単なる情報漏洩事件ではない! 内部告発者の逮捕と情報源秘匿の侵害というふたつの深刻な問題を抱える鹿児島県警の闇!!
鹿児島県警を定年退職した生活部長による情報漏洩事件は、ノンキャリアとキャリアの確執なんて話に矮小化しようとする動きがあるようだけど、実はとんでもなく深い鹿児島県警の闇がその根底にあるってことを忘れてはいけない。
そもそもは、鹿児島県警の隠蔽体質を告発しようとしたのが事の発端なんだが、ではなぜそれが前生活部長によるものという事実を鹿児島県警は掴んだのか。
どうやら、鹿児島県警の捜査上の不祥事を報道していた調査報道サイト「ハンター」にガサが入って、その際に告発文が見つかったのがスタートなんだとか。その内容を知った鹿児島県警は、これはまずいと思ったんだろう。隠蔽されたとされる事件を立件。併せて、告発者である前生活部長を情報漏洩で逮捕したというわけだ・
別件事件捜査→調査報道センターに家宅捜査→告発文発見→盗撮を立件→情報漏洩で前生活部長逮捕
てことは、内部告発者の逮捕と情報源秘匿の侵害というふたつの深刻な問題が、情報漏洩事件には代えてるってことなのだ。
だいたい、情報漏洩で逮捕された生活部長って、ノンキャリアとしては出世の頂点である警視正なんだよね。鹿児島県警の幹部なわけで、そうした人物が逮捕されるといこと自体、異例中の異例で、この告発がいかに鹿児島県警にとって厄介なものであるか想像がつこうというものだ。
情報漏洩事件は鹿児島県警の隠蔽体質だけでなく、報道に対する圧力という極めて深刻な問題も抱えていることにもっと注意を払うべきだろう。
・鹿児島県警の情報漏えい事件 記者に郵送した内部文書の内容が発覚 3つの不祥事が記載され「闇を暴いてください」 さらに「前の刑事部長が『静観しろ』と指揮」
・鹿児島県警「本部長の犯罪隠蔽」に「失望した」元警視正の“告発” 内部資料送られたジャーナリストが訴える「ずさん捜査」
これ大問題、鹿児島県警が報道機関を家宅捜査したことは許されるべきではないよ
— 道上 (@michigamiakira) June 8, 2024
権力の暴走を許すことになる
徹底批判が求められる https://t.co/bM0H3X5JcJ
報道機関に警察が捜索に入って取材資料を差し押さえ、それを端緒に、報道機関の取材源を特定して逮捕する、などということは、言論の自由を保障する民主主義国ではありえない。この社会における公共情報の流通を大きく萎縮させかねないから、鹿児島県警がやったことを前例にしてはならない。
— 奥山俊宏 (@okuyamatoshi) June 9, 2024
なぜ鹿児島県警は、調査報道会社HUNTER(ハンター)を強制捜査したのか。
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) June 8, 2024
小笠原氏はハンターの記事で「別の情報漏洩事件を調べる過程で隠蔽事案3件が筆者とハンターに知られていることを察知した県警が、記事化に先手を打つ形で立件したとみられる」と書いている。… https://t.co/BFR5xTcMg5
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