「いざというときに備えるのが憲法ではないか。有事を想定しながら法律、憲法を考える時代だ」(玉木雄一郎)・・・立憲主義をまったく理解していないうつけ者!!
昨日の憲法記念日で、各党がそれぞれの憲法論をアピールしてるんだが、自民を筆頭とする改憲派はすべからく「緊急事態条項」を声高に叫んでいる。
ヘタレ総理は日本会議の集会にビデオメッセージを寄せて、ロシアのウクライナ侵略やコロナ禍を引き合いに、
「緊急事態への備えに対する関心が高まっている。大地震などの緊急時に、国会機能をいかに維持するのか。国家や国民はどのような役割を果たしていくべきなのか」
って息巻いたそうだ。「緊急事態に国民がどのような役割を果たしていくべきか」って、ずいぶんと踏み込んでくれたものだ。その心は、「私権の制限」ってことなんだよね。
・岸田首相 緊急事態条項新設や9条改正の「早期実現を」 改憲派集会にビデオメッセージ
国民民主のタマキンも、ここぞとばかりに自民党にすり寄るような発言して笑わせてくれてます。曰く、
「いざというときに備えるのが憲法ではないか。有事を想定しながら法律、憲法を考える時代だ」
とさ。
・緊急条項議論訴え 国民民主代表「備えるのが憲法」
いやいや、児童向けの憲法の本にだってこう書いてます。
5月3日は「憲法記念日」。
— 本ノ猪 (@honnoinosisi555) May 2, 2022
「憲法とは、国が権力をふりかざして国民をひどい目にあわせることがないように、国の権力を制限し、国民ひとりひとりの人間としての尊厳を守るためのものなんだ。」(『憲法って何だろう』小学館、P20) pic.twitter.com/gEtztsPTed
こうした改憲派の立憲主義を無視した改憲論に、れいわ新選組の突貫小僧・山本太郎君が一刀両断してくれてます。ちょっと長いけど引用します。
(こりよれ引用)
「法律と同じ力を持つルールを、緊急事態時には政令という形で内閣が勝手に作れるようにする。むちゃくちゃ、危険です。25年もの間、経済政策をあやまり、労働環境を破壊し、人々の生活や事業の継続を不安定化させた結果、国を衰退させてきた者たちが、コロナという疫病が広がっても本気を出さず、戦争による物価高が襲い掛かってもしっかり対策さえ打たない。平成9年以降、これまでずっと緊急時であったにもかかわらず、ほぼ通常運転を継続する危機感のない者たちに、事実上の全権委任を許す、緊急事態条項は、絶対にダメ。国の破壊の総仕上げにしかなりません」(産経新聞インタビューより)
(引用終わり)
そう、福島第一原発事故以来、日本は原子力緊急事態宣言下にあるんだね。それなのに、原発再稼働だけでなく新設すら目論む勢力がいるんだよね。そして、その勢力は見事に「緊急事態条項」を声高に叫ぶ改憲派と重なっている。
彼らが目指している「緊急事態条項」が、災害対策をより強固にしたものだなんてタカくくっていると、大変なことになりますよ。
【またまだあるぞ気になるニュース】
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