SNSで政治家批判したら逮捕の可能性・・・メディアが報道しない「侮辱罪」厳罰化の危険性!!
メディアはロシアのウクライナ侵略一色で、いま国会ではとても危険な法案である「侮辱罪」の厳罰化が審議されているってのに、まったく報道しない。この法案は、「ネット上の誹謗中傷を抑止する」といのが目的で、そのためには懲役刑も視野に入れる必要があるということで審議されているんだね。
一見、もっともだと思いがちなんだが、とろがどっこい、「侮辱罪」を厳罰化するのに伴い、政治家への批判も「侮辱罪」の適用範囲に含めようとしている。これが成立すると、ツイッターやブログなどで、たとえば麻生太郎を「ひょっとこ」なんて罵倒したら、はい逮捕ってことにならないとも限らない。ようするに、権力批判を封じ込めるための方便につかわれる危険性があるってことだ。
実際、国家公安委員長の煮え湯じゃなかった二之湯君が、「閣僚または国会議員を侮辱した方は逮捕される可能性がありますか」という質問に、こんな答弁をしている。
「侮辱罪を犯した者が逮捕される可能性はまだ残っているということでございます」
てことは、「侮辱罪」を利用することで権力批判は容赦なく逮捕して、言論弾圧することだって可能になるってことだ。
先週の委員会で
— YOKO🕊#StopTheWar (@granamoryoko18) May 1, 2022
一番びっくらこいた場面・・・・
二之湯国家公安委員長(警察行政のトップ)は
「お気持ち」で
「逮捕するかしないか」決めてしまうらしい・・・・・
ネットの誹謗中傷対策とか言ってるが
その対策にはなっておらず
言論の萎縮効果だけは増す悪法ですよ、これ#侮辱罪厳罰化 pic.twitter.com/1qvbCHPsLr
これほどの問題をはらんだ法案について、メディアがまったくスルーしてるってのはどう考えても解せない。本来なら、キャンペーン張ってでも法案阻止に動きべきなのに、いったい何やってるのかねえ。報道の自由度ランキングが世界71位になりました、なんてことを他人事のように報道してる場合じゃありませんよ、ったく。
侮辱罪を厳罰化する刑法改正案。岸田内閣の支離滅裂な国会答弁を聞く限り、権力批判を抑え込む言論弾圧に悪用される恐れが高い。提案型野党を掲げる立憲民主党もさすがに批判を強めている。波静かなまま国会が終われば参院選は勝負にならない。野党の奮起を期待したい。https://t.co/nV9gWsrUP2
— 鮫島浩✒️政治ジャーナリスト SAMEJIMA TIMES (@SamejimaH) May 7, 2022
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