「佐川元国税庁長官は極めて有能な行政官だった」(麻生太郎)。老醜!&「教育勅語にもいいものがある」(柴山文科相)なら、山口組の綱領だってなかなかに道徳を説いている&「性暴力撲滅」でノーベル平和賞に浮かれるメディア。詩織さん暴行事件にも沈黙するな!!
性懲りもなく、ロクでもない方言をひょっとこ麻生がまたやらかしたってね。なんでも、シュレッダー佐川君を「極めて有能な行政官だった」と持ち上げたそうだ。公文書改竄で自ら命を絶った職員の家族が取材を受けたことが話題になっていることを、おそらくこやつは知っていながらの発言だろう。畳の上では死なせたくないものだ。
・麻生財務相、改ざん問題の佐川氏は「極めて有能だった」と発言
そんなことより、「教育勅語を現代風にアレンジ」の文科相・柴山君だ。大臣就任の記者会見で、初老の小学生・ペテン総理へのお追従で言っちまった教育勅語マンセーの一言に思いの他の批判が集中して、とうとう釈明せざを得なくなったようだ。その言い訳ってのが、これまたなんとも煮え切らないもので、こんな軽率な輩に文科大臣が務まるわれけがありません。
「国として検討するとか、積極的に推奨する準備を進めているとか、そういうことはみじんも申し上げていない」
「わが国の先人たちが世界から尊敬され驚嘆されるような道徳を育んできたというのは事実なので、一部の個人、団体がそういうことを踏まえて教育勅語をアレンジした形で教材として使ったり検討したりは十分理解できる」
事の本質をまったく理解していないからこういう言い訳になっちまうんだね。教育勅語が説いている道徳観ってのは、すべて当時の天皇のためにということで収斂されているわけで、「わが国の先人たちが世界から尊敬され驚嘆されるような道徳を育んできた」結果ではない。
そもそも、教育勅語にもいいものがあるってんなら、山口組の綱領だってなかなかに道徳を説いてるんだね。こんな具合です。
昨日の東京新聞「こちら特報部」でもこの問題を取り上げていて、その中でお茶の水女子大の教育学教授がこんなコメントをしている。ちょいと長いけど、ご一読を。
「彼らは全部正しいとは言わない。どこがよくてどこが悪かったのかという質問には答えず、『いいところもある』という評価を発信する。一つ一つの徳目自体は悪くないから全体も活用できるはずだという言い方だ。しかし、カビの生えたパンのカビの生えていない部分を指して『ここはまだ食べられるでしょう』と売ることはできないのと同じで、教育勅語は全体としてダメなのだから現代道徳で使える部分はない。そのことをよく国民は再認識すべきだ」
・柴山昌彦文科相「教育勅語」復活は安倍政権の総意! 前川元次官も証言していた「教育勅語を使えるようにしろ」の圧力
最後に、ノーベル平和賞は「戦時における性暴力撲滅」を訴える医師とIS拉致から生還した女性の2人に与えられた。メディアはこぞって賞賛しているが、元TBS社員の山口ノリマキによる詩織さん暴行事件はほったらかしでよくもまあ、ってなもんです。
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