「任命拒否」を可能にする法解釈変更を決定づけた内部文書が発覚!!&日本学術会議への事実無根のデマを喚き散らしたフジテレビ上席解説委員の罪!!
日本学術会議問題に関して、どうやらペテン政権時代に日本学術会議法の法解釈を勝手に変更していたという内部文書が出てきたってね。東京新聞によると、
(これより引用)
憲法65条の「行政権は内閣に属する」と憲法72条の「内閣総理大臣は行政各部を指揮監督する」の趣旨から「首相は会員の任命権者として、人事を通じて一定の監督権を行使することができる」と解釈。憲法15条の「公務員の選定、罷免は国民固有の権利」を引いて「首相が任命について国民、国会に責任を負えるものでなければならないことからすれば、首相に推薦の通りに任命すべき義務があるとまでは言えない」と結論付けた。
(引用終わり)
集団的自衛権行使を容認した閣議決定以来、こうした我田引水の法解釈変更ってのが常態化していて、日本学術会議問題もその延長線上にあるんだね。立法府である国会に諮ることなく、恣意的に法解釈変更ができるなら、もはや選挙で勝ったら白紙委任されたよなもので、表面上は民主主義の体裁をとった独裁国家が誕生するんだね。
日本学術会議問題は、任命拒否の理由もさることながら、時の政権による法解釈変更の妥当性こそが問われていることを忘れてはいけない。
・政府、任命拒否可とする内部文書を18年に作成 国民には説明せず
・自民・船田氏、任命拒否は「解釈変更」 菅首相の判断を批判―学術会議
菅首相がやったことは『問題提起』ではなく『任命拒否』です。すり替えはすべきでない。
— 日本共産党⚙🌾 (@jcp_cc) October 6, 2020
「問題提起、否定すべきでない」学術会議任命見送りで小泉氏 https://t.co/3KUEp97UnI:#日本学術会議への人事介入に抗議する
ところで、日本学術会議をめぐって、御用コメンテーターがデマを拡散しているんだが、なかでも札付きのネトウヨコ・メンテーターであるフジテレビの上席解説委員・平井文夫が「日本学術会議で6年働くと日本学士院で年金250万円を死ぬまでもらえる」と事実無根のデマを吹聴して大炎上してます。
権力に阿った「やらせ」はフジテレビの得意技で、80年代の「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチフレーズがどれだけ視聴者を洗脳したことか。
それはともかく、上席解説委員ともあろうものが、自らの発言の誤りを謝罪することなく、MCのアナウンサーに代打ちしてもらうってんだから、なんとも心卑しい野郎だこと。
バイキング、番組最後のCM明けに突然伊藤アナが「補足と訂正」。ゲストコメンテーターの発言についてMCが代わりに訂正・謝罪するのはわかるが、昨日の平井文夫氏の大嘘発言は「フジテレビ上席解説委員」としてのフジテレビの番組中での発言。なぜ本人が出てこないのだろう? すぐ出られるだろうに。 pic.twitter.com/cJ80mgXihZ
— 南野 森(MINAMINO Shigeru) (@sspmi) October 6, 2020
2017年、日本学術会議は「軍事的安全保障研究と見なされる可能性のある研究について、その適切性を目的、方法、応用の妥当性の観点から技術的・倫理的に審査する制度を設けるべき」と慎重な言い方をしただけで、「行わない」とか「禁止する」なんて言ってはいません。https://t.co/iLsYq0tfd3 https://t.co/1UfrMDLpZZ
— Shin Hori (@ShinHori1) October 6, 2020
自分の政策に絡めてデマと怒りと不信をまき散らす人たちが続々と出てくる中で、菅総理はそれらを明示的に批判したり止めたりすることもない。トランプが極右のプラウドボーイズを非難するかと問われて「stand back and stand by」と言ったことを思い出す。同じ構造じゃないか。https://t.co/2HQb3ioGwm
— 望月優大 (@hirokim21) October 6, 2020
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