自民党が「議員年金復活」を検討・・・コロナによる生活困窮者には目もくれず、よくもまあ!!
そもそも、「富の再分配」ってのが政治の大きな役割なんだが、この国はいつの頃からか「自己責任」って言葉が飛び交い始め、ついには総理大臣が「自助→共助→公助」なんて言い出して、とうとう民間が「大人食堂」を開設して困窮者支援に当たらないとニッチもサッチも行かない状況に追い込まれてしまった。
・田中龍作ジャーナル
大人食堂料理長「アベノマスク返すから税金返せ」
ところが、「自己責任」を押し付ける政治家ってのは、自らを律するどころか「公助」が大好きなんだから話にならない。なんとまあ「自民党が2006年に廃止された国会議員互助年金と、11年廃止の地方議員年金の復活に向けた検討に入った」ってね。
議員年金ってのは、「国会議員の場合、保険料は年126万6千円で10年間支払えば、65歳から年412万円が支給され、在職期間が1年増えるごとに年8万2400円増額されるという仕組み」で、まさに「特権」そのものなんだね。
ところが、そんな「特権」が2006年に廃止され、それによって地方議員のなりてがいなくなりましたとさ。だから、ついでに国会議員も含めて議員年金復活を画策はしてるんだと。国会議員はともかく、地方議員の場合はスウェーデンのように国によっては無報酬のボランティアなんてことだってあるんだから、「年金がないから議員のなりてがいない」って発想が倒錯してるんだよね。
そもそも、議員に年金ってんなら、法改正して一般の厚生年金に加入できるようにすればいい話だ。それをしないで議員のための特別な年金ってのは、つまるところ自分たちの特権だけは確保しようってことなのだ。
「コロナが収束すれば検討を本格的に進めていく」そうで、このままだと一般大衆労働者諸君は無能な利権亡者どもにケツの毛まだ毟り取られることになりますよ。
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