「要配慮支出」を「公開方法工夫支出」に言い換え・・・自民党国語辞典の奇々怪々!!
与野党の思惑が入り乱れて、一向に前に進む気配がないのが政治資金規正法改革案だ。そんな混乱状態にあって、自民党がなんとも複雑怪奇な文言を法案に入れてきた。名付けて、「公開方法工夫支出」ときたもんだ。
・要配慮支出→公開方法工夫支出に変更 自民が法案提出 規正法再改正
その昔、国鉄の民営化の際に、新たな愛称として「E電」なんてのがあったが、それに匹敵するほどの訳の分かんない文言なんだね。
アンポンタン総理も国会答弁で、
「私も、最初、何のことだかよく分からなくて、漢字で書いてみたらこういうことなのねと。要は配慮を必要とする支出という意味だが、もう、そうとしか言いようがない」
ってモゴモゴ言ってるように、その意味するところは「政治資金収支報告書で支出先など一部を非公表にできる支出」のことなんだとか。
ようするに、これまで「要配慮支出」って呼んでいたものの言い換えなんだけど、「裏金」を「還付金」と言い変えたのと同じで、その内実を知られたくないための悪知恵ってことなのだ。
「領収書は公開せず支出額の上限も設けない」ってことだから、一口で言ってしまえば「抜け道」を作ったこと。
それにしても、「公開方法工夫支出」とはねえ。「物は言いよう」とはよく言ったものだと呆れる週末の朝である。
隠してきたから(そして経緯などをまだ隠しているから)言われる。
— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) December 12, 2024
党幹部は「要配慮(支出)だと何か隠そうとしているのではないかと言われる」
「要配慮支出→公開方法工夫支出に変更 自民が法案提出 規正法再改正」https://t.co/L8cQT4uqP9
政策活動費廃止と言いながら、「要配慮支出」→「公開方法工夫支出」と名を変え非公開部分の温存をとあがく自民党。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) December 11, 2024
企業・団体献金の禁止も「憲法に抵触」などと強弁し拒み続ける。
反省のなさとともに、金権政治継続への執着に驚き呆れる。それが自民党の存在意義ゆえか。https://t.co/5Rgg5f2YNB
自民党、またおかしな言葉を生み出した。「公開方法工夫支出」、何だこれ? 政治資金規正法改革案で、一部の支出について領収書は公開せず支出額の上限も設けないための「案」だという。もうヤツラの悪知恵にはほとほと呆れる。それにしても「自民党語辞典」は、悪だくみ言葉でいっぱいだ。
— 鈴木 耕 (@kou_1970) December 12, 2024
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