国だ・・・と思うと泣けてきますよ、ったく。
この勧告に対して、顔も頭も貧相な官房長官・ガースは、かの国の独裁者もかくやのコメントしてます。こんな具合です。
「日本政府の立場を十分に反映していない内容の報告書が公表され、極めて遺憾」
「報告書で指摘されているさまざまな論点について、日本政府の立場について丁寧に説明を重ねてきた」
「わが国は日本国憲法のもと、表現の自由や集会の自由は最大限保障されている」
どの口が言うか、ってなもんです。それにしても、報道の自由度ランキングといい、国連報告者の勧告といい、なんてまあ「いじましい、みっともない国」に成り下がっちまったんだろう、ったく。
・国連報告者が新報告書 メディアの独立懸念に菅長官「不正確」と反論
話変わって、オフィスにおけるパンプス着用の強制について、「♯KuToo」(靴・苦痛」の運動が拡がりを見せる中、国民年金未納だった厚労大臣・根本君が昭和のオヤジ感満載の発言で炎上している。曰く、
「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲かと思います」
なんかもう、頭がクラクラしてくるんだが、そんなにパンプスが好きなのか。だったら、SMクラブで女王様に踏みつけてもらいやがれ・・・なんて与太を我が家のドラ猫に囁いてみる木曜の朝であった。
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