裁量労働制不法適用による野村不動産社員の過労自殺を、なぜ隠す必要があったのか? 「命に関わる法案」を薄ら笑いでゴリ押しする安倍晋三の心の闇がここにある。
昨日の朝日がスクープし、今朝は毎日、東京も後追いしている野村不動産の裁量労働制違法適用による過労死自殺。これって、監督官庁である厚生労働省東京労働局が違法適用で特別指導したって発表した時には、過労自殺という事実はまったく公表しなかったんだね。で、特別指導したってことだけを取り上げて、「野村不動産をはじめとして、適切に運用していない事業所等もありますから、そういうものに対してしっかり監督指導を行っている」ってペテン総理もジャパンライフの広告塔だった厚生大臣・加藤君も得々と答弁してたんだね。
それがまさかの過労自殺まで引き起こしていたというんだから、これはもう故意に隠蔽していたって疑われても仕方がない。それにしても、いったい何の理由があってこうした事実を隠蔽しなくてはいけないのか・・・それほど「働き方改革」の闇は深いってことなんだね。
野村不動産の違法適用ってのは、おそらく法案が成立してしまうと日常茶飯なことになりますよ。それはまた、高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ法案)も同じで、一度タガが外れたらほとんどタコ部屋状態になるのは間違いない。たとえば、高度プロフェッショナル制度(=残業代ゼロ法案)は年104日の休日が決められているが、それさえ守れば何日も徹夜で働かせることが理論上は可能なんだね。
とにかく、長時間労働を規制するリミッターがないんだから、バブル時代の「24時間働けますか」が現実のものになるってわけだ。
とにもかくにも、今日からの国会は面白いことになりますよ。あまり信用できるニュースソースではないが、「安倍辞任」なんて与太も飛び交っているようだし、早いところ偏差値30にも満たないFランク以下の世襲政治屋とその仲間を国会から放逐してほしいものだ。
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