「権力を笠に着た男による性犯罪」を「ジャーナリストの守秘義務違反」にすり替えようと必死の御用メディアとコメンテーター!!
テレビ朝日が財務省に抗議文を出したのはいいのだけれど、その相手が「名乗り出るのがそんなに苦痛か」の矢野官房長ってのはおかしくないか。ここは、ひょっとこ麻生宛てに出すのが筋ってもんだろう。しかも、差出人が記者会見していた報道局長なんだよね。この御仁は、「I’m not Abe!」の古賀正明君がテレビ朝日『報道ステーション』を降板する時に裏でチョコマカ動いていたと言われているんだね。
・自民党落ちた❗福田淳一事務次官のセクハラは常習。セクハラ発言が昨日今日だけのものではない
・被害女性、名乗り出るのは「そんなに苦痛?」 矢野官房長、セクハラ問題に反論
でもって、古賀君が「外部に取材情報が流れたのは不適切」って報道局長が記者会見で言ったことこそ「不適切」って指摘しているんだが、どうやら「権力を笠に着た男による性犯罪」という事の本質を離れて「ジャーナリストの守秘義務違反」ってことに話をすり替えようとする論調がチラホラ出てきているようだ。同時にセクハラの訴えを握りつぶした上司に責任を押しつけようという動きもあるんだね。
こうした動きに、東京新聞のモンチッチが「それは違う」とツイートしている。
福田次官のセクハラ被害を訴えたテレ朝記者の上司は、私が最も尊敬する女性だ。訴えた記者も信頼を寄せている。その上司がなぜ「記事は出せない」と言ったのか。もみ消すためではない。これまでの会社の行動からすれば、逆に潰される可能性が高いと判断したという。日本のマスメディアに共通の課題だ
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2018年4月19日
大いにあり得ますね。なんてったって、テレビ朝日会長の早河君はアベ友で有名だし、記者会見した報道局長も会長のお供でペテン総理と会食している。どおりで夕方の『スーパーJチャンネル』でもテンション低いわけだ。なんか他人事っぽいんだよね、報道の仕方が。
それはともかく、「シャーナリストの守秘義違反」てことに問題を矮小化したい輩が跋扈していることは事実なんだね。読売新聞なんか嬉々としてこれまでの情報漏洩の一覧表なんか掲載しちゃって、新聞がセカンドレイプまがいのことしてるんだものお話になりません。
とにもかくにも、「権力を笠に着た男による性犯罪」というのが事の本質ということを忘れてはいけない。そして、それをまた助長するかのように政治家や官僚が「週刊誌に言えて弁護士になぜ言えない」(麻生太郎)なんてことを口走る現実はまさに常軌を逸しているわけで、それを一丸となって追求する姿勢が見えない日本のメディアにこの国の闇の深さを垣間見る今日この頃なのだ。
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