「出演者から訴えられる可能性がある作品を、市がかかわる映画祭で上映するのは難しい」・・・映画『主戦場』が川崎市の介入で上映中止!!&【速報】秘書給与ピンハネ&買収疑惑の菅原一秀経産大臣が辞任!!
「あいちトリエンナーレ2019」が中止となった理由のひとつに「大量のいやがらせ電話とテロ予告とも受け取れるファクス」というのがあった。でも、これだと「脅迫」に屈したことになって、何の解決にもならないどころか、気に入らない「表現」に「脅迫」が効果的と認めたようなものなんだね。
「表現の自由」が気に入らない勢力にとっては、こうしたへっぴり腰は願ってもないことで、今後は「脅迫まがいの行為の恐れ」を理由に表現行動を自粛したり規制したりする動きが出てくるんじゃないかと思ってたら、果して川崎市やってくれました。
なんと、「KAWASAKIしんゆり映画祭」で上映予定だった、慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画『主戦場』の上映が中止になったってね。なんでも、「出演者から訴えられる可能性がある作品を、市がかかわる映画祭で上映するのは難しいのではないか」と川崎市から事務局に連絡があり、それを受けて事務局が「出演者に訴えられている作品は上映しないことにした。電話対応に追われるなどのリスクが想定される中、お客さんの安全を確保できない事態も考えた。映画祭存続のための、やむを得ない判断」をしたんだとさ。
川崎市は「上映に介入したつもりはない。懸念を伝え、最終的には主催者が決定したものだ」と強弁しているようだけど、「懸念を伝える」だけで、十分に介入しているんだよね。ヤクザの「わかってるよな」って脅しと一緒です。
映画『主戦場』では、慰安婦問題を矮小化しようというひとたちが語る「本音」の根底に、実に浅薄な歴史認識があることが露呈されている。それが気に食わなかったんだろうね。上映禁止を求めて訴訟を起こしてるんだが、それに川崎市は「忖度」したってことだ。
現在公開中のドキュメンタリー映画『#主戦場』。10月27 日(日)より開催される「KAWASAKI しんゆり映画祭
— 映画『主戦場』 (@shusenjo) 2019年10月24日
2019」での上映とミキ・デザキ監督によるゲストトーク出演が決まっていましたが、川崎市市民文化局による介入
を受け、上映中止の決定がなされました。
上映中止をチラつかせた川崎市とそれに唯々諾々と従った事務局は、実に愚かな決定をしましたね。これが罷り通るようだと、「訴えるぞ」とか「押しかけるぞ」とか「爆弾仕掛けるぞ」とかプレッシャーかければ、容易に「表現の自由」を奪うことができるってことだ。
ヘイトスピーチ規制のための条例案を制定する動きのある川崎市ですらこれだもんね。この国の「表現の自由」は、どうやら危険水域に入ってきたようだ。
最後に、25歳以上は女じゃないの経産相・菅原一秀が辞任。早々に公認も決定しているそうで、手回しのいいこと。議員辞職もありの案件ですからね。野党は、これで追及の手を緩めちゃいかんぜよ。
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