安倍晋三への野次を強制排除した北海道警に「違法判決」の快挙!!&伊藤詩織さんの杉田水脈への賠償請求を東京地裁が却下の愚挙!!
3年前の参議院選の際に、札幌におけるペテン師・シンゾーの街頭演説に野次を飛ばした市民が排除された事件をめぐる裁判で、札幌地裁が「排除は違法」とする判決を出した。
判決文では、「被告側は『当時、生命や身体に危険を及ぼすおそれのある危険な事態にあったとか、犯罪がまさに行われようとしていた』などと主張するが、それは認められない。警察官らの行為は違法で原告らの表現の自由が侵害された」とズバリ指摘して、警察による違法行為を糾弾している。
いやあ、実に胸のすくような判決です。そもそも、野次を飛ばしたくらいで強制的に排除され、あまつさえその後に警察官に付きまとわれるなんて、北朝鮮やロシアじゃあるまいし、あり得ないことなんだね。
この事件が起きた当時は、ペテン師・シンゾーがやたら野次に神経質になっていて、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」なんて街頭演説中に喚いたこともあった。おそらく、北海道警はそんなペテン師・シンゾーに忖度したんだろう。やらなくてもいい市民への強制排除なんてことをしでかして、結果は末端の警察官が裁判所からお叱りを受けちまったってわけだ。
こうした当たり前の判決が、快挙のごとく感じられるのは、それだけこの国が政権批判に対して窮屈な状況に陥っている証拠でもある。だからこそ、ヘビースモーカーのジャーナリスト、大谷昭宏君のこんなコメント(東京新聞より)が心に響く。
「道警は適切な職務執行よりも、安倍政権に忖度してすり寄ることを選び、裁判所が歯止めをかけた形だ」
「社会全体で批判が起きなかったのも、日本の言論に対する鈍感さを表している」
当時の報道は、ともすれば野次が野蛮な行為であるかのような印象で映像を垂れ流してましたからね。その意味では、メディアの責任も大きい。
でもって、ペテン師・シンゾーは判決について「多忙のため」取材拒否だとさ。ウラジミールと浜辺で走ったりしてるんじゃないのか。
改めて是非、このHBCのドキュメンタリー、「ヤジは排除されて当然」と思う人ほど見てほしい。そして見てから、考えたい。安倍首相(当時)の演説で、なぜ、静かにプラカードを持って意思表示をしている人まで排除されたのか、その法的根拠は曖昧にされたままだった。https://t.co/lVD4h0FE3m
— 安田菜津紀 Dialogue for People (@NatsukiYasuda) March 25, 2022
ところで、札幌地裁の判決とは違って、なんともや切れない判決を東京地裁が出しやがりました。インターネットにおける誹謗中傷の投稿に自民党の杉田汚水脈が頻繁に「いいね」を押したことに対して伊藤詩織さんが起こした損害賠償裁判で、東京地裁が請求棄却しましたとさ。
「『いいね』は抽象的、多義的な表現行為で、特段の事情がなければ違法ではない」と裁判所は言ってるんだが、そんなことはありませんよ。実際、くろねこもfacebook上でそんな目にあてますからね。「いいね」ってのは文字通り「いいね」なんであって、それ以下でも以上でもない。つまり、その意見を支持してるってことだ。
確かに、「いいね」をすること自体は違法とは言えない。でも、国会議員が誹謗中傷の投稿に「いいね」したとすれば、それはちょいと意味が違ってくる。杉田汚水脈本人を裁判に呼んで、理由を糺すべきだと思うんだが、裁判所は杉田汚水脈の尋問を却下してるんだね。
こんなのが罷り通ると、第三者に不埒な投稿させて、それに「いいね」をすることで自らの意志表明という姑息な手段をとる輩がどんどん増殖していきますよ。
【取材、執筆】詩織さん側弁護士は杉田議員への尋問を求めたが、裁判長は却下。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) March 25, 2022
なのに、判決は「杉田氏のいいねがツイートの一部を指すのか、全部を指すのか区別できない」などと指摘。
中傷ツイートへの「いいね」に名誉侵害認めず 伊藤詩織さんが敗訴、東京地裁https://t.co/2SJSVUXuuM
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