菅原一秀

2021年3月14日 (日)

香典疑惑の菅原前経産相に「起訴相当」、賭けマージャンの黒川元検事長は「略式起訴」・・・検察審査会の真っ当な議決で、検察が赤っ恥!!

 特高顔のカス総理の天領と囁かれる総務省を舞台にした一大疑獄事件が進行中だってのに、まったく動く気配のない検察への当てつけであるかのように、メロン菅原君の香典疑惑について検察審査会が「起訴相当」の議決を出した。

「香典は個人的な関係だけで渡したものではなく、将来における選挙も念頭に置いたものと考えるのが自然だ。公職選挙法は金がかからない選挙を目指していて、検察は、国会議員はクリーンであってほしいという国民の切なる願いにも十分配慮すべきで、検察官の不起訴処分の裁定には納得できない」

 議決理由は至極真っ当なもので、本来なら検察がこうした観点に立って起訴すべき案件だったんだね。「国会議員はクリーンであってほしいという国民の切なる願い」に寄り添って捜査するのがそもそも検察の仕事で、そう考えればNTTから超絶接待を受けた野田、高市の総務大臣経験者はもとより、副大臣や政務官、さらには「答弁拒否」で否認し続ける現総務大臣だって捜査対処にならなくちゃいけない。

菅原元経産相に“起訴相当” 検察審査会 秘書が有権者に香典等

自民幹部「ダメージだよ」 菅原前経産相の起訴相当議決に苦慮

 そんな中、既に検察審査会で「起訴相当」の議決が出ていたテンピン黒川君に対して、検察は略式起訴するってね。「強制起訴」になっちゃうと恥の上塗りになっちまうから、その前に片づけてしまおうって魂胆なんだろう。これだって、本来なら逮捕されたっておかしくない案件なんだね。それを不起訴にしたことがそもそも間違いの始まりなのだ。

賭けマージャン問題の黒川元検事長 一転、略式起訴へ

 それにしても、ここにきての検察審査会の真っ当な議決には拍手を送りたい。陸山会事件で明るみになったように、検察審査会もけっこう香ばしい現実があるんだが、少なくともメロン菅原君とテンピン黒川君の「起訴相当」は郷原弁護士が言うように「検察審査会の正義」が発揮されたということで、モリ・カケ・サクラも最終的には検察審査会に諮られることになる可能性が高いから、ちょいと期待してみる日曜の朝である。


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2020年6月26日 (金)

広島・府中町議が「安倍さんから」と現金押し付けられる・・・河井バカップル買収疑惑に本丸の名前が!!&香典疑惑の前経産相が起訴猶予に!!

 河井バカップルの買収疑惑が面白い展開になってきた。なんと、広島の府中町議が現金を受け取った際に、「安倍さんからです」って夫・カツユキから言われたってね。この町議は妻・アンリの後援会長で、「安倍さんの名前を聞き、断れなかった。すごく嫌だったが、聞いたから受けた」って中国新聞の取材に答えたそうだ。

克行容疑者「安倍さんから」と30万円 広島・府中町議証言

河井夫妻からの現金受領、一転認める市長や県議相次ぐ

 とうとう本丸の名前が飛び出したわけで、東京地検特捜部はこのスクープをまさか無碍にはしないでしょうね。一刻も早く事情聴取して、お縄にして欲しい・・・なんて楽しい妄想が広がる金曜の朝である。

 東京地検特捜部とくれば、香典疑惑の菅原君を不起訴にしちまいました。その理由は、謝罪もしたし、大臣も辞任したし、なにより「法を軽視する姿勢が顕著とまでは言い難かったため」なんだとさ。

 本人が違法性を認めてるってのに、謝罪したからお咎めなしはおかしいだろう。謝って済むなら警察はいらない。

 そもそも、メロンだのカニだの、相手によって序列をつけて細かく指示していたことがわかってるんだから、これのどこが「法を軽視する姿勢が顕著とまでは言い難い」ことになるんだ。こんなんだから、初老の小学生・ペテン総理につけこまれて、テンピン黒川君の定年延長なんて人事に手を突っ込まれたりするんだよね。

 そう考えると、河井バカップル買収疑惑の「安倍さんからです」も、あまり期待できないかもね。

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2020年6月25日 (木)

イージス・アショア配備中止→NSC→ミサイル防衛見直し→敵地攻撃能力整備→総選挙→改憲・・・これが「ポストコロナ」を利用したシナリオか!?

 持続化給付金にまつわる電通丸投げ疑惑は、掘れば掘るほどペテン政権との癒着が深まるばかりなのに、ワイドショーの何とおとなしいことよ。この国のメディアが、いかに電通ともちつもたれつで甘い汁を吸ってきたかってことなんだろうね。

電通、給付金事業で外注重ね利益 経産省が委託先に10%の管理費認める独自ルール

 ところで、コロナ・パニックが終息の兆しすら見せない中、永田町に解散風が吹き始めたと思ったら、NSC(国家安全保障会議)がこれ見よがしに開かれた。イージス・アショア配備計画が頓挫したから、安全保障戦略を見直す必要があるってのがその理由なんだと。

 新たなミサイル防衛策として具体的に何を議論するかと言えば、なんとまあ「敵地攻撃能力」についてなんだとさ。「敵地攻撃能力」ってのは、敵が攻撃する前に叩いてしまおうという、つまりは先制攻撃を認めるものなんだね。

 でも、日本国憲法は、「専守防衛」が不文律なんだから、そのためには憲法を変えなくてはいけない。これこそが、ペテン政権の目的なんじゃないのかねえ。

 イージス・アショア配備計画中止についてアメリカがクレームのひとつもつけてこないのが解せなかったんだが、何かその裏が見えてきたんじゃなかろうか。イージス・アショアについては許してやるから、その代わりアメリカの戦争に積極的に関わるようにトランプから脅されてたりして・・・妄想だけど。

安倍首相、取材に応じず NSC

敵基地への攻撃能力の保有も議論 政府が安保戦略の見直し

敵基地への攻撃能力って? 専守防衛から逸脱する恐れ指摘も<Q&A>

 イージス・アショア配備中止→ミサイル防衛見直し(=敵地攻撃能力整備)→改憲・・・なんてシナリオなんじゃないのかねえ。国会閉幕の記者会見で、「ポストコロナの新しい日本の建設に着手すべきは今、今やるしかないと考えています」ってペテン総理が喚いていたのとも符合する。

 9月にもと噂される解散総選挙は、「コロナ後の世界を見据えた改憲」を争点に仕掛けてくる確率はかなり高まったと妄想する今日この頃なのだ。

 最後に、香典疑惑の菅原君は、どうやら不起訴とか。となれば、次なるステージは検察審査会ってことか。

菅原前経済産業相を起訴猶予へ  香典提供巡り

《“裏会費”リストを入手》“買収”が常態化 菅原一秀前経産大臣に新疑惑

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2020年2月 4日 (火)

カジノ汚職で秋元議員以外の5人の立件見送り&東京高検検事長が定年延長で検事総長へ・・・カジノ汚職、菅原・河井バカップルの公選法違反、さらに「桜を見る会」疑惑を闇に葬るための布石か!?

 カジノ汚職・秋元君が追起訴されたその日に、同じく100万円を受け取っていたギョロ目の元防衛大臣・岩屋君、沖縄基地利権王・下地君など5人のシェンシェイ方の立件が見送りだとさ。このタイミングを狙ってたんだろうね。ギョロ目の岩屋君は、早速に100万円返還のパフォーマンスだ。

他の衆院議員の立件見送り

秋元容疑者を追起訴 賄賂総額約760万円に

 どうやら、ペテン政権は小物の秋元君をスケープゴートにして、一件落着に持っていこうとしてるようだ。このまま追及が続くと、政権中枢まで捜査の手が伸びる可能性がありますからね。このところ話題の黒川弘務東京高検検事長の定年延長ってのも、そうした動きにけっして無関係ではないのだろう。

 検事長の定年延長ってのは、どう見たって政権による検察人事への介入で、これにより黒川君は次期検事総長が約束されたも同然と言われている。エダノンが「脱法行為」と指摘するす暴挙をこのタイミングで仕掛けてきたのには深いワケがあるんだね。つまり、カジノ汚職をはじめ、香典疑惑の菅原君や河井バカップルの公選法違反、そして総理大臣の犯罪の疑いのある「桜を見る会」問題を、どうにか穏便に済ますための布石ってことだ。

 でなけりゃ、官邸の代理人と揶揄される黒川君の検事総長への道を約束する閣議決定はしません。ここまで露骨な人事介入を強行するってのは、いかにこの国のメディアが舐められてるかってことでもある。ていうか、手下に成り下がっちゃってるんたね。

高検検事長が異例の定年延長 次期検事総長に就任か

立民 枝野代表 「東京高検検事長勤務延長は明確な脱法行為」

大どんでん返しの検察トップ人事! 前代未聞の「定年延長」が意味する安倍政権の“検察懐柔”

 新型コロナウイルスで満艦飾のテレビの腑抜けた報道姿勢に、怒り心頭の今日この頃なのだ。

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2020年1月21日 (火)

「国の形を語るものは憲法。その案を示すのは、国会議員の責任」(安倍晋三)。そもそもの憲法観が歪んでるペテン師に改憲を語る資格はない!!&「捜査中」だからこそ身の潔白を証明するために説明するのが道理というものだ!!

 あまりにも予想通りの中身スカスカの施政方針演説に、もう笑うしかないんだが、それでも最後っ屁のように演説の終わりに改憲について喚いたのは聞き捨てならない。

「国の形を語るものは憲法。未来に向かってどのような国を目指すのか。その案を示すのは国会議員のは責任ではないか」

 これって、もう耳タコではあるんだが、そもそも総理大臣が施政方針演説で改憲を喚き散らすってのが憲法違反だろう。さらに、憲法ってのは権力者を縛るためのものであって、「国のあるべき姿」なんてのは憲法とはおよそ無縁な概念なんだね。

 でも、新聞・TVはここを突っ込まない。唯一、アンポンタン石破君が「自民党総裁として言ったのだろうか。自民党総裁として本会議で意見を述べるのもおかしな話だ」と嫌味言ってるくらいなんだね。公明党の山口メンバーも「改憲は国会が発議するものだ」って何日か前に言ってたようだけど、だったら四の五の言わずに連立解消してみやがれ。

 それはともかく、メディアは、なぜこうしたペテン総理の立憲主義をないがしろにする発言を咎めないのかねえ。それが不思議でならない。ていうか、わざと見て見ぬふりしてるんだろうね。幹部連中がタイミングを見計らってペテン総理と酒食を共にしているのは、ま、そういうことだ。

施政方針演説 「桜」「IR」に触れぬ首相 改憲議論・五輪成功訴え

 ところで、香典疑惑の菅原君が記者の前にお出ましと思ったら、「捜査に支障がある」からって何も説明することなくひたすら汗を拭っていましたとさ。カップル河井も同じように「捜査中」を理由にダンマリを決め込んでいるようだけど、そもそも「捜査に支障がある」なら身柄を拘束してるだろう。こいつらが何言ったって、それで捜査に影響することなんか何もない。つまりは、へたに口滑らせて、捜査当局に言質をとられたくないという保身のなせる業なんだね。ようするに、卑怯者ってことだ。

ヘビースモーカーのジャーナリスト、大谷君が「忘れられて逃げ切ろうというのが向うの狙い。この内閣に対し、『まとめて怒ろう』という機運が国民に芽生えるかが焦点だ」(東京新聞より)なんてコメントしてるけど、そんな他人事のような態度をとるのではなく、ジャーナリズムこそが先頭に立ってペテン政権に「怒り」をぶつけてみやがれ・・・と心でつぶやいてみる火曜の朝であった。


【サンデーモーニング】疑惑には答えず。議員の“説明責任”は…。

 

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2020年1月20日 (月)

「睡眠障害が回復したから国会出席」(香典疑惑の菅原一秀)・・・不逮捕特権で逃げ切れると踏んだか!? それにしても、「睡眠障害」とは、甘利と一緒か!!

 さあ、今日から通常国会。半年以上も国会議論から逃げまわっていた初老の小学生・ペテン総理も、ようやくお出ましということで、桜を見る会、カジノ汚職、自衛隊の中東“派兵”、さらには自民党議員の公選法違反と突っ込みどころ満載の国会になることを期待したいのだが・・・。

 でもって、公選法違反疑惑で雲隠れしていた自民党のシェンシェイも国会に顔を出すってんだが、なかでも香典疑惑の元経産相・菅原君に注目だ。この男、通常国会を前にこれまで説明責任をほったらかして雲隠れしていた理由を「睡眠障害」って言ってるんだってね。いやあ、あの布袋頭の甘利君を思い出したのはくろねこだけではないだろう。

 その睡眠障害も回復してきたから国会に出席するそうで、これって国会が開催されれば不逮捕特権で逃げ切れると踏んでるからじゃないのか。そう言えば、同じく公選法違反疑惑の河井カップルのカミさんも適応障害だったはずなのにこのタイミングで姿を見せてたね。

それにしても、睡眠障害だ、適応障害だ、と病気を理由に雲隠れってのは、必死で同じ病と戦っている患者さんへの冒涜でもあるんじゃないのか。そう考えれば、こんな診断書をお気楽に出してしまう医者のモラルってのもどうなってるのかねえ。

 香典疑惑の元経産相・菅原君は今日にも疑惑の説明をするって言ってるようだが、河井カップルと同じようにブラ下がり会見でお茶を濁しやがったら承知しませんぜ。

菅原・前経産相、20日に疑惑を説明へ 「体調回復、通常国会は冒頭から」

 

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2019年10月29日 (火)

経産相、文科相に続いて、今度は防衛相が台風被害の住民感情を逆撫で・・・「人材」はいないけど「人罪」は豊富な自民党!!

 「身の丈」発言で、加計学園のポチ・萩生田君が謝罪したってね。「不安や不快な思いを与えかねない説明不足な発言だった」ってんだが、いやいや、「不安」とか「不快」とかって問題じゃないから。個々の出自による差別を容認したことこそが発言の核心なんだよね。こんなのが文部行政のトップに居座っていることに、メディアはもちろん一般大衆労働者諸君ももっと危機感を持たないと大変なことになりますよ。

菅氏「発言趣旨知らない」けど「適材適所」 「身の丈」発言の文科相擁護

 25歳以上は女じゃないの菅原君、加計学園のポチ・萩生田君とペテン内閣のポンコツ振りが続く中、ごまめの歯ぎしり・河野君もやらかしてくれました。政治資金パーティの挨拶で、こんなことかましてくれましたとさ。

「私はよく地元で雨男と言われた。私が防衛大臣になってから既に台風は三つ」

 ちょいとウケ狙った軽口のつもりなんだろうが、台風の被害で四苦八苦している地域の住民にしてみれば、「ざけんじゃねえ」ってなもんです。被災地の復旧活動に懸命な自衛隊のトップが、台風被害の住民感情逆撫でしてどうする。

「私は雨男。既に台風三つ」 河野防衛相 自衛隊派遣巡り

 菅原といい、萩生田といい、河野といい、自民党ってのは、「人材」はいないけど「人罪」は豊富なことで。

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2019年10月26日 (土)

公職選挙法違反の買収議員を辞任で野放しにする“放置”国家!!

 「国政に影響を与えるから」という理由で閣僚辞任。それを受けて、初老の小学生・ペテン総理が「任命責任はワクチなにありましゅ」と陳謝して一件落着・・・またしても自民党のお家芸が炸裂だ。

菅原経産相 更迭 改造1カ月 香典問題で

地元9区議に贈り物か 辞任の菅原氏

 でもって、当の本人である、25歳以上は女じゃないの菅原君は、こんなふざけた言い訳する始末だ。

「秘書が香典を出した。そのことを確認せず、翌日、私も香典を持っていった。遺族から『二つ届いている』ということで、一つ戻ってきた」

 議員本人が香典を持参するのは公職選挙法違反に引っ掛からないということを意識した上で、わざわざ「秘書との意思疎通ができていなかったから」と強調してるんだね。でも、この男の事務所は、これまでに何十人という秘書が逃げ出しているというワンマン体制なんだから、「秘書が香典を出した。そのことを確認せず」という言い訳は、とてもじゃないけど通用しません。

 これって、遺族を取材すればわかることだと思うんだけど、ひょっとしたら口裏合わせしたりして・・・おっと、ただの妄想ですから、念の為。

 それはともかく、秘書が「菅原一秀名義」で香典出していたら、公職選挙法違反で立件できちゃうわけだから、大臣辞任でシャンシャンってわけにはいきません。かつては、線香配って議員辞職、公民権停止の処分をくらったパソナ小野寺君なんてのもいたんだから、法の平等性という観点からも菅原君をこのまま放置していては、それこそ法治国家が泣くというのだ。

秘書や家族が香典渡しても罰則 公選法、違反なら罰金も

 ところで、手回しのいいことに、公認も早々に決まって、なんと梶山なんたらってのが後釜ってんだが、この男は竹下派7奉行のひとりとされた梶山静六の息子だってね。顔も頭も貧相な官房長官・ガースが「政治の師」と仰ぐのがこの梶山静六で、ようするにガースの息のかかった子分で大臣のたらいまわししているってことだ。

後任、また「菅氏周辺」 経産相辞任劇でも止まらぬ波紋

 しかし、梶山なんたらってのも、叩けばホコリてが出てくるって噂だから、いかに自民党には人がいないかわかろうというものだ。「人材」ならぬ「人罪」の宝庫ってわけです・・・てなわけで、お後がよろしいようで。

自民党、茨城県知事選に向け現金6000万円分配る? 県議が証言

切手爆買いが一転…梶山地方創生相の怪しい政治資金使途

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2019年10月25日 (金)

「出演者から訴えられる可能性がある作品を、市がかかわる映画祭で上映するのは難しい」・・・映画『主戦場』が川崎市の介入で上映中止!!&【速報】秘書給与ピンハネ&買収疑惑の菅原一秀経産大臣が辞任!!

  「あいちトリエンナーレ2019」が中止となった理由のひとつに「大量のいやがらせ電話とテロ予告とも受け取れるファクス」というのがあった。でも、これだと「脅迫」に屈したことになって、何の解決にもならないどころか、気に入らない「表現」に「脅迫」が効果的と認めたようなものなんだね。

 「表現の自由」が気に入らない勢力にとっては、こうしたへっぴり腰は願ってもないことで、今後は「脅迫まがいの行為の恐れ」を理由に表現行動を自粛したり規制したりする動きが出てくるんじゃないかと思ってたら、果して川崎市やってくれました。

 なんと、「KAWASAKIしんゆり映画祭」で上映予定だった、慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画『主戦場』の上映が中止になったってね。なんでも、「出演者から訴えられる可能性がある作品を、市がかかわる映画祭で上映するのは難しいのではないか」と川崎市から事務局に連絡があり、それを受けて事務局が「出演者に訴えられている作品は上映しないことにした。電話対応に追われるなどのリスクが想定される中、お客さんの安全を確保できない事態も考えた。映画祭存続のための、やむを得ない判断」をしたんだとさ。

 川崎市は「上映に介入したつもりはない。懸念を伝え、最終的には主催者が決定したものだ」と強弁しているようだけど、「懸念を伝える」だけで、十分に介入しているんだよね。ヤクザの「わかってるよな」って脅しと一緒です。

 映画『主戦場』では、慰安婦問題を矮小化しようというひとたちが語る「本音」の根底に、実に浅薄な歴史認識があることが露呈されている。それが気に食わなかったんだろうね。上映禁止を求めて訴訟を起こしてるんだが、それに川崎市は「忖度」したってことだ。

慰安婦問題扱った映画、川崎市共催の映画祭で上映中止に

 上映中止をチラつかせた川崎市とそれに唯々諾々と従った事務局は、実に愚かな決定をしましたね。これが罷り通るようだと、「訴えるぞ」とか「押しかけるぞ」とか「爆弾仕掛けるぞ」とかプレッシャーかければ、容易に「表現の自由」を奪うことができるってことだ。

 ヘイトスピーチ規制のための条例案を制定する動きのある川崎市ですらこれだもんね。この国の「表現の自由」は、どうやら危険水域に入ってきたようだ。

 最後に、25歳以上は女じゃないの経産相・菅原一秀が辞任。早々に公認も決定しているそうで、手回しのいいこと。議員辞職もありの案件ですからね。野党は、これで追及の手を緩めちゃいかんぜよ。

菅原経済産業相 首相に辞表提出

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2019年10月20日 (日)

元秘書の証言テープやメロンのお礼状が発覚して絶体絶命の経産大臣に、またしても台風が救いの手!?

 ニュージーランド、強し!! まさに、別次元のラグビーに魅せられたのでありました。

 それはともかく、台風20号に続いて21号が発生。どうやら週末には台風のダブルパンチという最悪の事態が予想される。そんな中、ほくそ笑むどころか高笑いしているのが25歳以上は女じゃないの経産相・菅原君だろう。

 秘書給与ピンハネと公職選挙法違反のダブル疑惑で、国会ではまさにサンドバックとなって袋叩きにあってるってのに、これでまた週末に台風となれば、さすがに攻める野党もそれどころではありませんからね。

 「議員会館のソファに座って『どうしますか』って私がメモを取って、本人がなんかめくりながら、『この人、カニね』とか。メモに書いて最後に表にした」と元秘書が証言する音声テープが出てきたり、メロンを贈った明細書やお礼状が出てきたり、「メロンを贈られたことがある」と選挙区の有権者が証言したり、もう外堀は埋まっちゃってるのにね。

 ああ、それなのに、また台風ときたもんだ。もうひとつ、このどうしようもない男が高笑いする理由ってのがあって、それが時効だ。買収疑惑が起きたのは2006年のことで、時効は3年なんだよね。だからって、買収した事実はなくならないんだが、もう政治家としての倫理観とか道徳観なんてものはこやつらには無縁のものになってますからね。辞任なんかする気は、毛頭ありませんね。

菅原経産相の寄付疑惑、元秘書の証言音声を杉尾氏が公開

菅原一秀経産相「メロン贈答」を裏付ける明細書とお礼状を入手

菅原経産相の金品配布疑惑 選挙区の有権者複数が「メロンもらった」と証言

 そこへもってきて、マスコミもなぜか及び腰で、ほとんどスルー。テレビ朝日なんか看板番組の『スーパーJチャンネル』が「やらせ」で窮地に追い込まれてるから、顔も頭も貧相な官房長官・ガースの一の子分を任じるこの下衆野郎を追及するどころの話じゃありません。

テレ朝スーパーJチャンネルで「やらせ」 知人を仕込む

 こうして悪は蔓延っていくのでありました。

【くろねこの競馬予想】

 皐月賞馬もダービー馬も不在の菊花賞。大混戦は必死だが、そうなると春からのクラシック路線を順当に歩んできた馬が真価を発揮する。というわけで、人気でもここはヴェロックス。相手には、骨折で春のクラシック戦線を離脱していたワールドプレミア。クラシック路線には乗れなかったものの、距離伸びて期待したいのが、ヒシゲッコウとホウオウサーベル。ヴェロックス、ワールドプレミアをまとめて差し切るなら、内枠2番に入ったニシノデイジーが恐い。
◎ヴェロックス、○ワールドプレミア、▲ニシノデイジー、△ホウオウサーベル、ヒシゲッコウ、サダル、レッドジェニアル

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